台東区でフリースクールを探している方へ。この記事では、東京都が公開している助成対象施設の一覧と各施設の公式サイトを突き合わせて、運営・所在地・対象年齢・料金まで確認できた台東区 フリースクールを、上野・三ノ輪の区内3か所と、山手線・日比谷線・秋葉原方面で通いやすい隣接区の4か所に分けて紹介します。
順位づけやランキングではなく、同じ4項目をそろえた一覧です。あわせて、都の補助金として最大で月2万円まで支給される利用料助成、台東区独自の上乗せがあるのかどうか、区が運営する「あしたば学級」と2025年度に全校へ広がった校内教育支援センターについても、公式情報だけを根拠にまとめました。
自己紹介が遅れました。小幡和輝です。学校に行かなかった期間が、僕にはおよそ10年あります。その間はフリースクールで学びました。いまは不登校の専門家として本を書いたり、対面やオンラインのフリースクールを運営しながら、2000人以上の子どもたちに関わっています。
台東区のフリースクールと支援の状況
東京都の調査では、都内の公立小中学校の不登校の児童生徒は2024年度(令和6年度)に31,335人(小学生13,296人・中学生18,039人)でした。
前年度と比べると小学生は21人増え、中学生は412人減っていますが、3万人を超える水準が続いています。[1] 台東区の区立小中学校では、2024年度の不登校の児童生徒は小学生100人・中学生175人の計275人でした。
前年度は小学生94人・中学生146人の240人だったので、1年で35人増えています。
区の教育委員会は区議会への報告の中で、小学校の出現率は国や都より低いものの、中学校の出現率は国や都を上回り前年度から1.2ポイント上がった、と説明しています。
区内の中学生の不登校は、全国平均より多い割合で起きている、ということです。[5]
台東区は上野・浅草という大きな繁華街を抱えていますが、区の面積は23区で最も小さく、小中学生が日中通えるフリースクールの数は多くありません。
東京都のフリースクール等利用者支援事業の2025年度(令和7年度)対象施設一覧(2026年3月末時点)に載っている台東区の施設は3件で、いずれも公式サイトで運営・所在地・対象年齢・料金を確認できたので、この3か所を区内の一覧として載せています。[4]
3か所のうち2か所は上野駅の東側、1か所は区の北端の三ノ輪にあり、浅草橋・蔵前など区の南側からはどちらも少し距離があります。
そこで、上野から山手線で乗り換えなしの高田馬場、浅草橋・御徒町から近い秋葉原・神田、三ノ輪の駅前から歩ける荒川区の施設を、所在区を明記したうえで4か所補いました。
補助金は都の月2万円まで。台東区独自の上乗せは2026年9月時点でなし
先に結論を書くと、台東区在住の家庭が使えるフリースクールの利用料の補助金は、東京都の「フリースクール等利用者支援事業」の1本です。
- 東京都フリースクール等利用者支援事業 都内在住で、フリースクール等に通う不登校の小中学生の保護者が対象です。利用料に対して、補助金として最大で月2万円まで支給されます。入会金や施設維持費、教材費は対象外です。2026年度(令和8年度)の申請は2026年5月27日から2027年2月12日までで、利用実績を都に報告したあとに支給されます。[2]
- 台東区独自の利用料助成 港区・品川区・足立区・板橋区・北区のように区が独自に上乗せする制度は、2026年9月時点で台東区の公式サイトと都の不登校支援ポータルの台東区ページに見当たりません。都の助成のみと考えておいてください。[3]
申請の様式・受付期間・必要書類は年度ごとに変わります。制度の詳しい条件と申請先は、記事末の出典に挙げた東京都のページで確認できます。
都の補助金を実際にどう申請するか、台東区の家庭がフリースクールの活動レポートで出席扱いを認められた実例は、こちらの記事で手続きの順番つきで解説しています。この記事では施設の一覧に絞ります。
