千代田区でフリースクールを探している方へ。この記事では、東京都が公開している助成対象施設の一覧と各施設の公式サイトを突き合わせて、運営・所在地・対象年齢・料金まで確認できた千代田区 フリースクールを紹介します。
水道橋・御茶ノ水・秋葉原・飯田橋の区内8か所と、高田馬場・日本橋の隣接区2か所です。順位づけやランキングではなく、同じ4項目をそろえた一覧です。
あわせて、都の補助金として最大で月2万円まで支給される利用料助成、千代田区独自の上乗せがあるのかどうか、区が運営する「はくちょう教室」と神田一橋中学校のチャレンジクラスについても、公式情報だけを根拠にまとめました。
自己紹介が遅れました。小幡和輝です。約10年間の不登校を経験し、当時の僕を支えてくれた場所がフリースクールでした。いまはそれを運営する側として、本を書いたり、2000人以上の子どもたちとご家庭に関わっています。
千代田区のフリースクールと支援の状況
東京都の調査では、都内の公立小中学校の不登校の児童生徒は2024年度(令和6年度)に31,335人(小学生13,296人・中学生18,039人)でした。3万人を超える水準が続いています。[1]
千代田区の区立学校では、2024年度(令和6年度)の不登校は82人(小学校34人・中学校46人・九段中等教育学校後期課程2人)でした。区の教育委員会は報告書の中で、速報値としながら「減少傾向にある」と評価しています。[2]
人数が少なく見えるのは、千代田区が23区で最も人口の少ない区だからです。それでも毎年80人前後の子が、教室以外の居場所を必要としています。
一方で、千代田区はフリースクールの数が人口の割にとても多い区です。東京都のフリースクール等利用者支援事業の2025年度(令和7年度)対象施設一覧(2026年3月末時点)には、千代田区の施設が15件載っています。[5]
水道橋・御茶ノ水・秋葉原・飯田橋という乗り換え駅の周りにオフィス街のビルを使った施設が集まっていて、区外から通う子も多い地域です。この記事では、そのうち小中学生が日中通う場所として公式サイトで4項目を確認できた8か所を載せています。
補助金は都の月2万円まで。千代田区独自の上乗せは2026年9月時点でなし
先に結論を書くと、千代田区在住の家庭が使えるフリースクールの利用料の補助金は、東京都の「フリースクール等利用者支援事業」の1本です。
- 東京都フリースクール等利用者支援事業 都内在住で、フリースクール等に通う不登校の小中学生の保護者が対象です。利用料に対して、補助金として最大で月2万円まで支給されます。入会金や施設維持費、教材費は対象外です。2026年度(令和8年度)の申請は2026年5月27日から2027年2月12日までで、3か月ごとの利用状況報告のあとに支給されます。[3]
- 千代田区独自の利用料助成 港区・荒川区・北区のように区が独自に上乗せする制度は、2026年9月時点で千代田区の公式サイトと都の不登校支援ポータルの千代田区ページに見当たりません。区の就学援助もフリースクールは対象外と明記されています。都の助成のみと考えておいてください。[4]
申請の様式・受付期間・必要書類は年度ごとに変わります。制度の詳しい条件と申請先は、記事末の出典に挙げた東京都のページで確認できます。
都の補助金を実際にどう申請するか、千代田区の家庭がフリースクールの活動レポートで出席扱いを認められた実例は、こちらの記事で手続きの順番つきで解説しています。この記事では施設の一覧に絞ります。
>>【実例あり】千代田区で不登校の出席扱いが認められた方法。東京都の補助金月2万円も併用できます
区が運営する「はくちょう教室」と、校内の支援室・チャレンジクラス
民間のフリースクールとは別に、千代田区には区が運営する場所があります。区は2026年度(令和8年度)の不登校対策を5つの柱で整理していて、その中にフリースクール等民間施設との定期的な情報交換会も含まれています。[6]
- はくちょう教室(教育支援センター) 区立小中学校・九段中等教育学校前期課程に在籍する子と、区内在住の小中学生が対象です。場所は神田須田町1-4-4のPMO神田須田町2・3階で、淡路町駅・小川町駅から徒歩1分、神田駅から徒歩5分です。月〜金曜の10時から15時に、個別学習と軽いスポーツ、植物栽培、相談対応を行っています。小学校用と中学校用の教室、個別学習室、フリースペースが分かれているのが特徴です。申し込みは在籍校に相談したうえで保護者が教室(03-3256-8446)に連絡し、見学と面談を経て決めます。費用の記載は公式ページにありません。[8]
