岡山市でフリースクールを探している方へ。この記事では、岡山市内で公式サイトと公的な一覧(岡山市の補助金登録施設一覧・岡山県教育委員会の民間施設一覧)で実在を確認できたフリースクール等を、北区・東区・南区の区別に9施設、隣の倉敷市の1施設とあわせて紹介します。
順位づけやランキングではなく、運営・所在地・対象年齢・料金をそろえた一覧です。あわせて、2026年度に始まった岡山市の利用料補助金(補助金として最大で月1万円まで)の対象と条件、無料で使える市の児童生徒支援教室も、公式情報だけを根拠にまとめました。
自己紹介が遅れました。小幡和輝と申します。僕は不登校の元当事者です。約10年間学校に行かず、フリースクールで学びました。現在は不登校の専門家として、本の執筆や講演をしながら、2000人以上の子どもたちとご家庭をサポートしています。
岡山市のフリースクールと支援の状況
岡山市は、政令市のなかでも市が民間フリースクールを「登録」し、保護者に利用料の補助金を出す仕組みを2026年度に始めた自治体です。
市教育委員会が登録施設の一覧と各施設の紹介シートを公開していて、2026年8月31日現在で市内7施設、市外3施設(総社市・倉敷市・和気町)が登録されています。[1]
これとは別に、岡山県教育委員会も県内の民間団体・施設の一覧を公開していて、2026年3月現在で岡山市の団体は8つ載っています(うち1つはオンライン中心の団体)。[2] この記事は、この2つの公的な一覧と各施設の公式サイトを突き合わせて書いています。
背景として、岡山市立の小・中学校の不登校の子どもは2024年度(令和6年度)に小学校761人、中学校705人の計1,466人です。
小学校は前年度より増え、中学校は減りました。1,000人あたりの人数は小・中とも政令市の平均を下回っていますが、市内で毎年1,400人を超える子どもが学校以外の居場所を必要としている計算になります。[3]
岡山市の補助金は「登録施設」を使うと補助金として最大で月1万円まで
岡山市は2026年度から「岡山市不登校児童生徒を支援する民間施設等利用支援補助金」を始めました。岡山市教育委員会に登録された民間施設の利用料の2分の1以内が、児童生徒1人につき補助金として最大で月1万円まで支給されます。[4] 対象になる条件は次のとおりです。
- 岡山市内に住んでいる児童生徒の保護者 在籍校は国公立・私立を問いません
- 過去1年間に合計30日以上欠席している 申請月を含めた直近1年間で数えます
- 在籍校の授業時間内に登録施設へ通所している 朝の会から帰りの会までの時間帯が対象で、オンラインでの利用分は対象外です
- 市税の滞納がなく、他の自治体から同種の補助を受けていない
補助の対象になるのは2026年度分の利用料だけで、入学金・入会金、施設整備費、教材費、交通費、食費は対象外です。
申請は岡山市電子申請サービスで、利用期間ごとに3回に分かれています(第1期は4〜7月分を7月18日〜8月31日、第2期は8〜12月分を12月25日〜1月31日、第3期は1〜3月分を3月26日〜31日)。問い合わせ先は教育支援課 多様な学び支援室(086-803-1397)です。
大事なのは、補助金が使えるかどうかは施設が市の登録を受けているかで決まるという点です。この記事の一覧では、登録施設にはその旨を書いています。2026年6月や7月に登録されたばかりの施設もあるので、見学のときに「岡山市の登録施設ですか」と聞いてみてください。
岡山県には、県として保護者にフリースクールの利用料を直接補助する制度は2026年9月時点で確認できませんでした。県内では美作市に独自の助成がありますが、岡山市民は対象外です。
東京都のように補助金として最大で月2万円まで支給される地域と比べると上限は低めですが、政令市のなかでは名古屋市・神戸市と並んで2026年度に制度を始めた先行グループに入ります。
制度は年度単位で変わるので、記事末の出典に挙げた市のページで最新の要件を確認してください。
申請の手順と、出席扱いをあわせて目指すときの進め方は、岡山市に絞ったこちらの記事で解説しています。
>>【岡山市】不登校の出席扱いと利用料補助制度。フリースクールの選び方まで解説
無料で通える市の「児童生徒支援教室」が5か所ある
民間のフリースクールとは別に、岡山市には市が運営する児童生徒支援教室(2022年4月までの名称は適応指導教室)が5か所あります。
