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浜松市のフリースクールと補助金一覧。通える場所を地域で探せます【2026年最新】

浜松市でフリースクールを探している方へ。この記事では、浜松市内で公式サイトや市・県の資料から運営・所在地・料金を確認できたフリースクール等を、中央区9か所・浜名区1か所の区別に紹介し、隣の磐田市の1か所もあわせて載せています。

順位づけやランキングではなく、運営・所在地・対象年齢・料金をそろえた一覧です。補助金について先に結論を書くと、2026年9月時点で、フリースクールの利用料だけを対象にした保護者向けの補助金は浜松市にも静岡県にもありません。

ただし浜松市には、条件に当てはまる世帯の小学生に年間12万円分のクーポンを交付する「こども習い事応援事業」があり、2026年4月からフリースクールも利用先に加わりました。

浜松市のフリースクール一覧は市も公開していますが、令和7年11月時点の資料なので、その後に活動を終えた施設や料金が変わった施設があります。この記事はそこを2026年9月の公式情報で確認し直しました。

自己紹介が遅れました。小幡和輝と申します。僕は約10年間の不登校を経験しました。当時はフリースクールで学び、現在は不登校の専門家として本を書いたり、2000人以上の子どもたちとご家庭をサポートしてきました。

目次

浜松市のフリースクールと支援の状況

浜松市は、市がフリースクール等の一覧を公開している自治体です。浜松市教育委員会の「不登校支援」のページには「民間施設等一覧(フリースクールなど)」という資料があり、浜松市内の小中学生が利用している22の施設が、所在地・対象・活動日・料金つきで紹介されています。

市はこの一覧を「教育委員会との意見交換会を通してつながりのある施設」と説明しています。同じページには「学校への登校のみを目標とするのではなく、多様な学びの場を確保しながら、社会的自立への歩みのサポートを進めていきます」という市の方針も書かれています。[1]

ただ、この一覧は令和7年11月現在のものです。22施設のなかには、磐田市・湖西市など市外の施設、東京に窓口があるオンライン中心のスクール、ホームスクールの家庭が集まる場、医療機関のデイケアも含まれています。

さらに、一覧に載っている中央区楊子町の「フリースクール空」は2026年3月で活動を終え、天竜区横川の「里山題楽校」は2026年3月末で天竜区での活動を終えて袋井市に移りました。

この記事では、市の一覧を出発点にしつつ、1か所ずつ公式サイトで現在の状況を確認しています。

もうひとつの公的な資料が、静岡県教育委員会の「公的教育機関と民間施設等の連携協議会」の名簿と施設情報です。名簿(令和8年6月17日現在)には県内72の民間団体が載っていて、浜松市の団体も10以上含まれます。[2] この記事では、どちらの資料に載っている施設かも施設ごとに書きました。

背景として、文部科学省の調査では、2024年度(令和6年度)の小・中学校の1,000人当たりの不登校児童生徒数は全国平均38.6人に対して静岡県は45.6人で、全国平均を上回っています。[3] 浜松市だけの人数は公式の公表値を確認できなかったので、この記事では県の数字を載せています。

浜松市と静岡県の補助金。保護者が使えるのは「こども習い事応援事業」のクーポンです

お金の話を正確に書きます。

  1. 静岡県 保護者向けの利用料の補助金はありません。県の「フリースクール運営費助成制度」は、フリースクールを運営する団体に対して経費の2分の1以内、1運営主体あたり年100万円を上限に補助する制度で、保護者が申請するものではありません。[4]
  2. 浜松市 フリースクールの利用料だけを対象にした補助金はありませんが、「浜松市こども習い事応援事業」があります。浜松市内に住民登録があり、生活保護または児童扶養手当の全部支給を受けている世帯の小学1〜6年生が対象で、補助金にあたるクーポンとして児童1人あたり年間12万円(ひと月につき1万円相当)が交付されます。2026年4月から対象学年が小学4〜6年生から小学1〜6年生に広がり、フリースクールも利用先に加わりました。入会金や月謝に使えます。[5]

