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中2で不登校になった。内申が本格化する学年の勉強を家から立て直す方法

中2で不登校になり、勉強が止まってしまった。内申点が本格的に効いてくる学年だと聞くし、高校受験まで2年を切っている。焦る材料ばかりが目について、夜中に「不登校 勉強」と検索している親御さんは少なくないはずです。

先に結論をお伝えします。中2からの立て直しは間に合います。ただし、順番があります。いきなり中2の内容に手を付けるのではなく、つまずいた単元まで戻ること。そして、家庭での学習を「欠席」のままにせず、出席扱い制度につなげることです。

僕は不登校の元当事者です。約10年間学校に行かず、フリースクールで学びました。現在は不登校の専門家として、本の執筆や講演をしながら、2000人以上の子どもたちとご家庭をサポートしています。小幡和輝と申します。この記事では、中2の不登校の勉強を家から立て直す具体的な手順を解説します。

目次

中2の不登校で勉強はどれくらい遅れる?まず現状の整理から

最初にお伝えしたいのは、遅れの量を学年ではなく単元で捉えてほしい、ということです。

「半年休んだから半年分の遅れ」と考えると絶望的に見えますが、実際に受験や次の学習に響く単元は、教科によって偏っています。数学と英語は積み上げ型なので、前の単元がわからないと次もわからなくなります。一方、理科や社会は単元ごとの独立性が高く、休んだ範囲だけをあとから埋めることができます。

つまり、優先順位ははっきりしています。

  1. 数学と英語 つまずいた単元まで戻って、そこから積み直す。中2の内容より前、中1や小学校の範囲に戻ることをためらわない
  2. 理科・社会 休んだ範囲の単元を、興味を持てるものから個別に埋める
  3. 国語 読む習慣が切れないようにする。教科書でなくても、本人が読みたいものでかまいません

どこまで戻ればいいかの見極め方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/futoko-manabinaoshi-chugaku/

内申が本格化する学年。でも「もう手遅れ」ではない

中2で不登校になると、内申点への影響が気になると思います。たしかに、高校入試の調査書に中2の成績が入る都道府県は多くあります。ただし、どの学年の成績がどんな比重で使われるかは都道府県によって大きく違い、中3の成績だけを見る地域もあります。まずお住まいの都道府県の仕組みを確認してください。

そして、内申点が厳しい状態でも高校進学の道は複数あります。不登校の生徒に配慮した選抜を行う公立高校や、内申点をほとんど問わない私立・通信制高校もあるからです。内申点が足りなくても進める道については、こちらの記事にまとめています。
不登校で内申点がないと高校受験はどうなる?内申に頼らない受験の進め方

大事なのは、「内申がもうだめだから何をしても無駄」と親子で止まってしまわないことです。中2の今から動けば、学習面でも記録面でも、打てる手はまだ十分に残っています。

「学校の勉強」と「学び」は別。止まっていない部分に目を向ける

手順の前に、ひとつ僕自身の話をさせてください。

僕は学校には行っていませんでしたが、クイズ番組やNHKの教育テレビで勉強したり、本を読んだりすること自体は好きでした。「信長の野望」という歴史のゲームがきっかけで日本史にハマり、教科書の範囲をはるかに超えた、大学生用の分厚い本を読んで探求していた時期もあります。

学校の勉強は止まっていても、その子の学びまで止まっているとは限りません。ゲームの攻略、動画づくり、絵、生き物。何かに没頭しているなら、学ぶ力そのものは生きています。立て直しは、その力を教科学習にもう一度つなぎ直す作業だと考えてください。「全部止まってしまった」と見るか「つなぎ直せばいい」と見るかで、親の声かけも子どもの気持ちも変わります。

家から立て直す3ステップ

2000人以上のご家庭を見てきた経験から、家庭学習の再開は次の順番をおすすめしています。

  1. 生活リズムと机に向かう習慣を先に作る 最初の1〜2週間は、内容よりも「決まった時間に15分座る」ことを目標にする。いきなり1日3時間の計画は必ず折れます
  2. 数学か英語のどちらか1教科に絞って、わかる単元まで戻る 2教科同時に始めない。「解ける」体験を先に積むことが、続くかどうかを決めます
  3. 伴走者を決める 進み具合を見て声をかける役割を、親が全部抱えない。親が教えようとすると親子関係がこじれやすいのが実際のところです。オンライン教材の担任、家庭教師、フリースクールのスタッフなど、外の大人に任せる部分を作ってください

