クラーク記念国際高等学校の学費を調べていて、コースごとの金額の違いがどこから来るのかを知りたい。そんな方に向けて、公式サイトに掲載されている金額をそのまま並べ、どこで差がついているのかを分解します。
先に結論です。2027年度新入生向けの公式サイトでは、就学支援金の適用後の年額が単位修得コースで3万円、スマートスタディⅠコースで16万2,800円、スマートスタディⅡコースで37万8,300円です。[1]
同じ学校で最大約35万円の差です。そのうち27万5,500円は、スマートスタディⅡの「コース授業料等」です。ここが分かると、他校と比べるときの物差しが手に入ります。
自己紹介が遅れました。小幡和輝と申します。僕は約10年間の不登校を経験しました。当時はフリースクールで学び、現在は不登校の専門家として本を書いたり、クラスジャパンでこれまで2000人以上の子どもたちとご家庭をサポートしてきました。
立場も書いておきます。僕は通信制高校の連携施設である明光義塾高等学院の学院長を務めているので、ご家庭から見ればクラーク記念国際高等学校とは比較される側です。だからこの記事では評価を書かず、公式の数字と読み方だけを載せます。
クラーク記念国際高等学校の学費(2027年度新入生)
公式サイトに掲載されている、就学支援金適用後の年額です。[1]
| コース | 年額(支援金適用後) | 内訳 |
|---|---|---|
| 単位修得コース(25単位) | 30,000円 | 就学支援金12,000円(1単位あたり)を充当後 |
| スマートスタディⅠ | 162,800円 | 本校授業料等102,800円+コース授業料等60,000円 |
| スマートスタディⅡ | 378,300円 | 本校授業料等102,800円+コース授業料等275,500円 |
表をよく見てください。スマートスタディⅠとⅡで、本校授業料等はどちらも102,800円で同じです。動いているのはコース授業料等の6万円と27万5,500円だけです。
つまりスマートスタディⅠとⅡの差額は、すべて「どういう学び方を選ぶか」の費用だということになります。公式サイトも、年間学費は「高校卒業資格の取得に必要な学費」と「選択コースの学費」を合わせた金額だと説明しています。[1]
別途かかるもの
公式サイトは、学費に含まれない費用も明記しています。[1]
- 教科書代 約10,000円程度
- 含まれない費用 模試、各種検定料、ICT教材費、健康診断費、PC購入費
スマートスタディⅡコースでは、一部のコンテンツの利用者に別途教材費が必要になる場合があるとも書かれています。パソコンの購入費も含めて、見積もりに入れておいてください。
また、週5日コースは拠点によって金額が異なるため、各拠点の募集要項を確認するよう案内されています。北海道地区も上記と金額が異なります。転編入学の学費は入学時期で変わります。
このように、拠点や入学時期によって金額が変わる部分もあります。数字を比べるときは、通う予定の拠点の募集要項まで見ないと正確になりません。
コースで金額が変わる仕組み
クラークの学費は、公式サイトの説明どおり2つに分かれます。[1]
- 高校卒業資格に必要な単位修得のための学費 すべてのコースで必要。選択コースや履修単位数で金額が異なる
- 選択コースの学費 在籍するキャンパスや選択コースによって金額が異なる
そして公式サイトは、1の学費のうち授業料が就学支援金の対象だと明記しています。[1]
2026年度から就学支援金の所得制限がなくなり、私立の通信制は年33万7,200円、単位制なら1単位1万3,668円(年間30単位・通算74単位まで)が支給上限になりました。[2]
就学支援金は、もともと高校の授業料に充てるための支援金です。[2]
スマートスタディⅠとⅡの表の金額は、どちらも就学支援金337,200円を本校授業料に充当した後のモデルとして示されています。[1] 本校授業料等が共通なのに総額が開くのは、選択コースの学費の違いによるものです。
制度そのものの解説は、こちらの記事にまとめています。
>>通信制高校の学費は実際いくら?2026年度の所得制限撤廃でどこまで下がるのか
クラーク記念国際高等学校とほかの通信制高校を見比べたいときは、ウェルカム通信制高校ナビで、お住まいの地域から通える学校の資料をまとめて無料で請求できます。
※エリアから検索でお住まいの地域を入れてください
他校と比べるときの物差し
学校ごとに費目の名前が違うので、そのまま並べても比較になりません。次の3つに分解してから比べてください。
- 卒業に必要な費用 授業料など。就学支援金が充てられる部分
- コース費用 学び方を選ぶための費用。学校やコースで金額が大きく変わる
- 別途費用 教科書、PC、模試、検定料。見積もりから漏れやすい