注意点が3つあります。中学生は対象外です。所得などの条件がある制度で、不登校の子ども全員が使えるものではありません。

そしてクーポンが使えるのは、市に参画事業者として登録された教室だけです。通いたい施設が登録されているかどうかは、見学のときに施設へ聞くか、市の子育て支援課(053-457-2792)で確認できます。

申請の様式・受付期間・必要書類は制度ごとに違います。各制度の詳しい条件と申請先は、記事末の出典に挙げた自治体のページで確認できます。

補助金の対象にならないご家庭が費用を抑える方法は、実際には次の3つです。

  1. 無料の校外まなびの教室を使う 次の節で紹介する市の教室です
  2. 通った日数分だけ払う施設を選ぶ この記事の一覧には、1日2,000円や1日3,000円で月の上限が決まっている施設、1回1,500円の施設があります
  3. 無料の公的な場と民間を組み合わせる 校外まなびの教室に通いながら、週1回だけ民間の施設を使う方法です

無料で通える「校外まなびの教室」が市内に11か所あります

浜松市の教育支援センターにあたるのが、教育委員会が開いている「校外まなびの教室」です。市内に11か所あり、対象は浜松市内の小中学校に在籍する小学1年生〜中学3年生、利用料は無料です。学区はなく、どの地区からでもすべての教室を選べます。[6]

  1. 中央区(8教室) ふれあい教室(住吉・青少年の家内。約40人で最大規模)、おれんぢ教室(東三方町・教育会館内)、くろーばー教室(舘山寺町・はままつフラワーパーク内)、とびうお教室(舞阪町)、くすのき教室(船越町・アイミティ浜松内)、まつのき教室(青屋町)、おあしす教室(三島町・一軒家)、ぬくもり教室(市野町・令和7年度に新設)
  2. 浜名区(2教室) かやの木教室(於呂・浜北地域活動研修センター内)、ひまわり教室(細江町気賀・天竜浜名湖鉄道の気賀駅に隣接)
  3. 天竜区(1教室) すぎのこ教室(上野・旧下阿多古中学校内。阿多古川のそばで、川遊びや野菜づくりをしています)

どの教室も活動時間は9時〜14時の週4日で、月曜休みの教室と金曜休みの教室があります。

お弁当を持って通い、午前と午後に30分ずつの自学自習と、小集団での交流活動があります。

申し込みは各教室ではなく在籍校を通して行い、見学、2週間ほどの体験、入級という順番です。問い合わせ先は浜松市教育委員会の指導課(053-457-2411)です。

相談先としては、教育総合支援センター(053-457-2424、平日8時30分〜17時)に加えて、市が子育て支援課に置いた不登校専門の「浜松市地域不登校相談窓口」(053-457-2046)があります。[7]

教育支援センターの通い方と費用、フリースクールとの違いは、こちらの記事で解説しています。

>>教育支援センター(適応指導教室)とは?通い方・費用・出席扱いをわかりやすく解説

静岡県内の不登校の相談窓口は、こちらの記事に電話番号つきでまとめています。

>>静岡県の不登校相談窓口一覧。無料で頼れる公的・民間の相談先【2026年最新】

フリースクールでも出席扱いになる可能性があります

フリースクールでの活動は、在籍校の校長が認めれば指導要録上の出席扱いになる場合があります。根拠は文部科学省の通知です。[8]

浜松市は、市の不登校支援のページでフリースクール等の民間施設について「一定の要件を満たせば、在籍校での出席認定や成績評価の対象になります」と書いています。

この記事で紹介する施設の公式サイトにも、「在籍校と連携をし、毎月出席報告をおこなっています」(フリースクールNEST)、「学校長判断によっては、『学び舎 もりのはらっぱ』での活動が出席認定されています」(学び舎 もりのはらっぱ)といった記載があります。

