荒川区でフリースクールを探している方へ。この記事では、東京都が公開している助成対象施設の一覧と各施設の公式サイトを突き合わせて、運営・所在地・対象年齢・料金を確認した荒川区 フリースクールを、荒川・西尾久・西日暮里の区内3か所と、三ノ輪・北千住・王子・高田馬場にある近隣区の4か所に分けて紹介します。
順位づけやランキングではなく、同じ4項目をそろえた一覧です。荒川区は、都の補助金(最大で月2万円)に加えて、区独自の補助金が最大で月2万円まで上乗せされる、23区でも数少ない区です。
この2つの補助金を各施設の料金に当てはめるといくら支給される計算になるのか、区のガイドラインが示している出席扱いの判断の流れ、教育センターの「みらい」や全校にある登校サポートルームについても、公式情報だけを根拠にまとめました。
自己紹介が遅れました。小幡和輝です。約10年間の不登校を経験し、当時の僕を支えてくれた場所がフリースクールでした。いまはそれを運営する側として、本を書いたり、2000人以上の子どもたちとご家庭に関わっています。
荒川区のフリースクールと支援の状況
東京都の調査では、都内の公立小中学校の不登校の児童生徒は2024年度(令和6年度)に31,335人(小学生13,296人・中学生18,039人)でした。[1]
荒川区は、教育委員会が作った「不登校支援ガイドライン」の中で区の人数を公表しています。
2023年度(令和5年度)の不登校の児童生徒は409人(小学生157人・中学生252人)で、2020年度の246人(小学生79人・中学生167人)から3年で約1.7倍になりました。小学生だけを見ると79人から157人へ、ほぼ2倍です。[2]
このガイドラインで印象的なのは、区が、学校に戻ることだけを目標にせず「社会的自立」を目的に支援しているので、人数の増減そのものは大きな問題と捉えていない、という趣旨を書いていることです。
区が課題に挙げているのは、学校の内でも外でも相談を受けていない子が多いこと、つまり子どもが孤立してしまうことのほうです。
フリースクールの補助金を2024年度に区独自でつくったのも、登校サポートルームを全校に置いたのも、この「つながりを保つ」という方針から来ています。
一方で、区内の民間の施設は多くありません。東京都のフリースクール等利用者支援事業の2025年度(令和7年度)対象施設一覧(2026年3月末時点)に載っている荒川区の施設は3件です。[3] 3件とも公式サイトで所在地と料金を確認できたので掲載しました。
場所は、区役所に近い荒川1丁目、都電の荒川車庫前に近い西尾久、西日暮里駅前に1か所ずつです。
町屋・南千住・東日暮里のあたりには確認できた施設がないため、日比谷線で南千住の隣の三ノ輪、常磐線・千代田線で1駅の北千住、都電荒川線の王子駅前、西日暮里から山手線で通える高田馬場の施設を、所在区を明記したうえで4か所補いました。
補助金は都と区の2階建て。それぞれ最大で月2万円まで支給されます
荒川区在住で区立の小中学校に在籍している子の家庭は、フリースクールの利用料に対して2つの補助金を重ねて使えます。
- 東京都フリースクール等利用者支援事業 都内在住で、フリースクール等に通う不登校の小中学生の保護者が対象です。利用料に対して、補助金として最大で月2万円まで支給されます。入会金や施設維持費、教材費は対象外です。2026年度(令和8年度)の申請は2026年5月27日から2027年2月12日までで、利用実績を都に報告したあとに支給されます。[4]
- 荒川区フリースクール等利用児童生徒支援補助金 都の交付決定を受けた方のうち、荒川区内に住所があり、荒川区立の小中学校に在籍する児童生徒の保護者が対象です。保護者が負担した利用料から都の助成金を差し引いた額に対して、補助金として最大で月2万円まで(年間24万円まで)支給されます。前年度の個人住民税と国民健康保険料を滞納していないことも要件です。窓口は教育センター教育相談係(03-3802-5720)です。[5]
区の補助金で気をつけたい点は2つあります。ひとつは、対象が区立学校の在籍者に限られること。
荒川区に住んでいても、私立や国立、都立の小中学校に在籍している場合は区の上乗せの対象にならず、都の補助金だけになります。
もうひとつは順番で、先に都へ申請して交付決定通知書を受け取ってからでないと、区には申請できません。
2026年度は区の手続きが軽くなりました。これまで四半期ごとに1枚ずつ必要だった申請書が1枚にまとまり、交付決定のあとに出していた書類もなくなっています。
