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【実例あり】川越市で不登校の出席扱いが認められた方法

子どもが学校に行けなくなったとき、多くの保護者の方が気になるのが「このまま欠席が積み重なって、進路に影響しないだろうか」という不安ではないでしょうか。

結論から言えば、学校に登校しなくても、フリースクールや自宅での学習を在籍校の「出席」として認めてもらえる制度があります。 そして川越市には、すでにその承認事例があります。

川越市は、埼玉県内でも出席扱いの判断の目安を早くから文書にしてきた市です。市教育委員会は令和5年6月に、フリースクールなどの民間施設に通う場合と、自宅でICTを使って学ぶ場合の2本のガイドラインをつくり、市の公式サイトで公開しています。学校との話し合いの土台が最初からある、ということです。

もうひとつ、埼玉県がメタバース空間で行っている不登校支援「埼玉県メタキャンパス」に、川越市は参加市町村として名を連ねています。さいたま市や川口市は参加していないので、川越市に住んでいるからこそ使える公的なオンラインの居場所があります。

一方で、フリースクールの利用料を保護者に直接助成する制度は、2026年9月時点で川越市にも埼玉県にもありません。この記事では、川越市で出席扱いを進める手順、市のガイドラインの中身、教育支援室「つばさ教室」、メタキャンパスと補助金について、まとめてお伝えします。

自己紹介が遅れました。小幡和輝と申します。僕は不登校の元当事者です。約10年間学校に行かず、フリースクールで学びました。

現在は不登校の専門家として、本の執筆や講演をしながら、2000人以上の子どもたちとご家庭をサポートしています。

不登校の専門家として言えるのは、出席扱いの制度と地域の支援を知っているかどうかで、不登校になった後の選択肢は大きく変わるということです。

目次

川越市で実際に出席扱いが認められた事例

まず知っていただきたい事実からお伝えします。

川越市内の学校で、フリースクールに入会したあとすぐに活動レポートを学校へ提出することで、出席扱いが認められた事例があります。

「うちの子の学校でも認めてもらえるのだろうか」と不安な方は多いと思います。ただ、川越市にはすでに前例があります。前例があるということは、学校側にとっても判断しやすいということです。

川越市の場合は、前例に加えて市教育委員会の文書もあります。令和8年7月の川越市総合教育会議で、教育センターの所長は「出欠席の取扱いは、川越市が定めたガイドラインに則って判断している」と説明しました。学校ごとにばらばらの基準で判断しているのではなく、市として共通の目安を持って判断している市です。[1]

同じ会議で教育長は、高校進学の調査書に欠席日数の記載が求められていないため柔軟に対応できるようになったこと、これまで「評定不能」とされてきた不登校の子の成績も、学びの機会での取り組みを評価する方向に進んでいることを述べています。

出席扱いと成績評価の両方について、市の姿勢が公開の場で示されているのは、保護者にとって心強い材料です。

そもそも「出席扱い」とは

出席扱いとは、学校に登校していなくても、自宅やフリースクールでの学習を在籍校の出席として認めてもらえる制度です。文部科学省が要件を示しており、最終的には在籍校の校長先生が判断します。[2]

ポイントは大きく4つあります。

  1. 保護者と学校の連携 担任の先生と定期的にやりとりできている状態が前提になります。

  2. 計画的な学習プログラム ICT教材やフリースクールでの活動がこれにあたります。

  3. 訪問等による対面指導 自宅で学ぶ場合は、先生の家庭訪問や面談など、対面のやりとりが定期的にあることが求められます。

  4. 学習状況の把握 活動レポートや学習記録を提出し、学校が状況をつかめるようにします。

つまり「なんとなく家で勉強している」ではなく、記録を残して学校と共有し、先生とも顔を合わせる仕組みさえあれば、出席扱いは十分に目指せます。

川越市には出席扱いのガイドラインが2本ある

川越市教育委員会は令和5年6月に、不登校の子どもの「指導要録上の出席扱い」に係るガイドラインを2本つくりました。1本目はフリースクールなどの民間施設に通う場合、2本目は自宅でICT等を活用した学習を行う場合です。どちらも市の公式サイトで全文が読めます。[3]

