飛鳥未来高校の学費を調べていて、通学スタイルごとの金額の違いがどこから来るのかを知りたい。そんな方に向けて、公式サイトの数字をそのまま分解します。
先に結論です。公式サイトの学費表では、単位履修料はどのスタイルでも26万円で共通です。[1]
差を作っているのは補習費で、ベーシックとネットが10万円、スタンダードが18万円、3DAYと5DAYが28万円です。つまり登校の量に応じて動いているのは、高校卒業の費用ではなくサポートの費用のほうです。
自己紹介が遅れました。小幡和輝と申します。僕は約10年間の不登校を経験しました。当時はフリースクールで学び、現在は不登校の専門家として本を書いたり、クラスジャパンでこれまで2000人以上の子どもたちとご家庭をサポートしてきました。
僕は通信制高校の連携施設である明光義塾高等学院の学院長を務めているので、ご家庭から見れば飛鳥未来高校とは比較される側です。だからこの記事では評価を書かず、公式の数字と読み方だけを載せます。
飛鳥未来高校の学費(公式サイト掲載額)
公式サイトの学費表を、通学スタイルごとに並べます。[1] 入学金と施設設備費は初年度のみの費用で、下の合計に含まれています。選考料10,000円は合計に含まれていません。
| 項目 | ベーシック/ネット | スタンダード | 3DAY/5DAY |
|---|---|---|---|
| 入学金(初年度のみ) | 10,000円 | 10,000円 | 10,000円 |
| 施設設備費(初年度のみ) | 60,000円 | 60,000円 | 60,000円 |
| 単位履修料(26単位) | 260,000円 | 260,000円 | 260,000円 |
| 補習費 | 100,000円 | 180,000円 | 280,000円 |
| 諸経費 | 約55,000円 | 約55,000円 | 約55,000円 |
| 初年度の学費合計 | 485,000円 | 565,000円 | 665,000円 |
| 就学支援金適用後 | 225,000円 | 305,000円 | 405,000円 |
表の見方はひとつです。単位履修料の26万円は横一列で同じ。動いているのは補習費だけです。
公式サイトは「就学支援金対象の場合、単位履修料が全額無償となります」と明記しています。[1] 実際に、485,000円が225,000円になり、差し引かれた26万円は単位履修料とちょうど同じです。補習費は就学支援金の適用後も同じ金額のままです。
このほか、特別活動費が申込む行事によってかかります。5DAYは週3日の通学とコースをあわせて毎日登校するスタイルで、選択コースの費用が別に加わります。
補習費が10万円から28万円に増える意味
ベーシックと5DAYの差は、合計で18万円です。これはすべて補習費の差です。
2026年度から就学支援金の所得制限がなくなり、私立の通信制では年33万7,200円、単位制なら1単位1万3,668円(年間30単位・通算74単位まで)が支給上限になりました。[2]
就学支援金は、もともと高校の授業料に充てるための支援金です。[2] 飛鳥未来高校の表でも、支援金で無償になるのは単位履修料で、補習費は減っていません。
つまり登校を増やして増えた18万円は、そのまま家計の負担になります。通学のための費用を支援金とは別枠で考える必要がある、という点は、他校を比べるときにも役に立ちます。
制度そのものの解説は、こちらの記事にまとめています。
>>通信制高校の学費は実際いくら?2026年度の所得制限撤廃でどこまで下がるのか
学費表に書かれていない部分があります
公式サイトには、こう注記されています。各種コース・美容師免許取得コースの学費は各学校・各キャンパスで異なるため、募集要項を確認してほしい、というものです。[1]
つまり、専門的なコースを選ぶ場合や、キャンパスによっては金額が変わります。
諸経費も「約55,000円」という書き方なので、確定値ではありません。出願前に、通う予定のキャンパスの募集要項まで見てください。
飛鳥未来高校とほかの通信制高校を見比べたいときは、ウェルカム通信制高校ナビで、お住まいの地域から通える学校の資料をまとめて無料で請求できます。
※エリアから検索でお住まいの地域を入れてください
他校と比べるときの物差し
学校ごとに費目の名前が違うので、そのまま並べても比較になりません。3つに分解してから比べてください。
- 卒業に必要な費用 飛鳥未来高校でいう単位履修料。就学支援金が充てられる部分
- サポートの費用 補習費にあたる部分。通学スタイルで金額が変わる
- 別途費用 入学金、施設設備費、諸経費、コース費用、キャンパスごとの差額
この3つで割り直すと、費目の名前が違う学校同士でも同じ土俵に乗ります。
同じ分解で整理した記事が2本あるので、並べて読むと物差しが固まります。
>>N高等学校の学費はいくら?コース別の実質負担と、サポート校と同じ物差しで比べる方法
>>通信制高校の学費を比較。公立・私立の公式データと安く通う方法