受付は、4〜6月の利用分が2026年9月1日から、7〜9月分が11月1日から、10〜12月分が2027年2月1日から、1〜3月分が2027年3月16日からで、締め切りはどの期間も2027年3月31日です。1〜3月分だけは受付が約2週間しかありません。
申請の様式・受付期間・必要書類は年度ごとに変わります。各制度の詳しい条件と申請先は、記事末の出典に挙げた東京都と荒川区のページで確認できます。
補助金を実際にどう使うか、荒川区の学校でフリースクールの活動レポートをもとに出席扱いが認められた実例は、こちらの記事で手続きの順番つきで解説しています。この記事では施設の一覧に絞ります。
>>【実例あり】荒川区で不登校の出席扱いが認められた方法。補助金は都と区あわせて月最大4万円
区が運営する「みらい」と、全校にある登校サポートルーム
民間のフリースクールとは別に、荒川区には区が用意している場所があります。
- 教育支援ルーム「みらい」 荒川3-49-1の教育センターの中にある教室で、開室は月〜金曜の9時から15時10分です。学校に近い環境で、小集団での学習やスポーツ、体験学習を行い、退職した教員など教員免許を持つスタッフが学習を支えます。対象は荒川区在住または区立小中学校に在籍する子で、私立の小中学校に通っていても区内在住なら使えます。区のガイドラインでは、「みらい」に通室した日は出席扱いとする、と定められています。申し込みは在籍校を通す形で、保護者が学校に希望を伝え、校長の許可、見学と面接という流れです。授業日ならいつでも見学できます。[6]
- 登校サポートルーム 区立の全小中学校にある校内の別室です。登校はできるけれど自分の教室に入りにくい子が、空き教室などで在籍学級のオンライン配信を受けたり、自習をしたりします。入室できれば出席になり、希望すれば給食もここで食べられます。担任やスクールカウンセラーに「別室を使いたい」と伝えるところから始まります。[2]
- バーチャル・ラーニング・プラットフォーム「みらいルーム」 区立の小中学生が、自宅からアバターで仮想空間に入り、チャットでの交流やデジタル教材での学習ができる仕組みです。学校の課業時間(8時〜17時)に入室すると出席扱いになり、教育センターから学校へ連絡が行きます。学習コンテンツだけを使った日は出席扱いにならないので注意してください。[2]
- 不登校保護者ミーティング「つなカフェ」 区内の不登校の子の保護者どうしが話せる場です。2026年度は12月12日の土曜午後に、教育センターと同じ建物の生涯学習センターで開かれる予定と案内されています。途中の入退室もできます。[7]
相談の入口は教育センターの教育相談(03-3801-4338、月〜金曜の9時から17時)です。区立の小中学校の子と保護者のほか、区内在住で私立に通う子の家庭も相談できます。教育支援センターとフリースクールの違いは、こちらの記事で解説しています。
>>教育支援センター(適応指導教室)とは?通い方・費用・出席扱いをわかりやすく解説
荒川区はフリースクールの出席扱いの流れを文書で示している
フリースクールでの活動は、在籍校の校長が認めれば指導要録上の出席扱いになる場合があります。根拠は文部科学省の通知です。[8] 多くの自治体ではここから先が学校ごとの判断に任されていますが、荒川区はガイドラインの中で、判断の考え方と流れを保護者にも見える形で書いています。[2]
- 判断の軸は「社会的な自立」 ガイドラインには、フリースクールやフリースペースでの活動は幅広く扱い、読書やゲームをしている場合でも、社会的な自立に寄与する活動と認められれば出席扱いと判断する、と書かれています。教科の勉強をしていることだけが条件ではありません。
- 流れは3段階 保護者がフリースクールと手続きをして学校に報告する。校長が訪問などで活動の内容を確認する。校長が「ふさわしくない」と考えた場合も、そこで終わりにせず教育委員会に報告し、教育センターがあらためて確認したうえで、校長が最終判断をして保護者に伝える。この順番です。
- 必要なのは出席の記録 出席扱いにするには、通っている施設が出席の記録(形式は自由)を作り、保護者を通して定期的に学校へ出す必要があります。区のサイトには、記録に使える「参加記録簿」の様式も置かれています。
最終的に決めるのは在籍校の校長で、結果は個々のケースごとに違います。それでも、区の文書に流れが書いてあると、担任の先生に「区の保護者向けガイドラインの18ページの流れで相談したいです」と切り出せます。
見学のときには、出席の記録をどんな形で作ってもらえるかを施設に聞いておくと、その後の話が早く進みます。出席扱いの要件の中身は、こちらの記事にまとめています。