- 校内教育支援センター(スペシャルサポートルーム) 自分のクラスに入りづらい子が落ち着いた空間で自分のペースで過ごせる部屋を、区内のすべての学校内に置いています。教科や状況に応じて、学級から配信されるオンライン授業を一人一台端末で受けることもできます。[7]
- 神田一橋中学校チャレンジクラス 2026年度に新しく始まった、不登校の生徒のための少人数学級です。年間30日以上欠席している生徒のほか、30日未満でも断続的な不登校や不登校の傾向がある生徒が対象です。ゆとりある時間割で、正規の教員が専任の担任になり、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーも関わります。問い合わせは指導課(03-5211-4286)か神田一橋中学校(03-3265-5961)です。[7]
- バーチャル・ラーニング・プラットフォーム 3Dのメタバース空間にアバターで入り、自学自習のWeb教材やプログラミング教材を使える東京都の仕組みで、区立学校に在籍する小中学生が対象です。家から出るのがまだ難しい時期の選択肢として、学校を通じて相談できます。[7]
相談の入口は、神田司町2-16の神田さくら館6階にある教育相談です。区内在住・在学の幼児から高校生までとその保護者が対象で、無料です。月〜金曜は10時から18時、土曜は9時から17時に、相談専用電話03-3256-8140で受け付けています。[9]
教育支援センターとフリースクールの違い、通い方と出席扱いの関係は、こちらの記事で解説しています。
>>教育支援センター(適応指導教室)とは?通い方・費用・出席扱いをわかりやすく解説
フリースクールでの学びは出席扱いになりうる
フリースクールでの活動は、在籍校の校長が認めれば指導要録上の出席扱いになる場合があります。根拠は文部科学省の通知で、学校とフリースクールが連携していること、学習の状況が学校に伝わることなどが判断の材料になります。[10]
東京都の助成対象施設は、通所状況を在籍校に毎月報告できることが要件のひとつになっています。都の一覧に載っている施設は、学校との連携の下地があると考えることができます。
ただし判断するのはあくまで在籍校の校長で、個々のケースごとに決まります。見学のときに、在籍校への報告をどんな形でしてもらえるかを聞いてみてください。出席扱いの要件の中身は、こちらの記事にまとめています。
>>「不登校でも出席扱いに?」文部科学省の通知で出席扱いになる3つの要件を徹底解説
まだ外に出るのが難しい、近くに通える場所がないという方へ
千代田区は施設の数こそ多いのですが、どこも駅前のオフィス街のビルの中にあります。通勤の人混みの中を通って施設まで行くこと自体が、いまは負担というお子さんもいます。学校に行きづらくなった直後は、家から出るエネルギーそのものがまだ戻っていない時期があるからです。
「選択肢は多いのに、どこにも行けない」という状況は実際に起こりますし、それはご家庭の努力不足ではありません。この段階で通う場所を無理に決める必要はありません。
そういうときの選択肢として、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」があります。ネットの先生(担任)が一人ひとりに伴走し、自宅から自分のペースで学べます。2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちを支えてきました。
一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになる仕組みも整っています。学習AIがヒントを出しながら一緒に考えてくれて、学習以外に使えないフィルタリング設定があるので、ゲームや動画が心配なご家庭でも使いやすいです。
千代田区のフリースクール一覧(エリア別)
千代田区内で公式サイトから運営・所在地・対象年齢・料金を確認できた施設を8か所、隣接区にあって千代田区から通いやすい施設を2か所紹介します。順位をつけたものではありません。
