豊島区でフリースクールを探している方へ。この記事では、東京都が公開している助成対象施設の一覧と各施設の公式サイトを突き合わせて、運営・所在地・対象年齢・料金まで確認できた豊島区 フリースクールを、池袋駅周辺の6か所と千早・南長崎の2か所、それに高田馬場・要町・王子の隣接区3か所に分けて紹介します。
順位づけやランキングではなく、同じ4項目をそろえた一覧です。あわせて、都の補助金として最大で月2万円まで支給される利用料助成、豊島区独自の上乗せがあるのかどうか、区が運営する「柚子の木教室」と西池袋中学校のチャレンジクラス「スリジエ」についても、公式情報だけを根拠にまとめました。
自己紹介が遅れました。小幡和輝と申します。僕は不登校の元当事者です。約10年間学校に行かず、フリースクールで学びました。現在は不登校の専門家として、本の執筆や講演をしながら、2000人以上の子どもたちとご家庭をサポートしています。
豊島区のフリースクールと支援の状況
東京都の調査では、都内の公立小中学校の不登校の児童生徒は2024年度(令和6年度)に31,335人(小学生13,296人・中学生18,039人)でした。
前年度と比べると小学生は21人増え、中学生は412人減っていますが、3万人を超える水準が続いています。[1] 豊島区は2026年3月に「豊島区不登校対策総合計画」を策定し、4月から運用を始めました。
計画の中で区の教育委員会は、区立学校の不登校の出現率が減少傾向にあるとしたうえで、不登校は「怠け」や「わがまま」ではなく、心の安定に必要なのは安心できる環境と安全な居場所だ、と書いています。[7]
区がそう言い切っている以上、学校の教室以外の居場所を探すことは、区の方針に沿った行動でもあります。
豊島区は池袋という大きなターミナルを抱えているので、23区の中でもフリースクールの選択肢が多い区です。
東京都のフリースクール等利用者支援事業の2025年度(令和7年度)対象施設一覧(2026年3月末時点)には豊島区の施設が8件載っていて、そのうち6件が池袋駅から歩ける範囲にあります。[4]
一方で、区の西側の千早・要町・椎名町のあたりや、東側の巣鴨・駒込のあたりは池袋ほど密集していません。
この記事では、都の一覧と各施設の公式サイトを照らし合わせ、運営・所在地・対象年齢・料金を確認できた施設だけを載せています。
池袋に集中しているぶん、山手線・副都心線・南北線のどれに近いかで、区外の駅にある施設のほうが近いこともあるので、隣接区の施設も所在地を明記したうえで補っています。
補助金は都の月2万円まで。豊島区独自の上乗せは2026年9月時点でなし
先に結論を書くと、豊島区在住の家庭が使えるフリースクールの利用料の補助金は、東京都の「フリースクール等利用者支援事業」の1本です。
- 東京都フリースクール等利用者支援事業 都内在住で、フリースクール等に通う不登校の小中学生の保護者が対象です。利用料に対して、補助金として最大で月2万円まで支給されます。入会金や施設維持費、教材費は対象外です。2026年度(令和8年度)の申請は2026年5月27日から2027年2月12日までで、3か月ごとに利用実績を都に報告したあとに支給されます。[2]
- 豊島区独自の利用料助成 港区・品川区・足立区・板橋区・北区のように区が独自に上乗せする制度は、2026年9月時点で豊島区の公式サイトと都の不登校支援ポータルの豊島区ページに見当たりません。区の不登校支援ページも、都の助成を「東京都の事業(豊島区の事業ではありません)」として案内しているだけです。都の助成のみと考えておいてください。[3]
申請の様式・受付期間・必要書類は年度ごとに変わります。制度の詳しい条件と申請先は、記事末の出典に挙げた東京都のページで確認できます。
都の補助金を実際にどう申請するか、豊島区の家庭が出席扱いと補助金をどう組み合わせたかの実例は、こちらの記事で手続きの順番つきで解説しています。この記事では施設の一覧に絞ります。
>>【実例あり】豊島区で不登校の出席扱いが認められた方法。東京都の補助金月2万円も併用できます
区が運営する「柚子の木教室」と、西池袋中学校の「スリジエ」
民間のフリースクールとは別に、豊島区には区が運営する場所が3種類あります。費用の記載は公式ページにないので、見学のときに確認してください。