>>「不登校でも出席扱いに?」文部科学省の通知で出席扱いになる3つの要件を徹底解説
まだ外に出るのが難しい、近くに通える場所がないという方へ
荒川区の区内の施設は3か所で、開いている曜日や対象の学年がそれぞれ限られています。このあと紹介するように、曜日によっては満席でキャンセル待ちになっている施設もあります。町屋や南千住、東尾久のあたりからは「区内なのに通いやすい場所がない」という状況が実際に起こります。
それはご家庭の努力不足ではありません。また、学校に行きづらくなった直後は、家から出るエネルギーそのものがまだ戻っていない時期があります。都電やバスに乗って知らない場所へ行くこと自体が、いまは負担というお子さんもいます。この段階で通う場所を無理に決める必要はありません。
そういうときの選択肢として、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」があります。ネットの先生(担任)が一人ひとりに伴走し、自宅から自分のペースで学べます。
2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちを支えてきました。一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになる仕組みも整っています。
学習AIがヒントを出しながら一緒に考えてくれて、学習以外に使えないフィルタリング設定があるので、ゲームや動画が心配なご家庭でも使いやすいです。
荒川区のフリースクール一覧(エリア別)
荒川区内で公式サイトから実在と所在地を確認できた施設を3か所、近隣区にあって荒川区から通いやすい施設を4か所紹介します。順位をつけたものではありません。
料金は執筆時点の公式サイトの記載で、税込・税別の表記がそろっていないものがあります。公式に確認できなかった項目は「要お問い合わせ」としています。通う前には必ず各施設に直接ご確認ください。
荒川: サドベリースクール アルママ
サドベリースクール アルママ
運営: 一般社団法人サドベリースクールアルママ
所在地: 荒川区荒川1-57-6
対象年齢: 身の回りのことができる5歳〜15歳
料金: 入学金30,000円。月額は週1回35,000円・週2回50,000円・週3回60,000円・週4回70,000円・週5回80,000円。スポット利用は1日9,000円
都電荒川線の荒川区役所前・荒川一中前から徒歩7分、日比谷線の三ノ輪駅と常磐線の三河島駅からは徒歩9分。
「子どもは大人に指示や規制をされなくても、自分で学び、成長することができる」という考え方に立つデモクラティックスクール(サドベリースクール)で、時間割やカリキュラムを大人が決めず、その日に何をして過ごすかを子ども自身が決めます。
開校は月〜金曜の10時から16時(祝日・お盆・年末年始は休み)。体験入学は1日3,000円で5回まで受けられます。
2026年9月時点で、公式サイトには水曜と金曜が満席でキャンセル待ちと案内されているので、通いたい曜日の空きを最初に確認してください。公式サイトには、都の助成と荒川区の補助金の両方を活用できると書かれています。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
西尾久: フリースペースAoba
フリースペースAoba
運営: 非営利型一般社団法人マザーシップ
所在地: 荒川区西尾久7-32-3 アオバビル
対象年齢: 不登校の子ども(学年の区切りは要お問い合わせ)
料金: 月額は週1回6,000円・週2回10,000円・週3回14,000円(8月を除く)。無料体験は3回まで
都電荒川線の荒川車庫前から徒歩2分、JR尾久駅から徒歩8分。2022年5月に開いた、不登校の子どもの居場所です。
代表は、自分の子どもが小学6年生から中学1年生にかけて不登校になった経験を持つ荒川区在住の保護者で、同じ思いを持つ保護者の仲間と2021年8月に法人を立ち上げました。
開いているのは毎週月・火・水曜の13時30分から18時。午後からなので、朝が苦手な時期の子でも通いやすい時間帯です。祝日も開きますが、月に5週ある曜日の5週目は休みです。
週1回の利用で「今週はもう1回行きたい」というときは、事前に連絡すれば1日1,000円で追加できます。8月は休みで、希望に応じて個別の特別プログラムが組まれます。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
>>小学生の不登校は約43人に1人|低学年・高学年で違う原因と、親ができる7つの対応【2026年最新】
西日暮里: KG高等学院 西日暮里駅前キャンパス 中学生コース