ただし判断するのはあくまで在籍校の校長で、個々のケースごとに決まります。見学のときに、在籍校への報告をどんな形でしてもらえるかを聞いてみてください。

出席扱いの要件は、こちらの記事で解説しています。

>>「不登校でも出席扱いに?」文部科学省の通知で出席扱いになる3つの要件を徹底解説

まだ外に出るのが難しい、近くに通える場所がないという方へ

オンラインフリースクール クラスジャパン小中学園

浜松市の面積は約1,558平方キロメートルで、全国の市町村のなかで2番目の広さです。

一方で、この記事で確認できた民間の施設は、浜松駅の周辺をはじめとする中央区の市街地に集まっていて、浜名区は1か所、天竜区は2026年4月以降、公式に確認できる民間の施設がなくなりました。

天竜区の水窪や佐久間、浜名区の引佐や三ヶ日から市の中心部まで通うのは、それだけで大きな負担です。また、そもそも家から出るエネルギーがまだ戻っていない時期のお子さんもいます。それはご家庭の努力不足ではありません。

そういう場合の選択肢として、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」があります。ネットの先生(担任)が伴走してくれて、自宅から自分のペースで学べます。

2018年の開校からこれまでに2000人以上の不登校の子どもたちを支えてきて、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになる仕組みも整っています。

学習AIがヒントを出しながら一緒に考えてくれて、学習以外に使えないフィルタリング設定があるので、ゲームや動画が心配なご家庭でも使いやすいです。

>>クラスジャパン小中学園の学び方を見る

浜松市のフリースクール一覧(区別)

浜松市内で運営・所在地・対象・料金を確認できた施設を、区別に紹介します。順位をつけたものではありません。

料金は執筆時点(2026年9月)の公式サイトの記載で、税込・税別の表記がない施設がほとんどです。

公式に確認できなかった項目は「要お問い合わせ」とし、市や県の資料だけで確認できた内容はその旨を書いています。通う前には必ず各施設に直接ご確認ください。

中央区: フリースクールNEST

フリースクールNEST
運営: 要お問い合わせ(代表 小泉賢祐。公式サイトに法人名の記載なし)
所在地: 浜松市中央区楊子町93-1(浜松駅バスターミナル6番のりばの三島江ノ島線で「三島町」下車、徒歩5分)
対象年齢: 7歳〜30歳(不登校の小中学生、通信制高校の生徒など)
料金: 入会金20,000円、年会費10,000円、月謝は1日あたり2,000円の後払い制。遠足などの費用は都度

2026年3月に活動を終えた「NPO法人フリースクール空」のスタッフだった方が、同じ楊子町の場所で新しく開いたフリースクールです。フリースクール空の公式サイトに、その経緯が書かれています。

開校は火曜〜金曜の週4日、10時〜16時。一人ひとりの進度に合わせた学習(強制ではありません)のほか、ギター・ベース・ドラム・ピアノ、月1回の自由参加の遠足があります。

公式サイトには、在籍校と連携して毎月の出席報告をしていることが書かれています。無料体験を随時受け付けています(080-4301-0958)。

市の一覧に載っているのは前身の「フリースクール空」で、料金の形も変わっているので、NESTの公式サイトで確認してください。

フリースクールNESTの公式サイト

中央区: フリースクール ドリーム・フィールド

フリースクール ドリーム・フィールド
運営: NPO法人ドリーム・フィールド
所在地: 浜松市中央区天龍川町201
対象年齢: 小学1年生〜高校生(市の一覧では小学1年生〜成人)
料金: 入学金なし、月額5,000円程度(県の施設情報〈令和8年2月現在〉の記載。市の一覧では月額0〜5,000円程度)

2004年に、学校以外の教育・育ちの場として開かれたフリースクールです。県の施設情報によると、学習、運動、料理、英会話、アート、工作、理科、ドラム、ボーカル、ピアノ、バンド演奏などのプログラムを自由に選んで学べて、多くの子は公立の通信制高校に進み、スクールに通いながら高校卒業を目指します。