- 教育支援センター 柚子の木教室(適応指導教室) 豊島区立の小中学校に在籍しているか区内に在住していて、学校に行くことができていない小中学生が対象です。場所は雑司が谷3-1-7の千登世橋教育文化センター2階で、副都心線の雑司が谷駅2番出口に直結しています。午前は9時から11時45分、午後は13時から15時30分まで活動し、火曜はギター教室、水曜はソーシャルスキルトレーニングがあります。区から配布されたタブレットで家から参加できる「バーチャル柚子の木」もあります。入級や見学の手続きは、柚子の木教室(03-3590-1260)に問い合わせてください。[6]
- 西池袋中学校チャレンジクラス(登校支援学級)「スリジエ」 2025年4月に西池袋中学校の中に開かれた、不登校の生徒のための学級です。在籍は各学年10人程度で、始業が遅く下校が早いゆとりのある時程が組まれ、専任の教員が付きます。「今は学校に行けていないけれど、学校に行きたい、学びたい」という気持ちを支える学級と区は説明していて、入級には審査があります。区は、スリジエを検討する前にまず校内教育支援センターなどを在籍校に相談するよう案内しています。[5][7]
- 校内教育支援センター 学校には行けるけれど自分のクラスには入れないときに使える、学校の中の別室です。豊島区では2025年度から全区立中学校に設置されていて、2026年度の2学期以降には全区立小学校にも順次設置されます。中学校には不登校対策支援員が常駐しています。[7]
区の教育センターは、不登校の子どもの保護者向けに「学びの場・居場所説明会」と「保護者向け懇談会」を年に数回開いています。
2026年度の残りの日程は、11月9日に西池袋中学校でスリジエの校内説明会、12月12日に保護者向け懇談会、2027年3月3日に登校支援学級の説明会があり、いずれも区立小中学校に在籍しているか区内在住の不登校の児童生徒の保護者が対象です。[8]
相談の入口は教育センターの教育相談で、来所相談は03-3971-7440(予約制)、電話相談は03-3983-0094で、月〜土曜の9時から12時と13時から17時に受け付けています。[9]
教育支援センターとフリースクールの違い、通い方と出席扱いの関係は、こちらの記事で解説しています。
>>教育支援センター(適応指導教室)とは?通い方・費用・出席扱いをわかりやすく解説
フリースクールでの学びは出席扱いになりうる
フリースクールでの活動は、在籍校の校長が認めれば指導要録上の出席扱いになる場合があります。根拠は文部科学省の通知で、学校とフリースクールが連携していること、学習の状況が学校に伝わることなどが判断の材料になります。[10]
東京都の助成対象施設は、通所状況を在籍校に毎月報告できることが要件のひとつになっているので、都の一覧に載っている施設は学校との連携の下地がある、と考えることができます。ただし判断するのはあくまで在籍校の校長で、個々のケースごとに決まります。見学のときに、在籍校への報告をどんな形でしてもらえるかを聞いてみてください。
出席扱いの要件の中身は、こちらの記事にまとめています。豊島区での実例と手続きの流れは、先ほど紹介した豊島区の出席扱いの記事をご覧ください。
>>「不登校でも出席扱いに?」文部科学省の通知で出席扱いになる3つの要件を徹底解説
まだ外に出るのが難しい、近くに通える場所がないという方へ
豊島区は施設が池袋駅の周りに集まっているので、巣鴨や駒込、千早や長崎のあたりに住んでいると「池袋まで出ないと選択肢がない」という状況は実際に起こります。それはご家庭の努力不足ではありません。
また、学校に行きづらくなった直後は、家から出るエネルギーそのものがまだ戻っていない時期があります。人の多い池袋駅を通って施設まで行くこと自体が、いまは負担というお子さんもいます。この段階で通う場所を無理に決める必要はありません。
そういうときの選択肢として、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」があります。ネットの先生(担任)が一人ひとりに伴走し、自宅から自分のペースで学べます。
2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちを支えてきました。一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになる仕組みも整っています。
学習AIがヒントを出しながら一緒に考えてくれて、学習以外に使えないフィルタリング設定があるので、ゲームや動画が心配なご家庭でも使いやすいです。
豊島区のフリースクール一覧(エリア別)