KG高等学院 中学生コース 西日暮里駅前キャンパス
運営: 要お問い合わせ(公式サイトに運営法人の記載なし)
所在地: 荒川区西日暮里5-34-3 新谷ビル6階
対象年齢: 中学1年生〜3年生
料金: 登録料20,000円(入学時のみ)、サポート費が月30,000円、施設費・事務費が月3,000円(いずれも税抜・年払い)。希望により教材費が別途
JR西日暮里駅から徒歩1分、千代田線と日暮里・舎人ライナーの出口の目の前にあります。
通信制の鹿島学園高等学校の生徒が通うキャンパスの中に置かれた中学生向けのコースで、公式サイトでは「学校にしばらく登校できていない方」「自分のペースで学習に取り組みたい方」「人とのコミュニケーションや大勢が苦手な方」に向けたコースと案内されています。
キャンパスは月〜金曜の10時から16時に開いていて、通う日数は週1日・週3日・週5日から選びます。同じ場所で高校生が学んでいるので、中学を卒業したあとの姿を近くで見られる環境です。
具体的な1日の過ごし方は公式サイトに書かれていないため、見学のときに確認してください。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
2つの補助金を当てはめると、利用料はいくら支給される計算になるか
区立学校に在籍していて、都と区の両方の交付決定を受けた場合の、利用料(月額)についての計算例です。入会金や施設費、教材費は補助の対象外なので含めていません。
- アルママに週1回(月35,000円) 都の補助金が20,000円、残りの15,000円に区の補助金が15,000円。利用料35,000円の全額が補助される計算です。
- アルママに週3回(月60,000円) 都20,000円+区20,000円で、補助金はあわせて40,000円。利用料の自己負担は20,000円です。
- Aobaに週3回(月14,000円) 都の補助金は利用料と同じ14,000円まで。都の補助だけで利用料の全額に届くので、区の補助金は発生しません。
どちらの補助金も、先に保護者が施設へ支払い、あとから振り込まれる仕組みです。区の補助金は審査に約1.5〜2か月、交付決定から振り込みまでにさらに2〜3週間かかると案内されています。最初の数か月は立て替えが続くことを見込んでおいてください。実際に対象になるかどうかは、都と区それぞれの審査で決まります。
荒川区から通いやすい近隣区の施設
区内の3か所は、開いている曜日や対象が限られています。南千住・荒川から近い三ノ輪、町屋・南千住から1駅の北千住、都電荒川線でつながる王子、西日暮里から山手線で通える高田馬場の施設を4か所補います。
所在区を明記しています。荒川区の補助金の要件は「区内在住・区立学校に在籍・都の交付決定を受けていること」なので、区外の施設を検討するときは、都の助成の対象になるかを施設に確認するのが出発点になります。
三ノ輪(台東区): フリースクールネクストR
フリースクールネクストR
運営: 株式会社日本拳闘クラブ
所在地: 台東区三ノ輪1-28-15 小川ビル6階
対象年齢: 小学2年生〜中学3年生
料金: 入会金15,000円。通常スクールは年会費3,000円と月額が週1回22,000円・週2回44,000円。マンツーマンは月額が週1回27,500円・週2回48,400円・週3回60,500円
日比谷線の三ノ輪駅から徒歩1分。南千住駅の隣の駅で、荒川区の南千住・荒川・東日暮里からは徒歩や自転車でも行ける距離です。
ボクシングの元日本チャンピオンが代表を務める会社が2024年10月に開いたフリースクールで、体を動かすプログラムと自由な学習カリキュラムを組み合わせています。開校は月・火・金曜の9時30分から17時。
グループで過ごす通常スクールと、1対1のマンツーマンスクールから選べるので、集団がまだしんどい子は1対1から始められます。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
北千住(足立区): トライ式中等部 北千住キャンパス
トライ式中等部 北千住キャンパス
運営: 株式会社トライグループ
所在地: 足立区千住2-58 ジェイシティ北千住2階
対象年齢: 中学1年生〜3年生
料金: 要お問い合わせ
北千住駅の西口から徒歩2分。町屋からは千代田線で、南千住からは常磐線か日比谷線で、どちらも1駅です。
家庭教師のトライのグループが運営する中学生向けのフリースクールで、開校時間は9時から16時(日曜・祝日を除く)、自習スペースはそのあとも使えます。
