墨田区でフリースクールを探している方へ。この記事では、東京都が公開している助成対象施設の一覧と各施設の公式サイトを突き合わせて、運営・所在地・対象年齢・料金を確認した墨田区 フリースクールを、京島・押上・横川・錦糸町の区内5か所と、総武線や東西線で通える近隣区の3か所に分けて紹介します。
順位づけやランキングではなく、同じ4項目をそろえた一覧です。あわせて、都の補助金として最大で月2万円まで支給される利用料助成、墨田区独自の上乗せがあるのかどうか、2024年11月に横川にできた区の教育センターのステップ学級・サポート学級、桜堤中学校のチャレンジクラスについても、公式情報だけを根拠にまとめました。
自己紹介が遅れました。小幡和輝と申します。僕は不登校の元当事者です。約10年間学校に行かず、フリースクールで学びました。現在は不登校の専門家として、本の執筆や講演をしながら、2000人以上の子どもたちとご家庭をサポートしています。
墨田区のフリースクールと支援の状況
東京都の調査では、都内の公立小中学校の不登校の児童生徒は2024年度(令和6年度)に31,335人(小学生13,296人・中学生18,039人)でした。3万人を超える水準が続いています。[1]
墨田区については、2026年1月の区の青少年問題協議会で、教育委員会の事務局が区内の不登校の児童生徒を「約500名」と説明しています。
同じ会議の資料では、2024年度の不登校の児童生徒数は前の年度より減ったこと、区の教育支援センターで支援を受けたのは69人(サポート学級30人・ステップ学級39人)だったことも報告されました。
不登校の子のうち、区の教室につながっているのは約1割という計算になります。残りの9割の家庭にとって、民間のフリースクールや自宅での学びをどう組み合わせるかが現実的なテーマです。[5]
東京都のフリースクール等利用者支援事業の2025年度(令和7年度)対象施設一覧(2026年3月末時点)に載っている墨田区の施設は4件です。[4]
4件とも公式サイトで所在地と対象を確認できたので掲載し、都の一覧には載っていないものの公式サイトで料金まで確認できた押上の1か所を加えて、区内の一覧を5か所にしました。
場所を見ると、北部の京島に1か所、スカイツリーの足元の押上・横川に2か所、南部の錦糸町に2か所です。錦糸町の2か所はどちらも中学生向けなので、小学生が通える区内の場所は北寄りの3か所に限られます。
そこで、錦糸町から総武線で1駅の亀戸、3駅の秋葉原、東西線の西葛西にある施設を、所在区を明記したうえで3か所補いました。
補助金は都の月2万円まで。墨田区独自の上乗せは2026年9月時点でなし
先に結論を書くと、墨田区在住の家庭が使えるフリースクールの利用料の補助金は、東京都の「フリースクール等利用者支援事業」の1本です。
- 東京都フリースクール等利用者支援事業 都内在住で、フリースクール等に通う不登校の小中学生の保護者が対象です。利用料に対して、補助金として最大で月2万円まで支給されます。入会金や施設維持費、教材費は対象外です。2026年度(令和8年度)の申請は2026年5月27日から2027年2月12日までで、利用実績を都に報告したあとに支給されます。[2]
- 墨田区独自の利用料助成 隣の葛飾区(月上限1万円)や足立区(月上限2万円)のように区が独自に上乗せする制度は、2026年9月時点で墨田区の公式サイトと都の不登校支援ポータルの墨田区ページに見当たりません。都の助成のみと考えておいてください。[3]
申請の様式・受付期間・必要書類は年度ごとに変わります。制度の詳しい条件と申請先は、記事末の出典に挙げた東京都のページで確認できます。
都の補助金を実際にどう使うか、墨田区の家庭がフリースクールの活動レポートで出席扱いを認められた実例は、こちらの記事で手続きの順番つきで解説しています。この記事では施設の一覧に絞ります。
>>【実例あり】墨田区で不登校の出席扱いが認められた方法。東京都の補助金月2万円も併用できます
区が運営するステップ学級・サポート学級と、校内別室・桜堤中のチャレンジクラス
民間のフリースクールとは別に、墨田区には区が運営する場所があります。2024年11月5日に横川5-7-4のすみだ保健子育て総合センター3階に「墨田区教育センター」が新しく置かれ、それまで別々だった教育相談室・ステップ学級・サポート学級がひとつの建物に集まりました。[8]