市内在住の不登校の子どもや不登校の傾向がある子どもが対象で、学習支援と調理・栽培・軽スポーツなどの体験活動を、個別支援・小集団活動・集団活動の3つの通室形態で行っています。利用は無料で、在籍校か岡山市教育相談室を通じて相談します。[5]
- 北区 トラングル一宮(北区一宮855-2、JR備前一宮駅から徒歩5分、相談窓口 086-284-8460)
- 北区 ラポート牧山(北区中牧457、相談窓口 086-228-3121)。グラウンドと体育館があり、朝のウォーキングや育てた野菜を使った調理が特徴
- 中区 あおぞら操山(中区国富三丁目9-12 操山公民館3階、086-207-2830)。岡山市教育相談室と同じ建物
- 東区 すまいる瀬戸(東区瀬戸町下146-1 瀬戸町健康福祉の館内、JR瀬戸駅から徒歩7分、086-952-9161)
- 南区 そよかぜ平福(南区三浜町一丁目1-19、相談窓口 086-230-6750)。2022年4月に開室した小学生対象の教室
岡山市教育相談室(中区国富三丁目9-12 操山公民館3階、086-207-2170)では、月〜金曜の9時〜18時30分と土曜の9時〜16時に電話相談を受け付けていて、家から出づらい子どもには訪問相談員が週1回程度家庭を訪問する仕組みもあります。
毎月第4土曜日には保護者どうしが話せる「ふれあい親の会」と、子どもが軽スポーツや学習に取り組める「土曜ひろば」が同時に開かれています。[6]
児童生徒支援教室のような公的な教育支援センターの通い方と費用、フリースクールとの違いは、こちらの記事で解説しています。
>>教育支援センター(適応指導教室)とは?通い方・費用・出席扱いをわかりやすく解説
岡山県内の不登校の相談窓口は、こちらの記事に電話番号つきでまとめています。
>>岡山県の不登校相談窓口一覧。無料で頼れる公的・民間の相談先【2026年最新】
フリースクールでも出席扱いになる可能性があります
フリースクールでの活動は、在籍校の校長が認めれば指導要録上の出席扱いになる場合があります。根拠は文部科学省の通知です。[7]
岡山市の場合、補助金の登録施設は市教育委員会が在籍校や登録施設と申請情報を共有する仕組みになっているので、学校との連携の土台があります。
この記事で紹介する施設の公式資料にも、「岡山市教育委員会の連携民間施設であり、岡山市の小中学生は通所すれば在籍校の校長判断で出席扱いとなります」(NPO法人あかね)、「出席認定をもらえるかどうかは、生徒さんの在籍校の校長先生判断」(無花果フリースクール)といった記載があります。
ただし判断するのはあくまで在籍校の校長で、個々のケースごとに決まります。見学のときに、在籍校への報告をどんな形でしてもらえるかを聞いてみてください。
出席扱いの要件と、学校に断られたときの対処は、それぞれこちらの記事で解説しています。
>>「不登校でも出席扱いに?」文部科学省の通知で出席扱いになる3つの要件を徹底解説
>>出席扱いを学校に断られたときはどうする?校長判断を動かす3つの材料
まだ外に出るのが難しい、近くに通える場所がないという方へ
岡山市の施設は、岡山駅から歩ける北区の中心部に集まっています。東区は西大寺と瀬戸町に1つずつ、南区は植松に1つで、中区には公式サイトで確認できる民間のフリースクールがありませんでした。
北区でも建部町や御津のような北部からは、市の中心部まで車で40分以上かかります。また、そもそも家から出るエネルギーがまだ戻っていない時期のお子さんもいます。それはご家庭の努力不足ではありません。
そういう場合の選択肢として、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」があります。ネットの先生(担任)が伴走してくれて、自宅から自分のペースで学べます。
2018年の開校からこれまでに2000人以上の不登校の子どもたちを支えてきて、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになる仕組みも整っています。
学習AIがヒントを出しながら一緒に考えてくれて、学習以外に使えないフィルタリング設定があるので、ゲームや動画が心配なご家庭でも使いやすいです。岡山市の補助金はオンライン利用分が対象外なので、その点は知ったうえで検討してください。
岡山市のフリースクール一覧(区別)
岡山市内で公式サイトと公的な一覧から運営・所在地・対象・料金を確認できた施設を、区別に紹介します。順位をつけたものではありません。
料金は執筆時点の公式サイトや市・県の紹介シートの記載で、税込・税別の表記がそろっていないものがあります。公式に確認できなかった項目は「要お問い合わせ」としています。