料金は執筆時点の公式サイトの記載で、税込・税別の表記がそろっていないものがあります。公式に確認できなかった項目は「要お問い合わせ」としています。通う前には必ず各施設に直接ご確認ください。
水道橋: 高卒支援会フリースクール 水道橋キャンパス
高卒支援会フリースクール 水道橋キャンパス
運営: 認定NPO法人高卒支援会
所在地: 千代田区神田三崎町2-2-15 Daiwa三崎町ビル503
対象年齢: 小学生〜中学生(中学生以下のフリースクールコース。高校生・20代の支援も同じ法人が行っています)
料金: 登録手数料132,000円/年と保険料7,040円/年が別途。月額は週1回20,000円・週2〜3回27,000円・週4回33,000円・週5回40,700円
JR・都営三田線の水道橋駅からすぐの教室で、平日の9時30分から17時まで開いています。不登校や引きこもりの支援を長く続けてきた認定NPO法人の運営です。
週4回・週5回のコースは水道橋教室で受けられ、週1〜3回は新宿・池袋・渋谷の教室からも選べます。中学卒業後に通信制高校のサポートへ続けられる体制があり、家庭訪問の支援も行っています。兄弟姉妹が在籍している場合の割引もあります。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
御茶ノ水: アノネエレメンタリースクール お茶の水校
アノネエレメンタリースクール お茶の水校
運営: 株式会社グランドメソッド
所在地: 千代田区神田駿河台4-4-5 駿河台スピックビルB1階
対象年齢: 小学1年生〜6年生
料金: 入学金0円(保険料が年220円)。月額は週4日コース105,600円(授業料99,000円+諸経費6,600円)・週5日コース132,000円(授業料123,750円+諸経費8,250円)
JR御茶ノ水駅の聖橋口と千代田線の新御茶ノ水駅から、どちらも徒歩2分。不登校の小学生のための平日型のスクールです。週4日コースは月〜木曜、週5日コースは月〜金曜の9時から14時30分に開いています。
一人ひとりの個別カリキュラムで進める基礎学習に、プロジェクト学習と、畑や水泳、オーケストラ、お笑い、登山といった体験活動を組み合わせています。毎日通う前提の料金なので、月額は区内でも高めですが、小学生が日中をまるごと過ごせる場所として設計されています。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
>>小学生の不登校は約43人に1人|低学年・高学年で違う原因と、親ができる7つの対応【2026年最新】
秋葉原: みらいゲート秋葉原
みらいゲート秋葉原
運営: 株式会社学研ココファン・ナーサリー
所在地: 千代田区神田須田町1-25 JR神田万世橋ビル2階
対象年齢: 小学1年生〜6年生
料金: 入会金33,000円、月額基本料12,100円。利用料は午前のみ5,390円・午後のみ8,690円・終日13,090円(いずれも税込)
JR神田駅と秋葉原駅の間、神田万世橋ビルの2階にある学研グループの小学生向けのスクールです。月〜金曜の9時30分から17時30分まで開いていて、午前だけ・午後だけ・終日と、その日の体調に合わせて利用時間を選べるのが最大の特徴です。
月額基本料と利用料が分かれているので、まずは週1日の午前だけから始めて、慣れてきたら日数を増やす、という使い方ができます。問い合わせは03-5289-0281です。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
飯田橋・九段下: ギフテッド特性ある子のためのフリースクール Lagoon
ギフテッド特性ある子のためのフリースクール・個別指導 Lagoon
運営: 株式会社Lagoon
所在地: 千代田区飯田橋1-6-9 THE CITY 九段下3階(2026年10月から千代田区六番町11-7 AHKS ATRIUM 202号室へ移転と公式サイトに記載)
対象年齢: 小学1年生〜高校生
料金: 入会金33,000円、1回9,900円、在籍管理費が月5,500円(いずれも税込。個別指導を受講する場合は在籍管理費なし)