- 教育支援センター(ステップ学級・サポート学級) 墨田区立の小中学校を長期間欠席している小中学生が対象です。サポート学級は個別の学習支援と相談で自立した生活を支える学級、ステップ学級は個別学習に加えて小集団での活動を行う学級で、子どもの段階に合わせて分かれています。入級の相談は墨田区教育センター(03-3622-1128、平日9時から17時)です。時間割や費用は区の公式ページに記載がないので、相談のときに確認してください。[7]
- 校内別室(校内スモールステップルーム) 区立中学校の全校に置かれている校内の居場所です。学校には行けるけれど教室に入れない生徒の自主学習を、支援員がサポートします。在籍校の中にあるので、担任に「別室は使えますか」と聞くところから始められます。[6]
- 桜堤中学校のチャレンジクラス I組 堤通2-19-1の桜堤中学校に置かれた、不登校の生徒のための学級です。ゆとりのある生活時程の中で、正規の教員が各教科の授業を行います。利用するには桜堤中学校への転入の手続きが必要です。[6]
- すみだバーチャルサポートルーム 区立の小中学生が、自宅からアバターで仮想空間に入り、コミュニケーションやオンライン教材での自主学習ができる仕組みです。月〜木曜の13時から16時に開いています。外に出るのが難しい段階の入口になります。[3]
相談の入口は2つあります。不登校の相談全般は教育委員会の指導室(03-5608-6307、平日9時から17時)、心理士によるカウンセリングや教育支援センターへの入級は墨田区教育センター(03-3622-1128)です。
教育センターの中の教育相談室は土日も開いています。不登校の子を育てる保護者どうしが情報交換できる「子供の未来応援会」も、指導室が窓口です。[6]
教育支援センターとフリースクールの違い、通い方と出席扱いの関係は、こちらの記事で解説しています。
>>教育支援センター(適応指導教室)とは?通い方・費用・出席扱いをわかりやすく解説
フリースクールでの学びは出席扱いになりうる
フリースクールでの活動は、在籍校の校長が認めれば指導要録上の出席扱いになる場合があります。根拠は文部科学省の通知で、学校とフリースクールが連携していること、学習の状況が学校に伝わることなどが判断の材料になります。[9]
墨田区が公開している「不登校支援のつながり」の図では、フリースクールが学校と「出席状況等の共有」で連携する先として描かれていて、区立だけでなく都立・私立に通う子も使える場所と位置づけられています。[10]
また、東京都の助成対象施設は通所状況を在籍校に毎月報告できることが要件のひとつなので、都の一覧に載っている施設は学校との連携の下地がある、と考えることができます。ただし判断するのはあくまで在籍校の校長で、個々のケースごとに決まります。見学のときに、在籍校への報告をどんな形でしてもらえるかを聞いてみてください。
出席扱いの要件の中身は、こちらの記事にまとめています。墨田区での実例と手続きの流れは、先ほど紹介した墨田区の出席扱いの記事をご覧ください。
>>「不登校でも出席扱いに?」文部科学省の通知で出席扱いになる3つの要件を徹底解説
まだ外に出るのが難しい、近くに通える場所がないという方へ
墨田区のフリースクールは数が限られていて、あとで紹介するように、少人数で運営していて新規の募集を止めている施設もあります。両国や本所、八広、東墨田のあたりからは「区内なのに近いところがない」「近いところは空きがない」という状況が実際に起こります。
それはご家庭の努力不足ではありません。また、学校に行きづらくなった直後は、家から出るエネルギーそのものがまだ戻っていない時期があります。錦糸町の駅前の人混みやスカイツリー周辺の観光客の中を歩くこと自体が、いまは負担というお子さんもいます。この段階で通う場所を無理に決める必要はありません。
そういうときの選択肢として、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」があります。ネットの先生(担任)が一人ひとりに伴走し、自宅から自分のペースで学べます。
2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちを支えてきました。一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになる仕組みも整っています。