>>【実例あり】台東区で不登校の出席扱いが認められた方法。東京都の補助金月2万円も併用できます
区が運営する「あしたば学級」と、全校の校内教育支援センター・上野中のチャレンジクラス
民間のフリースクールとは別に、台東区には区が運営する場所があります。区は2025年7月に「不登校対策ガイドライン」をまとめ、2025年度から区立の全校に校内の居場所を置くなど、支援の形が1年で大きく変わりました。[6]
- 生活指導相談学級「あしたば学級」 区立の小中学校に在籍しているか、区内に在住して都立・私立の小中学校に在籍していて、病気以外の理由で長期に欠席している小中学生が対象です。場所は西浅草3-25-16の生涯学習センター内にある教育支援館で、月〜金曜の9時15分から15時15分まで開いています。退職した教員や臨床心理士が個別や小集団の学習支援と教育相談にあたり、夏休みには自由に通える期間もあります。入級には本人と保護者の希望に加えて在籍校の校長からの申請が必要で、在籍校に申し出るか、あしたば学級(03-5246-5923)に直接連絡して見学から始めます。あしたば学級への通級は、指導報告を受け取った在籍校の校長が出席として扱う場合がある、とガイドラインに明記されています。生涯学習センターは2026年11月まで改修工事中ですが、あしたば学級と教育相談はセンター内の別のフロアで続いています。費用の記載は公式ページにないので、見学のときに確認してください。[7]
- 校内教育支援センター「ほっとステーション」 学校には来られるけれど教室に入れない子のために、空き教室などに設けた校内の居場所です。2025年度から区立の全校に置かれ、教員免許や心理学などを学んだ校内別室指導支援員が学習の見守りや相談に応じます。在籍校にあるので、まず担任に「別室はありますか」と聞くところから始められます。[6]
- 上野中学校のチャレンジクラス 東京都が2024年度から進めている校内分教室型の不登校特例校で、台東区では2025年度から上野中学校の中に設けられています。1日4時間程度のゆとりある教育課程を組み、少人数で学びます。区立中学校の生徒が在籍校の校内委員会を通して検討する仕組みなので、利用したい場合は在籍校に相談してください。[6]
- ふれあいパートナーとバーチャル・ラーニング・プラットフォーム 家にこもりがちで外に出るのが難しい段階の子には、心理学を学ぶ大学生・大学院生が週1回自宅を訪ねて話し相手・遊び相手になる「ふれあいパートナー派遣」と、オンラインの仮想空間でドリル教材やアバターでの交流ができる仕組みがあります。どちらも教育支援館の事業で、あしたば学級の電話で相談できます。[7]
相談の入口は、教育支援館の教育相談室です。区内在住か在学の18歳までの子どもと保護者が対象で費用は無料、教職経験者2人と臨床心理士6人が相談にあたります。
来所相談は予約制で月〜金曜と第2・第4土曜の9時30分から17時30分(水曜は18時30分まで)に03-5246-5855、電話相談は同じ曜日の9時30分から16時30分に専用の03-5246-5925で受け付けています。[8]
教育支援センターとフリースクールの違い、通い方と出席扱いの関係は、こちらの記事で解説しています。
>>教育支援センター(適応指導教室)とは?通い方・費用・出席扱いをわかりやすく解説
フリースクールでの学びは出席扱いになりうる
フリースクールでの活動は、在籍校の校長が認めれば指導要録上の出席扱いになる場合があります。根拠は文部科学省の通知で、学校とフリースクールが連携していること、学習の状況が学校に伝わることなどが判断の材料になります。[9]
台東区は独自に「学校外の公的機関や民間施設での活動の出欠の取扱いに関するガイドライン」を作っていて、区立学校の校長が判断するときの目安が区内で共有されています。[6]
