MENU

山梨県のフリースクールと補助金一覧。市町村別に紹介します【2026年最新】

山梨県でフリースクールを探していると、そもそもどこに何があるのかがわかりにくいと感じませんか。県内には民間のフリースクールがいくつもありますが、市町村ごとにまとまった情報が見つけにくいのが実際のところです。

この記事では、山梨県のフリースクールを市町村別に1か所ずつ紹介します。 順位をつけたり、おすすめを選んだりするものではありません。お住まいの地域の近くにどんな場所があるかを知るための一覧として使ってください。

自己紹介が遅れました。僕は約10年間の不登校を経験しました。当時はフリースクールで学び、現在は不登校の専門家として本を書いたり、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちとそのご家庭に関わってきました。フリースクールは合うか合わないかで決まるもので、優劣ではありません。だからこの記事も、比較して順位をつける形にはしていません。

掲載している施設は、山梨県が公表している一覧と各施設の公式サイトで確認できたものだけです。

目次

山梨県の不登校支援とフリースクールの状況

山梨県は、県のサイトで教育支援センター(適応指導教室)とフリースクール、フリースペースの一覧を公開しています。行政が把握している施設がまとまっているので、探しはじめにいちばん役に立つページです。

教育支援センター・フリースクール等|山梨県

この一覧を見ると、県内のフリースクールは甲府市に集まっていて、そのほかは各地に点在しているのがわかります。市町村数で言えば、フリースクールの掲載があるのは10市町村です。つまり山梨県の多くの市町村には、通える距離に民間のフリースクールがないということでもあります。

一方で、教育支援センター(適応指導教室)は県内のほぼ全域に設置されています。フリースクールが近くになくても、公的な選択肢はある状態です。

山梨県と市町村のフリースクール利用料の助成

山梨県には、フリースクールの利用料を助成する制度があります。令和7年度に新しくつくられたもので、1人あたり月額15,000円が上限です。

対象は就学援助制度の対象世帯の小・中学生です。要件のひとつが、在籍している学校が指導要録上の出席扱いを認めているフリースクールであることです。

ここは押さえておきたいところです。出席扱いの手続きを進めることが、そのまま助成を受けられる条件にもつながっています。申請先は山梨県の特別支援教育・児童生徒支援課、またはお住まいの市町村教育委員会です。

不登校児童生徒のみなさんやご家族の方|やまなしケアラー支援ポータルサイト(山梨県)

さらに、市町村が独自の制度を持っているところもあります。 公式サイトで確認できたものを挙げます。

  1. 甲府市 甲府市フリースクール利用支援事業費補助金。市独自の補助で、児童生徒1人につき月額上限30,000円。県の助成とは別の制度です。市の就学援助制度の認定と、在籍校からの出席扱いの認定が要件です
  2. 南アルプス市 南アルプス市フリースクール利用料助成事業補助金。市独自の補助で、児童生徒1人につき月額上限30,000円。県の助成とは別の制度です。就学援助制度対象世帯で、在籍校からの出席扱いの認定が要件です
  3. 北杜市 北杜市フリースクール利用支援補助金。経済的支援が必要な家庭が対象です。金額などの詳細は市の教育委員会(教育総務課)にご確認ください

甲府市フリースクール利用支援事業費補助金について|甲府市

南アルプス市フリースクール利用料助成事業補助金交付要綱|南アルプス市

北杜市フリースクール利用支援補助金|北杜市

このほかの市町村でも新設される可能性があります。県の制度と市町村の制度は別のしくみなので、お住まいの市町村の教育委員会で最新情報をご確認ください。制度の詳細や対象要件は年度によって変わる可能性があります。

フリースクールでの学びは出席扱いになりうる

フリースクールや自宅での学習は、一定の要件を満たせば在籍校の出席として認めてもらえます。文部科学省が要件を示しており、最終的には在籍校の校長先生が判断します。

不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)|文部科学省

先に書いたとおり、山梨県の助成は「出席扱いを認めているフリースクール」であることが要件になっています。見学のときに、出席扱いの実績があるかどうかを必ず聞いてみてください。 実績のある施設は学校への説明資料や連携の型を持っているので、話が早く進みます。

まだ外に出るのが難しい、近くに通える場所がないという方へ

オンラインフリースクール クラスジャパン小中学園

一覧に入る前に、先にお伝えしたいことがあります。

山梨県は面積が広く、山を挟んで地域が分かれています。通える距離にフリースクールがない地域は実際にあります。 これはご家庭の努力が足りないという話ではまったくありません。県内でフリースクールの掲載がある市町村が10というのは、そういう地域が多いということです。

