札幌市でフリースクールを探している方へ。この記事では、札幌市が公開している「フリースクール等民間施設一覧」と各施設の公式サイトの両方で確認できた施設を、中央区・北区・東区・豊平区・南区・西区・手稲区の区別に12か所紹介します。
順位づけやランキングではなく、運営・所在地・対象年齢・料金をそろえた一覧です。利用料が無料の居場所から月額3万円台のスクールまで幅があるので、金額も公式サイトの記載どおりに並べました。
あわせて、札幌市と北海道の補助金がいまどうなっているか、無料で通える市の教育支援センターはどこにあるか、フリースクールで通学定期券が使える札幌市の仕組みも、公式情報だけを根拠にまとめています。
自己紹介が遅れました。小幡和輝と申します。僕は約10年間の不登校を経験しました。当時はフリースクールで学び、現在は不登校の専門家として本を書いたり、2000人以上の子どもたちとご家庭をサポートしてきました。
札幌市のフリースクールと支援の状況
札幌市は、市が民間フリースクールの一覧を公開している自治体です。札幌市子ども未来局は、令和7年度に市が行ったアンケートに協力し、掲載に賛同した施設を「フリースクール等民間施設一覧」としてまとめていて、2026年9月7日更新の時点で26施設が、運営法人名・所在地・電話番号・ホームページつきで載っています。
内訳は中央区8、北区5、東区3、清田区3、豊平区2、南区2、白石区1、西区1、手稲区1で、厚別区の施設は載っていません。市は「札幌市内の全てのフリースクールを網羅しているものではありません」「各施設の活動内容等を保証するものではございません」と注記しています。[1]
北海道全体で見ると、2024年度(令和6年度)の小・中学校の不登校児童生徒数は1,000人あたり42.2人で、全国平均の38.6人を上回っています。[2]
北海道教育委員会の「フリースクールなど民間の相談・指導施設一覧」を見ても、道内の施設は札幌市に集中しています。学校以外の居場所を探すことは、札幌市ではまったく特別なことではありません。
札幌市の補助金は「施設向け」。保護者に直接支給される補助金は2026年9月時点でありません
利用料の補助金については正直にお伝えします。2026年9月時点で、札幌市にも北海道にも、フリースクールの利用料を保護者に直接支給する補助金は公式には確認できませんでした。
札幌市にあるのは、施設の設置者に対する「札幌市フリースクール等民間施設事業費補助金」です。2012年度(平成24年度)から続いている制度で、指導体制の整備や教材、体験学習にかかる経費の一部を市が施設に助成します。
1団体あたりの年間の補助限度額は、受け入れている児童生徒が8名以下なら160万円、9〜16名で200万円、17〜24名で240万円、25〜32名で280万円、33名以上で320万円です。対象になるのは次の5つをすべて満たす施設です。[3]
- 目的 不登校の児童生徒に対する相談・指導を主たる目的としていること
- 運営 非営利法人(学校法人を除く)が運営し、2年以上の活動実績があること
- 学校との関係 学校との間に十分な連携・協力関係が構築されていること
- 受け入れ 複数の小・中学生を受け入れていること
- 利用料 施設の利用料が比較的低額で、その収入だけでは適切な運営が難しいと認められること
保護者の口座にお金が入る制度ではありませんが、読み方を変えると家庭にも関係があります。
この補助金を受けている施設は「非営利法人の運営」「学校と連携している」「利用料が比較的低額」という市の要件を通っているからです。
この記事で紹介する施設にも、公式サイトや案内で札幌市の補助対象であることを明記しているところがあります。なお、市の一覧に載っている施設と補助対象の施設は必ずしも一致しないと、市のページに注記があります。
道内では、北広島市が2026年4月から保護者向けの助成を始めていて、市立小中学校に在籍する子どもの利用料について、補助金として最大で月2万円まで支給しています。
ただしこれは北広島市の住民が対象で、札幌市民は使えません。[4] 制度は年度単位で変わるので、札幌市子ども未来局 子どものくらし・若者支援担当課(011-211-2947)や、記事末の出典に挙げた市のページで最新情報を確認してください。