フリースクールに通う場合の目安は5項目で、原則としてすべてを満たすことが求められます。

  1. 学校・家庭・施設の三者の関係 学校と家庭の協力関係、学校と施設の情報交換、施設から家庭への定期的な連絡があること

  2. 施設の運営と透明性 不登校の子の相談・指導を主な目的にしていて、入会金や授業料が明確に示されていること

  3. 相談・指導の在り方 受け入れ時に面談で本人の状況を把握し、指導内容や体制が事前に示されていること

  4. スタッフ 不登校支援の知識と経験があり、専門的なカウンセリングは専門知識を持つスタッフが行うこと

  5. 学習プログラム 教科書に準拠した計画的な学習で、月ごとや学期ごとの計画があり、学校が学習内容を把握できること

保護者の側で用意できるのは主に1と5です。学校と施設が情報を交換できる状態をつくること、そして学習の計画と実績が学校に届くようにすること。この2つがそろえば、残りの項目はフリースクール側の体制の話なので、見学のときに「川越市のガイドラインの項目は満たせますか」と聞けば確認できます。

自宅でICTを使って学ぶ場合の目安は3項目です。学校と家庭の協力関係に加えて、在籍校の教職員やさわやか相談員、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーなどによる対面の指導が「概ね1か月に1回以上」あること、教科書に準拠した計画的な学習であることが求められます。

自宅学習の場合は、教育支援室やフリースクールなど学校外の施設で相談・指導を受けられない場合に行うものとされています。まず外の居場所を検討し、それが難しいときに自宅ICTを選ぶ、という順番になっています。

学校に渡す学習記録に何を書けばいいかは、こちらの記事で具体的に整理しています。

>>出席扱いに必要な学習記録はどう書く?学校に渡す内容と、親が書かなくて済む仕組み

なぜ出席扱いが重要なのか

第一に挙げられるのは、進学や受験への影響です。欠席日数が内申に響くのではないかという不安は、多くの保護者の方が抱えるものだと思います。

ただ、この影響は昔に比べると小さくなってきています。受験の合否判定で出席日数を考慮しない自治体が増えてきているためです。川越市の教育長も、調査書に欠席日数の記載が求められていないことを総合教育会議で述べています。

だからこそ僕は、もうひとつの視点をお伝えしたいです。

僕自身、不登校の当時はフリースクールに通っていた当事者です。当時は、学校に行っていない自分への否定的な気持ちや「このままでいいのかな」という不安がずっと心のどこかにありました。

でも、フリースクールでの学びが出席扱いになったことで、自分がやっていることを学校が認めてくれた。 「これでいいんだ」と思えるようになったんです。その結果、少しずつ自己肯定感が高まっていきました。

出席扱いは、単に欠席日数を減らすための制度ではありません。学校の外での学びも認められているという安心感を子どもに届けられる制度です。だからこそ僕は、出席扱いを大事にしてほしいと思っています。

出席扱いの仕組みを持つオンラインフリースクールについては、こちらで学び方を紹介しています。

>>クラスジャパン小中学園の学び方を見る

川越市での進め方。実例ベースの4ステップ

実際に承認された事例をもとに、流れを整理します。

  1. フリースクールや教材を決める 出席扱いの実績があるところを選ぶと話が早く進みます。学校への説明資料や連携の型をすでに持っているためです。川越市では、見学のときに「市のガイドラインの5項目を満たせるか」「在籍校への報告はどんな形で、どのくらいの頻度か」を聞いてみてください。

  2. 担任の先生に相談する 「出席扱いにしてほしい」といきなり交渉するのではなく、「川越市のガイドラインに沿って、フリースクールでの活動を出席扱いにできないか相談したい」と伝えるのがスムーズです。判断するのは校長先生なので、担任の先生経由で話を上げてもらいます。担任の先生と話しにくいときは、中学校ならさわやか相談員、小学校ならスクールカウンセラーから入る方法もあります。

