茨城県で高校を転校したい。そう考えて県の案内を読むと、引っ越しをともなわない転学は「原則として1年生の9月1日まで」と「2年生以降の学年の始め」に限られています。
結論を先に書きます。茨城県で高校を転校するルートは、県立高校への転学、私立高校への転入・編入、通信制高校への転入の3つです。県立と私立は時期と条件の制約が大きく、通信制は学年の途中でも動きやすいルートです。
自己紹介が遅れました。小幡和輝と申します。僕は不登校の元当事者です。約10年間学校に行かず、フリースクールで学びました。現在は不登校の専門家として、本の執筆や講演をしながら、2000人以上の子どもたちとご家庭をサポートしています。通信制高校の連携施設を運営する立場でもあります。
この記事では、転校の理由には踏み込まず、茨城県での手続きと時期に絞って整理します。
茨城県で高校を転校する3つのルート
どのルートを選ぶかで、動ける時期と手続きの重さが変わります。
| ルート | 動ける時期 | 手続き |
|---|---|---|
| 県立高校へ転学 | 転居ありは随時。転居なしは原則、1年生の9月1日までと、2年生以降の学年の始め | 在籍校の校長の判断、志願先の転学試験、定員の空きと教育課程の確認 |
| 私立高校へ転入・編入 | 学校ごとに異なる | 県内共通の一覧はなく、1校ずつ確認する |
| 通信制高校へ転入 | 私立は随時が多い。県立は水戸南高校の1校 | 学校に相談し、書類をそろえて出願 |
どのルートでも、いまの高校を辞めてから探す必要はありません。籍を置いたまま志願先に相談し、決まってから移る。この順番が原則です。
県立高校への転学。転居なしだと、動ける時期は年に1回ほど
茨城県教育委員会は、県立高校の転学の受入時期と条件を公開しています。要点を表にまとめました。[1]
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受入時期(保護者の転居あり) | 随時 |
| 受入時期(保護者の転居なし) | 原則として、第1学年は9月1日まで。第2学年以降は学年の始め |
| 主な条件 | 一家転住・進路の変更・家庭の事情の変化・健康上の理由のいずれかで、転学が望ましいと在籍校の校長が認めること。在籍している学年の課程を修了する見込みであること |
| 試験 | 志願先の高校で転学試験を受ける。在籍生徒と同等以上の学力があるかなどを総合的に判断 |
茨城県は、引っ越しをしなくても「進路の変更」や「健康上の理由」で転学を願い出られる県です。ただし時期は限られます。1年生の9月1日を過ぎると、次に動けるのは2年生の始めです。2年生以降は、学年の始めの年1回が原則になります。
手続きは在籍校への相談から始まります。在籍校が志願先に連絡し、定員の空きと教育課程のつながりを確かめたうえで、転学試験に進む流れです。
私立・通信制への転校。時期の自由度は通信制がいちばん高い
茨城県の私立高校には、転入・編入の受け入れ校をまとめた県内共通の一覧が見当たりません。茨城県私学協会は、転編入学の可否や試験の時期・条件は学校により異なると案内しています。希望する学校に1校ずつ確かめる形になります。[2]
通信制高校への転入は、3つの中でいちばん時期の自由度が高いルートです。私立の通信制は、学年の途中でも随時受け付けている学校が多くあります。
県立の通信制は水戸南高校の1校です。令和8年度の生徒募集要項では、転入学・編入学の受付は2月27日から3月3日、試験は3月7日の面接でした。18単位以上を修得している(見込みを含む)ことが資格で、転入学の書類は在籍校の職員が直接提出します。[3]
茨城県の通信制高校の一覧と選び方はこちらにまとめています。
>>茨城県の通信制高校一覧と選び方。学費と通いやすさで比較【2026年最新】
単位は年度末にまとめて認定されるため、年度の途中で移ると履修中の科目の単位は引き継げないことがあります。学年別のタイミングの考え方はこちらで解説しています。
>>通信制高校に転入・編入するタイミング。学年途中でも間に合う?単位の引き継ぎまで解説
明光義塾高等学院という選択肢。年度の途中でも転入でき、学力試験はなし