豊島区内で公式サイトから運営・所在地・対象年齢・料金を確認できた施設を8か所、隣接区にあって豊島区から通いやすい施設を3か所紹介します。順位をつけたものではありません。
料金は執筆時点の公式サイトの記載で、税込・税別の表記がそろっていないものがあります。公式に確認できなかった項目は「要お問い合わせ」としています。通う前には必ず各施設に直接ご確認ください。
南池袋: 高卒支援会フリースクール 池袋キャンパス
高卒支援会フリースクール 池袋キャンパス
運営: 認定NPO法人高卒支援会
所在地: 豊島区南池袋1-25-11 5階
対象年齢: 小学生・中学生・高校生から20代の若者まで(この記事では小中学生向けの料金を載せています)
料金: 登録手数料132,000円/年と保険料7,040円/年が別途。月額は週1回コース20,000円、週2〜3回コース27,000円(週4回・週5回コースは水道橋教室のみ)
池袋駅東口から徒歩3分。不登校や引きこもりの支援を長く続けてきた認定NPO法人が運営していて、平日の9時30分から17時まで開いています。
規則正しい生活のサイクルを取り戻し「自分ならできる」という自信を育てることを掲げ、勉強の支援に加えて月2回以上のイベントやレクリエーション、プログラミングやeスポーツのオプションコースがあります。
2024年11月には小学生向けのフリースクールを池袋校で始めていて、財団の助成金を使って小学生が週1回まで無料で通える枠も設けています。
中学卒業後に通信制高校のサポートへ続けられる体制があり、家庭訪問の支援も行っている団体なので、まだ通えない段階から関わってもらいたい家庭にも選択肢になります。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
千早: フリースクールだーちゃ
フリースクールだーちゃ
運営: 特定非営利活動法人だーちゃらぼ
所在地: 豊島区千早1-12-7 だーちゃステーション
対象年齢: 小学1年生〜6年生
料金: 要お問い合わせ(コース制の月払い。6か月分・12か月分のまとめ払いも可)
区の西側、有楽町線・副都心線の要町駅と千川駅の間にある千早1丁目の、元保育所の建物を使ったフリースクールです。
臨床心理士・公認心理師のスタッフが中心になって2021年4月に駒込で開校し、2022年4月から小学生に特化、2025年10月に区の子ども若者課と協働で運営する「だーちゃステーション」へ拠点を移しました。
開校日は月・水・木・金曜の10時から15時と土曜の10時から13時で、日替わりのプログラムと一人ひとりの理解度に合わせた個別学習の時間があり、教育や医療の現場で10年以上の経験がある心理士が常駐しています。
最初の1か月は個人面談3回と半日体験2回で慣らしていく「ウォーミングアップ期間」があるので、集団が不安な子でも入りやすい設計です。中学生以上は同じ建物の居場所「だーちゃプラス」が受け皿になります。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
南長崎(椎名町): フリースクール・プラス
フリースクール・プラス
運営: プラス学習室(法人格は公式サイトに記載なし)
所在地: 豊島区南長崎2-25-8
対象年齢: 小学生〜中学生
料金: 基本無料
西武池袋線の椎名町駅から徒歩5分。地元の少人数指導塾「プラス学習室」が、午前中の空き時間を使って開いているフリースクールです。
月・水・金曜の10時から12時に、小学生は国語・算数・理科・社会、中学生は国語・数学・英語・理科・社会を学校の進度に合わせて教えてもらえます。学校の休業日はお休みです。
基本無料で通えるので、都の助成の対象にするというより、「週に何日か午前中だけ勉強の場所がほしい」という段階の家庭に向いています。午後からは塾として営業しているので、そのまま塾の指導に切り替えることもできます。
南池袋: 八洲学園中等部 池袋キャンパス
八洲学園中等部 池袋キャンパス
運営: 八洲学園高等学校(通信制高校。学校法人名は公式サイトに記載なし)
所在地: 豊島区南池袋3-11-10 ペリエ池袋4F
対象年齢: 中学生
料金: 入学金・授業料は無料。教材費が年度ごとに5,000円。特別クラスは前期・後期それぞれ30,000円のクラス費が別途
池袋駅から徒歩5分。通信制の八洲学園高等学校が社会貢献として運営している中学生向けのフリースクールで、関東は横浜・新宿・池袋・町田に拠点があります。月〜金曜に6時限の時間割があり、1限は自習から始まります。