北広島市や鷹栖町、士幌町など道内の制度と、札幌市の外の施設は、こちらの記事にまとめています。
>>北海道のフリースクールと補助金一覧。市区町村別に紹介します【2026年最新】
札幌市ではフリースクールへの通学に通学定期券を使える場合があります
補助金の代わりに、札幌市で知っておきたいのが交通費です。札幌市交通局は、通学定期券を発売する対象に「フリースクール及び国立又は公立の教育施設で、札幌市交通事業管理者が指定する学校及び施設」を含めています。
授業時間数などの要件が学校相当と認められた場合に、施設からの事前申請を経て発行を認める場合がある、という扱いです。[5]
つまり、家庭が窓口で直接交渉するのではなく、通う施設が交通局の指定を受けているかどうかで決まります。
この記事で紹介する施設でも、北海道自由が丘学園月寒スクールは生徒証を発行していて通学定期券を購入できると案内しています。地下鉄で区をまたいで通うことが多い札幌では、月々の差が小さくありません。
見学のときに「通学定期券は買えますか」と一言聞いてみてください。通学定期券の仕組みと、窓口で断られたときの対処はこちらの記事で解説しています。
>>フリースクールに通学定期は使える?交通費の補助と、窓口で断られたときの対処法
無料で通える市の教育支援センターは6か所。サテライトとオンラインコースもあります
札幌市教育委員会は、市立小中学校の不登校の子どもを対象にした教育支援センターを市内6か所に置いています。通所は無料(交通費や施設外学習費は自己負担)で、活動時間は月〜金曜の9時30分〜14時30分。
カードゲームや軽運動、ものづくりなどの体験活動と、自分で目標を決めて取り組む学習活動を、小中学生が同じ部屋で行います。
市の案内には「教育支援センターへ通所した日は、欠席・遅刻・早退になりません」と明記されています。[6]
- 教育支援センター大通西 中央区南2条西10丁目 旧・中央区民センター施設内
- 教育支援センター新琴似 北区新琴似7条3丁目2-1 新琴似小学校内
- 教育支援センター白石 白石区本通16丁目南4-26 リフレサッポロ2階
- 教育支援センター月寒 豊平区月寒東2条2丁目4-54 月寒中学校敷地内
- 教育支援センター真駒内 南区真駒内幸町2丁目2-2 まこまる3階
- 教育支援センター宮の沢 西区宮の沢1条1丁目1-10 ちえりあ3階
センターのない東区・厚別区・清田区・手稲区には、支援員が区内の会場に出向く「教育支援センター・サテライト」があります。
たとえば東区は、市立小学校4年生〜中学校3年生を対象に、火曜は東区体育館、金曜は元町南児童会館で、9時30分〜11時30分に開かれています。途中から参加しても途中で帰ってもよく、参加費は無料です。
家から出るのがまだ難しい子には、メタバース上でアバターになって参加する「教育支援センター・オンラインコース」もあり、学校で使っている1人1台端末を自宅に持ち帰って参加できます。
どれも、利用の入口は在籍校です。保護者が施設に直接申し込むのではなく、まず在籍校に相談し、学校が書類を教育センター教育相談室に提出して、見学、体験通所(4回が基本)、正式通所という順に進みます。
問い合わせ先は教育センター教育相談室(011-671-3210)です。市の案内には「個別の支援ができる施設ではなく、小集団での活動等がメインになります」とも書かれているので、少人数や個別の関わりを求める場合は民間のフリースクールと並行して検討するのが現実的です。
教育支援センターの通い方と費用、フリースクールとの違いは、こちらの記事で解説しています。
>>教育支援センター(適応指導教室)とは?通い方・費用・出席扱いをわかりやすく解説
札幌市を含む北海道の不登校の相談窓口は、こちらの記事に電話番号つきでまとめています。
>>北海道の不登校相談窓口一覧。無料で頼れる公的・民間の相談先【2026年最新】
フリースクールでも出席扱いになる可能性があります
フリースクールでの活動は、在籍校の校長が認めれば指導要録上の出席扱いになる場合があります。根拠は文部科学省の通知です。[7]
この記事で紹介する施設の公式サイトにも、「毎月の出欠表を学校に通知しています。学校長の判断により、この出欠数が指導要録に記載されます」「フリースクールの日は在籍学校において出席扱いになるよう学校に対して働きかけます」といった記載があります。
