足立区でフリースクールを探している方へ。この記事では、足立区のフリースクールを補助金の情報とあわせて紹介します。順位づけはせず、公式サイトで実在と所在地を確認できた施設だけをフラットに載せています。
足立区は、フリースクールの利用料に対する補助金が23区の中でも手厚い区です。東京都の助成に区独自の上乗せがあり、補助金として最大で月4万円まで支給されます。この記事の前半で制度の要点を、後半で通える施設の一覧をまとめました。
自己紹介が遅れました。小幡和輝です。約10年間の不登校を経験し、当時の僕を支えてくれた場所がフリースクールでした。いまはそれを運営する側として、本を書いたり、2000人以上の子どもたちとご家庭に関わっています。
足立区のフリースクール事情と補助金
東京都の調査では、令和6年度の都内公立小中学校の不登校児童生徒数は31,335人(小学生13,296人・中学生18,039人)でした。
足立区のフリースクール事情と補助金の公式ページ
足立区はフリースクールに通う家庭への経済的な支援が具体的で、次の2つの補助金を併用できます。
- 東京都フリースクール等利用者支援事業 都内在住の不登校の小中学生の保護者が対象で、フリースクール等の利用料に対して補助金として最大で月2万円まで支給されます。収入制限はありません。
東京都フリースクール等利用者支援事業の公式ページ - 足立区フリースクール等利用者支援助成金 都の助成の交付決定を受けた方のうち、児童生徒が足立区内在住の場合に、区が独自に上乗せする助成金です。児童・生徒1人につき補助金として最大で月2万円まで支給されます(都の助成などを差し引いた自己負担額が2万円未満の場合はその額)。対象は利用料のみで、入会金・施設維持費・教材費は対象外です。令和8年度の申請は令和9年3月30日必着。問い合わせは不登校施策推進担当課(03-3880-0784)です。
足立区フリースクール等利用者支援助成金の公式ページ
2つをあわせると、補助金として最大で月4万円まで支給される計算になります。区立学校の在籍は要件になっておらず、足立区に住んでいれば対象になりうる点も使いやすいところです。年度によって内容が変わることがあるので、最新情報は必ず公式ページでご確認ください。
フリースクール以外の公的な選択肢も足立区は充実しています。教育支援センター「チャレンジ学級」が西新井(梅島3-28-8)・綾瀬(綾瀬1-34-7)・竹の塚(竹の塚6-3-13)の3教室、不登校の中学生向けの特例課程教室「あすテップ」が第十中学校内(なでしこ)と花保中学校内(はなほ)の2か所にあり、いずれも平日9時から15時30分まで開いています。
相談はこども支援センターげんきの教育相談(西新井 03-3852-2872/綾瀬 03-3838-3588/竹の塚 03-5851-8507)が入口になります。
あすテップの公式ページ
なお、東京都全体のフリースクールを市区町村別に探したい方は、こちらの一覧記事をどうぞ。
>>東京都のフリースクールと補助金一覧。市区町村別に紹介します【2026年最新】
フリースクールでも出席扱いになりえます
フリースクールでの学びは、一定の要件を満たせば在籍校の指導要録上の出席扱いになりえます。文部科学省が通知で認めている全国共通の仕組みです。
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足立区での出席扱いの実例と手続きの流れ、補助金の申請の進め方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
>>【実例あり】足立区で不登校の出席扱いが認められた方法。補助金は都と区あわせて月最大4万円
まだ外に出るのが難しい、近くに通える場所がないという方へ
一覧の前に、ひとつだけ伝えさせてください。足立区は広く、北千住や綾瀬の周辺に施設が集まる一方で、家の近くに通える場所がないエリアもあります。それはご家庭の努力不足ではありません。そして、家から出るエネルギーがまだ戻っていない時期のお子さんもいます。
そういう場合の選択肢として、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」があります。ネットの先生(担任)が伴走しながら、自宅から自分のペースで学べる場所です。
2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちを支えてきました。一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになる仕組みも整っています。
学習AIがヒントを出しながら一緒に考えてくれて、学習以外に使えないフィルタリング設定もあるので、初めてのオンライン学習でも安心です。
詳細はこちら: クラスジャパン小中学園
足立区のフリースクール一覧
足立区内の施設と、区内からアクセスしやすい近隣の施設を紹介します。順位をつけたものではありません。料金や開所日は変わることがあるので、必ず公式サイトと見学で最新の情報を確認してください。
あだちファミリースペースevery tree(エブリツリー)
あだちファミリースペースevery tree
運営: NPO法人キミトツクル
所在地: 足立区梅田6-3-10
対象年齢: 不登校の小中学生
料金: 月謝46,200円(税込・2026年4月から)。回数券4枚10,000円で半日1コマから利用可
保育士歴27年の代表が開いた、梅田エリアの居場所型フリースクール。月・水・金曜の10時30分から15時30分に開所し、午前・午後の1コマ単位でも通えます。2026年度からはこどもコーチングとAI学習を組み合わせたプログラムも始まっています。東京都の助成対象施設一覧にも掲載されています。
あだちファミリースペースevery tree(エブリツリー)の公式サイト
フリースペースわかば(北千住)
フリースペースわかば
運営: NPO法人青少年自立援助センター
所在地: 足立区千住3-6-12 ツオード千住壱番館402
対象年齢: 中学生から30代くらいまで
料金: 要お問い合わせ