学習AIがヒントを出しながら一緒に考えてくれて、学習以外に使えないフィルタリング設定があるので、ゲームや動画が心配なご家庭でも使いやすいです。
墨田区のフリースクール一覧(エリア別)
墨田区内で公式サイトから実在と所在地を確認できた施設を5か所、近隣区にあって墨田区から通いやすい施設を3か所紹介します。順位をつけたものではありません。
料金は執筆時点の公式サイトの記載で、税込・税別の表記がそろっていないものがあります。公式に確認できなかった項目は「要お問い合わせ」としています。通う前には必ず各施設に直接ご確認ください。
京島: 誰でもフリースクール be you
誰でもフリースクール be you
運営: NPO法人あなたのSOGIE
所在地: 墨田区京島3-49-18
対象年齢: 小学1年生〜高校3年生
料金: 要お問い合わせ
区の北部、京島にあるNPO運営のフリースクールです。開室日は月曜(8時30分〜12時30分)と水曜・金曜(8時30分〜14時30分。水曜は12時30分に閉まる週があります)で、2026年10月からは土曜(11時〜16時)も開く予定と案内されています。
朝8時30分から開いているので、保護者の出勤の時間に合わせて送り出せるのが特徴です。公認心理師、看護師、スクールカウンセラー、不登校訪問支援カウンセラーといった専門のスタッフがいて、予約をすれば公認心理師や看護師のカウンセリングも受けられます。
学校に週2日通いながら週1日だけここに来る子、区のステップ学級と併用している子など、公式サイトに載っている利用例はさまざまで、必要なら保護者も一緒に過ごせます。入会の前に相談と無料体験があり、施設側から入会を促すことはしない、と明記されています。
水曜と金曜の昼には、地域の人も立ち寄れる「いこっカフェ」を開いています。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
押上: よりみちスコーレ
よりみちスコーレ
運営: よりみち自由室
所在地: 墨田区押上2-28-3
対象年齢: 小学5年生〜高校3年生(居場所の「よりみち自由室」は小学1年生から)
料金: 月額20,000円。居場所の「よりみち自由室」の利用は無料
押上の住宅街にある一軒家を地域にひらいた「よりみち自由室」が運営するフリースクールです。目的に掲げているのは、子どもが社会の中で自立していくこと。
スタッフと1対1で悩みや学習計画、進路を話し合うメンタリング、その日の気持ちやできごとを書き出すジャーナリング、無学年式の教材「すらら」での学習を組み合わせます。学習支援は火曜と金曜の10時から16時が中心で、来る時間も帰る時間も自由です。
対象を小学5年生からにしているのは、言葉で自分を表現する力がある程度育ってからのほうがプログラムに合うため、と説明されています。本やマンガ、ボードゲームのある自由室は無料の居場所として小学1年生から使えるので、まず居場所に通い、慣れてからスコーレに進むこともできます。
対面は2週間の無料体験があります。都の助成対象施設一覧には載っていませんが、公式サイトには月1回以上の来室で都の助成金の対象になる場合があると書かれているので、申請を考えている家庭は入会の前に確認してください。
横川: フリースクールゆずラボ
フリースクールゆずラボ
運営: Deko-Boko株式会社
所在地: 墨田区横川3-12-2
対象年齢: 小学1年生〜高校生
料金: 要お問い合わせ
押上駅・とうきょうスカイツリー駅から徒歩10分、錦糸町駅の北口から徒歩15分。2021年5月に開いた「スカイツリーの近くにある小さなフリースクール」です。
開いているのは月・水・木曜の10時から15時で、学習の時間のあとに、ボードゲームをしたり公園に行ったりして過ごします。1日あたり5〜7人の少人数で、男女比が半々になるように調整しているのが特徴です。
2026年9月時点で、公式サイトの募集状況は募集停止中になっています。見学は面談を兼ねて子どもたちが帰ったあとの時間に行い、体験は面談のあとに双方で相談して決める、という流れなので、空きが出たときに備えて問い合わせておく形になります。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
錦糸町(南口): トライ式中等部 錦糸町キャンパス
