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通信制高校と全日制は併願できる?受験スケジュールと出願の組み方

「全日制を受けるけれど、通信制高校も気になっている。両方に出願していいのだろうか」。中3の秋から冬にかけて、この疑問で手が止まるご家庭は少なくありません。

結論からお伝えすると、通信制高校と全日制の併願はできます。とくに私立の通信制高校は、全日制との併願を前提にした出願区分を用意している学校がほとんどです。ただし、公立か私立か、どの都道府県かによってルールが変わるため、スケジュールの組み方にはコツがあります。

自己紹介が遅れました。小幡和輝と申します。僕は約10年間の不登校を経験しました。当時はフリースクールで学び、18歳で起業しています。今は対面やオンラインのフリースクール、通信制高校の連携施設を運営する立場です。この記事では、通信制高校の併願の基本ルールと、受験スケジュールの実際の組み方を整理します。

目次

通信制高校と全日制は併願できる?基本のルール

まず全体像です。併願のしやすさは、受ける学校の種類で大きく変わります。

私立の通信制高校は、多くの学校が「専願(単願)」と「併願」の2つの出願区分を持っています。併願で出願すれば、全日制の合格発表を待ってから入学手続きをすることが認められるのが一般的です。全日制が第一志望でも、その旨を隠す必要はありません。

一方、公立の場合は注意が必要です。公立高校は全日制・通信制を問わず、同じ都道府県の公立同士を自由に掛け持ちできないのが原則で、出願できる枠や日程が県ごとに決められています。公立通信制を受けたい場合は、お住まいの都道府県の入学者選抜要項を必ず確認してください。

つまり、いちばん組みやすい形は「全日制(公立または私立)+私立の通信制高校」の組み合わせです。この形なら日程の衝突がほぼ起きません。

ただし、専願だけを受け付ける時期がある学校や、併願だと選考日程が変わる学校もあります。最終的な可否は、必ず各校の募集要項で確認してください。

受験スケジュールの組み方。秋から3月までのモデルケース

併願を前提にすると、中3の1年間はおおよそ次のように動きます。

  1. 10〜11月 通信制高校の資料請求と説明会参加。この時期に2〜3校は実際に見ておくと、冬に慌てません

  2. 12月 中学校の三者面談で併願の意思を伝える。調査書(内申書)が必要な通信制高校もあるため、出願先はこの段階で中学校に共有しておくとスムーズです

  3. 1月 私立通信制の出願・選考(第1回募集)。多くの学校でこの時期に最初の募集があります

  4. 2〜3月 全日制の入試と合格発表。結果を見てから、通信制高校の入学手続きをするかどうかを決めます

通信制高校の強みは、募集回数が多いことです。多くの学校が春まで複数回の募集を行っており、3月以降の出願を受け付ける学校も珍しくありません。

全日制の結果が出てから動き始めても、間に合う可能性が十分あります。通信制高校の出願時期の全体像は、こちらの記事で詳しく解説しています。

>>通信制高校の出願はいつから?新入学の年間スケジュールと今からの間に合わせ方

また、万一どこにも決まらないまま3月を迎えても、道が閉ざされるわけではありません。中学卒業後からでも間に合う出願先については、こちらの記事にまとめています。

>>3月になっても進学先の高校が決まらない。中学卒業後からでも間に合う出願先

出願の実務で見落としやすい4つのポイント

スケジュール以外で、併願のご家庭がつまずきやすい点を挙げます。

  1. 併願可否と出願区分 募集要項の「専願・併願」の欄を最初に確認します。併願だと選考日や優遇の内容が変わる学校があります

  2. 入学手続きの締切と納入金 併願で合格した場合、入学金の納入をいつまで待ってもらえるか(延納の可否)は学校ごとに違います。全日制の合格発表日と締切の前後関係を必ず照らし合わせてください

  3. 調査書の依頼 出願校が増えるほど、中学校に依頼する書類も増えます。直前の依頼は先生の負担になるので、出願校が決まった時点で早めに伝えます

  4. 面接での伝え方 併願であることは正直に話して問題ありません。通信制高校の面接で見られているのは合否を落とすための粗探しではなく、入学後にどう学びたいかです。面接と作文で見られるポイントは、こちらの記事で解説しています。
    面接での伝え方の公式ページ