通学スタイルを決める前に考えたいこと
クラスジャパンで2000人以上のご家庭に関わってきて感じるのは、通学スタイルは「行きたい頻度」ではなく「続けられる頻度」で決めたほうがいいということです。
補習費は通学スタイルごとに決まっているので、途中でスタイルを変えられるかどうかは、金額にも関わる大事な確認事項です。
僕自身、約10年間学校に行けませんでした。行けなかった側の実感として言えるのは、行ける日数を増やすのは通い始めてからのほうがずっと簡単だということです。最初に高く設定して落ちるのは、お金も気持ちも痛みます。
スタイルの変更ができるか、変更した場合に費用がどう精算されるかは、出願前にキャンパスへ直接確認してください。
飛鳥未来高校とほかの通信制高校を見比べたいときは、ウェルカム通信制高校ナビで、お住まいの地域から通える学校の資料をまとめて無料で請求できます。
※エリアから検索でお住まいの地域を入れてください
明光義塾高等学院という選択肢
学費とあわせて学習面も見たい方に向けて、僕が学院長を務める明光義塾高等学院を紹介します。通信制高校の連携施設として、高校卒業を目指しながら学び方を組み立てられます。
全国の明光義塾教室との連携で、中学範囲の戻り学習から大学受験対策まで一続きで見られるのが特徴です。「まず中2の数学からやり直したい」という相談も当たり前のこととしてサポートしています。
学費の相談も、コースを決める前の段階で歓迎です。資料請求のときに「通い方と学費の相談」と書いていただければ、話が早く進みます。
今日できる一歩
飛鳥未来高校の学費表を開いて、単位履修料の行を指で押さえてみてください。
どのスタイルでも26万円で同じです。そこを固定して見ると、自分が比べているのは補習費の10万円・18万円・28万円だけだと分かります。
比べる対象が1つに絞れると、判断は一気に早くなります。他校の数字を見るときも同じやり方で押さえてください。
まとめ
飛鳥未来高校の学費は、公式サイトの掲載額で、初年度の学費合計がベーシックとネットで485,000円、スタンダードで565,000円、3DAYと5DAYで665,000円です。この合計には初年度のみの入学金10,000円と施設設備費60,000円が含まれ、選考料10,000円は含まれていません。
就学支援金の適用後は、それぞれ225,000円、305,000円、405,000円になります。無償になるのは単位履修料の26万円で、補習費は適用後も同じ金額です。
各種コースや美容師免許取得コースの学費はキャンパスごとに異なると公式が注記しているので、通う予定のキャンパスの募集要項まで確認してください。
通学スタイルは、行きたい頻度ではなく続けられる頻度で選ぶことをおすすめします。
完璧な正解を最初から選ぶ必要はありません。迷っている段階の相談こそ歓迎です。ひとりで抱え込む前に、話してみてください。
よくある質問
飛鳥未来高校の学費は年間いくらですか?
公式サイトの学費表では、初年度の学費合計がベーシックとネットで485,000円、スタンダードで565,000円、3DAYと5DAYで665,000円です。就学支援金の適用後は、それぞれ225,000円、305,000円、405,000円になります。
内訳は、入学金10,000円と施設設備費60,000円(いずれも初年度のみ)、単位履修料がどのスタイルも260,000円で共通、補習費がベーシックとネットで100,000円、スタンダードで180,000円、3DAYと5DAYで280,000円、諸経費が約55,000円です。
選考料10,000円はこの合計に含まれていません。特別活動費は申込む行事によって、選択コースの費用はコースによって別にかかります。金額は年度で変わるため、出願前に公式サイトで最新額を確認してください。
なぜ通学スタイルで学費が変わるのですか?
差がついているのは補習費だけだからです。単位履修料はどのスタイルでも260,000円で共通で、補習費が100,000円から280,000円まで動いています。
公式サイトは、就学支援金の対象となる場合は単位履修料が全額無償になると案内しています。一方で補習費は、就学支援金の適用後も同じ金額です。そのため登校を増やして増えた補習費は、そのまま家計の負担になります。
2026年度から所得制限がなくなり、私立の通信制では年33万7,200円、単位制なら1単位1万3,668円が支給上限です。
学費表の金額だけで総額は確定しますか?
確定しません。公式サイトに、各種コース・美容師免許取得コースの学費は各学校・各キャンパスで異なるため募集要項を確認してほしいと注記されています。
また諸経費は「約55,000円」という表記なので確定値ではありません。専門的なコースを選ぶ場合や、キャンパスによっては金額が変わります。
出願前に、通う予定のキャンパスの募集要項まで確認してください。あわせて、通学スタイルを後から変更できるか、変更した場合の費用の精算方法も聞いておくと安心です。
出典