書道やスポーツ、工作などの「いろいろタイム」が特徴で、在籍中学校と連携して通学を出席として認めてもらうサポートをしています。授業料が無料なので費用面のハードルが低く、卒業後は八洲学園高等学校への内部進学もできます。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
東池袋: 東京大志学園 池袋校
東京大志学園 池袋校
運営: 公益財団法人こども教育支援財団
所在地: 豊島区東池袋1-30-6 3F
対象年齢: 小学生〜中学生
料金: ファーストステッププラン(通学あり)は入会金30,000円・月会費20,000円(8月は3,000円)。個別サポートプラン(家庭訪問型)は入会金30,000円・月会費20,000円(いずれも税込)
池袋駅東口から徒歩5分。2001年に不登校の小中学生のための居場所「元気の泉」として開設され、2012年に教育プログラムを加えた「東京大志学園」に名前を変えた、内閣府認定の公益財団法人が運営するフリースクールです。
これまでに4,000人以上の子どもと関わってきたとしています。「なぜ学校に行けなくなったのか」より「これからどう歩んでいきたいか」に目を向けることを掲げ、通学のほかに家庭訪問型のプランもあるので、まだ外に出られない段階から関わってもらえます。以前は全国に教室がありましたが、現在の通学拠点は池袋と芦屋の2か所です。
東池袋: ルネ中等部 池袋校
ルネ中等部 池袋校
運営: 株式会社ブロードメディア
所在地: 豊島区東池袋1-30-6 セイコーサンシャインビルXII 5F
対象年齢: 中学生(季節講習会は小学5年生〜中学3年生)
料金: 昼の部は入塾金50,000円と設備費15,000円(いずれも初回のみ)で、月額は週1回37,400円・週2回56,100円。夕方の部は入塾金20,000円と設備費15,000円で、月額は週1回13,800円・週2回26,800円
池袋駅から徒歩5分。通信制のルネサンス高校を運営する会社が開いている、eスポーツを軸にしたフリースクールです。開校日は月・水・土曜で、昼の部は13時10分から16時50分、夕方の部は17時から19時です。
eスポーツクラスが中心で、昼の部では教科学習のベーシッククラスも体験できるとしていて、ゲームを入口にして通う習慣と仲間を作りたい子に向いています。昼の部と夕方の部で料金がかなり違うので、生活リズムと合わせて選んでください。
東京大志学園と同じ住所のビルの別フロアにあります。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
池袋4丁目: N中等部 池袋キャンパス
N中等部 池袋キャンパス(通学コース)
運営: 学校法人角川ドワンゴ学園
所在地: 豊島区池袋4-32-8 サンポウ池袋ビル1階
対象年齢: 中学生(公式サイトの表記は12歳から)
料金: 入学金110,000円。月額は週1日(火曜)37,400円・週3日(月・水・金曜)56,100円・週5日73,700円に、設備管理費11,000円/月が加算(いずれも税込)
池袋駅から徒歩約10分、池袋四丁目バス停の目の前。N高等学校を運営する学校法人が開いている、中学生向けの通学型フリースクールです。
キャンパスは月〜金曜の9時から18時に開いていて、週1日・週3日・週5日から通う日数を選べます。
プログラミングやプロジェクト学習など、教科の枠にとらわれない学びを打ち出していて、池袋の中では西口側にあるので、板橋区・練馬区寄りに住んでいる家庭からも通いやすい立地です。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
池袋4丁目: 池袋アートフリースクール
池袋アートフリースクール
運営: 学校法人恭敬学園(北海道芸術高等学校 東京池袋サテライトキャンパス)
所在地: 豊島区池袋4-1-12(北海道芸術高等学校 東京池袋サテライトキャンパス内)
対象年齢: 中学生
料金: 入会費20,000円。授業料は参加する日ごとに1日4,500円(50分講座2コマ)
池袋駅の西口側。マンガ・イラストなど芸術科目を軸にした通信制の北海道芸術高等学校が、その校舎で開いているフリースクールです。利用は月に数回で、水彩着彩・マンガ制作・デジタルイラスト・デッサンといったイラスト中心の講座をプロの講師から受けます。