九段下駅と飯田橋駅からどちらも徒歩4分の教室で、2024年6月に設立された会社が運営しています。知的な特性が強く、学校の授業が退屈で登校を渋るようになった子や、同級生と話が合わずに居場所を失った子を対象にした、都内でも珍しい切り口のフリースクールです。
開いているのは月・火・木・金・土曜で、10時から11時が自習のデスクワークタイム、11時から14時がフリータイムです。1回ごとの料金なので、通う日数を自分で決められます。入会前に代表による有料のオンライン面談があります。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
飯田橋: トライ式中等部 飯田橋キャンパス
トライ式中等部 飯田橋キャンパス
運営: 株式会社トライグループ
所在地: 千代田区飯田橋1-10-3
対象年齢: 中学1年生〜3年生
料金: 要お問い合わせ
JR総武線の飯田橋駅3b出口から徒歩約5分。家庭教師のトライのグループが運営する中学生向けのフリースクールで、マンツーマンの学習サポートが特徴です。
通学と在宅を体調に合わせて切り替えられるので、週の途中で調子が変わりやすい子でも続けやすい仕組みです。同じキャンパスに高校生向けのトライ式高等学院があり、中学卒業後の進路まで見通せます。問い合わせは0120-919-439です。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
秋葉原・神田: N中等部 秋葉原キャンパス
N中等部 秋葉原キャンパス
運営: 学校法人角川ドワンゴ学園
所在地: 千代田区神田東松下町14 東信神田THビル2階
対象年齢: 中学1年生〜3年生
料金: 入学金110,000円。月額は週1日37,400円・週3日56,100円・週5日73,700円、設備管理費が月11,000円(いずれも税込)
都営新宿線の岩本町駅から徒歩3分、神田駅から4分、秋葉原駅から8分。N高等学校を運営する学園の中学生向けの通学コースで、月〜金曜の9時から18時に開いています。
プログラミングや動画制作などの創作、プロジェクト学習、教科の学習をキャンパスの仲間と進めるスタイルで、週1日から週5日まで通う日数を選べます。中学卒業後に同じ学園のN高・S高へ進む道もあります。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
水道橋: ベネッセ高等学院 中等部 水道橋キャンパス
ベネッセ高等学院 中等部 水道橋キャンパス
運営: 株式会社ベネッセコーポレーション
所在地: 千代田区神田三崎町2-21-11 お茶ゼミルータスビル内
対象年齢: 中学生(中学校に在籍したまま通う形です)
料金: 要お問い合わせ(学習スタイルや入会時期によって異なると公式サイトに記載)
JR中央・総武線と都営三田線の水道橋駅から徒歩3分。進研ゼミのベネッセが2025年に始めた通信制サポート校の中学生部門で、週3日か週5日の通学スタイルがあります。
さかのぼり学習ができるAI教材と2人の先生のサポートを組み合わせて、教科の遅れを取り戻すことに力を入れています。
出席扱い制度への対応をうたっていて、中学卒業後は同じ学院の高校部門への内部進学もできます。同じ水道橋エリアの高卒支援会と、性格の違う中学生向けの選択肢です。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
飯田橋: 飯田橋ホームスクール・サポートセンター(IHS)
飯田橋ホームスクール・サポートセンター(IHS)
運営: 要お問い合わせ(公式サイトに法人名の記載がありません。飯田橋ゼミナール内で受付)
所在地: 千代田区富士見2-12-17 2階
対象年齢: 私立小学校・私立中学校・私立高校に在籍する不登校の子(公立校在籍の子は対象外)
料金: 入会金165,000円、月会費33,000円(いずれも税込。個別指導の授業料を含み、超過分は別途)
東京メトロ飯田橋駅のB2b出口とJR飯田橋駅西口から徒歩2分。私立校に在籍したまま不登校になった子に限定した、珍しい仕組みの居場所です。私立小中学校の多い千代田区・文京区・新宿区の家庭にとっては、在籍校を続けながら通える数少ない選択肢になります。
