学研WILL学園の学費を調べていて、入学金・活動費・指導料という3つの費目がどう組み合わさるのか分からない。そんな方に向けて、公式サイトに載っている金額をそのまま並べ、どこで差がつくのかを整理します。
先に結論です。学研WILL学園の高等部課程は、入学金110,000円・活動費(年額)264,000円がどのコースも同じで、コースで変わるのは指導料(月額)の44,000円〜66,000円です。[1]
学研WILL学園には、小学6年生向けの初等部課程や中学生向けの中等部課程(フリースクール)もあります。この記事では、高校生が通う高等部課程(通信制高校のサポート校)の学費に絞って整理します。
自己紹介が遅れました。小幡和輝と申します。僕は約10年間の不登校を経験しました。当時はフリースクールで学び、現在は不登校の専門家として本を書いたり、クラスジャパンでこれまで2000人以上の子どもたちとご家庭をサポートしてきました。
僕は通信制高校の連携施設である明光義塾高等学院の学院長を務めているので、ご家庭から見れば学研WILL学園とは比較される側です。だからこの記事では評価を書かず、公式に書かれている事実と読み方だけを載せます。
学研WILL学園の位置づけ
公式サイトは、学研WILL学園を「通信制サポート校とフリースクールが一緒になった」学園だと紹介しています。開校は2000年10月で、学研の家庭教師で培ったノウハウを生かして立ち上げたと説明されています。[2]
入学案内のページには、学研WILL学園は通信制高校のサポート校で、学研WILL学園だけでは高校卒業資格は取れないと書かれています。卒業資格には、連携する通信制高校にも在籍する必要があります。[1]
連携先として入学案内に書かれているのは、三重県志摩市に本校がある代々木高等学校です。[1] 一方、コース紹介のページには「翔洋学園高等学校、代々木高等学校の卒業資格が取得できます」とあります。[3]
沿革のページには、2000年10月に翔洋学園高等学校のサポート校として開校したと書かれています。[2] そのため、入学後にどちらの通信制高校に在籍するのかは、個別相談で確認してください。在籍する高校が決まると、高校側の学費も決まります。
なお、名前が似ているGakken高等学院は、学研グループとクラーク記念国際高等学校が設立した通信制高校連携校です。[4] 連携する高校が違う別の施設で、どちらにも明石キャンパスがあるので、資料請求のときは名前を確かめてください。
>>Gakken高等学院の学費はいくら?クラーク連携の仕組みと、問い合わせで確認すること
高等部課程の学費一覧
入学案内のページの「学費一覧」に載っている金額です。すべて税込で、入学金は初年度のみ、寄付金はないと書かれています。[1]
| コース | 通い方 | 入学金 | 活動費(年額) | 指導料(月額) |
|---|---|---|---|---|
| 総合コース | 週5日通学(うち週1日自由登校日) | 110,000円 | 264,000円 | 66,000円 |
| 選択コース | 週3日通学(うち週1日自由登校日) | 110,000円 | 264,000円 | 44,000円 |
| 特選コース | 週3日通学+月2回の訪問在宅授業 | 110,000円 | 264,000円 | 60,500円 |
| 在宅コース | 月4回の訪問在宅授業 | 110,000円 | 264,000円 | 55,000円 |
| メタバースコース | 週5日ログイン(うち週1日自由登校日) | 110,000円 | 264,000円 | 44,000円 |
入学金と活動費は5つのコースで同じです。初年度にかかる入学金と活動費を足すと、110,000円+264,000円で374,000円になります。
コースの差は、指導料(月額)だけです。いちばん少ない選択コース・メタバースコースの44,000円と、総合コースの66,000円の間には、月22,000円の差があります。
指導料が年に何か月分かかるのか、支払いの時期と方法は、公式の学費一覧には書かれていません。年額で見積もるときは、個別相談で確認してください。
学費一覧はコース別で、キャンパスごとの金額の違いは書かれていません。通う予定のキャンパスでも、同じ金額かを確かめておくと安心です。
入学時期と入学金の扱い