また、東京都の助成対象施設は通所状況を在籍校に毎月報告できることが要件のひとつなので、都の一覧に載っている施設は学校との連携の下地がある、と考えることができます。
ただし判断するのはあくまで在籍校の校長で、個々のケースごとに決まります。見学のときに、在籍校への報告をどんな形でしてもらえるかを聞いてみてください。
出席扱いの要件の中身は、こちらの記事にまとめています。台東区での実例と手続きの流れは、先ほど紹介した台東区の出席扱いの記事をご覧ください。
>>「不登校でも出席扱いに?」文部科学省の通知で出席扱いになる3つの要件を徹底解説
まだ外に出るのが難しい、近くに通える場所がないという方へ
台東区のフリースクールは上野の東側と三ノ輪に集まっていて、浅草橋や蔵前、谷中のあたりからは「区内なのに近いところがない」という状況が実際に起こります。それはご家庭の努力不足ではありません。
また、学校に行きづらくなった直後は、家から出るエネルギーそのものがまだ戻っていない時期があります。上野や浅草の観光客の人混みを抜けて施設まで行くこと自体が、いまは負担というお子さんもいます。この段階で通う場所を無理に決める必要はありません。
そういうときの選択肢として、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」があります。ネットの先生(担任)が一人ひとりに伴走し、自宅から自分のペースで学べます。
2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちを支えてきました。一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになる仕組みも整っています。
学習AIがヒントを出しながら一緒に考えてくれて、学習以外に使えないフィルタリング設定があるので、ゲームや動画が心配なご家庭でも使いやすいです。
台東区のフリースクール一覧(エリア別)
台東区内で公式サイトから運営・所在地・対象年齢・料金を確認できた施設を3か所、隣接区にあって台東区から通いやすい施設を4か所紹介します。順位をつけたものではありません。
料金は執筆時点の公式サイトの記載で、税込・税別の表記がそろっていないものがあります。公式に確認できなかった項目は「要お問い合わせ」としています。通う前には必ず各施設に直接ご確認ください。
東上野: フリースクール 恵友学園
フリースクール 恵友学園
運営: NPO法人DOVXA
所在地: 台東区東上野5-11-9 上野奉英ビル1階
対象年齢: 小学生〜高校生(小学生は週3日コース)
料金: 要お問い合わせ
銀座線の稲荷町駅から徒歩約3分、JR上野駅の入谷口から徒歩約7分。2002年5月に設立された、区内でいちばん歴史の長いフリースクールです。
いじめや発達の特性などで傷ついた不登校の中高生を受け入れるところから始まり、2014年度からは小学生向けの週3日コースも始まりました。
火曜は音楽、水曜はチャペルタイムと運動、木曜は美術と空手という週3日の基本プログラムに、月曜のスポーツ、金曜の個別学習を選択で足せる形で、年間の登校日数は週3日で約120日、週5日で約200日です。
区のチラシでは9時50分から15時までとなっています。午後だけ3時間を選べる小学生向けのコースや、15時から17時の放課後に教科や楽器の個別指導を受けるコースもあり、昼間に外へ出るのがまだ難しい子の入口として使えます。
コアスタッフの多くがクリスチャンのミッション系スクールで、少人数でスタッフとの関係を重ねていくスタイルです。
台東区が配っている「学校以外の居場所」のチラシに、民間のフリースクールとしてはこの1か所だけ載っていて、東京都の助成対象施設一覧にも掲載されています。
東上野: フリースクール arne(アルネ)
フリースクール arne 上野松が谷校
運営: 一般社団法人Torch.