毎日通うフリースクールというより「好きな絵の講座に月に何度か通うことで、外に出るきっかけと仲間を作る」場所で、共通の「好き」を通じて友人関係が広がることを大切にしています。出席したときの活動内容は、在籍校や教育委員会から求められれば報告するとしています。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
豊島区から通いやすい隣接区の施設
豊島区は池袋に施設が集中しているので、区境の駅にある施設のほうが区内の施設より近いことがあります。所在区を明記したうえで3か所を補います。
高田馬場(新宿区): 明光フリースクール 高田馬場校
明光フリースクール 高田馬場校
運営: 株式会社明光みらい
所在地: 新宿区高田馬場1-28-3 工新ビルディング4F
対象年齢: 不登校の小中学生
料金: 週1回20,000円から
明光義塾の個別指導の考え方がベースの、小中学生対象のフリースクール。一人ひとりに寄り添った運営が特徴です。プログラミングやeスポーツといった新しい学び、体験ができる子どもたちの居場所です。
JR山手線・西武新宿線・東西線の高田馬場駅から徒歩2分で、池袋からは山手線で2駅です。豊島区の出席扱いの記事でも通える候補として案内している校舎です。
コースは週1回・週3回・週5回から選べ、入会金は22,000円です。この校舎は中学生が対象の目安で、小学生も入会はできます。
明光フリースクールは開校からまもないため都の助成対象施設一覧にはまだ掲載されていませんが、東京都の助成金の対象になった実績があります。
なお、この記事を掲載しているメディアは明光フリースクールが運営しています。自社の施設なので詳しく書けている部分がありますが、順位づけの意図はありません。校舎の詳細や見学の申し込みは校舎ページをご覧ください。
要町(板橋区): レインボープラス 要町教室
レインボープラス 要町教室
運営: 要お問い合わせ(公式サイトに法人名の記載なし)
所在地: 板橋区南町12-9 南町ビル1F・2F
対象年齢: 小学生〜高校生
料金: 入会金11,000円。月額は週1回15,400円から週5回69,300円まで、設備教材費2,200円が別途
有楽町線・副都心線の要町駅からすぐで、駅そのものは豊島区要町にあります。豊島区の西側、千早・要町・長崎のあたりからは池袋に出るより近い施設です。
平日の10時から14時に開いていて、不登校だけでなく「隠れ不登校」の子も受け入れると掲げています。個別指導塾を併設しているので、居場所としての利用から教科学習まで同じ場所で対応できます。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
ここまでで通える場所が見つからなかった方へ
池袋周辺には施設が多い一方で、週1回でも決まった曜日に電車で通うこと自体がまだ難しい、という時期は誰にでもあります。通う頻度を決めるのは、お子さんの体調と気持ちが先で、施設の都合ではありません。
クラスジャパン小中学園なら、自宅で自分のペースで学びながら、ネットの先生と少しずつ生活のリズムを整えていけます。対面の施設と並行して使っている家庭も多く、まず家で動き出してから通う場所を選ぶ、という順番でも遅くありません。詳細はこちら: 要町(板橋区): レインボープラス 要町教室
王子(北区): フリースクール東京シューレ王子
フリースクール東京シューレ王子
運営: 特定非営利活動法人東京シューレ
所在地: 北区岸町1-9-19
対象年齢: 小学1年生の年齢〜20歳(在籍は最長23歳まで)
料金: 入会金153,000円、月会費52,800円(税込。家庭の経済状況に応じた減額制度と奨学基金あり)
JR京浜東北線・南北線の王子駅から徒歩4分。豊島区の駒込からは南北線で1駅で、巣鴨・駒込側に住んでいる家庭には池袋より近い選択肢です。
2000年からNPO法人として運営している、「安心していられる居場所・子ども中心の学びの場」を掲げるフリースクールで、王子シューレのプログラムは子どもたちがミーティングで相談して決めています。
音楽やダンス、料理、季節の行事など活動の幅が広く、6歳から23歳までの異年齢が一緒に過ごすので、自分のやりたいことを見つける場所を求めている子に向いています。毎週月曜の11時から12時に説明会とオープンデイがあります。
費用は高めですが減額制度があるので、見学のときに相談してみてください。東京都の助成対象施設一覧に掲載されています。
掲載していない施設について
豊島区内で名前が挙がる施設のうち、この記事に載せなかったものもあります。東京都の助成対象施設一覧には「キズキ共育塾 池袋校」と「フリースクールのびのび」も豊島区の施設として載っています。