トライ式中等部 錦糸町キャンパス
運営: 株式会社トライグループ
所在地: 墨田区江東橋3-9-10 丸井錦糸町店6階
対象年齢: 中学1年生〜3年生
料金: 要お問い合わせ
JR錦糸町駅の南口から徒歩約1分。家庭教師のトライのグループが運営する中学生向けのフリースクールで、高校生向けのトライ式高等学院と同じキャンパスにあります。
開校時間は平日の9時から16時で、自習スペースはそのあとも使えます。授業は完全マンツーマンなので、集団の中で過ごすのがまだしんどい子や、自分のペースで先生と1対1で進めたい子に合います。
駅前の商業ビルの中にあり、雨の日でも通いやすい場所です。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
錦糸町(北口): N中等部 錦糸町駅北口キャンパス
N中等部 錦糸町駅北口キャンパス
運営: 学校法人角川ドワンゴ学園
所在地: 墨田区太平2-8-11 齊征錦糸町ビル2階
対象年齢: 中学1年生〜3年生
料金: 入学金110,000円。月額は週1日(火曜)37,400円・週3日(月水金)56,100円・週5日73,700円、設備管理費が月11,000円(いずれも税込)
JR錦糸町駅から徒歩約5分。N高等学校を運営する学園の中学生向けの通学コースで、月〜金曜の9時から18時に開いています。
プログラミングや動画制作などの創作、プロジェクト学習、教科の学習をキャンパスの仲間と進めるスタイルで、週1日から週5日まで通う日数を選べます。学費のほかに、自分で用意するノートパソコンが必要です。
中学卒業後に同じ学園のN高・S高へ進む道もあり、高校の進路まで見通しておきたい家庭に向いています。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
墨田区から通いやすい近隣区の施設
区内の5か所のうち、小学生が毎日のように通える場所は多くありません。錦糸町から総武線で1駅の亀戸、3駅の秋葉原、そして墨田区の出席扱いの記事でも候補として案内している西葛西の施設を3か所補います。所在区を明記しています。
亀戸(江東区): フリースクールリンカーン 亀戸校
フリースクールリンカーン 亀戸校
運営: 株式会社Lincoln
所在地: 江東区亀戸3-46-15 TPCビル1F-B
対象年齢: 小学生〜高校生
料金: 月額33,000円(月1回でも毎日でも同じ定額制)
JR総武線の亀戸駅から徒歩10分。公式サイトでも「江東区・墨田区」の校舎と案内されていて、墨田区の東側から通う子を想定した校舎です。月〜金曜に開いていて、亀戸校は10時30分に開校し、14時30分が下校の時間です。
きっかりに来ても遅れて来てもよく、月に1回でも毎日でも料金が変わらない定額制なので、「今日は行けそう」という日にだけ通う使い方ができます。少人数で、行き渋りや発達の特性のある子にも対応しています。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
神田須田町(千代田区): みらいゲート秋葉原
小学生のためのフリースクール みらいゲート秋葉原
運営: 株式会社学研ココファン・ナーサリー
所在地: 千代田区神田須田町1-25 JR神田万世橋ビル2階
対象年齢: 小学1年生〜6年生
料金: 入会金33,000円、月額基本料12,100円に加えて、利用した日ごとに午前(9時30分〜12時)5,390円・午後(13時〜17時30分)8,690円・終日13,090円(いずれも税込)
JR秋葉原駅や神田駅から徒歩10分以内。錦糸町・両国から秋葉原までは総武線で乗り換えなしです。学研グループの保育事業の会社が運営する、小学生専門の通所型フリースクールで、月〜金曜の9時30分から17時30分まで開いています。
月額の基本料に、通った日の午前・午後・終日の利用料を足す仕組みなので、最初は週1回の午前だけ、慣れてきたら日数を増やす、という通い方がしやすい料金体系です。墨田区内の施設は中学生や高校生も一緒に過ごす場所が中心なので、小学生だけの環境で過ごしたい子の選択肢になります。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
西葛西(江戸川区): 明光フリースクール 西葛西校
明光フリースクール 西葛西校
運営: 株式会社明光みらい
