江戸川区でフリースクールを探している方へ。この記事では、江戸川区内で公式サイトから実在と内容を確認できたフリースクール5か所と、近隣の江東区からの選択肢1か所を、順位をつけずに紹介します。あわせて、東京都の利用料助成(月額上限2万円)と江戸川区の公的な不登校支援もまとめました。
先にお伝えすると、江戸川区は西葛西駅の周辺だけで3つのフリースクールに通える、都内でも施設に恵まれた地域です。南部の瑞江・篠崎方面にも施設があり、東京都の助成(補助金として最大で月2万円まで)を使えば、利用料の負担を軽くできます。
自己紹介が遅れました。小幡和輝と申します。僕は不登校の元当事者です。約10年間学校に行かず、フリースクールで学びました。現在は不登校の専門家として、本の執筆や講演をしながら、2000人以上の子どもたちとご家庭をサポートしています。
江戸川区のフリースクールと補助金の状況
東京都の調査では、令和6年度の都内公立小中学校の不登校児童生徒数は31,335人(小学校13,296人・中学校18,039人)でした。どの学校にも、教室に通っていない子が当たり前にいる状況です。
東京都の助成金(月額上限2万円)
都内在住の小中学生がフリースクール等に通う場合、「東京都フリースクール等利用者支援事業」で利用料の助成を受けられます。
- 助成額 児童・生徒1人につき月額上限20,000円(入会金・教材費・施設維持費などは対象外)
- 対象 都内在住の不登校の小中学生の保護者。収入制限はありません
- 対象施設 都に登録された施設。対象施設の一覧が公開されていて、江戸川区内ではフリースクールリンカーン瑞江校とPA.Labの2施設が掲載されています(令和7年度2Q時点)
事業の詳細: 東京都の助成金(月額上限2万円)の公式ページ
対象施設一覧(令和7年度): 東京都の助成金(月額上限2万円)の公式ページ
年度ごとに申請期間や要件が変わるため、最新情報は必ず公式ページでご確認ください。
江戸川区独自の支援
江戸川区には、都の助成に上乗せする区独自のフリースクール利用料補助は、公式サイトでは確認できませんでした(2026年9月時点)。そのかわり、区は無料で使える公的な学びの場と相談先を幅広く用意しています。
- みらいサポート教室 区の教育支援センター。ふなぼり・こいわ・しのざき・にしかさい・みなみかさい・ひらいの6教室があり、月〜金の9時〜16時30分に学習支援や個別面接を受けられます
- バーチャルえどがわサポートルーム 3D仮想空間の中で気軽に支援を受けられる、家から参加できる居場所です(電話 03-5662-7722)
- 教育相談室 グリーンパレス・西葛西・南篠崎の3か所で対面・電話相談ができます(グリーンパレス 03-5662-7204)
- 共育プラザのユースサポート登録 不登校の中高生がユースソーシャルワーカーのサポートを受けながら、自分のペースで過ごせます
江戸川区の不登校支援リーフレット: 江戸川区独自の支援の公式ページ
東京都の不登校ポータル(江戸川区のページ): 江戸川区独自の支援の公式ページ
東京都全体のフリースクールと補助金はこちらの記事にまとめています。
>>東京都のフリースクールと補助金一覧。市区町村別に紹介します【2026年最新】
フリースクールでも出席扱いになる可能性があります
フリースクールでの学びは、一定の要件を満たし在籍校の校長が認めれば、指導要録上の出席扱いになる可能性があります。文部科学省が通知で認めている全国共通の仕組みで、最終的な判断は在籍校の校長が行います。
江戸川区での出席扱いの進め方は、実例つきでこちらの記事で詳しく解説しています。
>>【実例あり】江戸川区で不登校の出席扱いが認められた方法。東京都の補助金月2万円も併用できます
まだ外に出るのが難しい、近くに通える場所がないという方へ
一覧の前に、ひとつだけ知っておいてほしい選択肢があります。
江戸川区は施設のある地域ですが、それでも「電車やバスで通うのはまだ難しい」「家から出るエネルギーがそもそもない」という時期の子はたくさんいます。それはご家庭の努力不足ではありません。
そういう時期の選択肢として、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」があります。ネットの先生(担任)が伴走してくれて、自宅から自分のペースで学べます。
2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちを支えてきました。一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになる仕組みも整っています。
学習AIがヒントを出しながら一緒に考えてくれて、学習以外に使えないフィルタリング設定もあります。
詳細はこちら: クラスジャパン小中学園
江戸川区のフリースクール一覧
江戸川区内の施設を中心に、近隣の区からアクセスしやすい施設もあわせて紹介します。順位をつけたものではありません。
明光フリースクール 西葛西校
明光フリースクール 西葛西校
運営: 株式会社明光みらい
所在地: 江戸川区西葛西6-10-14 正栄ビル202
料金: 週1回20,000円から
明光義塾の個別指導の考え方がベースのフリースクールで、一人ひとりに寄り添った運営が特徴です。プログラミングやeスポーツといった新しい学び、体験ができる子どもたちの居場所です。
東西線の西葛西駅から徒歩1分で、雨の日でも通いやすい立地です。開校からまもないため都の対象施設一覧にはまだ掲載されていませんが、学校の出席扱いや東京都の助成金の対象になった実績があります。
なお、この記事を掲載しているメディアは明光フリースクールが運営しています。自社の施設なので詳しく書けている部分がありますが、順位づけの意図はありません。校舎の詳細や見学の申し込みは校舎ページからどうぞ。