キズキ共育塾 池袋校(株式会社キズキ・南池袋3-13 KJ南池袋ビル8F・池袋駅徒歩5分)は、不登校や発達障害の小学生から社会人までを対象にした完全1対1の個別指導塾で、施設ページに料金の記載がなく、毎日通う居場所というより授業単位の塾なので、この記事の一覧には入れていません。
フリースクールのびのびは、公式サイトそのものを確認できませんでした。雑司が谷の「ジャパンフレネ」は1999年開校の老舗として紹介されることがありますが、執筆時点で公式サイトのドメインが失効していて運営状況を確認できません。
巣鴨の「NPO法人楽の会リーラ」は、ひきこもりの本人と家族の相談・居場所が中心の団体で、平日に毎日通うフリースクールとは性格が違うため載せていません。
南大塚の「マルチサポートスクールひだまり」は通信制高校のサポート校が主体で、フリースクール部分の料金が公式サイトで確認できませんでした。このほか、区内にあると紹介されることのある施設で、公式サイトで運営・所在地・料金まで確認できなかったものは載せていません。
この記事は豊島区周辺の施設をすべて網羅したものではありません。新設や移転、料金の改定で情報が変わることがあるので、通う前には必ず公式サイトと直接の問い合わせで最新情報を確認してください。
隣の区には、区独自の上乗せ助成がある板橋区と北区、明光フリースクール高田馬場校のほかにも複数の施設がある新宿区と、それぞれ区ごとの一覧記事があります。豊島区から通える範囲を広げたいときは、こちらから見てみてください。
>>板橋区のフリースクールと補助金一覧。通える場所を地域で探せます【2026年最新】
>>北区のフリースクールと補助金一覧。通える場所を地域で探せます【2026年最新】
>>新宿区のフリースクールと補助金一覧。通える場所を地域で探せます【2026年最新】
豊島区を含む東京都全体の一覧はこちらの記事にまとめています。
>>東京都のフリースクールと補助金一覧。市区町村別に紹介します【2026年最新】
掲載のない地域にお住まいの場合も、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」なら地域を問わず自宅から利用できます。
ネットの先生(担任)が伴走し、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになった実績も多数あります。
2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちをサポートしてきました。
まとめ。合うかどうかで選んでいい
フリースクールは、優劣ではなく「その子に合うかどうか」で選ぶものです。豊島区には、性格のまったく違う8か所があります。
- 認定NPOが小学生から受け入れる南池袋の教室
- 心理士が常駐する千早の小学生専門の居場所
- 午前中だけ無料で勉強できる椎名町の教室
- 授業料が無料の中学生向け中等部
- 公益財団法人が家庭訪問からも関わる池袋校
- eスポーツを軸にした中等部
- 週1日から選べる通学型キャンパス
- 月に数回だけ絵の講座に通うアートスクール
そこに区境の高田馬場・要町・王子の3か所を加えると、通う頻度も料金の幅もかなり広がります。
都の補助金として最大で月2万円まで支給される助成はありますが、区の上乗せはないので、区が運営する柚子の木教室とスリジエという公的な選択肢を知ったうえで、費用と相性で選ぶことが大事になります。
見学してから決めていいし、柚子の木教室と民間のフリースクールを並行して検討してもかまいません。
今日できる一歩として、この記事の一覧から、お子さんが「池袋駅を歩けるか」で施設を2つに絞ってみてください。池袋駅は人が多く、東口と西口で雰囲気も違うので、いま人混みがつらい子なら千早・椎名町・要町・王子のような区の端の施設のほうが合うことがあります。
逆に池袋なら乗り換えなしで行けるという子には、東口側と西口側で1つずつ候補を出すと、見学の問い合わせ文が書けます。文面は「不登校の中1の親です。見学はできますか。在籍校への出席の報告はどんな形でしてもらえますか」の3文で十分です。
都の助成を使う予定なら、「東京都の利用者支援事業の対象施設ですか」と一言足すと、あとの申請で迷いません。
完璧な正解を最初から選ぶ必要はありません。迷っている段階の相談こそ歓迎です。ひとりで抱え込む前に、話してみてください。
よくある質問
豊島区にフリースクールはいくつありますか?