一方で、出席扱いについて何も書いていない施設もあります。判断するのはあくまで在籍校の校長で、個々のケースごとに決まります。見学のときに、在籍校への報告をどんな形でしてもらえるかを聞いてみてください。
出席扱いの要件と、学校に断られたときの対処は、それぞれこちらの記事で解説しています。
>>「不登校でも出席扱いに?」文部科学省の通知で出席扱いになる3つの要件を徹底解説
>>出席扱いを学校に断られたときはどうする?校長判断を動かす3つの材料
まだ外に出るのが難しい、近くに通える場所がないという方へ
札幌市は10区あわせて1,100平方キロメートルを超える広い街で、フリースクールは中央区と北区の札幌駅・大通周辺に集まっています。
市の一覧には厚別区の施設がなく、清田区や手稲区、南区の奥からは地下鉄とバスを乗り継いで通うことになります。冬は雪で、移動そのものが難しくなる日もあります。
また、そもそも家から出るエネルギーがまだ戻っていない時期のお子さんもいます。それはご家庭の努力不足ではありません。
そういう場合の選択肢として、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」があります。ネットの先生(担任)が伴走してくれて、自宅から自分のペースで学べます。
2018年の開校からこれまでに2000人以上の不登校の子どもたちを支えてきて、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになる仕組みも整っています。
学習AIがヒントを出しながら一緒に考えてくれて、学習以外に使えないフィルタリング設定があるので、ゲームや動画が心配なご家庭でも使いやすいです。
札幌市のフリースクール一覧(区別)
札幌市の「フリースクール等民間施設一覧」に載っていて、公式サイトでも活動内容を確認できた施設を、区別に紹介します。順位をつけたものではありません。
料金は執筆時点(2026年9月)の公式サイトの記載で、税込・税別の表記がないものはそのまま載せています。公式サイトで確認できなかった項目は「要お問い合わせ」としています。通う前には必ず各施設に直接ご確認ください。
中央区: 訪問と居場所 漂流教室
訪問と居場所 漂流教室
運営: NPO法人訪問と居場所漂流教室
所在地: 札幌市中央区南9条西3丁目2-5 南9条ビル603(地下鉄南北線 中島公園駅から徒歩1分)
対象年齢: 年齢制限なし(公式サイトに「小学生もいますし、20歳以上の人もいます」と記載。学校に行っているかどうかも問わない)
料金: 居場所(フリースペース)は無料。訪問は週1回1時間のコースが月8,000円、週1回2時間のコースが月12,000円。入会金なし、訪問の交通費も不要
2002年6月に訪問専門のフリースクールとして始まり、2006年にフリースペース「漂着教室」を開いたNPOです。2015年には団体名から「フリースクール」の語を外し、2019年7月から居場所を無料にしています。居場所が開いているのは火〜金曜の9時〜16時。
カリキュラムはなく、「ただ、いる」ことを大事にしていて、好きなときに来て好きなときに帰れます。家から出るのが難しい子には、スタッフが週1回、自宅や自宅の近くまで訪ねてくる訪問があります。
出席扱いについての記載は公式サイトにないので、必要な場合は見学のときに確認してください。
中央区: フリースクール LIKEPLUS
フリースクール LIKEPLUS
運営: NPO法人E-LINK
所在地: 札幌市中央区南4条東3丁目19 山崎カルチャーセンター2階(2025年4月1日に移転)
対象年齢: 小学4年生以上(月曜のみ小学1年生から利用可)
料金: 入会金無料。週4日コース23,000円、週3日コース20,000円、1日スポットコース2,500円(月曜の小学1〜3年生スポットは3,000円)
2017年に学童保育「アドベンチャークラブ札幌」を始めた団体が、2019年9月に同じ施設で開いたフリースクールで、自らを「午前のサードプレイス」と表現しています。開所は月・火・水・金曜の10時〜14時30分で、希望すれば学童保育の時間まで16時頃まで過ごせます。