入学案内のページに載っている募集要項は、2026年3月に中学校を卒業する人(2026年4月入学)向けのものです。2026年10月18日に確認した時点の掲載内容で、次の年度の金額は、募集要項や個別相談で確認してください。[1]
この募集要項では、推薦入試(専願Ⅰ期)で入学した人は入学金から110,000円、推薦入試(専願Ⅱ期)で入学した人は入学金から55,000円が免除されると案内されています。[1]
入学手続きでは、合格通知が届いてから2週間以内に、入学金(免除分を除く)と年間活動費を納めるよう書かれています。高等部は新高1生の募集のほか、転入・編入も随時受け付けていて、転入・編入では入学金・活動費・指導料を納め、活動費は入学する月によって異なると案内されています。
表のほかにかかる費用
在宅コースと特選コースの訪問在宅授業は、自宅のほかカフェや公共施設でも受けられます。その場合の利用料や移動の交通費は、別途実費と書かれています。[3][8]
基準服(制服のような服)は、購入も着用も自由だと案内されています。[5]
このほか、連携する通信制高校の学費(授業料や施設費など)、教科書代、スクーリングにかかる費用は、学研WILL学園の学費一覧とは別の話になります。どこまでが表の金額に含まれるかは、個別相談で一覧にしてもらってください。
就学支援金が充てられる部分
就学支援金は、高校の授業料に充てるための国の支援金です。2026年度からは所得制限がなくなり、私立の通信制では単位制の場合1単位1万3,668円(年間30単位・通算74単位まで)が支給上限です。[6]
支援金を受け取るのは、生徒が在籍する通信制高校です。学研WILL学園の学費一覧には、就学支援金についての記載は見当たりませんでした。表のどの費目に関係するのかは、個別相談で確認してください。
連携先として名前が出ている代々木高等学校の学費は、こちらの記事に整理しています。
>>代々木高等学校の学費はいくら?支援金を使うと1年目の負担は年4.8万円|代々木高等学院の通学コース料金も整理【2026年9月確認】
制度そのものの解説は、こちらの記事にまとめています。
>>通信制高校の学費は実際いくら?2026年度の所得制限撤廃でどこまで下がるのか
通信制高校の資料をまとめて請求する(学研WILL学園も選べます)
公式サイトが挙げている特色
公平のために、学研WILL学園が強みとして挙げている点も書いておきます。
- 通い方の選択肢 週5日・週3日の通学、月4回の訪問在宅授業、メタバースのオンラインキャンパスから選べる[5]
- 月単位のコース変更 いつでも月単位でコースを変えられる。保護者と本人が同席する三者面談で決める[5]
- 少人数の授業 主要教科は10名前後の少人数の集団授業で、集団が苦手な生徒には1対1〜3名程度の個別指導がある[5]
キャンパスは、東京都内の3か所(新宿区・立川市・墨田区)と、さいたま、横浜、湘南、名古屋、京都、大阪梅田、明石、福岡博多の11か所に、メタバースキャンパスを加えた構成です。[7] 錦糸町は週3日開校のサテライトキャンパスで、選択コースのみと案内されています。[2]
学費について、相談で確認すること
見学や個別相談で、次の5つを確認すると、ほかの学校と同じ条件で比べやすくなります。
- 指導料は年に何か月分か 支払いの時期と方法も
- 在籍する通信制高校と、その学費 代々木高等学校か翔洋学園高等学校か、授業料・施設費・スクーリング費用の内訳
- 何年度の入学の金額か 年度の途中で転入する場合の入学金と活動費の扱いも
- コースを変えたときの指導料 月単位で変えたときの請求のされ方
- 表に含まれない費用 教材費、行事や合宿の参加費、訪問授業の交通費
他校と比べるときの物差し
費目の名前が学校ごとに違うので、そのまま並べても比べにくいです。3つに分けてから比べてください。
- 卒業に必要な費用 在籍する通信制高校の授業料など。就学支援金が充てられる部分
- 通学やサポートの費用 サポート校やコースの費用
- 別途費用 入学金、教材、スクーリングの交通費
学研WILL学園の場合、2に当たるのが活動費264,000円とコースごとの指導料で、3に入学金110,000円が入ります。1は、在籍する通信制高校の学費を別に確かめて書き込みます。
学校とサポート校の費用の関係は、こちらの記事に整理しています。