  3. 活動レポートを提出する 川越市の事例では、入会後すぐにレポートの提出を始めたことが承認の決め手になりました。学習内容や時間、お子さんの様子が伝わることで、先生も安心して判断できます。ガイドラインが「月ごとや学期ごとの計画」を求めているので、月1回の報告を基本にすると市の目安とそろいます。

  4. 出席扱いが承認される その後も定期的にレポートを共有し、学校との連携を続けていきます。年度が替わって担任の先生や校長先生が交代したときは、あらためて経緯を伝えておくと安心です。

もし学校の反応が鈍かったときの動かし方は、こちらの記事にまとめています。

>>出席扱いを学校に断られたときはどうする?校長判断を動かす3つの材料

川越市にフリースクールの補助金はある?

お金の面は正確にお伝えします。2026年9月時点で、川越市が保護者に支給するフリースクール利用料の補助金は、市の公式サイトでは確認できません。市の子育て・教育の手当や助成の一覧にも、出席扱いのページにも、利用料の助成についての記載はありません。[4]

インターネット上には、川越市に「フリースクール等利用支援補助金」があるかのように書かれた民間のページも見られます。ただ、市の公式サイトにその制度のページはなく、金額や対象を示した資料も見つかりません。制度の有無は、必ず市教育委員会に直接確認してください。

埼玉県にも、保護者向けの利用料助成はありません。令和7年12月5日の県議会で、フリースクールを利用する家庭への経済的支援事業の創設を求める質問に対し、教育長は「国の責任において支援すべき」「自治体間の格差は好ましくない」として、国への要望を続ける考えを示しました。[5]

全国を見ると、フリースクールの利用料を補助している自治体の多くは、在籍校で出席扱いになっていることを要件に入れています。

川越市はすでに出席扱いのガイドラインを持っているので、今後同じような制度ができた場合にも、このガイドラインが要件の土台になる可能性は十分にあります。

補助金がいまは無くても、出席扱いの手続きを先に進めておくことは無駄になりません。

そのうえで、川越市には市や県が運営する公的な支援があります。この記事の後半で紹介する教育支援室「つばさ教室」と教育相談、そして次に説明する県のメタキャンパスです。民間のフリースクールとこうした公的な支援を組み合わせて、家計の負担を抑えるご家庭もあります。

制度は年度で変わるので、最新の状況は川越市立教育センターに確認してください。

埼玉県内のフリースクールと市町村ごとの補助金は、こちらの記事で紹介しています。

>>埼玉県のフリースクールと補助金一覧。市区町村別に紹介します【2026年最新】

川越市は「埼玉県メタキャンパス」の参加市町村

川越市ならではの公的な選択肢が、埼玉県教育委員会がメタバース空間で行っている不登校支援「埼玉県メタキャンパス」です。公立小・中学校の不登校の子どもが、自宅からアバターで参加できる県の居場所で、参加できるのは県が指定する参加市町村の児童生徒に限られます。

令和8年5月時点の参加市町村一覧に、川越市は西部フロアの参加市町村として載っています。さいたま市・川口市・越谷市といった県内の大きな市は一覧に無いので、川越市に住んでいることが、そのまま使える条件になります。川越市の資料では、市内の対象は小学4年生から中学3年生です。[6]

内容は、10時25分ごろから10分から15分程度の「朝の会」、TeamsやZoomを使ったオンライン学習とレクリエーション、スクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカーへのオンライン相談、県立博物館や大学と連携したオンラインイベントです。

申し込みは在籍校経由です。県の説明動画を見て、参加申込書を在籍校に提出すると、県が発行したIDとパスワードが市教育委員会を通じて届きます。学校に書類を出すのが気が重いときは、電話や保護者だけの訪問でかまいません。

ここで注意したいのは、メタキャンパスに参加すれば自動的に出席扱いになる、という制度ではないことです。出席扱いを決めるのは在籍校の校長先生なので、申込書を出すときに「メタキャンパスでの活動を出席扱いにできるか、何を記録すればいいか」を先に聞いておくと、申し込みがそのまま相談の機会になります。