「楽しむ力」「多様性」「主体性」の3つを大事にしていて、子どもたちの自主企画や年1回の修学旅行があり、その日の様子は公式LINEの個別メッセージで写真つきで保護者に届きます。
運営法人は2023年11月に、「未来をつくるこどもまんなかアワード」の内閣府特命担当大臣賞を受けています。出席扱いについての記載は公式サイトにありません。
中央区: フリースクール みっけば
フリースクール・放課後教室「みっけば」
運営: NPO法人地域ケアコミュニティ研究所
所在地: 札幌市中央区南9条西4丁目(中島公園駅から徒歩3分。詳細は要お問い合わせ)。南区真駒内の札幌市保養センター駒岡の敷地内にも拠点あり(真駒内駅から送迎)
対象年齢: 小学生
料金: 月額7,000円(月4回までの利用・保険料・冷暖房費・基礎活動費を含む)。回数チケットは5回券8,000円(有効期限3か月)。入会金・年会費なし。生活保護世帯は1割負担。体験・見学は2回まで無料
「はじめは、いるだけでいい場所」を掲げる、定員5人程度の小学生向けの居場所です。時間割や授業はなく、ただ過ごす、ゆるやかな体験をする、社会とつながるという3つの段階を子どものペースで進み、3段階目では札幌市内のマルシェに出展します。保護者の同席もできます。
活動日と時間は、公式サイトでは火〜木曜の12時〜18時、運営法人のnote(2026年6月)では月〜木曜の11時〜15時と案内が分かれているので、問い合わせのときに現在の開所日を確認してください。
出席扱いについては「フリースクールの日は在籍学校において出席扱いになるよう学校に対して働きかけます」と書かれています。
フリースクール みっけば(NPO法人地域ケアコミュニティ研究所)の公式サイト
北区: フリースクール 星の教室
フリースクール 星の教室
運営: NPO法人星槎さっぽろ教育センター
所在地: 札幌市北区北11条西4丁目2-3(地下鉄南北線 北12条駅2番出口から徒歩1分、JR札幌駅北口から徒歩7分)
対象年齢: 小学4年生〜中学3年生
料金: 入学金20,000円。授業料は登校日数で決まり、週1日18,000円、週2日23,000円、週3日27,000円、週4日30,000円、週5日32,000円。登校体験期間の3日間は無料
星槎国際高等学校 札幌北の校舎にあるフリースクールです。1日の流れの例は、10時に登校してスポーツ・ストレッチ、教科学習やパソコンのスキルアップ、昼休みをはさんで調理・実験・マインクラフトなど曜日ごとのプログラム、15時に下校。
コミュニケーションや感情のコントロールといった「生活スキル」も学びます。併設の高校生と一緒にお祭りや体育大会に参加することがあり、希望者は15時以降に同じ建物の放課後等デイサービスで療育を受けられます。
出席扱いについては「フリースクールに登校した日数は、指導要録上の出席記録となるよう原籍校の先生方としっかり情報を共有し、サポート体制を整えていきます」と書かれています。
北区: 札幌YWCA フォローアップスクール
札幌YWCA フォローアップスクール
運営: 一般社団法人札幌YWCA
所在地: 札幌教室 札幌市北区北7条西6丁目2-30 北海道クリスチャンセンター内(JR札幌駅・地下鉄さっぽろ駅から徒歩5分)。豊平区月寒東2条3丁目に月寒教室、中央区南22条西15丁目に伏見教室あり
対象年齢: 小学生・中学生・高校生(学びなおしを希望する18歳以上は要お問い合わせ)
料金: 登録費3,000円(初回のみ)。札幌教室の月額受講料は、教科学習が小中学生19,800円・高校生22,000円、体験学習が16,500円、体験+教科が小中学生33,000円・高校生34,200円(教材費込み)。月寒教室は小中学生の週1回で11,000円、伏見教室は小中学生15,400円・高校生19,800円。トライアルは1回2,200円
2010年5月に開講した、午後の時間帯に通うスクールです。札幌教室は月・水・金曜で、教科学習は13時30分〜19時のうちの60分、体験学習は13時30分〜15時30分。
教科学習は年齢の違う子が同じテーブルで学ぶ形で、数学・英語・英会話が中心です。体験学習ではカフェでの接客や調理・製菓の補助、パン作り、バザーでのボランティアなどに取り組みます。