同じ法人が「雑貨カフェいもねこ」などの就労支援の事業所を運営していて、社会に出るまで長く関われるのが特徴です。市の一覧では活動は平日の11時〜17時。静岡県の連携協議会の名簿と浜松市の一覧の両方に載っています。

ここに書いた内容は県と市の資料で確認したものなので、最新の料金と活動日は問い合わせ(053-422-5203)で確認してください。

フリースクール ドリーム・フィールドの公式サイト

中央区: フリースクール IBASHO新津

フリースクール IBASHO新津
運営: IBASHO共同事業体(一般社団法人未来学校、株式会社ポップチャイルド、一般社団法人SoZone)
所在地: 浜松市中央区新津町603
対象年齢: 小学1年生〜中学3年生(県の施設情報の記載)
料金: 1回3,000円で、1か月の上限は30,000円(月10回を超えた分は無料)。入会金は要お問い合わせ

2025年に新津町の空き家を活用して開かれたフリースクールで、放課後児童クラブを併設しています。開所は平日の10時〜14時。

公式サイトには、サドベリーバレースクールの理念に基づき「活動を強制せず、子どもたちの自主性を尊重」するとあり、地域の住民や地元の企業・店舗と連携したイベント、キャリア体験にも力を入れています。

通った回数分だけ払う形で月の上限が決まっているので、週1〜2回から試したいご家庭でも費用の見通しが立てやすい施設です。静岡県の連携協議会の名簿(令和7年度登載)と浜松市の一覧に載っています(080-7202-9630)。

フリースクール IBASHO新津(未来学校)の公式サイト

中央区: デモクラティックスクール び~だ

デモクラティックスクール び~だ
運営: 要お問い合わせ(公式サイトに法人名の記載なし)
所在地: 浜松市中央区富塚町600-13(JR浜松駅から遠鉄バスで「長坂橋」下車、徒歩5分)
対象年齢: 6歳(年長児)〜18歳
料金: 入学金30,000円、月謝20,000円(きょうだい3人目からは10,000円)、活動費は月1,000円、保険料は年度1,600円。見学は2回まで無料

アメリカのサドベリー・バレー・スクールをモデルにしたスクールです。公式サイトでは「自分で感じて、自分で考えて、自分で決めて、自分で行動していく学校」と説明していて、カリキュラムもテストもなく、年齢の違う子どもたちが一緒に過ごし、必要なことはミーティングで話し合って決めます。

令和8年度の開校は月曜〜木曜の週4日、10時〜16時で、祝日も開いています。月単位で休学でき、休学した月の月謝はかかりません。

1日2,000円で参加できる「オープンび~だ」もあります。公式サイトには電話番号の掲載がなく、問い合わせはメールとフォームです。静岡県の連携協議会の名簿と浜松市の一覧に載っています。

デモクラティックスクール び~だの公式サイト

中央区: 学び舎 もりのはらっぱ

学び舎 もりのはらっぱ
運営: こころの自転車やさん harappa(主宰 鈴木葉子〈公認心理師・臨床心理士〉)。任意団体「縄文楽校」の活動の柱のひとつ
所在地: 浜松市中央区大原町(縄文楽校。番地は公式サイトの記事では191-2、市と県の資料では188-4のため、参加の前に要お問い合わせ)
対象年齢: 全年齢(小学生以上は子どもだけで参加可)
料金: 小中学生は1日1,500円、幼児・高校生は500円、乳児・大人は無料。初回は無料、きょうだいでの参加は1割引

公認心理師・臨床心理士の方が開いている「フリースクール&憩いの場」です。開催は月に3〜4日(火曜か木曜)の10時〜14時で、毎日通う場所ではありません。

たき火、外遊び、料理やお菓子づくり、ものづくり、年中行事などがあり、公式サイトには「プログラムに参加するか、自由に過ごすかを自分で決められます」とあります。申し込みは不要で、その月の開催日は公式サイトに載ります。

