北海道で高校を転校したい。そう思って調べ始めると、道立には一斉の試験日程も募集校の一覧もなく、要件の中心は保護者と一緒の転居で、問い合わせは学校間で行うものだと気づきます。調べているうちに1学期が終わってしまうご家庭も少なくありません。
結論を先に書きます。北海道で高校を転校するルートは、道立高校への転学、私立高校への転入・編入、通信制高校への転入の3つです。道立と私立は条件と時期が限られ、通信制は学年の途中でも動けます。
自己紹介が遅れました。小幡和輝です。約10年間の不登校を経験し、当時の僕を支えてくれた場所がフリースクールでした。いまはそれを運営する側として、本を書いたり、2000人以上の子どもたちとご家庭に関わっています。通信制高校の連携施設を運営する立場でもあります。
この記事では、転校の理由には踏み込まず、北海道での手続きと時期に絞って整理します。
北海道で高校を転校する3つのルート
どのルートを選ぶかで、動ける時期と手続きの重さが変わります。
| ルート | 動ける時期 | 手続き |
|---|---|---|
| 道立高校へ転学 | 道の一斉日程はなし。高校ごと | 要件は転居・定員の余地・教育課程の照合・試験の合格。問い合わせは在籍校を通じて |
| 私立高校へ転入・編入 | 学校ごと。協会が年度ごとに一覧を公開 | 募集は若干名。条件は一家転住が中心 |
| 通信制高校へ転入 | 私立は随時や月ごとが多い。道立有朋高校は年2回 | 学校に相談し、書類をそろえて出願 |
どのルートでも、いまの高校を辞めてから探す必要はありません。籍を置いたまま志願先に相談し、決まってから移る。この順番が原則です。
道立高校への転学。一斉の日程はなく、要件は4つ
北海道には、道立高校の転学について道内共通の試験日程や募集校の一覧がありません。道教育委員会の「道立高校への転学・編入学ガイドライン」が示す主な要件は、保護者の転勤などによる保護者と生徒の転居、希望する高校の定員の余地、教育課程の照合、転学試験の合格の4つです。[1]
引っ越しをしない転校は「特別の事情」として、在籍校を通じて希望する高校に問い合わせる形で、判断するのはその高校の校長です。何が特別の事情に当たるかの基準は公表されていません。試験の内容も高校ごとに違います。
つまり道立は、「日程が公開されていない」「原則は転居」「特別の事情かどうかは校長の判断」「試験」と、入り口の狭いルートです。在籍校を通じた問い合わせから返事を待つ間に時期を逃したご家庭を、僕は運営の現場で何度も見てきました。
私立・通信制への転校。時期の自由度は通信制がいちばん高い
道内の私立高校は、北海道私立中学高等学校協会が年度ごとに転入学・編入学の情報を一覧で公開しています。募集は若干名で、条件は一家転住が中心です。[2] 一覧で候補を絞ってから、志願先の高校に確認する形になります。
通信制高校への転入は、3つの中でいちばん時期の自由度が高いルートです。私立の通信制は学年の途中でも随時や月ごとに受け付けている学校が多くあります。道立の通信制は有朋高校の1校で、令和8年度の転入学は5月15日付と6月15日付の年2回。選考は出願書類のみで、転学照会も出願も在籍校から行います。[3]
北海道の通信制高校の一覧と選び方はこちらにまとめています。
>>北海道の通信制高校一覧と選び方。学費と通いやすさで比較【2026年最新】
単位は年度末にまとめて認定されるため、年度の途中で移ると履修中の科目の単位は引き継げないことがあります。学年別のタイミングの考え方はこちらで解説しています。
>>通信制高校に転入・編入するタイミング。学年途中でも間に合う?単位の引き継ぎまで解説
明光義塾高等学院という選択肢。年度の途中でも転入でき、学力試験はなし
道立は日程が公開されず、原則は転居で、特別の事情の判断と試験を通る必要があります。私立も条件は一家転住が中心です。