主要な講師は教員免許を持っていると案内されていて、札幌市のフリースクール等民間施設事業費補助金の交付を受けています。朝から通うのが難しい子にとって、午後から始まる点は選びやすさになります。
出席扱いについては、案内に「小・中学生のフォローアップスクールへの通学は、学校の通学日数に加算されます」と書かれています。
北区: NEOフリースクール
NEOフリースクール
運営: ありがとうファミリー株式会社(札幌市の一覧の記載。公式サイトには法人名の記載なし)
所在地: 札幌市北区北39条西5丁目1-15 北電商販サトウビル4階(地下鉄南北線 麻生駅5番出口から徒歩2分)
対象年齢: 要お問い合わせ(公式サイトに対象学年の明記なし)
料金: 月額29,800円(税込)。入会金・年間の更新料なし。通う回数やプランによる追加料金なし
麻生駅のすぐそばにある、パソコンを使った活動が中心のフリースクールです。開所は平日の9時30分〜14時30分で、通う頻度は自由。公式サイトのFAQには「週に1回の子もいれば、ほぼ毎日来ている子もいます」とあります。
黒板もチャイムもなく、一斉授業は行わずに、タイピング、イラスト、動画編集、プログラミング、作曲、マインクラフト、3Dプリントなどから一人ひとりに合わせて内容を組み立てます。
料金が月額の定額ひとつだけで、回数を増やしても金額が変わらないのが特徴です。出席扱いについては「一定要件を満たすと、所属されている小・中・高等学校の指導要録上の『出席扱い』として」認定を受けられるとしたうえで、学校が定めた規定要件に準じると注記されています。
北区: WILD CHERRY(ワイルドチェリー)
小中学生版「専門学校スタイル」フリースクール WILD CHERRY(ワイルドチェリー)
運営: 株式会社EXECUTE(L-WAVEグループ)
所在地: 札幌市北区屯田5条7丁目1-71 ティー・エヌビルA-2階
対象年齢: 小学生・中学生
料金: 入学金30,000円、年度更新費15,000円(毎年4月)、教材費無料。月額は月2回ライト7,500円、週1回15,000円、週2回25,000円、週3回35,000円、週4回45,000円、週5回55,000円(2026年7月改定・すべて税込)。送迎・昼食・放課後預かりは有料オプション
2025年12月に屯田で開校した、各曜日の定員が6名のフリースクールです。11時に登校して16時に下校する流れで、土日祝とGW・お盆・年末年始が休み、春・夏・冬休みの期間は通常どおり開いています。
AI教材を使った基礎学習、外国人スタッフのいる英語、デジタル、スポーツ、起業・マネー・キャリア、クリエイティブ、ウェルネスの7つの柱でプログラムを組んでいます。
運営は地域でスポーツクラブなどのスクールを10年以上続けてきたグループで、代表は自身の子どもが中学3年間不登校だったことを設立の背景に挙げています。30日間の全額返金保証と、審査のある返済不要の奨学金制度があります。
出席扱いについては「学校の出席扱い取得を目指すことも可能です」と書かれています。
東区: 札幌自由が丘学園
北海道教育学園フリースクール部 札幌自由が丘学園
運営: 学校法人北海道教育学園(2025年12月まではNPO法人フリースクール札幌自由が丘学園が運営。2026年1月に運営を移管)
所在地: 札幌市東区北8条東1丁目3-10
対象年齢: 不登校の小学生・中学生
料金: 要お問い合わせ(公式サイトに「直接お問い合わせ下さい」と記載)。1週間の体験入学は、特別な場合を除いて費用がかからない
1993年11月に開校し、これまでに360人を超える生徒が巣立った、札幌で長く続いているフリースクールです。全日コースは月〜金曜の10時30分〜15時30分。
午前は毎日2時間の教科授業と個別学習、午後は美術・音楽、創造活動、ものづくりなどで、藻岩山登山や札幌地方裁判所の見学、ヨット体験、宿泊学習、学園祭、スキーといった行事があります。校則にあたるものはなく、服装や髪型の決まりもありません。
同じ学校法人が通信制の札幌自由が丘学園三和高等学校を運営していて、進学先になることが多いそうです。運営の移管後もスタッフはそのままで続けていると案内されています。