公式サイトの令和7年度の案内には、希望すれば学校との連携も行うこと、学校長の判断で活動が出席認定された例があることが書かれています。まず月に1回、外に出るきっかけがほしいという段階のお子さんに合う場所です。

学び舎 もりのはらっぱ(harappa)の公式サイト

中央区: 星槎フリースクール 浜松

星槎フリースクール 浜松
運営: 学校法人国際学園(星槎国際高等学校 浜松学習センター内)
所在地: 浜松市中央区上浅田2-4-30(JR浜松駅から徒歩15分)
対象年齢: 小学4年生〜中学3年生
料金: 入学金10,000円(初年度)。月額は選ぶ授業の数で決まり、1つなら授業料2,500円+施設設備費500円、5つ以上なら授業料10,000円+施設設備費2,500円(令和8年度の案内資料)

通信制の星槎国際高等学校の浜松学習センターの中にあるフリースクールです。利用時間は平日の9時30分〜15時で、クッキング、動画編集、ソーイング、プログラミング、作編曲などの授業から好きなものを選んで受けます。

案内資料には「高校生活のリハーサル!」とあり、高校生の様子を間近で見ながら過ごせるので、中学卒業後のイメージを持ちやすい環境です。入会のときには、家庭と星槎から在籍の中学校へ連絡を入れる流れになっています。

市の一覧(月額21,000円から)や県の施設情報とは料金の記載が違うので、最新の案内資料か問い合わせ(053-450-9820)で確認してください。

星槎フリースクール 浜松(星槎国際高等学校 浜松学習センター)の公式サイト

中央区: トライ式中等部 浜松キャンパス

トライ式中等部 浜松キャンパス
運営: 株式会社トライグループ
所在地: 浜松市中央区鍛冶町140-4 浜松Aビル1F(JR浜松駅北口から徒歩約2分)
対象年齢: 中学1年生〜3年生
料金: 要お問い合わせ(市の一覧〈令和7年11月現在〉では月額44,000円、入会金55,000円)

家庭教師のトライのグループが運営する中学生向けのフリースクールで、浜松駅のすぐ近くにあります。開校時間は9時〜16時(日曜・祝日を除く)で、自習スペースはそのあとも使えます。授業は完全マンツーマンで、通うペースは週1〜5日から選べます。

公式サイトによると登校する回数で料金は変わりません。集団の中で過ごすのがまだしんどい子や、先生と1対1で学び直したい子に向いた形です。公式サイトには、在籍中学校で出席と認定される生徒が多いこと、認定の基準は地域や学校によって異なることが書かれています。

静岡県の連携協議会の名簿と浜松市の一覧に載っています(0120-919-439)。

トライ式中等部 浜松キャンパスの公式サイト

中央区: 心理教育相談室 基礎屋

心理教育相談室 基礎屋
運営: 要お問い合わせ(代表 伊藤真一〈臨床心理士・公認心理師〉。公式サイトに法人名の記載なし)
所在地: 富塚ルームは浜松市中央区富塚町2961-8、中島ルームは浜松市中央区中島2-6-31
対象年齢: 幼稚園年長〜中学3年生(学習支援。高校生は中学からの継続で可)
料金: 入会金10,000円。学習支援(週1回・月謝制)は小学1〜4年生8,000円、小学5・6年生11,000円、中学生15,000円。公認心理師が担当する専門支援は小学1〜4年生16,000円、中学生28,000円など

カウンセリング、学習支援、表現活動を3本の柱にした支援施設で、臨床心理士・公認心理師が在籍しています。

市と県の資料ではフリースクールを併設する施設として紹介されていますが、平日の開所は14時からで、学習支援は13時30分〜22時、土曜は11時〜20時です。

午前中から通う居場所ではなく、午後に週1回、学年混合・少人数の「寺子屋型」で学ぶ場所だと考えてください。

専門支援には月1回の保護者面接と、学校や医療機関とのやりとりが含まれていて、公式サイトには「通塾がフリースクールとして学校の出席カウントになっている例もあります」とあります。