授業は完全マンツーマンなので、自分のペースで先生と1対1で進めたい子に合います。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
王子(北区): フリースクール東京シューレ王子
フリースクール東京シューレ王子
運営: NPO法人東京シューレ
所在地: 北区岸町1-9-19
対象年齢: 小学1年生の年齢〜20歳(在籍は最長23歳まで)
料金: 入会金153,000円、月会費52,800円(税込)。家庭の経済状況に応じて月会費を減額する制度あり
JR・南北線の王子駅から徒歩4分、都電荒川線の王子駅前から徒歩6分。町屋駅前や荒川車庫前からは都電1本で着きます。NPO法人が運営するフリースクールです。
6歳から23歳までの子ども・若者が一緒に過ごし、ゲーム、おしゃべり、ピアノやギター、ドラム、ダンスなど、その日の過ごし方は自分で決めます。
プログラムは子どもたちがミーティングで話し合って決めるのが特徴で、毎週月曜の11時から12時に説明会・オープンデイを開いています。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
高田馬場(新宿区): 明光フリースクール 高田馬場校
明光フリースクール 高田馬場校
運営: 株式会社明光みらい
所在地: 新宿区高田馬場1-28-3 工新ビルディング4階
対象年齢: 不登校の小中学生
料金: 週1回20,000円から
明光義塾の個別指導の考え方がベースの、小中学生対象のフリースクール。一人ひとりに寄り添った運営が特徴です。プログラミングやeスポーツといった新しい学び、体験ができる子どもたちの居場所です。
高田馬場駅から徒歩2分。西日暮里・日暮里からは山手線で乗り換えなしです。荒川区の出席扱いの記事でも通える候補として案内している校舎で、コースは週1回・週3回・週5回から選べ、入会金は22,000円(税込)です。
高田馬場校は中学生が対象の目安とされていますが、小学生も入会できます。明光フリースクールは開校からまもないため都の助成対象施設一覧にはまだ掲載されていませんが、学校の出席扱いや東京都の助成金の対象になった実績があります。
なお、この記事を掲載しているメディアは明光フリースクールが運営しています。自社の施設なので詳しく書けている部分がありますが、順位づけの意図はありません。校舎の詳細や見学の申し込みは校舎ページをご覧ください。
掲載していない施設について
荒川区内で名前が挙がる施設のうち、この記事に載せなかったものもあります。荒川3丁目には、外国にルーツを持ち、主に15歳以上で日本の高校への進学を目指す子どもたちのためのNPOのフリースクールがありますが、不登校の小中学生の通い先とは対象が違うため一覧には入れていません。
学習塾や放課後等デイサービスが不登校の子の受け入れをうたっている例もありますが、公式サイトで日中の受け入れの内容や料金まで確認できなかったものは載せていません。また、通所とオンラインを組み合わせた形の施設は今回の一覧から外しています。
区のガイドラインでは、居場所の提供を主な目的にした「フリースペース」も、フリースクールと同じく補助金と出席扱いの対象として扱われています。地域の子ども食堂や居場所は、荒川区社会福祉協議会が事務局の「あらかわ子ども応援ネットワーク」と教育委員会が連携して支えています。[2]
この記事は荒川区周辺の施設をすべて網羅したものではありません。新設や移転、料金の改定、募集の状況で情報が変わることがあるので、通う前には必ず公式サイトと直接の問い合わせで最新情報を確認してください。
北区・足立区の施設はそれぞれの区の一覧に、荒川区を含む東京都全体の一覧はこちらの記事にまとめています。
>>北区のフリースクールと補助金一覧。通える場所を地域で探せます【2026年最新】
>>足立区のフリースクールと補助金一覧。通える場所を地域で探せます【2026年最新】
>>東京都のフリースクールと補助金一覧。市区町村別に紹介します【2026年最新】
掲載のない地域にお住まいの場合も、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」なら地域を問わず自宅から利用できます。
ネットの先生(担任)が伴走し、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになった実績も多数あります。
2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちをサポートしてきました。
まとめ。合うかどうかで選んでいい
