「高校生の娘が不登校になってしまいました。どうすればいいですか?」このような悩みを抱えている親御さんは多いと思います。
高校生という時期は、大学受験を控えていたり、就職活動をしたりと、何かと人生を左右する場面が多い時期です。
そんな大事な時期だからこそ、自分の子どもが不登校になったら、心配になりますし焦りますよね。
そこで今回の記事では、実際に10年間の不登校経験を持ち、全国100箇所で不登校の経験がある人に向けたイベント開催や、「学校は行かなくてもいい」などの教育系の書籍を出版している不登校の専門家が、高校生が不登校になる原因と親ができる対策について解説していきます。

不登校になる原因は人それぞれですが、共通するところはあります。そして、親御さんが落ち着いて視野を広くもつことが大切です。
親の不安が伝わると、子どもは余計に不安を感じてしますので。ぜひ参考にしてみてください。
\不登校に悩まなくて大丈夫/
スクール一覧を見る ›高校生の不登校の現状は?統計的データの概要

不登校の原因を見ていく前に、そもそも高校生の不登校生は、どのくらい居るのでしょうか?
文部科学省の最新の調査(令和7年度公表)によると、高校生の不登校者数は、全国で67,782人に上ります。これは、約43人に1人、つまりどのクラスにも1人程度は不登校の生徒がいることを表しています。
また、不登校の生徒がいる学校の比率は、83.7%。
ほとんどの学校に不登校の生徒がいることが分かります。 (参考:文部科学省|児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査)
この統計から僕が伝えたいことは「不登校は実は特別なことではない」ということです。
自分の子どもが不登校になったら不安になるかもしれません。でも、現実として不登校のお子さんが周りにも居るということを、知っておきましょう。
高校生が不登校になる原因6選

それでは、本題に入っていきましょう。
僕自身の経験や客観的な統計データから、高校生が不登校になる主な原因は6つあると思っています。
- 人間関係に課題がある(友人関係の悪化)
- 学業の不振
- 受験勉強のストレスや焦り
- 将来への不安
- あそびや非行
- 親から「学校へ行かない理由」を聞かれる
それぞれ詳しく解説していくので、参考にしてみてください。
①人間関係に課題がある(友人関係の悪化)
高校生が不登校になる原因で多いのが、いじめや交友関係のもつれです。
文部科学省の調査によると、不登校の理由の約1割が「いじめを除く友人関係をめぐる問題」としています。
高校生活をしていると・・・
- 夜遅くまでの部活動
- 文化祭の準備
- スマホを持つようになる
- 友達と受験勉強
- 学校終わりのアルバイト
などなど、家以外で人と関わる機会が急激に増えていきます。
その結果、交友関係が広がる反面、友人とのトラブルの数が増えたり、悩みが深刻化したりするんですね。
②学業の不振
高校になると、学校の勉強は一気に高度化します。
大人でも解けないような問題が山ほど出てくる中「勉強ができる人・できない人」の差が浮き彫りになっていくんですね。
特に高校は同じレベルの生徒が集まるため、今までのような成績が取れない自分に嫌気が差す生徒が多い傾向にあります。
このように、他者からのプレッシャーや自己嫌悪により、不登校になってしまうケースは非常に多いです。(文部科学省の統計によると不登校生の約2割が、学業不振が原因としています。)
勉強についていけないことが原因の場合は、通信制高校に転校することも選択肢です。
通信制高校であれば自分のペースで勉強できるし、不登校であることがおかしいと思う人は誰もいません。居心地のいい環境のところに積極的に変わっていくというのも大切な考えだと思います。
通信制高校ついての詳しい記事はこちら!
>>通信制高校に通う5つのメリットとデメリットを徹底解説!卒業までの流れもまとめ
さすがに転校は難しいという方もいらっしゃるかと思います。その場合、出席認定を得られる自宅で学習できるインターネット教材を使ってみるのもおすすめです。
③受験勉強のストレスや焦り
高校からの大学や短大、専門学校への進学率は約7割~8割で、日本の高校生のほとんどが、高校卒業後、進学をします。
そのため、多くの高校生が受験勉強を経験します。四六時中勉強をしている、なんてことも珍しくありません。
- 放課後の受験勉強
- 夏休みの夏期講習
- 定期的に行われる模試試験
- 模試で学力を判定される
このように、平日も休日も勉強続きの毎日にストレスを感じたり、勉強の成果が出ないことによって、不安や焦りを感じたりするようになっていきます。
特に高校1年、2年、3年と進むにつれてこの傾向は強くなり「勉強一色の学校へ行きたくない」と不登校になるケースが多いようです。
④将来への不安
高校になると、何かと「将来について考える」機会が増えます。
- 理系か文系か
- 受験勉強
- 就職活動
こういった事をきっかけに、将来について考えるわけですが、高校生の内からやりたいことや将来なりたい職業が決まっている子どもは少ないですよね。
そんな「やりたいことがない」ということに対して、自己嫌悪に陥ったり、将来に対して漠然と不安を感じる子どもは多いです。
そして「無気力」になってしまい、不登校になってしまうケースも少なくありません。
⑤あそびや非行
非行に走り、不登校になるお子さんもいます。
- 髪を染める
- 夜中に遊び歩く
- お酒を飲む
- 親が話しかけても無視をする
こういった非行を繰り返す不登校生の場合、「学校にも家庭にも安心できる場所がない」と感じているのが特徴です。
その要因としては、学業不振や学校での人間関係の悪化、家庭環境に問題があるなどが挙げられます。特に公立校の子どもでこの傾向が強いですね。
⑥親から「学校へ行かない理由」を聞かれる
不登校になる子どもは、ほとんどの場合、遅刻が増えたり、休みがちになったりと、不登校になる予兆があります
そんな学校を休みがちな自分の子どもを見て、その理由を問い詰めたり、「ちゃんと学校へ行きなさい!」というようなプレッシャーをかけてしまったりすることにより、完全に不登校になってしまうことがあります。
不登校のお子さんにとって、一番聞いてほしくないのが「学校へ行かない理由」だと思います。
何故なら、お子さんも自分が何で学校へ行きたくないのか分かっていないことがあるからです。
自分でも分からないことを、さも悪いことのように問い詰められたら、お子さんも心を閉ざしてしまいます。
以上が高校生が不登校に陥ってしまう原因です。 不登校や子育てに関してお悩みがあれば、明光フリースクール代表・小幡の公式LINEに登録してみてください。
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