不登校の子の日中の過ごし方。家にいる時間をどう組み立てるか

不登校の子どもの日中の過ごし方をどう組み立てればいいのか。「みんなが学校にいる時間、うちの子は家で何をしていればいいんだろう」という戸惑いは、多くの保護者の方が最初にぶつかる悩みです。結論からお伝えすると、日中の過ごし方に唯一の正解はありませんが、回復の段階に合わせた組み立て方の目安はあります。焦って時間割を埋めようとするより、今どの段階にいるかを見ることが先です。

僕は約10年間の不登校を経験しました。当時はフリースクールで学び、現在は不登校の専門家として本を書いたり、2000人以上の子どもたちとご家庭をサポートしてきました。不登校の専門家の小幡和輝として、これまで2000人以上の子どもと家庭に関わってきました。文部科学省の調査では、小・中学校の不登校の子どもは34万人を超えています(https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302902.htm)。日中の過ごし方に悩んでいるのは、あなたの家庭だけではありません。

目次

日中の過ごし方は「回復の段階」で変わる

不登校の子どもの状態は、ずっと同じではありません。大きく分けると次の3つの段階があり、段階ごとに合う過ごし方が違います。

  1. 心を休める時期 学校に行けなくなった直後は、心のエネルギーが空に近い状態です。この時期は「何もしていない」ように見える時間が回復に必要です。勉強や外出を促すのは待ってください
  2. 興味が動き出す時期 ゲームや動画、工作など、好きなことに向かうエネルギーが戻ってきます。好きなことに没頭できるのは回復のサインです
  3. 外に向かう時期 「ひまだ」「誰かと話したい」という言葉が出てきたら、家の外の居場所や学習を少しずつ組み込める段階です

僕自身、不登校の初期は昼夜逆転で、日中はほとんど布団の中でした。それでも好きなことに打ち込めるようになり、フリースクールという居場所を得てから、生活は少しずつ形を取り戻していきました。順番を飛ばさないことが、結果的にいちばんの近道です。

段階に合わせた1日の組み立て方

段階がつかめたら、1日の骨組みをゆるく作ります。ポイントは「時間割」ではなく「柱」を決めることです。

  1. 起きる時間と食事の時間だけ決める 最初の柱はこの2つで十分です。朝起きて、家族と食事をとる。それだけで1日にリズムが生まれます
  2. 好きなことの時間を認める ゲームや動画も「日中の活動」として認めます。罪悪感を持たせながら過ごす1日より、堂々と好きなことをする1日のほうが回復は早いです
  3. 小さな役割を用意する 洗濯物をたたむ、夕飯の買い物に付き合うなど、家の中の役割は「自分は必要とされている」という感覚を支えます
  4. 外との接点を週に1つ置く 図書館、散歩、フリースクールの見学など、家の外に出る予定を週1つから始めます。急に毎日にしないことがコツです

昼夜逆転や朝起きられない状態が長く続く場合、起立性調節障害など体の要因が隠れていることもあります。無理に生活を正そうとする前に、小児科など医療機関への相談も選択肢に入れてください。

家庭だけで抱えないほうがいい理由

日中の過ごし方の悩みは、実は「家に居場所が1つしかない」ことから生まれています。家庭がどれだけ温かくても、親子だけで日中の全時間を支え続けるのは大変です。親が疲れてしまえば、子どもは敏感にそれを感じ取ります。

平日の日中に通える場所、オンラインでつながれる場所など、家以外の選択肢が1つ増えるだけで、1日の組み立ては驚くほど楽になります。「学校か家か」の二択ではなく、その間にある居場所を知っておくことが、親子両方の余裕につながります。

明光フリースクールという選択肢

明光フリースクール

日中の居場所として、僕たちが運営する明光フリースクールを紹介します。平日の日中に通えるフリースクールで、「学校ではないけれど、生活のリズムを作れる通う場所」として機能します。