家庭学習を「欠席」のままにしない。出席扱い制度を使う

もうひとつ、中2のうちにぜひ知っておいてほしい制度があります。文部科学省の通知により、自宅でのICT教材などを使った学習は、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになります。

文部科学省の通知はこちら
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422155.htm

学習の計画性や学校との連携などの要件を満たす必要はありますが、認められれば、家で積み上げた学習が「欠席180日」ではなく出席として記録に残ります。実際に出席扱いが認められた事例があります。出席扱いと内申点の関係は、こちらの記事で正直に解説しています。
内申点が足りなくても進める道(同じ記事の後半で解説)

僕自身、フリースクールでの活動が学校の通知簿に反映されているのを見て、初めて自分のやっていることが「サボり」ではないと思えました。出席扱いは日数の問題だけでなく、子どもの自己肯定感に直結する制度です。

クラスジャパン小中学園という選択肢

オンラインフリースクール クラスジャパン小中学園

ここまでの3ステップと出席扱いを、家庭だけで組み立てるのは正直大変です。その仕組みをまるごと持っているのが、僕たちが運営するオンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」です。2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちをサポートしてきました。

ネットの先生(担任)が伴走し、お子さんの状況に合わせて学習計画を一緒に作ります。「親が教える・親が管理する」を手放せるので、家庭は安心できる場所のままでいられます。学習面では、生徒一人ひとりにカスタマイズされた最先端のAIサポートがあります。答えをすぐ教えるのではなく、ヒントを出しながら一緒に考えるAIなので、わからない単元まで戻る学習でもつまずきにくいのが特徴です。学習以外の用途には使えないフィルタリング設定付きで安心です。

そして、出席扱い制度はクラスジャパンが先駆けとなって学校や自治体と一緒につくってきたものです。在籍校への学習記録の共有まで含めて、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになるよう連携します。

クラスジャパン小中学園の詳細はこちら
https://www.cjgakuen.com/

まとめ。中2の今からなら、学習も記録も立て直せる

中2の不登校の勉強は、単元まで戻る・1教科に絞る・伴走者を外に作る、の順番で立て直せます。あわせて出席扱い制度を使えば、家での学習を記録にも残せます。内申が本格化する学年だからこそ、「もう遅い」ではなく「今なら間に合う」と捉えて、打てる手を一つずつ打っていきましょう。

今日できる一歩として、お子さんの数学のワークを開いて、どの単元から空白になっているかだけ確認してみてください。責めるためではなく、戻る地点を知るためです。それが立て直しの出発点になります。

完璧な正解を最初から選ぶ必要はありません。迷っている段階の相談こそ歓迎です。ひとりで抱え込む前に、話してみてください。

無料のLINE相談はこちら
https://www.obatakazuki.com/lp

よくある質問

中2の1年間ほとんど勉強していません。高校受験に間に合いますか?

間に合う可能性は十分あります。数学・英語はつまずいた単元まで戻って積み直し、理科・社会は休んだ範囲を個別に埋めれば、受験までの期間で立て直せます。また、不登校に配慮した選抜や内申点をほとんど問わない高校もあるため、進学の道は複数あります。

不登校中の家庭学習は内申点に反映されますか?

自宅学習が出席扱いになっても、内申点(評定)が自動的に付くわけではありません。ただし、学習の記録やテストの答案を学校に届けることで評価につながる場合があります。内申点の扱いは都道府県や学校によって異なるため、在籍校への確認が必要です。

親が勉強を教えようとすると喧嘩になります。どうすればいいですか?

親が教える役割を手放すことをおすすめします。思春期の子どもにとって、親からの学習指導は干渉と感じられやすく、親子関係がこじれる原因になります。オンライン教材の担任や家庭教師など、外の伴走者に任せ、親は生活と気持ちの安定を支える役割に回るのが現実的です。

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この記事を書いた人

1994 年、和歌山県生まれ。10年の不登校を経験。不登校当時はフリースクールで学び、定時制高校を経て、その後、国立大学へ進学。不登校の専門家として、不登校への偏見を払拭し、不登校になっても取り残されない社会を目指し活動。オンラインフリースクール『クラスジャパン小中学園』の代表として、これまでに2000人以上の不登校生徒をサポート。著書に『学校は行かなくてもいい/英治出版』『学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方/小学館』など計6冊。講演、メディア出演も多数。

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