所在地: 江戸川区西葛西6-10-14
対象年齢: 不登校の小中学生
料金: 週1回20,000円から
明光義塾の個別指導の考え方がベースの、小中学生対象のフリースクール。一人ひとりに寄り添った運営が特徴です。プログラミングやeスポーツといった新しい学び、体験ができる子どもたちの居場所です。
東西線の西葛西駅から徒歩1分。墨田区の出席扱いの記事でも通える候補として案内している校舎で、コースは週1回・週3回・週5回から選べ、入会金は22,000円(税込)です。
明光フリースクールは開校からまもないため都の助成対象施設一覧にはまだ掲載されていませんが、学校の出席扱いや東京都の助成金の対象になった実績があります。なお、この記事を掲載しているメディアは明光フリースクールが運営しています。
自社の施設なので詳しく書けている部分がありますが、順位づけの意図はありません。校舎の詳細や見学の申し込みは校舎ページをご覧ください。
掲載していない施設について
墨田区内で名前が挙がる施設のうち、この記事に載せなかったものもあります。両国の近くで2002年に開校した区内で最初のフリースクールは、公式サイトの更新が長く止まっていて、現在の活動や料金を確認できなかったため一覧には入れていません。
学習塾や放課後等デイサービスが不登校の子の受け入れをうたっている例もありますが、公式サイトで運営・所在地・対象まで確認できなかったものは載せていません。
また、近隣区にあって墨田区から通えると紹介されることのある施設のうち、通所とオンラインを組み合わせた形のものは今回の一覧から外しています。
この記事は墨田区周辺の施設をすべて網羅したものではありません。新設や移転、料金の改定、募集の再開や停止で情報が変わることがあるので、通う前には必ず公式サイトと直接の問い合わせで最新情報を確認してください。
墨田区を含む東京都全体の一覧はこちらの記事にまとめています。
>>東京都のフリースクールと補助金一覧。市区町村別に紹介します【2026年最新】
掲載のない地域にお住まいの場合も、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」なら地域を問わず自宅から利用できます。
ネットの先生(担任)が伴走し、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになった実績も多数あります。
2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちをサポートしてきました。
まとめ。合うかどうかで選んでいい
フリースクールは、優劣ではなく「その子に合うかどうか」で選ぶものです。墨田区には、朝8時30分から開いていて心理の専門職がいる京島のbe you、居場所は無料で小学5年生からメンタリングを受けられる押上のよりみちスコーレ、1日5〜7人で過ごす横川のゆずラボ、マンツーマンのトライ式中等部と仲間と創作するN中等部という錦糸町の中学生向け2か所と、性格のはっきり違う5か所があります。
そこに亀戸・秋葉原・西葛西の3か所を加えると、定額で通い放題の場所や小学生専門の場所まで幅が広がります。
都の補助金として最大で月2万円まで支給される助成はありますが、区の上乗せはないので、ステップ学級・サポート学級や中学校の校内別室という区の選択肢も知ったうえで、費用と相性で選ぶことが大事になります。
見学してから決めていいし、区の教室と民間のフリースクールを並行して検討してもかまいません。
今日できる一歩として、この記事の一覧から、お子さんが「ここなら行けるかも」と口にした場所を1つだけ決めて、見学の問い合わせ文を書いてみてください。墨田区の施設は開いている曜日が違います。
be youは月・水・金曜、よりみちスコーレの学習支援は火・金曜、ゆずラボは月・水・木曜なので、お子さんの調子がいい曜日で絞ると早いです。
文面は「不登校の小5の親です。見学はできますか。いま新しく入れる空きはありますか。在籍校への出席の報告はどんな形でしてもらえますか」の4文で十分です。少人数の施設が多い墨田区では、空きの確認を最初にしておくと、あとで行き違いになりません。
「うちの場合はどう進めればいい?」という段階でも大丈夫です。まずは話を聞いてみるだけでも、気持ちが少し軽くなるはずです。
よくある質問
墨田区にフリースクールはいくつありますか?