出席扱いについては「在籍校の学校長の判断によってフリースクールに通うことが指導要録上出席となります」としたうえで、本人が拒まない限り、出席の状況や活動の様子、学習の進度を在籍校に連絡していくと書かれています。
札幌自由が丘学園(北海道教育学園フリースクール部)の公式サイト
>>小学生の不登校は約43人に1人|低学年・高学年で違う原因と、親ができる7つの対応【2026年最新】
豊平区: 北海道自由が丘学園 月寒スクール
北海道自由が丘学園 月寒スクール
運営: 認定NPO法人北海道自由が丘学園・ともに人間教育をすすめる会
所在地: 札幌市豊平区月寒東1条15丁目5-11(地下鉄東豊線 福住駅4番出口から徒歩6分)
対象年齢: 小学生・中学生(高校年齢以上は相談可)
料金: 入学金50,000円、NPO会費年3,000円。月額は全日(週5日)コース35,000円(授業料33,000円・教材費1,000円・施設費1,000円)、週4日30,000円、週3日26,000円、週2日17,000円。ひとり親家庭・兄弟姉妹の減額制度あり(要相談)。体験は無料
1998年に始まり、2003年から月寒の校舎で活動しているスクールで、2013年に認定NPO法人になっています。
1日は9時30分の登校開始から16時の下校までで、午前は基礎教科、午後は「表現科」「ものづくり」「どう生きる科」など小中学生合同の総合型の学習です。
余市での農業実習(6月に植え付け、9月に収穫)やサマーキャンプ、中学生の修学旅行、冬のスケート授業があり、行事は生徒がミーティングで企画します。定期テストや数字の通知表はなく、学期末に文章の「成長の記録」が渡されます。
生徒証が発行されるので、通学定期券を購入できます。入学前に2〜3日の体験がすすめられています。出席扱いについては「毎月の出欠表を学校に通知しています。学校長の判断により、この出欠数が指導要録に記載されます」と書かれています。
南区: フリースクールそら
フリースクールそら
運営: 要お問い合わせ(公式サイトに「NPO法人フリースクールそら」の表記あり。札幌市の一覧には法人名の記載なし)
所在地: 札幌市南区藤野(担当者の自宅の1階を開放したスペース。詳細は要お問い合わせ)
対象年齢: 要お問い合わせ(1日3名まで。公式サイトに「只今小1〜小4までの1名募集中」と記載)
料金: 入会金10,000円、年会費15,000円(スポーツ安全保険と暖房代を含む)。利用は4回分のチケット制で8,000円(有効期限2か月)。ひとり親家庭の割引あり。見学と初回3回の体験は無料
2001年に始まった、南区藤野の小さなフリースクールです。開いているのは火曜と金曜の週2回、10時45分〜14時30分で、1日3名までの少人数。
子どもが主体であること、活動を通して自分と他者を認め合うこと、ありのままでいられることを3つの柱にしています。月に1〜2回は真駒内駅に集合して野外活動に出かけ、川遊びや火おこし、薪割り、芋ほりなどを子どもたちの企画で行います。
セラピー犬のトイ・プードルがいて、担当者自身もわが子の不登校を経験しています。通うための条件は、本人が通いたいと言っていることと、保護者の送迎か公共交通機関で来られることです。
出席扱いについては「在籍学校において出席扱いになるよう学校側と連携を深めつつ理解を得られるよう働きかけていきます」と書かれています。
ここまでで通える場所が見つからなかった方へ
札幌は、同じ市内でも区をまたぐと地下鉄とバスの乗り継ぎになり、送迎が必要な施設では保護者の仕事との両立も問題になります。
「合いそうな場所はあったけれど、うちからは毎週通い続けられそうにない」という距離の問題は、親子どちらの努力でも埋まりません。
クラスジャパン小中学園は通学そのものがないので、住んでいる区や冬の天候に左右されずに続けられます。
西区: フリースクール しるべーす
フリースクール しるべーす
運営: 一般社団法人ユアセル
所在地: 札幌市西区発寒11条2丁目1-23(JR発寒中央駅から徒歩8分)
対象年齢: 要お問い合わせ(公式サイトでは「学校に通っていない子どもや、学校以外で学びを求める子どもたち」が対象)
料金: 週1回(月4回)12,000円、週2回(月8回)22,000円、単発は1回3,500円。スタッフが訪問するホームスクールは1回1.5時間で4,500円。昼食代は希望者のみ1回300円、暖房費は11〜3月に月1,000円