「今の環境を早く変えたい」という気持ちに、この時間差はこたえます。僕が学院長を務める明光義塾高等学院は、いまの高校からの転入・編入を積極的に受け入れていて、年度の途中からの入学も受け付けています。
通信制高校の連携施設で、高校卒業資格を目指しながら日々の学びを進める場所です。入学までの流れは、資料請求、個別相談、Webでの出願、面接、入学手続きの順です。学力試験はなく面接のみなので、「試験に落ちたらどうしよう」と構える必要はありません。
全国の明光義塾教室との連携で、中学範囲の戻り学習から大学受験対策まで一続きで見られるのが特徴です。『まず中2の数学からやり直したい』という相談も当たり前のこととしてサポートしています。
転校を考える生徒の多くは、前の学校で授業のペースが合わなかったか、通えない期間があって学習に空白ができています。個別指導なので、その空白がどの単元にあるのかまで戻って確かめられます。
通う場所は近くの明光義塾の教室です。決まった曜日に決まった講師のところへ行く形なので、転校後の生活のリズムも作りやすい。「道立の募集を待つか、今動くか」を迷っている段階の相談でも歓迎です。資料請求の際に「北海道からの転入の相談」と書いていただければ、話が早く進みます。
>>【明光義塾高等学院】明光義塾との連携コースの資料請求はこちら
今日できる一歩
在籍校の担任に「いま修得済みの単位数と、この年度末に修得できる見込みの単位数」を聞いてみてください。電話でも連絡帳でも構いません。この2つの数字があれば、道立でも通信制でも、志願先との話がその場で具体的になります。
まとめ
北海道で高校を転校するルートは、道立高校への転学、私立高校への転・編入、通信制高校への転入の3つです。道立と私立は動ける時期や条件が限られます。時期の自由度が高いのは通信制で、明光義塾高等学院は年度の途中からの転入・編入も学力試験なしで受け付けています。
どのルートでも、在籍校を辞めてから探す必要はありません。籍を置いたまま、単位の見込みを確かめ、志願先に相談する。この順番で進めてください。
完璧な正解を最初から選ぶ必要はありません。迷っている段階の相談こそ歓迎です。ひとりで抱え込む前に、話してみてください。
よくある質問
北海道の道立高校に転校できる時期はいつですか?
北海道には、道立高校の転学について道内共通の試験日程や募集校の一覧がありません。試験の内容は高校ごとに異なり、在籍校を通じて希望する高校に問い合わせます。道のガイドラインが示す主な要件は、保護者と生徒の転居、定員の余地、教育課程の照合、転学試験の合格の4つです。
北海道で引っ越しをしなくても道立高校に転校できますか?
道のガイドラインは、転学について原則、保護者の転勤や病気の治療等のための住居の異動など、やむを得ない状況について転学を希望する学校の校長が判断するとしたうえで、その他の特別の事情については、在籍校を通じて希望する高校に問い合わせるよう案内しています。
何が特別の事情にあたるかの基準は公表されていません。まず在籍校の担任に相談してください。
年度の途中で北海道の通信制高校に転入できますか?
私立の通信制高校であれば、学年の途中でも随時または月ごとに転入を受け付けている学校が多くあります。
道立の通信制は北海道有朋高校の1校で、令和8年度の転入学は5月15日付と6月15日付の年2回でした。選考は出願書類のみで、転学照会も出願も在籍校から行います。
年度の途中で転入すると履修中の科目の単位の扱いが変わることがあるため、時期は志願先に相談してください。
出典
- 北海道教育委員会(教育庁学校教育局高校教育課)「『道立高校への転学・編入学ガイドライン』について」 ページ 本文へ戻る
- 北海道私立中学高等学校協会「令和8年度 私立中学・高等学校 転入学・編入学情報(私立高等学校)」(2026年9月閲覧) PDF 本文へ戻る
- 北海道有朋高等学校 通信制課程「転入学検討の方」(令和8年度 転入学について・要項) ページ 本文へ戻る