東京都のフリースクール等利用者支援事業の2025年度(令和7年度)対象施設一覧(2026年3月末時点)に載っている墨田区の施設は、京島の誰でもフリースクール be you、横川のフリースクールゆずラボ、錦糸町のトライ式中等部 錦糸町キャンパスとN中等部 錦糸町駅北口キャンパスの4件です。
この記事ではこの4か所に押上のよりみちスコーレを加えた区内5か所と、亀戸・秋葉原・西葛西にある近隣区の3か所を紹介しています。このほかに区が運営する教育支援センター(ステップ学級・サポート学級)が横川のすみだ保健子育て総合センター3階にあります。
墨田区でフリースクールの利用料の補助金はありますか?
あります。東京都のフリースクール等利用者支援事業で、都内在住の不登校の小中学生の保護者に、利用料に対して補助金として最大で月2万円まで支給されます。
入会金や施設維持費、教材費は対象外で、2026年度の申請は2026年5月27日から2027年2月12日までです。葛飾区や足立区のような区独自の上乗せ助成は、2026年9月時点で墨田区にはありません。制度は年度で変わるので、最新の情報は東京都の公式ページで確認してください。
墨田区のステップ学級・サポート学級は誰が使えますか?
墨田区立の小中学校を長期間欠席している小中学生が対象です。場所は横川5-7-4のすみだ保健子育て総合センター3階にある墨田区教育センターで、サポート学級は個別の学習支援と相談で自立した生活を支える学級、ステップ学級は個別学習と小集団での活動を行う学級です。
2024年度は2つの学級あわせて69人が支援を受けました。入級の相談は墨田区教育センター(03-3622-1128、平日9時から17時)で受け付けています。時間割や費用は区の公式ページに記載がないので、相談のときに確認してください。
出典
- 東京都「令和6年度都内公立学校児童生徒の問題行動・不登校等の実態」(2025年10月30日) ページ 本文へ戻る
- 東京都生活文化局「東京都フリースクール等利用者支援事業」 ページ 本文へ戻る
- 東京都「TOKYO多様な学びの場・居場所ナビ 墨田区」 ページ 本文へ戻る
- 東京都「令和7年度 東京都フリースクール等利用者支援事業(助成金)児童生徒通所施設一覧」(令和8年3月末時点) PDF 本文へ戻る
- 墨田区「令和7年度墨田区青少年問題協議会 会議の概要(議事録)」(令和8年1月21日開催) PDF 本文へ戻る
- 墨田区教育委員会「学校が苦手な児童・生徒の保護者の方へ」(令和6年) PDF 本文へ戻る
- 墨田区「不登校支援事業『教育支援センター』」 ページ 本文へ戻る
- 墨田区「墨田区教育センター」 ページ 本文へ戻る
- 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」 ページ 本文へ戻る
- 墨田区教育委員会「墨田区の不登校支援のつながり」 PDF 本文へ戻る