川越市は令和8年度に、メタバース事業を使ったオンライン授業の拡大と、川越第一中学校での「バーチャル登校」の試行も新しい取り組みとして挙げています。バーチャル登校は、パソコンの画面に自分の学校を映し、顔を見せながらオンラインで面談するなど、所属校とのつながりを感じやすくする市の事業です。

埼玉県メタキャンパスの使い方と、対象外だったときの選択肢は、こちらの記事で詳しく解説しています。

>>埼玉県の不登校メタバース支援とは?埼玉県メタキャンパスの使い方・出席扱い・対象外のときの選択肢

川越市で利用できる2つの選択肢

選択肢1:自宅で学べる「オンラインフリースクール」

オンラインフリースクール クラスジャパン小中学園

「まだ外に出るエネルギーがない」というお子さんには、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」という選択肢があります。

自宅にいながら、ネットの先生(担任)が伴走し、学習や生活リズムをサポートします。

2018年の開校からこれまでに2000人以上の不登校の子どもたちを支えてきた実績があり、一定の要件を満たし校長先生が認めれば在籍校の出席扱いとなる仕組みも整っています。

出席扱い制度はクラスジャパンが先駆けとなって学校や自治体と一緒につくってきた取り組みなので、学校との連携もスムーズです。

川越市には県のメタキャンパスという公的なオンラインの居場所がありますが、朝の会は10分から15分程度で、学習は「学びのきっかけ」が中心です。平日の毎日を自宅でどう組み立てるか、学習の記録をどう学校に届けるかまで含めると、担任がつくオンラインフリースクールと組み合わせるご家庭もあります。

川越市のガイドラインは「教科書に準拠した計画的な学習」と「月ごとや学期ごとの計画」を目安にしています。学習計画と報告の型をすでに持っているところを選ぶと、保護者がゼロから資料をつくる負担を減らせます。

学習面では最先端のAIサポートを取り入れているのも特徴です。生徒一人ひとりにカスタマイズされた学習AIが、わからない場面で答えをすぐに教えるのではなく、ヒントを出しながら一緒に考えてくれます。学習以外の用途には使えないフィルタリング設定があるので、安心して使えます。

>>クラスジャパン小中学園について詳しく見る

選択肢2:通える距離の「明光フリースクール」

明光フリースクール

外に出て仲間と過ごしたいお子さんには、明光義塾がつくる明光フリースクールがあります。埼玉県内に校舎はまだありません。

川越市から通いやすいのは東京都新宿区の高田馬場校です。住所は新宿区高田馬場1-28-3 工新ビルディング4Fで、高田馬場駅から徒歩2分です。

高田馬場駅は西武新宿線の駅なので、本川越駅から急行に乗れば乗り換えなしで55分ほど、特急なら45分弱で着きます。毎日通う距離ではありませんが、週に数日の通学先として検討できる範囲です。

中学生を主な対象にしていて、小学生の入会も相談できます。このほか、東京都北区でも新しい校舎の開校準備を進めているので、今後の案内を確認してみてください。

明光フリースクールでは、学び直しのサポートに加えて、プログラミングやeスポーツなど、子どもが「楽しい」と思えるコンテンツを用意しています。学校ではないけれど、仲間と過ごしながら通う場所として機能します。学校の出席扱いや自治体の補助金の対象になった実績も多数あります。

新規の校舎もどんどん展開していますので、お近くの教室についてはまずはお問い合わせください。

>>【新宿区】明光フリースクール 高田馬場校の詳細はこちら

川越市の公的な相談窓口も知っておこう

フリースクールとあわせて、川越市の公的な支援も知っておくと安心です。

川越市の教育支援センター(適応指導教室)にあたるのが、教育支援室「つばさ教室」と「小学生学習支援室」です。学校に通えない小・中学生の社会的自立を目指して、自分のペースで個別学習や集団活動をしたり、プレイ室で体を動かしたり、時期に合わせて調理実習や校外学習をしたりする場所です。[7]