2022年設立の法人が2023年11月に開いた、1〜5名の少人数のフリースクールです。開いているのは木曜と金曜の10時〜15時。1日の始まりに過ごし方を自分で決め、金曜は献立決めから買い出し、調理までを行う「調理Day」です。
拠点の畑で育てた作物を地域食堂で食べる活動もあります。スタッフには作業療法士や、精神保健福祉士・公認心理師の資格を持つ人がいて、通うのが難しい子にはスタッフが家に来る訪問型の利用もできます。
出席扱いについては、運営のブログに、保護者や本人から希望があった場合は学校と連携し、利用時の様子や出席記録を共有することで「出席扱いとなるよう対応を進めております」と書かれています。
公式サイトには以前の所在地(発寒13条)と料金が残っているページもあるので、問い合わせのときに最新の情報を確認してください。
フリースクール しるべーす(一般社団法人ユアセル)の公式サイト
手稲区: フリースクールいきばしょ
フリースクールいきばしょ
運営: NPO法人nicon
所在地: 札幌市手稲区(公式サイトでは実施場所を「札幌市手稲区にある新陵小学校内」と案内。札幌市の一覧の所在地は手稲区新発寒6条10丁目6-5)
対象年齢: 主に不登校の小学生・中学生
料金: 無料
子どもを持つ親5人が2023年8月に立ち上げたNPOが、手稲区で開いている利用料無料のフリースクールです。開いているのは火曜と木曜の週2回、10時〜15時。
法人の設立日を8月31日にしたのは、子どもがいちばん追い詰められやすい夏休み明けの9月1日より前に活動を始めたかったからだと、公式サイトに書かれています。
運営法人はほかにも、月1回の大人向けの活動や服の交換会、毎月第2土曜の地域食堂(子ども・学生は無料)を行っていて、親どうしがつながる入口にもなっています。問い合わせの窓口はInstagramです。
出席扱いについては「所属している学校長判断になりますが、出席の認定となる場合が多いです」と書かれています。
フリースクールいきばしょ(NPO法人nicon)の公式サイト
掲載していない区と施設について
白石区・厚別区・清田区については、今回の一覧に入れた施設がありません。厚別区は札幌市の一覧に載っている施設がなく、白石区と清田区は一覧に載っている施設はあるものの、公式サイトで料金や開所日まで確認できた通所型の施設を今回は選べませんでした。
白石区には教育支援センター白石が、厚別区と清田区には教育支援センター・サテライトがあり、いずれも在籍校を通じて相談できます。
札幌市の一覧には、この記事で紹介した12か所のほかにも施設が載っています。たとえば南区の「不登校の子のための居場所 あれとぽ」(NPO法人みなぱ)や清田区の「フリースクールセントラル」は実在を確認できましたが、公式サイトに対象年齢・料金・開所日の記載がほとんどなかったため、一覧には入れていません。
放課後等デイサービスとして運営されていて受給者証が必要な施設や、公式サイトの所在地が市の一覧と食い違っていた施設も見送りました。関心のある方は、市が公開している一覧の連絡先で直接確認してください。
公立の学校以外の選択肢としては、札幌市内に私立の学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)である星槎もみじ中学校(学校法人国際学園)もあります。[8]
この記事は市内の施設をすべて網羅したものではありません。新設や移転、料金の改定で情報が変わることがあり、実際に今回の確認でも、移転や料金改定の前後で公式サイトの記載が分かれている施設がありました。通う前には必ず公式サイトと直接の問い合わせで最新情報を確認してください。
掲載のない地域にお住まいの場合も、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」なら地域を問わず自宅から利用できます。
ネットの先生(担任)が伴走し、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになった実績も多数あります。
2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちをサポートしてきました。