月〜金曜の11時から17時に開いていて、プロ講師による完全1対1の90分授業でホームスクールを支えます。学習指導要領に沿って進めるか、個別の学習計画で進めるか、カリキュラムを決めずに過ごすかを選べます。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
千代田区から通いやすい隣接区の施設
千代田区は東西線・総武線・都営新宿線で新宿区側へ、銀座線・都営浅草線で中央区側へ乗り換えなしで出られます。それぞれの方向にある隣接区の施設を2か所補います。所在区を明記しています。
高田馬場(新宿区): 明光フリースクール 高田馬場校
明光フリースクール 高田馬場校
運営: 株式会社明光みらい
所在地: 新宿区高田馬場1-28-3 工新ビルディング4階
対象年齢: 不登校の小中学生(中学生が対象の目安で、小学生も入会できます)
料金: 週1回20,000円から
明光義塾の個別指導の考え方がベースの、小中学生対象のフリースクール。一人ひとりに寄り添った運営が特徴です。プログラミングやeスポーツといった新しい学び、体験ができる子どもたちの居場所です。
高田馬場駅から徒歩2分で、千代田区の飯田橋・九段下からは東西線で乗り換えなしです。コースは週1回・週3回・週5回から選べ、入会金は22,000円です。
明光フリースクールは開校からまもないため都の助成対象施設一覧にはまだ掲載されていませんが、学校の出席扱いや東京都の助成金の対象になった実績があります。
なお、この記事を掲載しているメディアは明光フリースクールが運営しています。自社の施設なので詳しく書けている部分がありますが、順位づけの意図はありません。校舎の詳細や見学の申し込みは校舎ページをご覧ください。
日本橋(中央区): 適応指導・学習支援教室 まほろび 日本橋
適応指導・学習支援教室 まほろび 日本橋
運営: 特定非営利活動法人まほろび
所在地: 中央区日本橋堀留町1-5-7 ユービル3階
対象年齢: 小学生〜(高校生以上の受け入れもあり。学年の下限は要お問い合わせ)
料金: 入室金250,000円(教材費・施設維持費を含む)、月謝は小中学生45,000円・高校生以上38,000円(いずれも税込)
日比谷線・都営浅草線の人形町駅などから歩ける日本橋の教室で、千代田区の神田・秋葉原側から近い場所です。2021年に東京都の認証を受けたNPO法人が運営していて、不登校や学業不振、発達の特性など子どもごとに違う課題に合わせた指導を掲げています。
平日の10時から19時まで開いていて、教育相談と見学、最大2回の体験入室を経て入室を決める流れです。入室金には教材費と施設維持費が含まれ、家庭訪問などの追加費用はかからないと公式サイトに書かれています。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
掲載していない施設について
千代田区内で名前が挙がる施設のうち、この記事に載せなかったものもあります。東京都の助成対象施設一覧には千代田区の施設が15件載っていますが、そのうち発達支援の個別指導教室や大学受験の予備校、1対1の学習塾は、日中を過ごすフリースクールとは性格が違うと判断して一覧には入れていません。
秋葉原と四ツ谷には、教室への登校とオンライン学習を組み合わせた形の施設もあります。御茶ノ水のインターナショナルスクールは不登校の子も受け入れていますが、公式サイトで対象や料金を確認できなかったため載せていません。
この記事は千代田区周辺の施設をすべて網羅したものではありません。新設や移転、料金の改定で情報が変わることがあるので、通う前には必ず公式サイトと直接の問い合わせで最新情報を確認してください。
隣の区には、区ごとの一覧記事があります。千代田区から通える範囲を広げたいときは、こちらから見てみてください。
>>中央区のフリースクールと補助金一覧。通える場所を地域で探せます【2026年最新】
>>文京区のフリースクールと補助金一覧。通える場所を地域で探せます【2026年最新】
千代田区を含む東京都全体の一覧はこちらの記事にまとめています。
>>東京都のフリースクールと補助金一覧。市区町村別に紹介します【2026年最新】
掲載のない地域にお住まいの場合も、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」なら地域を問わず自宅から利用できます。