県立は、転居がなければ動ける時期が年に1回ほどで、在籍校の校長の判断と転学試験を通る必要があります。私立は共通の一覧がなく、1校ずつ問い合わせるところから始まります。「今の環境を早く変えたい」という気持ちに、半年から1年の待ち時間はこたえます。
僕が学院長を務める明光義塾高等学院は、いまの高校からの転入・編入を積極的に受け入れていて、年度の途中からの入学も受け付けています。通信制高校の連携施設で、高校卒業資格を目指しながら日々の学びを進める場所です。
入学までの流れは次のとおりです。
- 資料請求
- 個別相談・学校説明会
- Webでの出願
- 面接
- 入学手続き
学力試験はなく面接のみなので、「在籍生徒と同等以上の学力」を試験で示す必要はありません。受け入れの時期が学年の始めに限られることもありません。募集定員はあるので、気になった時点で早めに資料を取り寄せておくと安心です。
全国の明光義塾教室との連携で、中学範囲の戻り学習から大学受験対策まで一続きで見られるのが特徴です。『まず中2の数学からやり直したい』という相談も当たり前のこととしてサポートしています。
転校を考える生徒の多くは、前の学校で授業のペースが合わなかったか、通えない期間があって学習に空白ができています。個別指導なので、その空白がどの単元にあるのかまで戻って確かめられます。
通う場所は近くの明光義塾の教室です。茨城県は県北から県南、鹿行まで広い県です。県立の通信制がある水戸市まで通うのが難しい地域にお住まいでも、自宅の近くで学ぶ前提で考えられます。決まった曜日に決まった講師のところへ行く形なので、転校後の生活のリズムも作りやすい。
「県立の転学を待つか、今動くか」を迷っている段階の相談でも歓迎です。資料請求の際に「茨城県からの転入の相談」と書いていただければ、話が早く進みます。
>>【明光義塾高等学院】明光義塾との連携コースの資料請求はこちら
今日できる一歩
在籍校の担任に「いま修得済みの単位数と、この年度末に修得できる見込みの単位数」を聞いてみてください。電話でも連絡帳でも構いません。この2つの数字があれば、県立でも通信制でも、志願先との話がその場で具体的になります。
まとめ
茨城県で高校を転校するルートは、県立高校への転学、私立高校への転入・編入、通信制高校への転入の3つです。県立は、転居をともなわない場合、原則として1年生の9月1日までと2年生以降の学年の始めが受入時期で、転学試験があります。私立は1校ずつの確認が必要です。
時期の自由度が高いのは通信制で、明光義塾高等学院は年度の途中からの転入・編入も学力試験なしで受け付けています。どのルートでも、在籍校を辞めてから探す必要はありません。籍を置いたまま、単位の見込みを確かめ、志願先に相談する。この順番で進めてください。
完璧な正解を最初から選ぶ必要はありません。迷っている段階の相談こそ歓迎です。ひとりで抱え込む前に、話してみてください。
よくある質問
茨城県の県立高校に転校できる時期はいつですか?
茨城県教育委員会の案内では、保護者の転居をともなう転学は随時の対応です。転居をともなわない転学は、原則として第1学年の9月1日までと、第2学年以降の学年の始めの対応になります。志願先の高校で転学試験を受け、学力や教育課程のつながりなどが総合的に判断されます。
茨城県内で引っ越しをしなくても県立高校に転校できますか?
制度上は可能です。条件は、一家転住・進路の変更・家庭の事情の変化・健康上の理由のいずれかで、転学が望ましいと在籍校の校長が認めることです。ただし受入時期は原則として1年生の9月1日までと2年生以降の学年の始めに限られます。まず在籍校に相談してください。
年度の途中で茨城県の通信制高校に転入できますか?
私立の通信制高校であれば、学年の途中でも随時転入を受け付けている学校が多くあります。
県立の通信制は水戸南高校の1校で、令和8年度の生徒募集要項では転入学・編入学の受付は2月27日から3月3日、試験は3月7日の面接でした。
年度の途中で転入すると履修中の科目の単位の扱いが変わることがあるため、時期は志願先に相談して決めてください。
出典