所在地: 台東区東上野5-7-3 セブンスターマンション上野
対象年齢: 小学生〜中学生
料金: 週1回・90分の月謝は小1〜3年12,000円・小4〜6年14,000円・中1〜2年16,000円・中3年18,000円(税込。週2回は2倍、週3回は3倍)。通い放題に近いライトプラン月20,000円・スタンダードプラン月30,000円、併設塾の受験対策を足す進学支援プランは月プラス10,000円から。入会金は要お問い合わせ
上野駅・稲荷町駅からそれぞれ徒歩4分。「arne」はデンマーク語で暖炉の意味で、そういう時も「あるね」と共感し合える場所にしたい、という思いを込めた名前です。
開校日は月・水・金曜の10時から15時で、スタンダードプランの1日は朝の会、自習やサポート授業の学習時間、アート・工作・ゲームなどの体験活動という流れです。
女性スタッフが常駐していて、学習塾を併設しているので、落ち着いてきたら受験対策へつなげることもできます。
40分のショートレッスンなら各料金の半額で受けられるなど、通う時間の長さを細かく選べるのが特徴で、週1回・90分から始められる料金設定は区内ではいちばん低い入口です。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
三ノ輪: フリースクール ネクストR
フリースクール ネクストR
運営: 株式会社日本拳闘クラブ
所在地: 台東区三ノ輪1-28-15 小川ビル6階
対象年齢: 小学2年生〜中学3年生
料金: 入会金15,000円。グループの通常スクールは週1回22,000円・週2回44,000円(年会費3,000円)、マンツーマンは週1回27,500円・週2回48,400円・週3回60,500円(いずれも月額・税込)
日比谷線の三ノ輪駅から徒歩1分。元プロボクシング日本スーパーフェザー級王者の矢代義光さんが代表を務め、2024年10月に開校しました。
開校日は月・火・金曜の9時30分から17時までで、午前はプリントで学習を進め、そのあとにボクササイズやメンタルトレーニングの時間があります。
殴り合うのではなく、身体を動かして気持ちを整えることを目的にしたプログラムで、アドラー心理学に基づく声かけを取り入れています。
大人数が苦手な子はマンツーマン、友達と過ごしたい子は少人数のグループと、同じ場所で通い方を選べるのが特徴です。区の北端にあるので、隣の荒川区・足立区から通う子にも使いやすい場所です。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
台東区から通いやすい隣接区の施設
台東区は南北に長く、上野・入谷の家庭と浅草橋・蔵前の家庭では出やすい方向が違います。山手線で乗り換えなしの高田馬場、浅草橋や御徒町から近い秋葉原・神田、三ノ輪から歩ける荒川区の施設を4か所補います。所在区を明記しています。
高田馬場(新宿区): 明光フリースクール 高田馬場校
明光フリースクール 高田馬場校
運営: 株式会社明光みらい
所在地: 新宿区高田馬場1-28-3 工新ビルディング4階
対象年齢: 不登校の小中学生
料金: 週1回20,000円から
明光義塾の個別指導の考え方がベースの、小中学生対象のフリースクール。一人ひとりに寄り添った運営が特徴です。プログラミングやeスポーツといった新しい学び、体験ができる子どもたちの居場所です。
高田馬場駅から徒歩2分で、上野・鶯谷・日暮里からはJR山手線で乗り換えなしです。
台東区の出席扱いの記事でも通える候補として案内している校舎で、コースは週1回・週3回・週5回から選べ、入会金は22,000円です。中学生が中心ですが小学生の入会も相談できます。
明光フリースクールは開校からまもないため都の助成対象施設一覧にはまだ掲載されていませんが、学校の出席扱いや東京都の助成金の対象になった実績があります。
なお、この記事を掲載しているメディアは明光フリースクールが運営しています。自社の施設なので詳しく書けている部分がありますが、順位づけの意図はありません。校舎の詳細や見学の申し込みは校舎ページをご覧ください。
神田・秋葉原(千代田区): N中等部 秋葉原キャンパス
N中等部 秋葉原キャンパス
運営: 学校法人角川ドワンゴ学園
所在地: 千代田区神田東松下町14 東信神田THビル2階
対象年齢: 中学1年生〜3年生
料金: 入学金110,000円。月額は週1日(火曜)37,400円・週3日(月水金)56,100円・週5日73,700円、設備管理費が月11,000円(いずれも税込)