「岡山市の登録施設」と書いた施設は、市の補助金の対象です。通う前には必ず各施設に直接ご確認ください。
なお、この記事を掲載しているメディアは明光フリースクールが運営しています。隣の倉敷市にある自社の校舎を「近隣の選択肢」として最後に載せていますが、順位づけの意図はありません。
北区: NPO法人あかね
NPO法人あかね
運営: NPO法人あかね
所在地: 岡山市北区岡町16-9(路面電車「清輝橋」から徒歩約12分、JR大元駅から徒歩16分。駐車場なし)
対象年齢: 小学生・中学生・高校生以上の子ども・若者とその家族(在籍状況・診断の有無・不登校の期間を問わない)
料金: 居場所は月払20,000円または日払2,000円(税抜。2026年9月30日までは月払15,000円・日払1,500円)。入会金10,000円(岡山県の紹介シート記載)。2人目以降のきょうだいは月額半額。訪問や個別の「伴走支援マイ・サポーター」は基本料金月2,000円+訪問1時間7,000円など
2001年から岡山で不登校・ひきこもりの子どもと若者、その家族を支えてきたNPOで、この記事のなかでは最も歴史が長い団体です。居場所の開所は12時〜16時30分(火曜・土日祝・長期休暇は休み)で、時間内ならいつ来ていつ帰っても構いません。
公認心理師・社会福祉士・看護師・元教員など約35名のスタッフがいて、居場所に通えない子には訪問やリモートの個別支援、発達特性のある子には不登校支援に特化した放課後等デイサービスもあります。岡山市の登録施設です。
公式資料には「岡山市教育委員会の連携民間施設であり、岡山市の小中学生は通所すれば在籍校の校長判断で出席扱いとなります」と書かれています。
>>高校生の不登校は約43人に1人|高1・高2・高3で違う原因と、単位・留年・転校の考え方【2026年最新】
北区: 志塾フリースクール岡山
志塾フリースクール岡山
運営: 特定非営利活動法人志塾フリースクール岡山
所在地: 岡山市北区中山下2-2-55 日産ビル3階(天満屋バスステーションから徒歩2分、路面電車「田町」から徒歩1分)
対象年齢: 小学生・中学生・高校生・おおむね20歳くらいまでの若者とその家族
料金: 居場所利用は1回1,300円(税別)で月の上限は20,000円(税別)。入会金10,000円(岡山県の紹介シート記載)。訪問支援は岡山市内1回5,000円(税別・60分)。体験は3回まで無料
2015年に開いた、天満屋のすぐ近くにある居場所型のフリースクールです。開所は月・火・木・金曜の13時〜17時で、スクール側が用意する時間割やカリキュラムはなく、好きな時間に来て好きな時間に帰れます。
理事長が25年ほど前から続けてきたひきこもり・ニート支援の経験をもとに、「生きるチカラ」(コミュニケーション・体力・協調性)を育てることを柱にしていて、大学生を中心とした訪問支援スタッフによるアウトリーチも行っています。
訪問スタッフの多くは、ここを卒業して学校や社会に戻ったメンバーです。岡山市の登録施設です。
北区: NPO法人ステップ
NPO法人ステップ
運営: NPO法人ステップ
所在地: 岡山市北区下石井2-8-6 三木第一ビル2階(JR岡山駅から徒歩15分、山陽新聞社前・杜の街入口バス停から徒歩5分)
対象年齢: 小学生・中学生・高校生・浪人生・大学生・専門学校生
料金: フリースクールプランは月謝ベーシック18,800円、コミュニケーション対策29,800円、勉強ライト29,800円。支援開始準備費用30,000円(初月)。個別指導プランは月謝36,000円から(いずれも税別)
2011年設立の不登校支援のNPOで、フリースクール型(定員40名)と個別型(定員80名)の2本立てです。開所は火〜土曜の10時〜20時。
フリースクール型は「来たいから来る」をコンセプトに、ゲーム制作部・映画の会・勉強会などのイベントに好きなものだけ参加する形です。個別型は自宅への訪問支援から始められるので、まだ外に出るのが難しい段階からの相談に対応しています。
初回相談は無料です。岡山市の登録施設で、公式資料には市の補助金(月10,000円まで)が対象の方に適用されると書かれています。
北区: 無花果もえぎ フリースクール
無花果(いちじく)もえぎ フリースクール
運営: 無花果株式会社
所在地: 岡山市北区駅元町25-14(岡山駅西口から徒歩5分の一軒家)
対象年齢: 小学生・中学生・高校生以上の子ども・若者(在籍は小学生2割・中学生8割)