ネットの先生(担任)が伴走し、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになった実績も多数あります。2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちをサポートしてきました。
まとめ。合うかどうかで選んでいい
フリースクールは、優劣ではなく「その子に合うかどうか」で選ぶものです。千代田区には、NPOが運営する水道橋の教室、毎日通う小学生向けの御茶ノ水のスクール、午前だけから使える秋葉原の場所、知的な特性に合わせた飯田橋の居場所と、性格の違う施設がそろっています。
中学生向けには、飯田橋・秋葉原・水道橋に3つの企業系のキャンパスがあり、私立在籍の子には専用の場所もあります。そこに高田馬場と日本橋の2か所を加えると、通う頻度も料金の幅もかなり広がります。
都の補助金として最大で月2万円まで支給される助成はありますが、区の上乗せはありません。区が運営する「はくちょう教室」やチャレンジクラスという公的な選択肢を知ったうえで、費用と相性で選ぶことが大事になります。
見学してから決めていいし、はくちょう教室と民間のフリースクールを並行して検討してもかまいません。
今日できる一歩として、この記事の一覧から、お子さんの最寄り駅から乗り換えなしで行ける施設を2つに絞ってみてください。千代田区の施設は水道橋・御茶ノ水・秋葉原・飯田橋の4駅に集まっているので、「どの駅なら一人で降りられそうか」で絞るほうが、地図で見るより早いです。
それだけで見学の問い合わせ文が書けます。文面は「不登校の中1の親です。見学はできますか。在籍校への出席の報告はどんな形でしてもらえますか」の3文で十分です。都の助成を使う予定なら、「東京都の利用者支援事業の対象施設ですか」と一言足すと、あとの申請で迷いません。
お子さんを責める必要も、ご自身を責める必要もありません。今日からできる小さな一歩を、一緒に探しましょう。
よくある質問
千代田区にフリースクールはいくつありますか?
東京都の2025年度(令和7年度)助成対象施設一覧(2026年3月末時点)に載っている千代田区の施設は15件です。この記事では、小中学生が日中通う場所として運営・所在地・対象年齢・料金を確認できた区内8か所と、高田馬場・日本橋の隣接区2か所を紹介しています。
千代田区でフリースクールの利用料の補助金はありますか?
あります。東京都のフリースクール等利用者支援事業で、都内在住の不登校の小中学生の保護者に、利用料に対して補助金として最大で月2万円まで支給されます。入会金や教材費は対象外です。区独自の上乗せ助成は、2026年9月時点で千代田区にはありません。
千代田区の「はくちょう教室」は誰が使えますか?
千代田区立の小中学校・九段中等教育学校前期課程に在籍する子と、区内在住の小中学生が対象です。場所は神田須田町1-4-4のPMO神田須田町2・3階で、月〜金曜の10時から15時まで開いています。申し込みは在籍校に相談したうえで保護者が教室(03-3256-8446)に連絡し、見学と面談を経て決めます。
出典
- 東京都「令和6年度都内公立学校児童生徒の問題行動・不登校等の実態」(2025年10月30日) ページ 本文へ戻る
- 千代田区教育委員会「令和7年度 教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価(令和6年度分)報告書」(2025年10月) PDF 本文へ戻る
- 東京都生活文化局「東京都フリースクール等利用者支援事業」 ページ 本文へ戻る
- 東京都「TOKYO多様な学びの場・居場所ナビ 千代田区」 ページ 本文へ戻る
- 東京都「令和7年度 東京都フリースクール等利用者支援事業(助成金)児童生徒通所施設一覧」(令和8年3月末時点) PDF 本文へ戻る
- 千代田区「千代田区の不登校対策」 ページ 本文へ戻る
- 千代田区教育委員会「令和8年度 不登校対策リーフレット」(2026年4月) PDF 本文へ戻る
- 千代田区「はくちょう教室」 ページ 本文へ戻る
- 千代田区「教育相談」 ページ 本文へ戻る
- 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」 ページ 本文へ戻る