>>通信制高校とサポート校の違い。学費は二重にかかる?後悔しないための選び方
どちらが良いかではなく、ご家庭に合うかどうかです。 通う頻度、家からの距離、学び直しの量で、合う設計は変わります。
通信制高校の資料をまとめて請求する(学研WILL学園も選べます)
明光義塾高等学院という選択肢
学費の見積もりを取るときに、もう1つ候補に入れてほしいのが、僕が学院長を務める明光義塾高等学院です。通信制高校の連携施設として、高校卒業を目指しながら学び方を組み立てられます。
全国の明光義塾教室との連携で、中学範囲の戻り学習から大学受験対策まで一続きで見られるのが特徴です。「まず中2の数学からやり直したい」という相談も当たり前のこととしてサポートしています。
学費の相談も、コースを決める前の段階で歓迎です。資料請求のときに「通い方と学費の相談」と書いていただければ、話が早く進みます。
今日できる一歩
紙に「高校の箱」と「サポート校の箱」の2つを書いてください。
サポート校の箱には、学研WILL学園の入学金110,000円、活動費264,000円、考えているコースの指導料(月額)を書き写します。選択コースなら44,000円、総合コースなら66,000円です。
高校の箱は空けておき、見学や個別相談で、在籍する通信制高校と、その学費を聞いて書き込んでください。指導料の月数も聞ければ、2つの箱がそろい、他校と同じ物差しで並べられます。
まとめ
学研WILL学園の高等部課程は、通信制高校のサポート校です。入学案内では代々木高等学校との連携が案内され、コース紹介では翔洋学園高等学校と代々木高等学校の卒業資格が取得できると書かれています。
学費一覧では、入学金110,000円と活動費(年額)264,000円がどのコースも同じで、指導料(月額)が総合コース66,000円、選択コース44,000円、特選コース60,500円、在宅コース55,000円、メタバースコース44,000円です。
指導料の月数と、在籍する通信制高校の学費は、個別相談で確認してください。そこまでそろうと、年間の見積もりが作れます。
完璧な正解を最初から選ぶ必要はありません。迷っている段階の相談こそ歓迎です。ひとりで抱え込む前に、話してみてください。
よくある質問
学研WILL学園の高等部の学費はいくらですか?
入学案内のページの学費一覧では、入学金110,000円と活動費(年額)264,000円がどのコースも同じです。
指導料(月額)は、総合コース66,000円、選択コース44,000円、特選コース60,500円、在宅コース55,000円、メタバースコース44,000円です。いずれも税込で、入学金は初年度のみです。
指導料が年に何か月分かかるかと、連携する通信制高校の学費は、個別相談で確認してください。
通信制高校の学費とは別にかかりますか?
学研WILL学園は通信制高校のサポート校で、高校卒業資格を得るには、連携する通信制高校にも在籍する必要があると案内されています。
入学案内では代々木高等学校との連携が書かれ、コース紹介では翔洋学園高等学校と代々木高等学校の卒業資格が取得できるとされています。どちらに在籍するかと、その高校の学費がどう請求されるかは、個別相談で確認してください。
就学支援金は使えますか?
就学支援金は高校の授業料に充てる国の制度で、2026年度からは所得制限がなくなりました。私立の通信制では、単位制の場合1単位1万3,668円(年間30単位・通算74単位まで)が支給上限です。
支援金を受け取るのは、生徒が在籍する通信制高校です。学研WILL学園の学費一覧には就学支援金についての記載が見当たらなかったので、どの費目に関係するかは個別相談で確認してください。
出典
- 学研WILL学園「入学案内」 ページ 本文へ戻る
- 学研WILL学園「学研WILL学園ができるまで」 ページ 本文へ戻る
- 学研WILL学園「在宅コース」 ページ 本文へ戻る
- Gakken高等学院「Gakken高等学院とは」 ページ 本文へ戻る
- 学研WILL学園「高等部課程」 ページ 本文へ戻る
- 文部科学省「高等学校等就学支援金・新制度の概要」(令和8年度) PDF 本文へ戻る
- 学研WILL学園「キャンパス情報」 ページ 本文へ戻る
- 学研WILL学園「特選コース」 ページ 本文へ戻る