明光義塾の個別指導がベースにあるので、勉強は一人ひとりのつまずきを見つけて、そこまで戻る学び方ができます。「何年も勉強していないから不安」という子も、自分のペースで再開できます。学習だけでなくプログラミングやeスポーツなどの時間もあり、好きなことを入口に通い始める子も多くいます。

週1日、午後だけ、といった通い方から始められるのも日中の組み立てには大きい点です。「毎日通わなければ」と構える必要はありません。学校の出席扱いや自治体の補助金対象になる実績も多数あります。

新規の校舎もどんどん展開していますので、お近くの教室についてはまずはお問い合わせください。

【明光フリースクール】詳細はこちら
https://freeschool.meikogijuku.jp/

「まだ外に出るのが難しい」というご家庭には、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」という選択肢があります。

自宅にいながら、ネットの先生(担任)が伴走し、学習や生活リズムをサポートします。2018年の開校からこれまでに2000人以上の不登校の子どもたちを支えてきた実績があり、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いとなる仕組みも整っています。出席扱い制度はクラスジャパンが先駆けとなって学校や自治体と一緒につくってきた取り組みなので、学校との連携もスムーズです。

学習教材に加えて、最先端のAIサポートがあるのも特徴です。生徒一人ひとりにカスタマイズされた学習AIが、わからない場面でつまずかないように、答えをすぐ教えるのではなくヒントを出しながら一緒に考えてくれます。学習以外の用途には使えないフィルタリング設定付きなので、安心して使えます。

クラスジャパン小中学園の詳細はこちら
https://www.cjgakuen.com/

まとめ。1日の柱を決めて、居場所を1つ増やす

不登校の日中の過ごし方は、回復の段階に合わせて変わっていきます。休む時期は休むことが仕事です。動き出す時期が来たら、起きる時間と食事という柱を立て、好きなことを認め、週1つの外との接点から始めてください。そして家以外の居場所を1つ持つことが、親子両方の1日を楽にします。

「うちの子は今どの段階なのか」「日中をどう組み立てればいいか」を個別に相談したい方は、僕のLINEで無料相談を受け付けています。お子さんの状況に合わせて、一緒に考えます。

【無料】小幡和輝のLINE相談はこちら
https://www.obatakazuki.com/lp

よくある質問

不登校の子どもは日中どう過ごせばいいですか?

回復の段階によって変わります。学校に行けなくなった直後は心を休めることが最優先です。エネルギーが戻ってきたら、起きる時間と食事の時間を柱にして、好きなことの時間や家の中の小さな役割、週1つの外出予定を少しずつ組み込んでいきます。

不登校で日中ゲームや動画ばかりでも大丈夫ですか?

好きなことに没頭できるのは回復のサインです。罪悪感を持たせながら過ごすより、日中の活動として認めるほうが回復は早くなります。ただし昼夜逆転や朝起きられない状態が長く続く場合は、起立性調節障害など体の要因もあるため医療機関への相談も検討してください。

不登校の子が平日の日中に通える場所はありますか?

平日の日中に通えるフリースクールがあります。明光フリースクールは個別指導ベースで学び直しができ、週1日や午後だけといった通い方から始められます。学校の出席扱いや自治体の補助金対象になる実績も多数あります。

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この記事を書いた人

1994 年、和歌山県生まれ。10年の不登校を経験。不登校当時はフリースクールで学び、その後18 歳で起業。SNS を活用したマーケティングを専門とし、東京2020 オリンピック・パラリンピックでは総フォロワー1000万人以上の公式SNSアカウントを運用。不登校への偏見を払拭し、不登校になっても取り残されない社会を目指し不登校の専門家として活動。オンラインフリースクール『クラスジャパン小中学園』の代表として、これまでに2000人以上の不登校生徒をサポート。著書に『学校は行かなくてもいい/英治出版』『学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方/小学館』など計6冊。講演、メディア出演も多数。

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