神戸高等学院の学費を調べていて、未来高等学校の分と学院の分がどう分かれているのか、コースでどれくらい変わるのかを知りたい。そんな方に向けて、公式サイトに載っている金額をそのまま並べて整理します。
はじめにお断りです。この記事の神戸高等学院は、神戸市東灘区の六甲アイランドにある、学校法人神戸学園の通信制高校サポート校です。名前が似ている神戸学院大学や、神戸学院大学附属高等学校とは別の学校です。
先に結論です。神戸高等学院は広域通信制の未来高等学校のサポート校で、未来高等学校と学院の両方に入学する仕組みです。[1] そのため学費も、未来高等学校に納める分と、神戸高等学院に納める分の二本立てです。
学院に納める年間学費は、公式サイトの入学案内に週3日登校の各コースで395,000円、高卒資格取得サポートコースで165,000円、ダブルスクールコースで82,500円と載っています。[2]
自己紹介が遅れました。小幡和輝と申します。僕は約10年間の不登校を経験しました。当時はフリースクールで学び、現在は不登校の専門家として本を書いたり、クラスジャパンでこれまで2000人以上の子どもたちとご家庭をサポートしてきました。
僕は通信制高校の連携施設である明光義塾高等学院の学院長を務めているので、ご家庭から見れば神戸高等学院とは比較される側です。だからこの記事では評価を書かず、公式の数字と読み方だけを載せます。
神戸高等学院の仕組み
公式サイトの説明を整理します。
- 学校の種類 広域通信制高等学校である未来高等学校のサポート校。未来高等学校と神戸高等学院の両校に入学し、3年間での高校卒業を目指す[1]
- 未来高等学校での位置づけ 未来高等学校の公式サイトでは「神戸学習センター:神戸高等学院」と案内されている[3]
- 運営 学校法人神戸学園[4]
未来高等学校は、愛媛県松山市に本校がある広域通信制高校です。[3] 通信制高校とサポート校の仕組みそのものは、こちらの記事に整理しています。
>>通信制高校とサポート校の違い。学費は二重にかかる?後悔しないための選び方
選べる6つのコース
公式サイトでは、次の6つのコースが紹介されています。[5]
| コース | 通い方 |
|---|---|
| 高卒資格取得サポートコース | オンラインでの学習が中心。レポートを自分のペースで進める |
| 週3日登校コース | 週3日登校。一般科目の授業と学び直しの時間がある |
| eスポーツ&テクノロジーコース | 週3日登校。一般科目とeスポーツ・ITの専門科目 |
| 動物自然環境コース | 週3日登校。一般科目と動物の専門科目 |
| イラストデザインコース | 週3日登校。一般科目とイラスト・デザインの専門科目 |
| ダブルスクールコース | 神戸学園高等課程の生徒として週5日、専門分野を学ぶ |
このほか、外国人特別枠も設けられています。学費は、このコースの違いによって学院に納める金額が3つの区分に分かれます。
入学時にかかる選考料・入学金
入学案内の表を、納める先ごとに分けて載せます。年度の表記はなく、2026年10月に確認した掲載内容です。[2]
| 費目 | 未来高等学校 納入分 | 神戸高等学院 納入分 |
|---|---|---|
| 選考料 | 10,000円 | 15,000円 |
| 入学金(初年度のみ) | 20,000円 | 50,000円 |
ダブルスクールコースは、神戸高等学院の選考料と入学金はかかりません。そのかわり、学校法人神戸学園 高等課程の選考料と入学金が別に必要と書かれています。
未来高等学校に納める授業料
同じ入学案内の表には、未来高等学校の納入分として次の記載があります。[2]
- 授業料・サポート料 300,000円(25単位履修の場合。1単位12,000円×25単位)
- 教育関連諸費 なし
年間学費の表では、未来高等学校の納入分は「未来高等学校募集要項をご確認ください」とされています。履修する単位数で授業料が変わるので、何単位を履修する前提の金額かを確認するのが大事です。
なお、未来高等学校の公式サイト(松山本校)の新入生向けページでは、「授業料」が1単位10,000円と案内されています。[6] 神戸高等学院の入学案内の1単位12,000円は「授業料・サポート料」という費目名で、2つのページで費目の名前と金額が異なります。