併願は「保険」ではなく、選択肢を2つ持つこと

ひとつ、僕の立場から伝えたいことがあります。通信制高校を「滑り止め」と呼ぶことに、後ろめたさを感じる必要はまったくありません。

通信制高校の連携施設を運営していて感じるのは、「全日制に落ちたから仕方なく」ではなく、「両方受かったうえで、自分のペースで学べるほうを選んだ」という入学者が増えていることです。

併願とは、合格発表の日まで決断を保留できる権利を持つことです。2月の時点で無理に一本化するより、3月に本人が自分で選べる状態を作っておくほうが、入学後の納得感は高くなります。

だからこそ、併願する通信制高校も「受かればどこでもいい」ではなく、卒業まで通える学校かどうかを基準に選んでほしいのです。

明光義塾高等学院という選択肢

明光義塾高等学院

併願先を探すうえで「全日制がだめだったときに、勉強の遅れごと引き受けてくれる場所か」を重視するなら、僕が学院長を務める明光義塾高等学院も選択肢に入れてみてください。

明光義塾高等学院は、高校卒業資格の取得を目指しながら学べる場所です。全国の明光義塾教室との連携で、中学範囲の戻り学習から大学受験対策まで一続きで見られるのが特徴です。「まず中2の数学からやり直したい」という相談も当たり前のこととしてサポートしています。

受験期に不登校だった子、全日制の受験勉強で疲れてしまった子も、個別指導の考え方をベースに、一人ひとりの状態から学習計画を組み立てます。中学からの進学だけでなく、高校からの転入・編入も受け入れているので、「全日制に進んでから合わなかった」という場合の移り先としても機能します。

併願先の候補として比較したい段階でも、まずは資料請求で情報を集めてみてください。全日制と迷っていることは、そのまま伝えていただいて大丈夫です。

【明光義塾高等学院】資料請求はこちら

まとめ。今日できる一歩

通信制高校と全日制の併願は可能です。私立通信制なら併願区分での出願が一般的で、公立が絡む場合だけ都道府県のルール確認が必要です。募集回数が多いぶん、通信制側のスケジュールには余裕があります。

今日できる一歩として、気になっている通信制高校の募集要項を1校分だけ開き、「併願の可否」と「入学手続きの締切日」の2点をメモしてみてください。この2点さえ押さえれば、受験スケジュールの骨組みはほぼ完成します。

それでも「うちの県の場合はどう組めばいい?」と迷ったら、LINEで無料相談を受け付けています。完璧な正解を最初から選ぶ必要はありません。迷っている段階の相談こそ歓迎です。ひとりで抱え込む前に、話してみてください。

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よくある質問

通信制高校と全日制は併願できますか?

できます。私立の通信制高校の多くは併願用の出願区分を用意しており、全日制の合格発表を待ってから入学手続きができるのが一般的です。ただし公立高校が絡む場合は都道府県ごとに出願のルールが決まっているため、入学者選抜要項での確認が必要です。

併願だと通信制高校の合否で不利になりますか?

併願であること自体で不合格になることは、基本的にありません。通信制高校の選考は学力で落とすためのものではなく、面接や作文で入学後の学ぶ意思を確認する位置づけです。面接で併願を聞かれたら正直に答えて問題ありません。

全日制の結果が出てからでも通信制高校に間に合いますか?

多くの私立通信制高校は春まで複数回の募集を行っており、3月以降の出願を受け付ける学校も珍しくありません。全日制の合格発表後に動き始めても間に合う可能性は十分ありますが、募集状況は学校ごとに違うため、候補校には早めに資料請求をしておくと安心です。

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この記事を書いた人

小幡 和輝のアバター 小幡 和輝 株式会社明光みらい 代表取締役社長 / クラスジャパン小中学園 校長

1994年、和歌山県生まれ。10年の不登校を経験。不登校当時はフリースクールで学び、定時制高校を経て、その後、国立大学へ進学。不登校の専門家として、不登校への偏見を払拭し、不登校になっても取り残されない社会を目指し活動。オンラインフリースクール『クラスジャパン小中学園』の校長として、これまでに2000人以上の不登校生徒をサポート。著書に『学校は行かなくてもいい 親子で読みたい「正しい不登校のやり方」』(エッセンシャル出版社)、『学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方』(小学館)など。

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