  1. つばさ教室 主に中学生が対象で、小学生も通えます。月曜から金曜(祝休日を除く)の9時30分から15時。場所は川越市立教育センター第一分室「リベーラ」(的場2649-1)
  2. 小学生学習支援室 小学生が対象です。月曜から金曜(祝休日を除く)の9時から正午。火曜と木曜はリベーラ、月曜・水曜・金曜は教育センター第二分室で開いています

通室までの流れは、まず保護者が教育相談(面接相談)を申し込み、面接相談を受けたうえで教育相談員と一緒に見学と体験をします。そのうえで、通う曜日と時間を保護者と相談して決めます。市の支援プランにも「リベーラでの教育相談が必要」と書かれているので、教育支援室に直接申し込む形ではなく、教育相談が入口です。

市の出席扱いの案内では、さわやか相談室、リベーラ、教育支援室は、自宅ICT学習に進む前に検討する「学校外の相談・指導」の場として挙げられています。ただし、公式ページには費用と、通室が在籍校の出席扱いになるかどうかの記載がありません。この2点は、面接相談のときに直接確認してください。

リベーラは、6歳から18歳の子どもと保護者を対象に、いじめ・不登校、学習・発達、養育・しつけなどの相談を無料で受けている市の教育相談の拠点です。

東武東上線霞ヶ関駅、JR川越線西川越駅のどちらからも徒歩15分ほどで、市内循環バス「川越シャトル」20系統の「霞ケ関東五丁目」からは徒歩2分です。駐車場もあります。[8]

面接相談は月曜から金曜の9時から17時で、1回およそ1時間。電話(049-234-8333)で申し込んでからカウンセラーと日程を決めます。

リベーラのほか、木曜は教育センター、水曜は第二分室、月曜は川越駅西口のU_PLACE内にある川越市民サービスステーションでも受けられます。電話相談は月曜から金曜の9時から16時(049-234-8335)です。[9]

学校の中にも居場所があります。川越市は令和6年度から市立の全小中学校に校内学習室(校内教育支援センター)を置いていて、教室に入れない子が過ごしたり学習したりできます。全22校の市立中学校にはさわやか相談室があり、さわやか相談員が近隣の小学校も兼ねて相談を受けています。

川越市の令和7年度の不登校の子どもは、小学校370人、中学校561人の合わせて931人です。3年続けてほぼ横ばいで、小学校の割合は国と県の平均より高い状況が続いています。

市はこの現状を総合教育会議で公開し、川越不登校親の会との定期的な情報交換も令和8年度の新しい取り組みに挙げています。同じ立場の保護者とつながる場が市の支援の一部になっている、ということです。

教育支援センターの通い方や費用の考え方、校内の居場所の使い方、埼玉県内の相談窓口は、それぞれこちらの記事で詳しく紹介しています。

>>教育支援センター(適応指導教室)とは?通い方・費用・出席扱いをわかりやすく解説

>>校内フリースクールとは?教室に入れない子の校内の居場所と、合わないときの校外の選択肢

>>埼玉県の不登校相談窓口一覧。無料で頼れる公的・民間の相談先【2026年最新】

公的な教室とフリースクールは、どちらかを選ばなければいけないものではありません。お子さんの状態や相性に合わせて、複数の選択肢を並行して検討してみてください。

まとめ。川越市は「前例」と「市のガイドライン」の両方がある

出席扱いは校長先生の判断で決まるため、前例があるかどうかが大きく影響します。川越市にはすでに承認事例があり、市教育委員会は出席扱いの目安をガイドラインとして公開し、市として同じ基準で判断していると総合教育会議で説明しています。

保護者の側で用意するのは、学校と施設が情報を交換できる状態と、月ごとの学習計画と報告です。この2つがそろえば、校長先生は市の目安に沿って判断しやすくなります。

保護者向けの利用料の補助金は市にも県にもまだありませんが、つばさ教室と教育相談に加えて、県内の大きな市では使えない埼玉県メタキャンパスが川越市では使えます。通える距離のフリースクールも、西武新宿線で乗り換えなしの範囲にあります。

今日できる一歩として、連絡帳や学校への連絡メールに「学校の外で学べる場所を考えている。川越市の出席扱いのガイドラインにもとづいて、一度相談したい」と一文書いてみてください。市のガイドラインの名前を出すだけで、先生の側も何を確認すればいいかがはっきりします。

完璧な正解を最初から選ぶ必要はありません。迷っている段階の相談こそ歓迎です。ひとりで抱え込む前に、話してみてください。僕の公式LINEでは不登校に関する情報発信や無料相談を行っています。

>>不登校の専門家 小幡和輝の無料LINE相談

よくある質問

川越市で不登校の出席扱いは認められますか?