まとめ。合うかどうかで選んでいい
フリースクールは、優劣ではなく「その子に合うかどうか」で選ぶものです。札幌市は、カリキュラムのない無料の居場所、学童保育と同じ場所にある午前のサードプレイス、午後から始まる教科学習のスクール、パソコンが並ぶ定額制の教室、30年以上続く全日コースのスクール、自宅の1階を開放した1日3名の場所、小学校の中で開かれる無料の教室と、タイプの幅が広い地域です。
料金も無料から月額3万5,000円前後まで幅があります。見学してから決めていいし、無料の教育支援センターと民間のフリースクールを並行して検討してもかまいません。
今日できる一歩として、この記事の12か所のなかから「開いている曜日」と「地下鉄やJRで通える距離」で2つに絞ってみてください。それだけで見学の問い合わせ文が書けます。
文面は「不登校の小5の親です。見学はできますか」の2文で十分です。あわせて、在籍校の担任に「教育支援センターの見学もしてみたい」と一言伝えておくと、公的な選択肢も同時に動き出します。
完璧な正解を最初から選ぶ必要はありません。迷っている段階の相談こそ歓迎です。ひとりで抱え込む前に、話してみてください。
よくある質問
札幌市にフリースクールはいくつありますか?
札幌市が公開している「フリースクール等民間施設一覧」には、2026年9月7日更新の時点で26施設が載っています。
令和7年度に市が行ったアンケートで掲載に賛同した施設の一覧で、市内のすべてのフリースクールを網羅したものではありません。区別では中央区が8施設、北区が5施設と多く、厚別区の施設は載っていません。
この記事では、市の一覧と公式サイトの両方で内容を確認できた12か所を、中央区3・北区4・東区1・豊平区1・南区1・西区1・手稲区1の区別に紹介しています。
札幌市でフリースクールの利用料の補助金はありますか?
2026年9月時点で、札幌市にも北海道にも、フリースクールの利用料を保護者に直接支給する補助金は公式には確認できませんでした。
札幌市の「フリースクール等民間施設事業費補助金」は施設の設置者に対する補助で、非営利法人の運営、学校との連携、利用料が比較的低額であることなどが要件です。
1団体あたりの年間の補助限度額は、児童生徒数に応じて160万円から320万円です。
保護者の負担を抑える方法としては、無料の教育支援センターや利用料無料の居場所を選ぶこと、施設が札幌市交通局の指定を受けていれば通学定期券が使える場合があることが挙げられます。制度は年度単位で変わるため、市の公式ページで最新情報を確認してください。
フリースクールに通うと学校の出席扱いになりますか?
在籍校の校長が認めれば、フリースクールでの活動が指導要録上の出席扱いになる場合があります。文部科学省の通知が根拠で、判断は個々のケースごとに行われます。
この記事で紹介した施設にも「毎月の出欠表を学校に通知しています」「出席扱いになるよう学校に対して働きかけます」と公式サイトに書いている施設があります。
札幌市の教育支援センターは、市の案内に「通所した日は、欠席・遅刻・早退になりません」と明記されています。施設の見学とあわせて、在籍校にも早めに相談しておくとスムーズです。
出典
- 札幌市「フリースクール等民間施設一覧」(2026年9月7日更新) ページ 本文へ戻る
- 文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」 PDF 本文へ戻る
- 札幌市「フリースクール支援」(札幌市フリースクール等民間施設事業費補助金) ページ 本文へ戻る
- 北広島市「北広島市フリースクール等民間施設利用児童生徒支援助成金」 ページ 本文へ戻る
- 札幌市交通局「通学定期券の購入」 ページ 本文へ戻る
- 札幌市教育委員会「教育支援センター」(サテライト・オンラインコースを含む。2026年9月7日更新) ページ 本文へ戻る
- 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」 ページ 本文へ戻る
- 文部科学省「学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)の設置者一覧」 ページ 本文へ戻る