フリースクール PA.Lab
フリースクール PA.Lab(ピーエーラボ)
運営: 要お問い合わせ
所在地: 江戸川区西葛西2-4-23 デュオコート西葛西B1F
対象年齢: 小学生〜高校生
料金: 要お問い合わせ(登校日数に応じたプラン制)
「楽しいから学び、成長する」をコンセプトに、遊びやゲームを入り口にして学びにつなげるフリースクールです。ICT教材「すらら」での基礎学習にも対応し、平日9時30分〜15時に開所しています。東京都の利用者支援事業の対象施設一覧にも掲載されています。
フリースクールリンカーン 瑞江校
フリースクールリンカーン 瑞江校
運営: 株式会社Lincoln
所在地: 江戸川区南篠崎町2-51-5 スタッグハイム1F
対象年齢: 小学生・中学生
料金: 月額33,000円(月1回でも毎日通っても同額)
都営新宿線の瑞江駅から徒歩6分のフリースクール。月〜金の10時〜14時30分に開所していて、毎日通う・週数日だけ・学校と併用など通い方を自由に選べます。東京都の対象施設一覧にも掲載されていて、助成が認められれば実質負担を抑えられます。江東区に亀戸校もあります。
MAPLAZA(マップラザ)
MAPLAZA(マップラザ)
運営: 要お問い合わせ
所在地: 江戸川区西葛西5-5-7 STYビル
対象年齢: 小中学生(高校生向けの通信制高校サポート校も併設)
料金: 月額25,000円(週1回)から
西葛西駅近くのフリースクール・通信制高校サポート校です。勉強を無理に詰め込むのではなく、家と学校以外の「サードプレイス」としてのんびり過ごせる雰囲気を大切にしていて、信頼関係をつくってからの個別カウンセリングを支援の中心にしています。
フリースクール FREE
フリースクール FREE
運営: 株式会社エスポワール
所在地: 江戸川区西小松川町31-8
対象年齢: 要お問い合わせ
料金: 要お問い合わせ
「自分らしくいていい」をコンセプトにした、区の中西部・西小松川町の居場所型フリースクールです。月〜金の8時40分〜17時と朝から夕方まで開いているのが特徴で、希望すればお弁当(別料金)や送迎(片道300円)も利用できます。
トライ式中等部 豊洲キャンパス(江東区・近隣の選択肢)
トライ式中等部 豊洲キャンパス
運営: 株式会社トライグループ
所在地: 江東区豊洲5-5-20 EARTHWIND TOYOSU BLDG. 2F
対象年齢: 中学1年生〜中学3年生
料金: 要お問い合わせ
家庭教師のトライのグループが運営する中学生対象のフリースクールで、豊洲駅から徒歩2分です。通学型・在宅型・オンライン型を組み合わせられて、東京都の対象施設一覧にも掲載されています。江戸川区の葛西方面からはバスや電車でアクセスできます。
トライ式中等部 豊洲キャンパス(江東区・近隣の選択肢)の公式サイト
掲載していない施設について
江戸川区内には、このほかにも学びの場や居場所があります。ただ、公式サイトで運営や所在地、料金などが確認できなかった施設や、現在通塾生の募集を止めている施設は、正確さを優先して掲載していません。
フリースクールは新設や移転で情報が変わりやすいので、通う前に必ず公式サイトと直接の問い合わせで最新情報を確認してください。公的な選択肢としては、先ほど紹介した区のみらいサポート教室(6教室・無料)があり、教育相談室に相談できます。
掲載のない地域にお住まいの場合も、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」なら地域を問わず自宅から利用できます。
ネットの先生(担任)が伴走し、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになった実績も多数あります。
2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちをサポートしてきました。
クラスジャパン小中学園
まとめ。フリースクールは合うか合わないかで選ぶもの
フリースクールに優劣はありません。あるのは、その子に合うか合わないかだけです。江戸川区は西葛西エリアだけでも複数の施設があるので、2〜3か所を並行して見学して、子ども本人が「ここなら行ってもいい」と感じる場所を選んで大丈夫です。
今日できる一歩をひとつ挙げるなら、気になった施設に「保護者だけの見学はできますか」と1件だけ問い合わせてみてください。ほとんどの施設は保護者だけの相談から受け付けているので、子どもをどう連れて行くかはまだ考えなくて大丈夫です。
「うちの場合はどう進めればいい?」という段階でも大丈夫です。まずは話を聞いてみるだけでも、気持ちが少し軽くなるはずです。
よくある質問
江戸川区にフリースクールはありますか?
あります。この記事では公式サイトで実在を確認できた区内5か所(明光フリースクール西葛西校、PA.Lab、フリースクールリンカーン瑞江校、MAPLAZA、フリースクールFREE)と、近隣の江東区の1か所を紹介しています。特に西葛西駅の周辺には3施設が集まっています。
江戸川区でフリースクールの利用料の補助金はありますか?
東京都の「フリースクール等利用者支援事業」で、都内在住の不登校の小中学生1人につき月額上限2万円の助成を受けられます。収入制限はありません。
江戸川区独自の上乗せ補助は2026年9月時点で確認できませんでしたが、区のみらいサポート教室(6教室)やバーチャルえどがわサポートルームは無料で利用できます。最新情報は都と区の公式サイトでご確認ください。
フリースクールに通うと学校の出席扱いになりますか?
一定の要件を満たせば、在籍校の指導要録上の出席扱いになります。文部科学省の通知で認められている全国共通の仕組みで、在籍校の校長が判断します。まずは在籍校の担任か江戸川区の教育相談室に相談してみてください。
