「オンラインフリースクールが気になるけれど、デメリットもちゃんと知ってから決めたい」。そう考えて検索されたのだと思います。その順番は正しいです。オンラインフリースクールにはデメリットが確かにあり、向かない子もいます。ただし、その多くは「仕組みの弱いサービスを選んだとき」に起きるもので、仕組みで打ち消せるデメリットと、そうでないものを分けて見れば、失敗はかなり避けられます。
自己紹介が遅れました。小幡和輝です。学校に行かなかった期間が、僕にはおよそ10年あります。その間はフリースクールで学びました。いまは不登校の専門家として本を書いたり、対面やオンラインのフリースクールを運営しながら、2000人以上の子どもたちに関わっています。運営者だからこそ、良い面だけでなく「うまくいかなかったケース」も見てきました。この記事ではそこを正直に書きます。
オンラインフリースクールの主なデメリット4つ
実際に運営していて感じる弱点は、大きく4つに整理できます。
- 生活リズムが崩れやすい 通学がないぶん、朝起きる理由が作りにくくなります。「いつでも参加できる」は、裏を返せば「参加しなくても誰も気づかない」でもあります
- 直接顔を合わせる機会が少ない 画面越しのやりとりが中心なので、同じ空間で過ごす経験や、ちょっとした雑談から生まれる関係は対面より育ちにくい面があります
- 続くかどうかが本人任せになりやすい 教材だけ渡されて「自分のペースでどうぞ」という形だと、最初の1〜2週間は頑張れても、つまずいた瞬間に止まってしまう子が少なくありません
- 出席扱いになるかはサービスと学校の対応次第 在籍校の出席扱いは校長判断で、学習記録の提出など一定の要件があります。ここをサポートしてくれないサービスだと、親がすべて背負うことになります
僕自身、不登校だった頃は平日の昼間に外を歩くと近所の人に「学校は?」と聞かれるのが嫌で、夕方のチャイムが鳴って同級生が帰ってくる時間は外に出られませんでした。家から参加できるのはオンラインの大きな強みですが、「外に出るきっかけ」までは自動的には作ってくれません。ここは弱点として最初から知っておいてほしい部分です。
向かない子の特徴。運営者として正直に書きます
2000人以上を見てきた経験から、オンラインだけだと苦しくなりやすいのは次のようなケースです。
- 一人で画面に向かうこと自体がまだ難しい子 不登校になって間もない、心のエネルギーが大きく減っている時期は、オンラインでも「参加する」こと自体が負担になります。この時期に必要なのは学習より休息です
- 人がそばにいないと手が止まる子 隣に誰かがいれば進むのに、一人だと5分で別のことを始めてしまうタイプは、教材型のオンラインだけでは続きにくいです
- 体を動かす場や外出のきっかけを同時に求めている子 オンラインは居場所にはなりますが、物理的に外へ出る練習の場にはなりません。この場合は通える場所との併用を考えたほうが早いです
逆に言うと、「教室という空間が合わなかっただけで、人とのやりとり自体は嫌いではない」「朝が苦手で通学がハードルになっていた」という子には、オンラインはむしろ合いやすい選択肢です。小学生の場合の向き不向きは、こちらの記事で学年別に詳しく解説しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/online-freeschool-shogakusei/
デメリットを打ち消せる仕組みの見分け方
ここが本題です。先ほどの4つのデメリットのうち3つは、サービス側の仕組みでかなり打ち消せます。検討するときは次の4点を確認してください。
- 担任がつくか 教材や動画があるだけなのか、決まった大人が毎週関わってくれるのかは決定的な違いです。「続くかどうかが本人任せ」というデメリットは、伴走する担任がいるかどうかでほぼ決まります
- 生活リズムを一緒に設計してくれるか 朝のホームルームや週ごとの予定づくりなど、1日の骨組みを作る仕掛けがあるかを見てください。オンラインフリースクールで実際に何をして過ごすのかは、こちらの記事で時間帯別に紹介しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/online-freeschool-ichinichi-nagare/ - 出席扱いの実績とサポートがあるか 「出席扱いに対応」と書いてあるだけでなく、在籍校とのやりとりや学習記録の提出まで手伝ってくれるかを確認します。自宅学習を出席扱いにする要件はこちらで解説しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/ict-kyozai-shusseki/ - 無料体験で子ども本人の反応を見られるか 資料やサイトの印象より、体験したあとの子どもの表情のほうがずっと正確です
費用や出席扱いの有無を含めた各サービスの比較は、こちらの記事にまとめています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/online-freeschool-comparison/
クラスジャパン小中学園という選択肢
ここまで書いたデメリットを、仕組みの側で打ち消すことを目指して僕たちが運営しているのが、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」です。2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちをサポートしてきました。
いちばんの特徴は、ネットの先生(担任)が一人ひとりに付いて伴走することです。「教材を渡して終わり」にせず、日々のやりとりの中で生活リズムや学習の進め方を一緒に整えていくので、「本人任せで止まってしまう」というオンラインの弱点に正面から向き合っています。
学習面では、生徒一人ひとりにカスタマイズされた最先端のAIサポートがあります。答えをすぐ教えるのではなく、ヒントを出しながら一緒に考えるAIなので、わからない場面でつまずかずに答えまで辿り着けます。学習以外の用途には使えないフィルタリング設定付きで安心です。
出席扱いについても、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになります。この制度はクラスジャパンが先駆けとなって、学校や自治体と一緒につくってきたものです。在籍校との連携も含めてサポートします。
クラスジャパン小中学園の詳細はこちら
https://www.cjgakuen.com/
今日できる一歩
いきなり資料請求や体験に進む前に、今日はお子さんと「1日のうち、どの時間帯なら画面の前に座れそう?」とだけ話してみてください。朝は無理でも午後ならいける、夜なら話せる。その答えが、オンラインが今の選択肢になるかどうかを判断する一番の材料になります。
まとめ
オンラインフリースクールのデメリットは、生活リズム・対面機会の少なさ・継続の難しさ・出席扱いの不確実さの4つに整理できます。ただしこのうち3つは、担任の伴走や出席扱いのサポートといった仕組みで打ち消せるものです。「オンラインか対面か」より先に、「仕組みがあるかないか」で見比べてみてください。
「うちの場合はどう進めればいい?」という段階でも大丈夫です。まずは話を聞いてみるだけでも、気持ちが少し軽くなるはずです。無料のLINE相談はこちらから。
https://www.obatakazuki.com/lp
よくある質問
オンラインフリースクールの一番大きなデメリットは何ですか?
続くかどうかが本人任せになりやすいことです。教材や動画を渡されるだけの形だと、つまずいた瞬間に止まってしまう子が少なくありません。担任など伴走する大人が付く仕組みがあるかどうかで、このデメリットは大きく変わります。
オンラインフリースクールが向かない子はいますか?
不登校になって間もなく心のエネルギーが大きく減っている時期の子や、隣に人がいないと手が止まりやすい子、外出のきっかけを同時に求めている子は、オンラインだけでは苦しくなりやすいです。休息を優先したり、通える場所との併用を検討したりするのが現実的です。
オンラインフリースクールでも出席扱いになりますか?
学習記録の提出など一定の要件を満たせば、在籍校の校長判断で出席扱いになります。クラスジャパン小中学園は出席扱い制度の先駆けとして学校や自治体と一緒に仕組みをつくってきており、在籍校との連携も含めてサポートしています。