朝は動けないけれど午後なら外に出られる、という子には合います(富塚ルーム 053-555-4731、中島ルーム 053-555-8134)。

心理教育相談室 基礎屋の公式サイト

中央区: スタディグレイス 浜松館(フリースクールプラン)

スタディグレイス 浜松館(フリースクールプラン)
運営: スタディグレイス(代表 川合善仁。公式サイトに法人名の記載なし)
所在地: 浜松市中央区常盤町143-32(遠州鉄道の遠州病院駅から徒歩2分)
対象年齢: 中学1年生〜高校3年生(小学生は対象外)
料金: 入会金20,000円。英語・数学の2教科で週2回33,000円、週3回38,000円、週4回43,000円、週5回49,000円(月額)。理科・社会、国語の追加はそれぞれ5,000円

学習塾が、学校を休みがちな中高生と通信制高校の生徒に向けて開いている、学習が中心のプランです。公式サイトでは「不登校生徒の『もう一つの勉強部屋』」と説明しています。

平日は10時30分〜22時の間で通う時間を面談で決め、AI教材を使った自立学習を、中高一貫校の元教員がフォローします。

公式サイトに「生徒さんご自身に学習への目的意識があることが必要です」とあるとおり、居場所というより、もう一度勉強に向き合いたいという気持ちが出てきた子のための場所です。市と県の資料には載っていません(053-540-1761)。

スタディグレイス フリースクールプランの公式サイト

浜名区: そよそよの家

そよそよの家
運営: 保護者による当事者グループ(サークル。公式サイトに法人名の記載なし)
所在地: 浜松市浜名区於呂3288-5(遠州鉄道の岩水寺駅から徒歩5分。古い平屋の一軒家)
対象年齢: 小学生〜高校生(それ以外は相談)
料金: 施設維持費は月500円(何回来ても同じ)、活動費500円(どちらもその月の初回は無料)。第1土曜の開放日は無料

水曜と木曜の10時〜16時に開いている、学校に行かない子どもたちの平日昼間の居場所です。希望する保護者が交代で見守りに入る形で運営されていて、公式サイトには「強制なし 否定もなし」「やりたくなければ ただボ~っと過ごすのもいい」とあります。

2025年10月からは、第1土曜に申し込み不要・無料の「遊んだついでになんとなく食堂」も開いています。フリースクールとは名乗っておらず、学習指導のある場所ではありませんが、費用の負担がとても小さく、同じ立場の保護者とつながれるのが特徴です。

静岡県の連携協議会の名簿と浜松市の一覧に載っています(090-5612-4719)。

そよそよの家の公式サイト

ここまでで通える場所が見つからなかった方へ

浜松市は、同じ中央区のなかでも舞阪や雄踏のように駅前の市街地から離れた地域があり、浜名区や天竜区からはさらに時間がかかります。送り迎えが前提になると、保護者の仕事との両立も問題になります。

「合いそうな場所はあったけれど、毎週そこまで通い続けるのは難しい」という距離の問題は、親子どちらの努力でも埋まりません。

クラスジャパン小中学園は通学そのものがないので、住んでいる区に左右されずに続けられます。

>>自宅から通えるオンラインの選択肢を見る

近隣の選択肢: 磐田市

中央区の東部(天竜川の近く)からは、隣の磐田市の施設も通える範囲です。浜松市の一覧にも、浜松市内の小中学生が利用している施設として載っています。

磐田市: フリースクール アスノルーム

フリースクール アスノルーム
運営: NPO法人こども未来機構
所在地: 磐田市中泉591-1 イーストスクエアビル2F(JR磐田駅から徒歩3分)
対象年齢: 小学1年生〜中学3年生(県の施設情報の記載)
料金: 入会金10,000円(きょうだいは5,000円)、利用料は2026年4月から利用日数にかかわらず一律で月25,000円(諸経費込み)。最大2週間の無料体験あり