川越市内の学校で、フリースクール入会後すぐに活動レポートを学校へ提出することで出席扱いが認められた事例があります。最終的な判断は在籍校の校長先生が行います。

川越市教育委員会は令和5年6月に出席扱いの目安をガイドラインとして公開しているので、担任の先生にこのガイドラインに沿って相談したいと伝え、学習の記録を月1回など定期的に学校へ届ける流れが基本です。

川越市にフリースクールの補助金はありますか?

2026年9月時点で、フリースクール等の利用料を保護者に直接助成する制度は川越市にも埼玉県にも確認できません。

令和7年12月の県議会で埼玉県の教育長は、経済的支援は国の責任で行うべきとして国への要望を続ける考えを示しています。

川越市では、教育支援室「つばさ教室」や教育相談、埼玉県メタキャンパスが公的な選択肢です。

川越市の適応指導教室(教育支援センター)はどこにありますか?

教育支援室「つばさ教室」と「小学生学習支援室」があります。つばさ教室は主に中学生が対象で小学生も通え、月曜から金曜の9時30分から15時、川越市立教育センター第一分室「リベーラ」(的場2649-1)で開いています。

小学生学習支援室は小学生が対象で、リベーラと第二分室で曜日を分けて開いています。通室は教育相談(049-234-8333)の申し込みと面接相談、見学・体験を経て決まります。

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出典

  1. 川越市「令和8年度第1回川越市総合教育会議」(令和8年7月16日)議事要旨 PDF、資料2「不登校の現状と課題」 PDF  本文へ戻る
  2. 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」(令和元年10月25日) ページ  本文へ戻る
  3. 川越市「不登校児童生徒の出席扱い・成績評価について」(2026年6月9日更新) ページ、川越市教育委員会「不登校児童生徒の『指導要録上の出席扱い』に係るガイドライン 1 フリースクールなどの民間施設に通う児童生徒について」(令和5年6月) PDF、同「2 自宅においてICT等を活用した学習を行う児童生徒について」 PDF  本文へ戻る
  4. 川越市「その他給付金等」(子育て・教育の手当・助成一覧) ページ  本文へ戻る
  5. 埼玉県議会「令和7年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(12月5日)」 ページ  本文へ戻る
  6. 埼玉県教育委員会「メタバース空間を活用した不登校児童生徒等支援事業」 ページ、「参加市町村一覧」(令和8年5月時点) PDF  本文へ戻る
  7. 川越市「教育支援室(つばさ教室・小学生学習支援室)に来てみませんか?」 ページ、「不登校児童生徒支援プラン」(令和7年度) ページ  本文へ戻る
  8. 川越市「川越市立教育センター第一分室(リベーラ)」 ページ  本文へ戻る
  9. 川越市「教育相談」 ページ  本文へ戻る
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この記事を書いた人

小幡 和輝のアバター 小幡 和輝 株式会社明光みらい 代表取締役社長 / クラスジャパン小中学園 校長

1994年、和歌山県生まれ。10年の不登校を経験。不登校当時はフリースクールで学び、定時制高校を経て、その後、国立大学へ進学。不登校の専門家として、不登校への偏見を払拭し、不登校になっても取り残されない社会を目指し活動。オンラインフリースクール『クラスジャパン小中学園』の校長として、これまでに2000人以上の不登校生徒をサポート。著書に『学校は行かなくてもいい 親子で読みたい「正しい不登校のやり方」』(エッセンシャル出版社)、『学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方』(小学館)など。

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