この3つで割り直すと、学校が違っても同じ土俵に乗ります。
参考に、同じ分解でN高等学校の学費を整理した記事があります。あわせて読むと物差しが固まります。
>>N高等学校の学費はいくら?コース別の実質負担と、サポート校と同じ物差しで比べる方法
金額の前に決めておくこと
クラスジャパンで2000人以上のご家庭に関わってきて思うのは、コース表から選び始めると決まらないということです。先に決めることが2つあります。
1つめは、どのくらい通いたいかです。ここでコース費用が大きく変わります。
2つめは、いま通えなくても選べるコースかです。体調や気持ちの波がある子の場合、通えなくなったときにコースを変えられるか、費用がどうなるかを事前に確認しておくと安心です。
この2つが決まっていれば、料金表は答え合わせになります。
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明光義塾高等学院という選択肢
学費とあわせて学習面も見たい方に向けて、僕が学院長を務める明光義塾高等学院を紹介します。通信制高校の連携施設として、高校卒業を目指しながら学び方を組み立てられます。
全国の明光義塾教室との連携で、中学範囲の戻り学習から大学受験対策まで一続きで見られるのが特徴です。「まず中2の数学からやり直したい」という相談も当たり前のこととしてサポートしています。
学費の相談も、コースを決める前の段階で歓迎です。資料請求のときに「通い方と学費の相談」と書いていただければ、話が早く進みます。
今日できる一歩
志望校の学費ページを開いて、金額を「卒業に必要な費用」と「コース費用」の2つに仕分けてみてください。
クラークのように内訳を公開している学校なら、5分でできます。公開していない学校なら、問い合わせのときに「この金額のうち、コース費用はいくらですか」と聞けば同じことが分かります。
この仕分けをしておくと、他校の数字が出てきたときに即座に比べられます。
まとめ
クラーク記念国際高等学校の学費は、2027年度新入生向けの公式サイトで、就学支援金適用後の年額が単位修得コース3万円、スマートスタディⅠ16万2,800円、スマートスタディⅡ37万8,300円です。
本校授業料等はⅠもⅡも102,800円で共通なので、ⅠとⅡの差額はすべてコース授業料等です。公式サイトは、就学支援金の対象を単位修得のための学費のうちの授業料としています。
別途、教科書代が約1万円、模試・検定料・ICT教材費・健康診断費・PC購入費がかかります。週5日コースと北海道地区は金額が異なるため、通う拠点の募集要項まで確認してください。
学校を比べるときは、卒業に必要な費用、コース費用、別途費用の3つに分解すると同じ土俵に乗ります。
完璧な正解を最初から選ぶ必要はありません。迷っている段階の相談こそ歓迎です。ひとりで抱え込む前に、話してみてください。
よくある質問
クラーク記念国際高等学校の学費は年間いくらですか?
公式サイトの2027年度新入生向けの案内では、就学支援金の適用後の年額が、25単位履修の単位修得コースで30,000円、スマートスタディⅠコースで162,800円、スマートスタディⅡコースで378,300円です。
スマートスタディⅠとⅡの内訳を見ると、本校授業料等はどちらも102,800円で共通で、コース授業料等が60,000円と275,500円になっています。差額はコース費用によるものです。
週5日コースは拠点によって金額が異なり、北海道地区も上記と異なります。転編入学の学費は入学時期で変わるため、通う拠点の募集要項で確認してください。
学費のほかに必要な費用はありますか?
公式サイトには、教科書代が約10,000円程度かかると記載されています。
さらに、模試、各種検定料、ICT教材費、健康診断費、PC購入費は学費に含まれないと明記されています。スマートスタディⅡコースでは、一部のコンテンツの利用者に別途教材費が必要になる場合があるとも書かれているので、あわせて見積もりに入れておいてください。
金額は年度で変わります。出願前に必ず公式サイトと拠点の募集要項で最新の金額を確認してください。
就学支援金はコースの学費にも使えますか?
公式サイトは、学費のうち「高校卒業資格に必要な単位修得のための学費」の授業料が就学支援金の対象だと明記しています。選択コースの学費は、その対象としては示されていません。
スマートスタディコースの年額は、就学支援金337,200円を本校授業料に充当した後のモデルです。そのうえでⅠとⅡの差は、選択コースの学費の違いです。2026年度からは所得制限がなくなり、私立の通信制では年33万7,200円、単位制なら1単位1万3,668円が支給上限です。
そのため学校を比べるときは、卒業に必要な費用、コース費用、別途費用の3つに分けて見ると、学校が違っても同じ土俵で比較できます。
出典