料金: 午前中コースは無料(週1日程度)。月4回利用コース22,000円(税込)、月8回利用または通い放題コース44,000円(税込)
不登校を経験したスタッフが2021年に岡山駅近くで始めたフリースクールで、開所は火〜金曜の10時〜16時(放課後は18時まで)。決まった時間割はなく、その日の体調や気持ちに合わせて過ごし方を選べます。
週1回の午前中コースを無料にしているのが特徴で、「まずは話をしに来るだけ」の通い方から始められます。同じ法人が通信制サポート校「無花果高等学園」も運営していて、中学卒業後の進路まで続けて相談できます。岡山市の登録施設です。
公式サイトでは、出席扱いは在籍校の校長の判断で、家庭・学校との3者で協議すると説明しています。
北区: Primaインターナショナルフリースクール岡山校
Primaインターナショナルフリースクール岡山校
運営: 要お問い合わせ(代表 滝沢昌登。公式サイトに法人名の記載なし)
所在地: 岡山市北区本町6-36 第一セントラルビル1号館3階(岡山駅前の高島屋横、岡山駅から地下通路で徒歩5分)
対象年齢: 小学生・中学生・高校生(特別支援学校の児童生徒も受け入れ)
料金: 入会金なし、授業料月8,000円(岡山県の紹介シート2025年11月時点の記載)
2023年9月に岡山駅前で開校した、定員20名の少人数のフリースクールです。開所は月〜金曜の10時〜16時。「カフェのように居心地の良いアットホームな雰囲気」を掲げ、勉強は一人ひとりの学習状況に沿った個別指導で進めます。ボードゲームや屋外でのスポーツのイベントもあります。
通学コースのほかに、家から出づらい子向けのアウトリーチ支援コースが案内されています。この記事で紹介する施設のなかでは月額がもっとも低い水準ですが、料金は改定されることがあるので問い合わせのときに確認してください。岡山市の登録施設一覧には2026年8月31日現在で載っていません。
Primaインターナショナルフリースクール岡山校の公式サイト
北区: ルネ中等部 岡山校
ルネ中等部 岡山校
運営: ブロードメディア株式会社
所在地: 岡山市北区中山下1-8-45 NTTクレド岡山ビル5階(岡山駅から徒歩15分、路面電車「郵便局前」近く)
対象年齢: 中学生(小学生は季節講習会のみ)
料金: 入会金50,000円。昼の部は週1日37,400円・週2日56,100円、夕方の部は週1日13,800円・週2日26,800円(いずれも月額)。ベーシッククラスは学習費として月6,000円が別途。設備費などの初回費用は別途
通信制高校のルネサンス高校グループが2023年9月に開いた、eスポーツを軸にした中学生向けのフリースクールです。開講は昼の部が水・土曜の13時20分〜16時40分、夕方の部が水曜の17時〜19時。
チーム競技のeスポーツを通じてコミュニケーション力や問題解決力を養う「eスポーツクラス」と、タブレットで数学・英語の基礎とプログラミングを学ぶ「ベーシッククラス」があります。夕方の部は学習塾のように部活動と両立して通う子もいます。
公式サイトに「中学校での出席認定について」の案内があります。岡山市の登録施設一覧には2026年8月31日現在で載っていません。
東区: NPO法人フリースペースエル
NPO法人フリースペースエル
運営: NPO法人フリースペースエル
所在地: 岡山市東区西大寺中2-23-21(西大寺バスセンターから徒歩5分、JR西大寺駅から徒歩15分)
対象年齢: 小学生・中学生(それ以外は要相談)
料金: 継続利用A(8時30分〜16時30分)は1日1,000円で月の上限10,000円、継続利用B(8時30分〜18時30分)は1日2,000円で月の上限20,000円。利用した日数分だけ月ごとに支払う。入会金の記載なし
2020年に西大寺で始まった、チャイムも時間割も先生もない居場所です。ルールは「自分で決める」「自分を大切にする」「ほかの人を大切にする」の3つだけで、学習時間も内容も自分で決めます。
利用できる日は原則として在籍校の登校日と同じで、予約は不要、その日の朝に連絡すれば何時に来て何時に帰ってもかまいません。見学は無料で、お試し利用は何回でもできます。
2026年6月に岡山市の登録施設になり、公式サイトでも市の補助金を受け取れることを案内しています。
東区: IPUブリッジ
IPUブリッジ
運営: 要お問い合わせ(環太平洋大学の学生団体が中心となって運営。代表 大塚敏弘。学校法人名の明記なし)