磐田駅のすぐ近くでNPO法人が開いているフリースクールで、音楽、麻雀、アートなど、子どもの「好き」や「楽しい」を入口にした活動をしています。市の一覧では活動日は月・火・木・金曜の10時〜16時です。

公式サイトによると、正式に入会したあとは代表が在籍校を訪問して活動の記録を提出し、翌月からは毎月末に活動日数などを学校へ報告しています。在籍校の校長の判断で、活動日数が出席日数として認められる場合があるとも書かれています。

市の一覧にある「月額5,800円〜36,000円(コースによる)」は改定前の料金で、現在はコース別ではなく一律です(080-3414-4055)。

フリースクール アスノルームの公式サイト

掲載していない施設について

この記事は、公式サイトか市・県の資料で、運営・所在地・料金のほとんどを確認できた通所型の施設だけを載せています。浜松市内の施設をすべて網羅したものではありません。確認できないものを推測で載せることはしていません。

市の一覧に載っていても、この記事に載せていない施設があります。フリースクール空と里山題楽校は、先に書いたとおり2026年3月で浜松市内での活動を終えています。

メンタルクリニック・ダダの「デイケアマスカット」(浜名区中条)と「SUNNY」(中央区神田町)は、医療法人が運営する医療機関のデイケアで、利用するにはまず外来の受診が必要になるため、フリースクールの一覧には入れていません。

ホームスクールの家庭が集まる場、放課後等デイサービス(利用には福祉サービスの手続きが必要です)、活動の拠点を固定していない団体、公式サイトで現在の内容を確認できなかった施設も見送りました。

天竜区は、2026年9月時点で、公式に確認できる民間の通所型の施設が見つかりませんでした。天竜区にお住まいの場合は、上野の校外まなびの教室「すぎのこ教室」が公的な選択肢になります。校外まなびの教室には学区がないので、浜名区のかやの木教室など、通いやすい教室を選ぶこともできます。

新設や移転、料金の改定で情報が変わることがあります。この記事を書くために確認しただけでも、市の一覧が作られた令和7年11月から1年足らずの間に、2つの施設が市内での活動を終え、1つの施設が新しく開き、1つの施設が料金を改定していました。通う前には必ず公式サイトと直接の問い合わせで最新の情報を確認してください。

浜松市を含む静岡県全体の一覧はこちらの記事にまとめています。磐田市・湖西市・袋井市・掛川市など、浜松市の外の施設はこちらから見てみてください。

>>静岡県のフリースクールと補助金一覧。市区町村別に紹介します【2026年最新】

掲載のない地域にお住まいの場合も、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」なら地域を問わず自宅から利用できます。

ネットの先生(担任)が伴走し、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになった実績も多数あります。

2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちをサポートしてきました。

>>クラスジャパン小中学園について詳しく見る

まとめ。合うかどうかで選んでいい

フリースクールは、優劣ではなく「その子に合うかどうか」で選ぶものです。浜松市には、楊子町で2026年に開いたばかりのスクール、2004年から続くNPOのスクール、新津町の空き家を使った居場所、カリキュラムもテストもないデモクラティックスクール、月に数回のたき火と外遊びの場、通信制高校の中で好きな授業を選べる教室、浜松駅から歩いて2分の完全マンツーマン、午後から通える心理士のいる学習支援、保護者が交代で見守る浜名区の一軒家と、タイプの違う場所があります。

料金の形も、月2万円台の月謝制、1日2,000円や3,000円の都度払い、月500円の維持費だけの場所とさまざまです。見学してから決めていいし、無料の校外まなびの教室と民間の施設を並行して検討してもかまいません。

今日できる一歩として、この記事の一覧から、お住まいの地域から通えそうな施設を2つに絞ってみてください。それだけで見学の問い合わせ文が書けます。

文面は「不登校の小5の親です。見学はできますか。週に何日から通えますか」の3文で十分です。校外まなびの教室も気になる場合は、在籍校の担任に「校外まなびの教室の見学をお願いしたいです」と一言伝えるところから始まります。

そのときに「フリースクールの見学にも行く予定です」と添えておくと、出席扱いの相談も早く動き出します。

お子さんを責める必要も、ご自身を責める必要もありません。今日からできる小さな一歩を、一緒に探しましょう。

>>不登校の専門家 小幡和輝の無料LINE相談

よくある質問

浜松市にフリースクールはいくつありますか?