都営新宿線の岩本町駅から徒歩3分、JR神田駅から徒歩4分、秋葉原駅から徒歩8分。浅草橋からは都営浅草線と新宿線、御徒町・上野からは山手線で出やすい場所です。N高等学校を運営する学園の中学生向けの通学コースで、月〜金曜の9時から18時に開いています。
プログラミングや動画制作などの創作、プロジェクト学習、教科の学習をキャンパスの仲間と進めるスタイルで、週1日から週5日まで通う日数を選べます。中学卒業後に同じ学園のN高・S高へ進む道もあり、高校の進路まで見通しておきたい家庭に向いています。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
神田須田町(千代田区): みらいゲート秋葉原
小学生のためのフリースクール みらいゲート秋葉原
運営: 株式会社学研ココファン・ナーサリー
所在地: 千代田区神田須田町1-25 JR神田万世橋ビル2階
対象年齢: 小学1年生〜6年生
料金: 入会金33,000円、月額基本料12,100円に加えて、利用した日ごとに午前(9時30分〜12時)5,390円・午後(13時〜17時30分)8,690円・終日13,090円(いずれも税込)
JR秋葉原駅や神田駅、千代田線の新御茶ノ水駅などから徒歩10分以内。学研グループの保育事業の会社が運営する、小学生専門の通所型フリースクールで、月〜金曜の9時30分から17時30分まで開いています。
月額の基本料に、通った日の午前・午後・終日の利用料を足す仕組みなので、最初は週1回の午前だけ、慣れてきたら日数を増やす、という通い方がしやすい料金体系です。
ICT教材を使った教科の学習と体験プログラムを組み合わせていて、有資格のスタッフが個別に見ています。
台東区内の3か所はいずれも中学生まで受け入れる施設なので、小学生だけの環境で過ごしたい子には貴重な選択肢です。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
三ノ輪・荒川(荒川区): サドベリースクール アルママ
サドベリースクール アルママ
運営: 一般社団法人サドベリースクールアルママ
所在地: 荒川区荒川1-57-6
対象年齢: 5歳〜15歳(身の回りのことができる子)
料金: 入学金30,000円。月額は週1回35,000円(2026年4月改定)・週2回50,000円・週3回60,000円・週4回70,000円・週5回80,000円、スポット利用は1日9,000円
日比谷線の三ノ輪駅から徒歩9分、都電荒川線の荒川区役所前から徒歩7分で、台東区の三ノ輪・竜泉のあたりからは歩いて通える距離です。2023年に開校した荒川区初のフリースクールで、子どもが自分で1日の過ごし方を決めるサドベリー教育を掲げています。
月〜金曜の10時から16時に開いていて、地域のイベントに出店して「稼ぐ」体験をするマネー教育など、社会的自立を意識した活動が特徴です。見学・体験は1日3,000円で5回まで受けられます。曜日によっては満席になっていることがあるので、問い合わせのときに空き状況を確認してください。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
掲載していない施設について
台東区内で名前が挙がる施設のうち、この記事に載せなかったものもあります。区の「学校以外の居場所」のチラシには、恵友学園のほかに谷中・橋場・松が谷・清川の学習支援の場が4か所載っていますが、いずれも平日の夕方に週1〜3日開く放課後型の学習支援で、日中を過ごすフリースクールとは性格が違うため一覧には入れていません。
区内の学習塾やスポーツ教室が不登校の子の受け入れをうたっている例もありますが、公式サイトで運営・所在地・対象・料金まで確認できなかったものは載せていません。
また、隣接区にあって台東区から通えると紹介されることのある施設のうち、通所とオンラインを組み合わせた形のものは今回の一覧から外しています。
この記事は台東区周辺の施設をすべて網羅したものではありません。新設や移転、料金の改定で情報が変わることがあるので、通う前には必ず公式サイトと直接の問い合わせで最新情報を確認してください。
台東区を含む東京都全体の一覧はこちらの記事にまとめています。
>>東京都のフリースクールと補助金一覧。市区町村別に紹介します【2026年最新】
掲載のない地域にお住まいの場合も、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」なら地域を問わず自宅から利用できます。
ネットの先生(担任)が伴走し、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになった実績も多数あります。