どちらが神戸学習センターで入学する場合の金額か、そのうち就学支援金が充てられる「授業料」はいくらかは、神戸高等学院の個別相談や未来高等学校の募集要項で確認してください。
神戸高等学院に納める年間学費
学院の納入分は、コースによって次の3つに分かれています。[2]
| コース | 授業料・サポート料 | 教育関連費 | 合計(年間) |
|---|---|---|---|
| 週3日登校コース、eスポーツ&テクノロジーコース、動物自然環境コース、イラストデザインコース | 342,000円 | 53,000円 | 395,000円 |
| 高卒資格取得サポートコース | 115,000円 | 50,000円 | 165,000円 |
| ダブルスクールコース | 32,500円 | 50,000円 | 82,500円 |
教育関連費の内訳は、傷害保険料や健康診断費などと書かれています。学費は指定期日までの一括納入が原則で、期日に間に合わない場合や事情があるときは、学院に相談するよう案内されています。
ダブルスクールコースは、上の金額に加えて、学校法人神戸学園 高等課程の納入分も必要です。高等課程の金額は、神戸学園高等課程の募集要項で確認するよう書かれています。
表を見ると、週3日登校の4コースはどれも同じ金額です。専門分野を学ぶかどうかでは学院の学費は変わらず、登校の形で変わる設計だと読み取れます。
就学支援金が充てられる部分
就学支援金は、高校の授業料に充てるための支援金です。2026年度からは所得制限がなくなり、私立の通信制では単位制の場合1単位1万3,668円(年間30単位・通算74単位まで)が支給上限です。[7]
未来高等学校の公式サイトは、支給の対象は未来高等学校の「授業料」で、入学金や諸経費は対象外だと説明しています。[6] 就学支援金は学校が生徒に代わって受け取り、授業料と相殺される仕組みです。
神戸高等学院に納める授業料・サポート料に就学支援金がどう扱われるかは、入学案内には書かれていません。実際に充てられる額と請求額は、個別相談や入学手続きのときの案内で確認してください。
制度そのものの解説は、こちらの記事にまとめています。
>>通信制高校の学費は実際いくら?2026年度の所得制限撤廃でどこまで下がるのか
通信制高校の資料をまとめて請求する(神戸高等学院も選べます)
学費について、相談で確認すること
次の5つを聞いておくと、ほかの学校と同じ条件で比べやすくなります。
- 未来高等学校の授業料 神戸学習センターで入学する場合の1単位の金額と、1年目に履修する単位数
- 就学支援金を充てた後の年額 未来高等学校の分と学院の分を合わせて、1年目と2年目以降でいくらか
- コースを途中で変えた場合の学費 週3日登校から高卒資格取得サポートコースへ移る場合など
- 教材費や校外学習の費用など、表に無い費用
- 転入・編入の場合の単位の引き継ぎと、履修単位数による授業料の違い
公式サイトが挙げている特色
公平のために、神戸高等学院が強みとして挙げている点も書いておきます。
- 専門学校の校舎で学べる スクーリング教室は、学校法人神戸学園が運営する専門学校アートカレッジ神戸と神戸動植物環境専門学校の校舎内にあり、校内の設備も利用できる[8]
- 専門分野の先生から学べる 動物自然環境コースでは、獣医師や動物看護師、トリマーなどとして働いていた先生から指導を受けられる。校内の地下には水族館もある[9]
- 内部進学の道がある 卒業時に、神戸動植物環境専門学校と専門学校アートカレッジ神戸へ内部進学できる。未来高等学校の指定校推薦枠を使った大学進学もできる[10]
高校の3年間で、好きな分野を専門学校の設備で学んでおきたいご家庭には、判断材料の1つになります。
他校と比べるときの物差し
学校によって、学費を公式サイトに載せている範囲が違います。比べるときは、次の3つに分けて同じ粒度にそろえてください。
- 卒業に必要な費用 高校の授業料など。就学支援金が充てられる部分
- 学び方の費用 サポート校やコースの費用。サポートの量や通い方で大きく変わる
- 別途費用 入学金、選考料、教材、交通費、PC
神戸高等学院の場合は、1が未来高等学校の授業料、2が神戸高等学院の授業料・サポート料と教育関連費です。神戸市内のほかの学校もあわせて見たい場合は、こちらにまとめています。
>>神戸市の通信制高校一覧。市内のキャンパスから通える学校の選び方【2026年最新】