浜松市教育委員会は「民間施設等一覧(フリースクールなど)」を公開していて、令和7年11月現在で22の施設が紹介されています。

ただし市外の施設やオンライン中心のスクール、医療機関のデイケアなども含まれていて、2026年3月で活動を終えた施設もあります。

この記事では、2026年9月時点で公式サイトや市・県の資料から運営・所在地・料金を確認できた市内の10か所(中央区9・浜名区1)と、隣の磐田市の1か所を紹介しています。

浜松市でフリースクールの利用料の補助金はありますか?

2026年9月時点で、フリースクールの利用料だけを対象にした保護者向けの補助金は、浜松市にも静岡県にもありません。静岡県の「フリースクール運営費助成制度」は運営団体向けの制度です。

浜松市には「浜松市こども習い事応援事業」があり、市内に住民登録があって生活保護または児童扶養手当の全部支給を受けている世帯の小学1〜6年生に、補助金にあたるクーポンとして児童1人あたり年間12万円(ひと月につき1万円相当)が交付されます。

2026年4月からフリースクールも利用先に加わりましたが、使えるのは市に登録された事業者だけで、中学生は対象外です。費用を抑える公的な選択肢としては、無料の「校外まなびの教室」が市内に11か所あります。

フリースクールに通うと学校の出席扱いになりますか?

在籍校の校長が認めれば、フリースクールでの活動が指導要録上の出席扱いになる場合があります。文部科学省の通知が根拠です。

浜松市も不登校支援のページで、フリースクール等の民間施設について「一定の要件を満たせば、在籍校での出席認定や成績評価の対象になります」と説明しています。

この記事で紹介した施設にも、在籍校へ毎月の出席報告をしている施設や、学校長の判断で出席認定された例があると公式サイトに書いている施設があります。判断は個々のケースごとなので、施設の見学とあわせて、在籍校にも早めに相談しておくとスムーズです。

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出典

  1. 浜松市「不登校支援」(2026年9月2日更新)、「民間施設等一覧(フリースクールなど)」(令和7年11月現在) ページ、PDF  本文へ戻る
  2. 静岡県教育委員会「民間施設(フリースクール)等との連携について」(連携協議会名簿・フリースクール等民間施設情報) ページ  本文へ戻る
  3. 文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」 PDF  本文へ戻る
  4. 静岡県「フリースクール運営費助成制度(静岡県フリースクール等支援事業費補助金)」(2026年9月14日更新) ページ  本文へ戻る
  5. 浜松市「浜松市こども習い事応援事業」(2026年4月1日更新) ページ  本文へ戻る
  6. 浜松市教育委員会「校外まなびの教室について」「校外まなびの教室一覧」 PDF、PDF  本文へ戻る
  7. 浜松市「浜松市地域不登校相談窓口について」 ページ  本文へ戻る
  8. 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」(令和元年10月25日) ページ  本文へ戻る
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この記事を書いた人

小幡 和輝のアバター 小幡 和輝 株式会社明光みらい 代表取締役社長 / クラスジャパン小中学園 校長

1994年、和歌山県生まれ。10年の不登校を経験。不登校当時はフリースクールで学び、定時制高校を経て、その後、国立大学へ進学。不登校の専門家として、不登校への偏見を払拭し、不登校になっても取り残されない社会を目指し活動。オンラインフリースクール『クラスジャパン小中学園』の校長として、これまでに2000人以上の不登校生徒をサポート。著書に『学校は行かなくてもいい 親子で読みたい「正しい不登校のやり方」』(エッセンシャル出版社)、『学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方』(小学館)など。

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