2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちをサポートしてきました。
まとめ。合うかどうかで選んでいい
フリースクールは、優劣ではなく「その子に合うかどうか」で選ぶものです。台東区には、音楽・美術・空手で週3日を組み立てる20年以上の歴史がある上野の学園、週1回90分から始められて塾を併設する上野の教室、ボクササイズで身体から整える三ノ輪のスクールと、性格のはっきり違う3か所があります。
そこに高田馬場・神田・秋葉原・荒川の4か所を加えると、小学生専門の場所や中学生向けの通学コースまで幅が広がります。
都の補助金として最大で月2万円まで支給される助成はありますが、区の上乗せはないので、あしたば学級や校内のほっとステーションという費用のかからない公的な選択肢を知ったうえで、費用と相性で選ぶことが大事になります。
見学してから決めていいし、あしたば学級と民間のフリースクールを並行して検討してもかまいません。
今日できる一歩として、この記事の一覧から、お子さんが「ここなら行けるかも」と口にした場所を1つだけ決めて、見学の問い合わせ文を書いてみてください。台東区の3か所は開校日がすべて違います。
恵友学園は火・水・木曜が基本、arneは月・水・金曜、ネクストRは月・火・金曜なので、お子さんの調子がいい曜日がどこかで絞ると早いです。文面は「不登校の小5の親です。見学はできますか。在籍校への出席の報告はどんな形でしてもらえますか」の3文で十分です。
都の助成を使う予定なら、「東京都の利用者支援事業の対象施設ですか」と一言足すと、あとの申請で迷いません。
お子さんを責める必要も、ご自身を責める必要もありません。今日からできる小さな一歩を、一緒に探しましょう。
よくある質問
台東区にフリースクールはいくつありますか?
東京都のフリースクール等利用者支援事業の2025年度(令和7年度)対象施設一覧(2026年3月末時点)に載っている台東区の施設は、東上野の恵友学園とarne、三ノ輪のネクストRの3件です。
この記事ではこの3か所と、高田馬場・神田・秋葉原・荒川にある隣接区の4か所を紹介しています。
このほかに区が運営する生活指導相談学級「あしたば学級」(西浅草の生涯学習センター内)と、2025年度から区立の全校に置かれた校内教育支援センター「ほっとステーション」、上野中学校のチャレンジクラスがあります。
台東区でフリースクールの利用料の補助金はありますか?
あります。東京都のフリースクール等利用者支援事業で、都内在住の不登校の小中学生の保護者に、利用料に対して補助金として最大で月2万円まで支給されます。
入会金や施設維持費、教材費は対象外で、2026年度の申請は2026年5月27日から2027年2月12日までです。港区や北区のような区独自の上乗せ助成は、2026年9月時点で台東区にはありません。制度は年度で変わるので、最新の情報は東京都の公式ページで確認してください。
台東区の「あしたば学級」は誰が使えますか?
区立の小中学校に在籍しているか、区内に在住して都立・私立の小中学校に在籍していて、病気以外の理由で長期に欠席している小中学生が対象です。場所は西浅草3-25-16の生涯学習センター内にある教育支援館で、月〜金曜の9時15分から15時15分まで開いています。
退職した教員や臨床心理士が個別や小集団の学習支援と教育相談にあたります。入級には本人と保護者の希望と在籍校の校長からの申請が必要で、在籍校に申し出るか、あしたば学級(03-5246-5923)に直接連絡して見学から始めます。通級は在籍校の校長が出席として扱う場合があります。費用は公式ページに記載がありません。
出典
- 東京都「令和6年度都内公立学校児童生徒の問題行動・不登校等の実態」(2025年10月30日) ページ 本文へ戻る
- 東京都生活文化局「東京都フリースクール等利用者支援事業」 ページ 本文へ戻る
- 東京都「TOKYO多様な学びの場・居場所ナビ 台東区」 ページ 本文へ戻る
- 東京都「令和7年度 東京都フリースクール等利用者支援事業(助成金)児童生徒通所施設一覧」(令和8年3月末時点) PDF 本文へ戻る
- 台東区教育委員会指導課「令和6年度 不登校児童・生徒数について」(令和7年12月15日 区民文教委員会資料) PDF 本文へ戻る
- 台東区教育委員会「台東区 不登校対策ガイドライン」(令和7年7月) PDF 本文へ戻る
- 台東区「生活指導相談学級(あしたば学級)」 ページ 本文へ戻る
- 台東区「教育相談室の概要」 ページ 本文へ戻る
- 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」 ページ 本文へ戻る