フリースクールは、優劣ではなく「その子に合うかどうか」で選ぶものです。荒川区には、過ごし方を子ども自身が決める荒川1丁目のアルママ、午後から開いていて月6,000円から通える西尾久のAoba、高校生と同じキャンパスで学ぶ西日暮里の中学生コースと、性格のはっきり違う3か所があります。
そこに三ノ輪・北千住・王子・高田馬場の4か所を加えると、体を動かす場所、マンツーマンの場所、子どもたちがミーティングで過ごし方を決める場所まで幅が広がります。
荒川区は、都の補助金に加えて区の補助金も最大で月2万円まで支給されるので、区立学校に在籍している家庭なら、費用を理由に選択肢を狭めずに済む区です。
見学してから決めていいし、教育センターの「みらい」や登校サポートルームと民間のフリースクールを並行して検討してもかまいません。
今日できる一歩として、この記事の一覧から、お子さんが「ここなら行けるかも」と口にした場所を1つだけ決めて、見学の問い合わせ文を書いてみてください。荒川区の施設は開いている曜日と時間が違います。
Aobaは月・火・水曜の午後、アルママは月〜金曜で水・金曜がキャンセル待ち、ネクストRは月・火・金曜です。お子さんの調子がいい曜日と時間帯で絞ると早いです。
文面は「不登校の小5の親です。見学はできますか。いま通える曜日に空きはありますか。都と荒川区の補助金の対象になりますか。学校に出す出席の記録は作ってもらえますか」の5文で十分です。
お子さんを責める必要も、ご自身を責める必要もありません。今日からできる小さな一歩を、一緒に探しましょう。
よくある質問
荒川区にフリースクールはいくつありますか?
東京都のフリースクール等利用者支援事業の2025年度(令和7年度)対象施設一覧(2026年3月末時点)に載っている荒川区の施設は、荒川1丁目のサドベリースクール アルママ、西尾久のフリースペースAoba、西日暮里のKG高等学院 中学生コース 西日暮里駅前キャンパスの3件です。
この記事ではこの区内3か所と、三ノ輪・北千住・王子・高田馬場にある近隣区の4か所を紹介しています。このほかに区が運営する教育支援ルーム「みらい」が荒川3-49-1の教育センター内にあり、区立の全小中学校には校内の別室「登校サポートルーム」があります。
荒川区でフリースクールの利用料の補助金はありますか?
あります。東京都のフリースクール等利用者支援事業で、都内在住の不登校の小中学生の保護者に、利用料に対して補助金として最大で月2万円まで支給されます。
さらに荒川区フリースクール等利用児童生徒支援補助金として、都の交付決定を受けた方のうち荒川区内に住所があり区立小中学校に在籍する児童生徒の保護者に、利用料から都の助成金を差し引いた額に対して補助金として最大で月2万円まで(年間24万円まで)支給されます。
どちらも入会金や施設維持費、教材費は対象外です。私立・国立・都立の小中学校に在籍している場合は区の補助金の対象にならず、都の補助金のみです。
制度は年度で変わるので、最新の情報は東京都と荒川区の公式ページで確認してください。
荒川区ではフリースクールに通うと学校の出席扱いになりますか?
在籍校の校長が認めれば出席扱いになる場合があります。荒川区教育委員会の不登校支援ガイドラインには、フリースクールやフリースペースでの活動は、読書やゲームをしている場合でも社会的な自立に寄与する活動と認められれば出席扱いと判断すると書かれています。
校長が訪問などで活動内容を確認し、判断が難しい場合は教育委員会(教育センター)も確認したうえで、校長が最終判断をします。出席扱いにするには、通っている施設が出席の記録(形式は自由)を作り、保護者を通して定期的に学校へ提出する必要があります。結果は個々のケースごとに決まります。
出典
- 東京都「令和6年度都内公立学校児童生徒の問題行動・不登校等の実態」(2025年10月30日) ページ 本文へ戻る
- 荒川区教育委員会「荒川区不登校支援ガイドライン【保護者の方へ】」(令和6年12月改訂 第2版) PDF 本文へ戻る
- 東京都「令和7年度 東京都フリースクール等利用者支援事業(助成金)児童生徒通所施設一覧」(令和8年3月末時点) PDF 本文へ戻る
- 東京都生活文化局「東京都フリースクール等利用者支援事業」 ページ 本文へ戻る
- 荒川区「【令和8年度補助金制度のご案内】フリースクール等を利用する児童生徒への支援」 ページ 本文へ戻る
- 荒川区「教育センター」 ページ 本文へ戻る
- 荒川区「不登校児童生徒への支援」 ページ 本文へ戻る
- 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」 ページ 本文へ戻る
