神奈川県で高校を転校したい。そう思って調べ始めると、公立の選抜は決まった期日にしかなく、区分によって検査の内容まで変わり、私立は学期ごとに実施校が入れ替わることに気づきます。調べているうちに1学期が終わってしまうご家庭も少なくありません。
結論を先に書きます。神奈川県で高校を転校するルートは、公立高校への転入学、私立高校への転・編入、通信制高校への転入の3つです。公立と私立は動ける時期が限られ、通信制は学年の途中でも動けます。
自己紹介が遅れました。小幡和輝と申します。僕は約10年間の不登校を経験しました。当時はフリースクールで学び、現在は不登校の専門家として本を書いたり、2000人以上の子どもたちとご家庭をサポートしてきました。通信制高校の連携施設を運営する立場でもあります。
この記事では、転校の理由には踏み込まず、神奈川県での手続きと時期に絞って整理します。
神奈川県で高校を転校する3つのルート
どのルートを選ぶかで、動ける時期と手続きの重さが変わります。
| ルート | 動ける時期 | 手続き |
|---|---|---|
| 公立高校へ転入学 | 全日制・定時制は4月1日・4月11日・9月1日・1月1日付けの選抜 | 在籍校と志願先の両校長の判断。区分によって面接中心か学力検査あり |
| 私立高校へ転・編入 | 学期ごと。県が実施校の計画を公表 | 学校ごとに試験・書類が異なる |
| 通信制高校へ転入 | 私立は随時が多い。県立2校は4月と10月1日付け | 学校に相談し、書類をそろえて出願 |
どのルートでも、いまの高校を辞めてから探す必要はありません。籍を置いたまま志願先に相談し、決まってから移る。この順番が原則です。
公立高校への転入学。期日は年4回、区分によって検査が違う
神奈川県の公立高校(全日制・定時制)の転入学は、4月1日、4月11日と4月当初、9月1日、1月1日付けの期日に合わせて選抜があります。令和8年9月1日付けの回は、県立130校・市立14校が実施しました。[1][2]
引っ越しをしないで出願できる区分は2つです。1つは、特別の事情があると在籍校と転入先の両方の校長が認めた場合で、検査は面接が中心。もう1つは、県内の公立高校に在籍する人が進路変更を希望する場合で、原則として異なる学科の間・第1学年が対象で、学力検査があります。
つまり公立は、「動ける期日が決まっている」「どの区分に当たるかは自分では決められない」「区分によっては学力検査」と、待つ時間と手間がどちらもかかるルートです。期日を過ぎてから動いて間に合わなかったご家庭を、僕は運営の現場で何度も見てきました。
私立・通信制への転校。時期の自由度は通信制がいちばん高い
県内の私立高校は、県が学期ごとに転・編入学試験の実施計画を公表します。令和8年度第2学期分は6月11日の発表でした。[3] 学校ごとに条件や科目が違うので、一覧で候補を絞ってから志願先に確認する形になります。
通信制高校への転入は、3つの中でいちばん時期の自由度が高いルートです。私立の通信制は学年の途中でも随時受け付けている学校が多くあります。県立の通信制2校(横浜修悠館高校・厚木清南高校)は4月と10月1日付けで、検査は面接または作文です。
神奈川県の通信制高校の一覧と選び方はこちらにまとめています。
>>神奈川県の通信制高校一覧と選び方。学費と通いやすさで比較【2026年最新】
単位は年度末にまとめて認定されるため、年度の途中で移ると履修中の科目の単位は引き継げないことがあります。学年別のタイミングの考え方はこちらで解説しています。
>>通信制高校に転入・編入するタイミング。学年途中でも間に合う?単位の引き継ぎまで解説
明光義塾高等学院という選択肢。年度の途中でも転入でき、学力試験はなし
公立は決まった期日を待ち、区分の判断と検査を通る必要があります。私立は学期末を待ちます。「今の環境を早く変えたい」という気持ちに、この時間差はこたえます。僕が学院長を務める明光義塾高等学院は、いまの高校からの転入・編入を積極的に受け入れていて、年度の途中からの入学も受け付けています。