どちらが良いかではなく、ご家庭に合うかどうかです。 通い方、専門分野を学ぶかどうか、卒業後の進路で、合う設計は変わります。
通信制高校の資料をまとめて請求する(神戸高等学院も選べます)
明光義塾高等学院という選択肢
学費の見積もりを取るときに、もう1つ候補に入れてほしいのが、僕が学院長を務める明光義塾高等学院です。通信制高校の連携施設として、高校卒業を目指しながら学び方を組み立てられます。
全国の明光義塾教室との連携で、中学範囲の戻り学習から大学受験対策まで一続きで見られるのが特徴です。「まず中2の数学からやり直したい」という相談も当たり前のこととしてサポートしています。
学費の相談も、コースを決める前の段階で歓迎です。資料請求のときに「通い方と学費の相談」と書いていただければ、話が早く進みます。
今日できる一歩
紙に「未来高等学校の箱」と「神戸高等学院の箱」の2つを書いてください。
神戸高等学院の箱には、考えているコースの年間学費(395,000円・165,000円・82,500円のどれか)を書き写します。未来高等学校の箱は、相談で聞いた「1年目の履修単位数と、就学支援金を充てた後の授業料」を書き込むために空けておきます。
週3日登校にするか、オンライン中心にするかで迷っている場合は、2通りで聞くと比べやすくなります。
まとめ
神戸高等学院は、学校法人神戸学園が運営する未来高等学校のサポート校で、未来高等学校の神戸学習センターでもあります。神戸学院大学や神戸学院大学附属高等学校とは別の学校です。
学費は、未来高等学校の分と神戸高等学院の分の二本立てです。学院の年間学費は、週3日登校の4コースで395,000円、高卒資格取得サポートコースで165,000円、ダブルスクールコースで82,500円です。
未来高等学校の分は、入学案内に25単位履修で授業料・サポート料300,000円(1単位12,000円)と載っています。未来高等学校の松山本校のページでは授業料が1単位10,000円と案内されているので、神戸学習センターでの金額は個別相談で確認してください。
就学支援金は授業料に充てる制度なので、充てた後の年額もあわせて聞いておくと、他校と同じ条件で比べられます。
完璧な正解を最初から選ぶ必要はありません。迷っている段階の相談こそ歓迎です。ひとりで抱え込む前に、話してみてください。
よくある質問
神戸高等学院の学費は年間いくらですか?
神戸高等学院の公式サイトの入学案内では、学院に納める年間学費が、週3日登校コースと3つの専門コースで395,000円、高卒資格取得サポートコースで165,000円、ダブルスクールコースで82,500円です。
このほかに、未来高等学校に納める授業料があります。入学案内には、25単位履修の場合で300,000円(1単位12,000円)と載っています。ダブルスクールコースは、学校法人神戸学園 高等課程の納入分も必要です。
入学時にはいくらかかりますか?
入学案内では、選考料が未来高等学校分10,000円と神戸高等学院分15,000円、入学金が未来高等学校分20,000円と神戸高等学院分50,000円です。入学金は初年度のみです。
ダブルスクールコースは神戸高等学院の選考料と入学金はかからず、学校法人神戸学園 高等課程の選考料と入学金が別に必要です。
就学支援金は使えますか?
就学支援金は高校の授業料に充てる国の制度で、2026年度からは所得制限がなくなりました。私立の通信制では、単位制の場合1単位1万3,668円(年間30単位・通算74単位まで)が支給上限です。
未来高等学校の公式サイトは、支給の対象は未来高等学校の授業料で、入学金や諸経費は対象外と説明しています。実際に充てられる額は、入学手続きのときの案内で確認してください。
出典
- 神戸高等学院「神戸高等学院とは?」 ページ 本文へ戻る
- 神戸高等学院「入学案内」 ページ 本文へ戻る
- 未来高等学校「学習センター」 ページ 本文へ戻る
- 神戸高等学院 公式サイト トップページ ページ 本文へ戻る
- 神戸高等学院「コース紹介」 ページ 本文へ戻る
- 未来高等学校「新入生」 ページ 本文へ戻る
- 文部科学省「高等学校等就学支援金・新制度の概要」(令和8年度) PDF 本文へ戻る
- 神戸高等学院「施設紹介」 ページ 本文へ戻る
- 神戸高等学院「動物自然環境コース」 ページ 本文へ戻る
- 神戸高等学院「進路サポート」 ページ 本文へ戻る