東京都のフリースクール等利用者支援事業の2025年度(令和7年度)対象施設一覧(2026年3月末時点)に載っている豊島区の施設は8件で、そのうち6件が池袋駅の周辺にあります。
ただし一覧は保護者の申請に基づいて掲載されるものなので、載っていない施設もあります。
この記事では、公式サイトで運営・所在地・対象年齢・料金まで確認できた区内の8か所(池袋駅周辺6か所・千早・南長崎)と、高田馬場・要町・王子にある隣接区の3か所を紹介しています。
このほかに区が運営する「柚子の木教室」(雑司が谷の千登世橋教育文化センター内)と、西池袋中学校のチャレンジクラス「スリジエ」、全区立中学校の校内教育支援センターがあります。
豊島区でフリースクールの利用料の補助金はありますか?
あります。東京都のフリースクール等利用者支援事業で、都内在住の不登校の小中学生の保護者に、利用料に対して補助金として最大で月2万円まで支給されます。
入会金や施設維持費、教材費は対象外で、2026年度の申請は2026年5月27日から2027年2月12日までです。板橋区や北区のような区独自の上乗せ助成は、2026年9月時点で豊島区にはありません。制度は年度で変わるので、最新の情報は東京都の公式ページで確認してください。
豊島区の柚子の木教室は誰が使えますか?
豊島区立の小中学校に在籍しているか区内に在住していて、学校に行くことができていない小中学生が対象です。場所は雑司が谷3-1-7の千登世橋教育文化センター2階で、副都心線の雑司が谷駅2番出口に直結しています。
午前9時から11時45分と午後13時から15時30分に活動し、区から配布されたタブレットで家から参加する「バーチャル柚子の木」もあります。入級や見学の手続きは、柚子の木教室(03-3590-1260)に問い合わせてください。費用は公式ページに記載がありません。
出典
- 東京都「令和6年度都内公立学校児童生徒の問題行動・不登校等の実態」(2025年10月30日) ページ 本文へ戻る
- 東京都生活文化局「東京都フリースクール等利用者支援事業」 ページ 本文へ戻る
- 東京都「TOKYO多様な学びの場・居場所ナビ 豊島区」 ページ/豊島区「東京都の事業(豊島区の事業ではありません)」 ページ 本文へ戻る
- 東京都「令和7年度 東京都フリースクール等利用者支援事業(助成金)児童生徒通所施設一覧」(令和8年3月末時点) PDF 本文へ戻る
- 豊島区「学びの保障」(不登校に関する子どもと保護者への支援) ページ 本文へ戻る
- 豊島区「教育支援センター柚子の木教室(適応指導教室)」 ページ 本文へ戻る
- 豊島区教育委員会「登校支援に関する基本的な考え方(豊島区不登校対策総合計画)」(令和8年3月) PDF 本文へ戻る
- 豊島区「イベント情報」(不登校に関する子どもと保護者への支援) ページ 本文へ戻る
- 豊島区「教育相談」 ページ 本文へ戻る
- 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」 ページ 本文へ戻る