通信制高校の連携施設で、高校卒業資格を目指しながら日々の学びを進める場所です。入学までの流れは、資料請求、個別相談、Webでの出願、面接、入学手続きの順です。学力試験はなく面接のみなので、「試験に落ちたらどうしよう」と構える必要はありません。
全国の明光義塾教室との連携で、中学範囲の戻り学習から大学受験対策まで一続きで見られるのが特徴です。『まず中2の数学からやり直したい』という相談も当たり前のこととしてサポートしています。
転校を考える生徒の多くは、前の学校で授業のペースが合わなかったか、通えない期間があって学習に空白ができています。個別指導なので、その空白がどの単元にあるのかまで戻って確かめられます。
通う場所は近くの明光義塾の教室です。決まった曜日に決まった講師のところへ行く形なので、転校後の生活のリズムも作りやすい。「公立の募集を待つか、今動くか」を迷っている段階の相談でも歓迎です。資料請求の際に「神奈川県からの転入の相談」と書いていただければ、話が早く進みます。
>>【明光義塾高等学院】明光義塾との連携コースの資料請求はこちら
今日できる一歩
在籍校の担任に「いま修得済みの単位数と、この年度末に修得できる見込みの単位数」を聞いてみてください。電話でも連絡帳でも構いません。この2つの数字があれば、公立でも通信制でも、志願先との話がその場で具体的になります。
まとめ
神奈川県で高校を転校するルートは、公立高校への転学、私立高校への転・編入、通信制高校への転入の3つです。公立と私立は動ける時期や条件が限られます。時期の自由度が高いのは通信制で、明光義塾高等学院は年度の途中からの転入・編入も学力試験なしで受け付けています。
どのルートでも、在籍校を辞めてから探す必要はありません。籍を置いたまま、単位の見込みを確かめ、志願先に相談する。この順番で進めてください。
「うちの場合はどう進めればいい?」という段階でも大丈夫です。まずは話を聞いてみるだけでも、気持ちが少し軽くなるはずです。
よくある質問
神奈川県の公立高校に転校できる時期はいつですか?
全日制と定時制の転入学の選抜は、4月1日付け、4月11日付けと4月当初付け、9月1日付け、1月1日付けで実施されます。通信制は4月と10月1日付けです。令和8年9月1日付けの回は県立130校・市立14校が実施しました。保護者の転勤などによる転入学は、これ以外の時期でも随時受け付けています。
神奈川県内で引っ越しをしなくても高校を転校できますか?
区分が2つあります。1つは、特別の事情があると在籍校と転入先の両方の校長が認めた場合で、検査は面接が中心です。もう1つは、県内の公立高校に在籍している人が進路変更を希望する場合で、原則として異なる学科の間、第1学年が対象となり、学力検査があります。どちらに当たるかは在籍校の先生に相談してください。
年度の途中で神奈川県の通信制高校に転入できますか?
できます。県立の通信制2校(横浜修悠館高校・厚木清南高校)は4月と10月1日付けで転入学を受け入れており、検査は面接または作文です。
私立の通信制高校は随時転入を受け付けている学校が多く、学年の途中でも動けます。年度の途中で移ると履修中の科目の単位の扱いが変わることがあるため、時期は志願先に相談して決めてください。
出典
- 神奈川県「公立高等学校への転入学・編入学について」(選抜の期日と課程、随時受付の注記、問い合わせ先) ページ 本文へ戻る
- 神奈川県教育委員会「令和8年9月1日付け(全日制の課程・定時制の課程)及び10月1日付け(通信制の課程)公立高等学校転入学・編入学者の選抜の実施について」(2026年6月25日発表。対象者、募集区分、実施校数、日程、検査) PDF 本文へ戻る
- 神奈川県「令和8年度第2学期(後期)受入れの私立中学・高等学校等転・編入学試験実施計画について」(2026年6月11日発表) ページ 本文へ戻る