所在地: 岡山市東区瀬戸町観音寺721(IPU・環太平洋大学第一キャンパス内。JR瀬戸駅・東岡山駅からスクールバス送迎あり)
対象年齢: 小学生・中学生
料金: 月15,000円(税込。保険・教材・施設利用料・課外活動や調理実習の費用をすべて含む)
環太平洋大学の学生約40名が中心になって運営する、大学のキャンパスを使ったフリースクールです。2024年5月に無料開放の形で始まり、2025年1月に開校しました。開所は毎週火・金曜の9時30分〜15時00分で、定員20名。
教員志望の学生による個別の学習サポート、体育会の学生との「本気のスポーツ」、里山キャンパスの農園での農業体験、地元企業でのお仕事体験と、大学の資源を使った活動が特徴です。2〜3回の体験参加をしてから入会を決める流れです。2026年7月に岡山市の登録施設になりました。
南区: うえまつフリースクール
うえまつフリースクール
運営: 合同会社BOKKA
所在地: 岡山市南区植松312-6(JR植松駅から徒歩10分、串田バス停から徒歩10分)
対象年齢: 小学生〜高校生
料金: 入会金10,000円(初年度のみ。2か月以上利用する方が対象)。月5回12,000円、月10回20,000円、通い放題35,000円、時間利用は1時間600円から
保育園を併設する会社が2021年に南区植松で開いた、定員20名の居場所です。開所は月〜金曜の9時〜18時(土曜はイベント時のみ)。決められたカリキュラムはなく、ゲーム・創作・外遊び・読書など、その日にやりたいことを自分で選んで過ごします。
「毎日が親戚の集まりのような雰囲気」と公式資料にあるとおり、保育園の子どもたちと同じ敷地で過ごす環境です。無料体験を1回使えて、施設側から利用を勧めたり勧誘したりはしないと明記されています。日中一時支援の制度でも利用できます。岡山市の登録施設です。
近隣の選択肢: 倉敷市
岡山市の南区や北区の西部からは、隣の倉敷市の施設も通える範囲です。
倉敷市: 明光フリースクール 倉敷校
明光フリースクール 倉敷校
運営: 株式会社明光みらい
所在地: 倉敷市昭和2丁目4-15 クラデン1階(JR倉敷駅南口から徒歩13分、倉敷郵便局から徒歩6分)
対象年齢: 不登校の小中学生
料金: 週1回20,000円から(入会金22,000円、税込。きょうだいや明光義塾の現生徒は入会金無料)
明光義塾がつくる小中学生対象のフリースクール。明光義塾の個別指導の考え方がベースになっていて、一人ひとりに寄り添った運営が特徴です。プログラミングやeスポーツといった新しい学び、体験ができる子どもたちの居場所です。
開校からまもないため岡山県の一覧にはまだ掲載されていませんが、学校の出席扱いや自治体の補助金等の対象になった実績があります。岡山市の補助金は市外の登録施設も対象になりうる制度ですが、倉敷校の登録状況は執筆時点で市の一覧に載っていないので、校舎に直接確認してください。詳しい時間割や見学の申し込みは校舎ページで案内しています。
>>【倉敷市】明光フリースクール倉敷校|不登校の小中学生の居場所
掲載していない区について
中区については、公式サイトで運営や所在地まで確認できる通所型の民間フリースクールが今回は見つかりませんでした。
中区には前半で紹介した市の児童生徒支援教室「あおぞら操山」と岡山市教育相談室が操山公民館にあり、在籍校か教育相談室を通じて相談できます。
北区の北部(建部町)には岡山県の一覧に「不登校支援団体よりどころ」が載っていますが、活動がオンライン中心のため、通える場所の一覧としては入れていません。
この記事は1区に複数の施設を載せていますが、市内の施設をすべて網羅したものではありません。
新設や移転、料金の改定で情報が変わることがあり、この記事で紹介した施設にも2021年以降に開校したばかりのところが多くあります。
岡山市の登録施設も随時追加されています。通う前には必ず公式サイトと直接の問い合わせで最新情報を確認してください。
岡山市を含む岡山県全体の一覧はこちらの記事にまとめています。倉敷市・津山市・笠岡市など、岡山市の外の施設と美作市の助成制度はこちらから見てみてください。
>>岡山県のフリースクールと補助金一覧。市町別に紹介します【2026年最新】
掲載のない地域にお住まいの場合も、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」なら地域を問わず自宅から利用できます。
ネットの先生(担任)が伴走し、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになった実績も多数あります。
