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不登校の勉強はどうする?小中高すべての選択肢を全体地図で整理

不登校の勉強はどうすればいいのか。夜中にこの言葉で検索している親御さんは、本当に多いと思います。先に結論をお伝えすると、勉強の遅れは取り戻せます。ただ、教材やサービスを選ぶ前に知ってほしいことが2つあります。ひとつは取り組む順番、もうひとつは小中高で事情が違うという全体地図です。この記事では、不登校の勉強をどうするか迷ったときに見る選択肢の全体像を整理します。「どこから戻すか」という学び直しの具体的な手順は、こちらの記事で解説しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/futoko-manabinaoshi-chugaku/

学校に行かなかった期間が、僕にはおよそ10年あります。その間はフリースクールで学びました。いまは不登校の専門家として本を書いたり、対面やオンラインのフリースクールを運営しながら、2000人以上の子どもたちに関わっています。小幡和輝です。

目次

順番を間違えないこと。勉強はエネルギーが戻ってからで間に合う

不登校の直後は、心も体も消耗しています。この時期に勉強を迫ると、机に向かうこと自体が「つらい記憶」とセットになってしまい、かえって再開が遠のきます。まず休む、それから動く。この順番はどの学年でも変わりません。

もうひとつ知ってほしいのは、学校の勉強が止まっていても、学びが止まっているとは限らないことです。僕自身、学校には行っていませんでしたが、クイズ番組やNHKの教育テレビで勉強したり、本を読んだりすること自体は好きでした。「信長の野望」という歴史のゲームがきっかけで日本史にハマり、教科書の範囲をはるかに超えた大学生用の分厚い本を読み込んでいた時期もあります。好きなことに没頭している時間は、あとから教科の学びにつながる入り口になります。

小中学生と高校生では「勉強しないとどうなるか」が違う

全体地図を描く前に、ここを分けておく必要があります。

小中学校は、出席日数や成績を理由に留年することは基本的にありません。不登校のままでも進級し、卒業できます。だからこそ、小中学生は焦って勉強を詰め込むより、エネルギーがたまるのを待つことと、学びの入り口づくりを優先できます。

高校は事情が違います。単位の修得が卒業の条件なので、出席や課題が足りなければ単位が取れず、留年や中退につながります。高校生の場合は「休みながら様子を見る」だけで時間が過ぎると選択肢が狭まるため、通信制高校への転校も含めて早めに情報を集めるのが現実的です。

不登校の勉強の選択肢。全体地図は5つ

  1. 家庭学習 教科書や市販教材、ICT教材で自分のペースで進める方法。費用が軽く、人と会うエネルギーがいらないのが強みです。つまずいたときに聞ける相手がいないのが弱点なので、次の選択肢と組み合わせるのが前提になります
  2. 個別指導の塾 集団授業に戻れなくても、先生と1対1なら通える子は多くいます。どこでつまずいたかを見つけて、その単元から戻れるのが個別指導の価値です
  3. フリースクール 勉強だけでなく居場所も兼ねる場所。生活リズムや人との関わりを取り戻しながら学べます
  4. オンラインの学び 家から出るエネルギーがまだない時期の選択肢。対面やオンラインのフリースクール、オンライン教材など、自宅から再開できる形が増えています
  5. 教育支援センター(適応指導教室) 自治体が運営する公的な場。原則無料で、在籍校との連携もスムーズです

塾とフリースクールのどちらが合うか迷う場合は、こちらの記事が参考になります。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/juku-freeschool-docchi/

家で勉強しても「出席扱い」にできる

意外と知られていませんが、文部科学省の通知により、自宅でのICT教材などを使った学習は、校長が認めれば在籍校の出席扱いになる制度があります。フリースクールでの活動も同様です。

出典: 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について」
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422155.htm

要件や進め方はこちらの記事で詳しく解説しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/ict-kyozai-shusseki/

勉強の再開と出席の記録を同時に積み上げられるので、「何もしていない」という本人の不安をやわらげる効果もあります。

今日できる一歩をひとつ提案します。お子さんに勉強の話をする前に、教科書の目次を親御さんだけで眺めて、最後に理解できていた単元がどのあたりか、1教科だけ見当をつけてみてください。本人に確認しなくてかまいません。戻る場所の目安があるだけで、次の相談が具体的になります。

クラスジャパン小中学園という選択肢

オンラインフリースクール クラスジャパン小中学園

家から出るエネルギーがまだないお子さんには、僕たちが運営するオンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」があります。ネットの先生(担任)が伴走し、自宅から自分のペースで学べます。2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちをサポートしてきました。

学習面では、生徒一人ひとりにカスタマイズされた最先端のAIサポートがあります。答えをすぐ教えるのではなく、ヒントを出しながら一緒に考えるAIなので、わからない場面でつまずかずに答えまで辿り着けます。学習以外の用途には使えないフィルタリング設定付きで安心です。一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになる制度は、クラスジャパンが先駆けとなって学校や自治体と一緒につくってきました。

クラスジャパン小中学園の詳細はこちら
https://www.cjgakuen.com/

高校生には、明光義塾高等学院という選択肢もあります。全国の明光義塾教室との連携で、中学範囲の戻り学習から大学受験対策まで一続きで見られるのが特徴です。「まず中2の数学からやり直したい」という相談も当たり前のこととしてサポートしています。資料請求はこちらからどうぞ。
https://gakuin.meikogijuku.jp/renkei

まとめ

不登校の勉強をどうするかは、「今すぐ何を解かせるか」ではなく、「休む、入り口を見つける、場所を選ぶ」という順番の問題です。小中学生なら進級や卒業は守られているので、焦らず全体地図から選べます。高校生なら、単位の仕組みがあるぶん早めの情報収集が力になります。

完璧な正解を最初から選ぶ必要はありません。迷っている段階の相談こそ歓迎です。ひとりで抱え込む前に、話してみてください。

無料のLINE相談はこちら
https://www.obatakazuki.com/lp

よくある質問

不登校の間、勉強をまったくしていません。手遅れになりませんか?

手遅れにはなりません。小中学校の内容は、つまずいた単元まで戻って個別に進めれば取り戻せます。大切なのは学年ではなく単元で戻ることと、心のエネルギーがたまってから再開することです。

小中学生と高校生で、勉強への対応は変えるべきですか?

変えるべきです。小中学校は不登校でも進級・卒業できるため、休むことを優先して焦らず進められます。高校は単位の修得が卒業の条件で、留年の仕組みがあるため、通信制高校への転校も含めて早めに選択肢を集めることをおすすめします。

家庭での学習は出席扱いになりますか?

文部科学省の通知に基づき、ICT教材などを使った自宅学習は、要件を満たし校長が認めれば出席扱いになります。フリースクールでの活動が出席扱いになった事例も多数あります。まずは在籍校への相談から始めてください。

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この記事を書いた人

1994 年、和歌山県生まれ。10年の不登校を経験。不登校当時はフリースクールで学び、定時制高校を経て、その後、国立大学へ進学。不登校の専門家として、不登校への偏見を払拭し、不登校になっても取り残されない社会を目指し活動。オンラインフリースクール『クラスジャパン小中学園』の代表として、これまでに2000人以上の不登校生徒をサポート。著書に『学校は行かなくてもいい/英治出版』『学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方/小学館』など計6冊。講演、メディア出演も多数。

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