北千住駅近くにある、不登校やひきこもりで人との関わりが苦手な人のためのフリースペース。平日10時から18時まで開いていて、プログラムや学習支援を通じて少しずつ外とのつながりを取り戻せます。利用前に面談があるので、まずは電話(03-6806-2575)で相談を。
東京未来大学みらいフリースクール(綾瀬・六町)
東京未来大学みらいフリースクール
運営: 学校法人三幸学園
所在地: 綾瀬教室=足立区綾瀬2-30-6(綾瀬駅徒歩3分)/六町教室=足立区南花畑1-14-24-301
対象年齢: 小学3年生〜中学3年生(コースにより異なる)
料金: 入学金50,000円。月額はスタンダード62,000〜72,000円/3DAY 48,000〜55,000円/1DAY 24,000〜34,000円(税込)
2015年開校の、大学が母体のフリースクール。心理の専門スタッフが関わりながら、教科学習に加えて音楽・スポーツ・課外学習などの活動ができます。平日10時から15時開所。週1日から週5日まで通う日数を選べて、東京都の助成対象施設一覧に綾瀬・六町の両教室が掲載されています。
トライ式中等部 北千住キャンパス
トライ式中等部 北千住キャンパス
運営: 株式会社トライグループ
所在地: 足立区千住2-58 ジェイシティ北千住2F(北千住駅西口徒歩2分)
対象年齢: 中学1年生〜3年生
料金: 要お問い合わせ
家庭教師のトライが運営する不登校の中学生向けフリースクール。通学・在宅・オンラインのスタイルを選べて、マンツーマンの学習サポートが受けられます。北千住駅から徒歩2分と、電車で通いやすい立地です。東京都の助成対象施設一覧にも掲載されています。
サドベリースクールアルママ(近隣・荒川区)
サドベリースクールアルママ
運営: 一般社団法人サドベリースクールアルママ
所在地: 荒川区荒川1-57-6(都電荒川区役所前徒歩7分)
対象年齢: 5歳〜15歳
料金: 入学金30,000円。週1日35,000円〜週5日80,000円/月(月2回+オンラインは30,000円。2026年4月改定)
2023年開校の、子どもが自分で学びと過ごし方を決めるサドベリースクール。時間割やテストがなく、やりたいことから学びを育てるスタイルです。荒川区ですが、足立区の千住エリアからは自転車や都電でアクセスしやすい距離にあります。
SouRire balloonふらっとフリースクール(近隣・葛飾区)
SouRire balloonふらっとフリースクール
運営: NPO法人SouRire balloon
所在地: 葛飾区南水元4-11-20
対象年齢: 小中学生(高校生は応相談)
料金: 入会金30,000円(キャンペーンで0円)・施設維持費年12,000円。週2日28,000円/週3日38,000円/週4日48,000円(月額)
2026年4月に開設された葛飾区金町エリアのフリースクール。10時から15時の開所で、週2日から日数を選べます。足立区東部(花畑・六木・大谷田方面)からも通いやすい立地です。
SouRire balloonふらっとフリースクール(近隣・葛飾区)の公式サイト
掲載していない施設について
足立区内には、このほかにも小規模な居場所や、公式サイトでは詳細が確認できなかった施設があります。
この記事では、公式サイトまたは公的な一覧で実在・所在地・運営が確認できた施設だけを載せているため、掲載を見送った施設もあります。
新設や移転で情報が変わることもあるので、通う前には必ず公式サイトの確認と直接の問い合わせをお願いします。
公的な選択肢としては、先ほど紹介したチャレンジ学級(西新井・綾瀬・竹の塚)とあすテップがあります。どこから始めるか迷ったら、こども支援センターげんきの教育相談に電話するのが確実です。
掲載のない地域にお住まいの場合も、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」なら地域を問わず自宅から利用できます。
ネットの先生(担任)が伴走し、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになった実績も多数あります。
2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちをサポートしてきました。
クラスジャパン小中学園
まとめ。フリースクールは合うかどうかで選んでいい
フリースクールに優劣はありません。あるのは、そのお子さんに合うか合わないかだけです。見学や体験に行ってから決めていいし、複数の施設を並行して検討しても構いません。
足立区は都と区の補助金をあわせて最大で月4万円まで支給される、フリースクールを試しやすい区です。まずは気になる施設をひとつ、見学の予約から始めてみてください。
今日できる一歩をひとつ挙げるなら、この記事の中で気になった施設の公式サイトを開いて、見学・体験のフォームか電話番号をブックマークしておくことです。申し込むかどうかは、それから考えれば大丈夫です。
「うちの場合はどの施設が合いそう?」「補助金の手続きが分からない」という段階でも大丈夫です。まずは話を聞いてみるだけでも、気持ちが少し軽くなるはずです。
よくある質問
足立区にフリースクールの補助金はありますか?
あります。東京都の利用者支援事業で補助金として最大で月2万円、さらに足立区の上乗せ助成で最大で月2万円が支給され、あわせて最大で月4万円まで補助されます。区の助成は足立区在住で、都の交付決定を受けていることが要件です。対象は利用料のみで、入会金や教材費は対象外です。
足立区にフリースクールはいくつありますか?
この記事では、公式サイトで実在を確認できた区内4施設(every tree・フリースペースわかば・東京未来大学みらいフリースクール・トライ式中等部北千住)と、近隣の2施設を紹介しています。このほかに公的な学びの場として、チャレンジ学級3教室とあすテップ2教室があります。
フリースクールに通うと学校の出席扱いになりますか?
一定の要件を満たせば、在籍校の指導要録上の出席扱いになりえます。文部科学省の通知で認められている全国共通の仕組みで、在籍校の校長の判断で認められます。足立区での実例と手続きは本文で紹介した解説記事をご覧ください。
出典