2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちをサポートしてきました。
まとめ。合うかどうかで選んでいい
フリースクールは、優劣ではなく「その子に合うかどうか」で選ぶものです。岡山市は、25年の歴史があるNPOの居場所、天満屋の近くで1回1,300円から使えるスクール、岡山駅前の一軒家で週1回の午前中を無料にしているスクール、大学のキャンパスで学生と過ごすスクール、eスポーツを軸にした中等部、保育園と同じ敷地の居場所と、タイプの幅が広い地域です。
料金も無料コースや1日1,000円から月額4万円台まで幅があります。そして市の登録施設なら、補助金として最大で月1万円まで戻ってきます。見学してから決めていいし、無料の児童生徒支援教室と民間のフリースクールを並行して検討してもかまいません。
今日できる一歩として、この記事の一覧から「岡山市の登録施設」と書いてある施設を、通える距離で2つに絞ってみてください。それだけで見学の問い合わせ文が書けます。
文面は「不登校の中1の親です。見学はできますか。岡山市の補助金の対象になりますか」の3文で十分です。
あわせて、在籍校の担任に「フリースクールの見学に行く予定です」と一言伝えておくと、出席扱いと補助金の申請に必要な学校との連携が早く動き出します。
「うちの場合はどう進めればいい?」という段階でも大丈夫です。まずは話を聞いてみるだけでも、気持ちが少し軽くなるはずです。
よくある質問
岡山市にフリースクールはいくつありますか?
岡山市教育委員会が公開している補助金の登録施設一覧には、2026年8月31日現在で市内7施設(NPO法人あかね・無花果フリースクール・志塾フリースクール岡山・うえまつフリースクール・NPO法人ステップ・NPO法人フリースペースエル・IPUブリッジ)と市外3施設が載っています。
岡山県教育委員会の一覧には岡山市の団体が8つ載っています。この記事では、この2つの一覧と公式サイトで運営・所在地・料金まで確認できた北区6・東区2・南区1の9施設と、隣の倉敷市の1施設を区別に紹介しています。中区には公式サイトで確認できる民間のフリースクールが見つかりませんでした。
岡山市でフリースクールの利用料の補助金はありますか?
あります。岡山市は2026年度から「岡山市不登校児童生徒を支援する民間施設等利用支援補助金」を始めました。岡山市教育委員会に登録された民間施設の利用料の2分の1以内が、児童生徒1人につき補助金として最大で月1万円まで支給されます。
岡山市内在住で、過去1年間に30日以上欠席していて、在籍校の授業時間内に登録施設へ通所していることが条件です。入会金・教材費・交通費・食費とオンラインの利用分は対象外です。申請は岡山市電子申請サービスで、利用期間ごとに年3回の申請期間があります。岡山県として保護者に直接補助する制度は確認できませんでした。
フリースクールに通うと学校の出席扱いになりますか?
在籍校の校長が認めれば、フリースクールでの活動が指導要録上の出席扱いになる場合があります。文部科学省の通知が根拠です。岡山市の補助金の登録施設は、市教育委員会が在籍校や施設と申請情報を共有する仕組みになっているので、学校との連携の土台があります。
この記事で紹介した施設にも「岡山市の小中学生は通所すれば在籍校の校長判断で出席扱いとなります」と公式資料に書いている施設があります。市の児童生徒支援教室も通室の相談は在籍校を通して行います。施設の見学とあわせて、在籍校にも早めに相談しておくとスムーズです。
出典
- 岡山市「民間施設等利用補助金制度に係る登録施設一覧」(岡山市内 令和8年8月31日現在) ページ 本文へ戻る
- 岡山県教育委員会「不登校の児童生徒及びその保護者を支援する民間団体・施設の情報」(令和8年3月現在) ページ 本文へ戻る
- 岡山市教育委員会「令和6年度 暴力行為・いじめ・不登校の調査結果について」(岡山市広報連絡資料 令和7年10月29日) PDF 本文へ戻る
- 岡山市「岡山市不登校児童生徒を支援する民間施設等利用支援補助金制度(保護者等申請)」 ページ 本文へ戻る
- 岡山市「岡山市児童生徒支援教室」(所在地一覧PDFを含む) ページ 本文へ戻る
- 岡山市「岡山市教育相談室」 ページ 本文へ戻る
- 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」 ページ 本文へ戻る