それから、まだ家から出るエネルギーがない時期もあります。「通う場所を探す」より前の段階にいるお子さんも少なくありません。

そういう場合の選択肢として、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」があります。自宅にいながら、ネットの先生(担任)が伴走し、学習や生活リズムをサポートします。2018年の開校からこれまでに2000人以上の不登校の子どもたちを支えてきた実績があり、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いとなる仕組みも整っています。

学習面では最先端のAIサポートを取り入れているのも特徴です。生徒一人ひとりにカスタマイズされた学習AIが、わからない場面で答えをすぐに教えるのではなく、ヒントを出しながら一緒に考えてくれます。学習以外の用途には使えないフィルタリング設定があるので、安心して使えます。

クラスジャパン小中学園の詳細はこちら

山梨県のフリースクール(市町村別)

市町村ごとに1か所ずつ紹介します。順位をつけたものではありません。
情報は執筆時点のものです。通う前に必ず公式サイトと直接の問い合わせで確認してください。

甲府市

甲府フリースクール ステップアップくらぶ
所在地: 甲府市美咲2-14-17

民家と町工場跡地を活用した少人数制の教室です。数学検定と漢字検定の認定会場にもなっており、学習の区切りを検定という形で確かめられます。甲府市は県の一覧に8か所が載る、県内でもっとも選択肢の多い地域です。

甲府フリースクール ステップアップくらぶの公式サイト

甲斐市

瞳さん家(ひとみさんち)
運営: 株式会社Hitochi
所在地: 甲斐市竜王新町464番地9 2F
対象: 小学4年生から高校3年生(小学3年生までは個別指導のみ)

山梨県の「地域課題解決型起業支援金」の採択を受けて開設された学びの場です。個別の関わりを大切にしていて、学校の勉強の学び直しにも対応しています。

瞳さん家の公式サイト

南アルプス市

フリースクール 森の学校
運営: 特定非営利活動法人 森の劇場
所在地: 南アルプス市落合813
対象: 小学1年生から18歳まで

演劇や表現活動を手がけてきたNPO法人が運営する場です。表現を通した活動を大切にしています。小学校の長期休み中は学童の場になるため、その期間の森の学校は休みです。

フリースクール 森の学校の公式サイト

昭和町

明光フリースクール 甲府昭和校
運営: 株式会社明光みらい
所在地: 中巨摩郡昭和町西条91(国母駅から徒歩15分)
料金: 週1回20,000円から

平日の日中に通えるフリースクールです。明光義塾の個別指導の考え方がベースになっていて、一人ひとりに寄り添った運営をしています。プログラミングやeスポーツの時間もあり、「学校ではないけれど通う場所」として機能します。開校からまもないため県の一覧にはまだ掲載されていませんが、学校の出席扱いや自治体の補助金等の対象になった実績があります。

なお、この記事を掲載しているメディアは明光フリースクールの運営元(株式会社明光みらい)が運営しています。自社の施設ですが、順位づけの意図はありません。

明光フリースクール 甲府昭和校の公式サイト

北杜市

Beyond自然塾(みんなの街)
運営: 特定非営利活動法人 みんなの街
所在地: 北杜市明野町小笠原3562
対象: 4歳から18歳

耕作放棄地を活用したフィールドや田畑、古民家を使い、栗拾いやかまどご飯など自然の中での活動が中心です。活動日は毎週金曜日と不定期開催です。

Beyond自然塾の公式サイト

山梨市

WakuWakuの家
運営: NPO法人 WakuWakuの家
所在地: 山梨市北676
対象: 小学生から中学生

山梨市から借りている築100年を超える大きな古民家が拠点です。600坪の敷地があり、のびのびと過ごせる環境で子どもたちを受け入れています。

WakuWakuの家の公式サイト

甲州市

フリースクール 山稜
所在地: 甲州市塩山下萩原2170-1
対象: 中学生

甲州市塩山エリアにあるフリースクールです。中学生を対象にしています。活動内容や利用の流れは公式サイトで確認してください。

フリースクール 山稜の公式サイト

富士吉田市

潜龍の杜(せんりゅうのもり)
運営: 一般社団法人 潜龍の杜
活動場所: 富士吉田市下吉田3丁目32-18(小室浅間神社)
対象: 小学1年生から高校3年生

小室浅間神社を拠点にした少人数制の学び舎です。哲学や日本の歴史、文化に触れる時間があり、公立学校との併用もできます。開校日は月・水・金曜日です。

潜龍の杜の公式サイト

都留市

インターナショナルフリースクール 国際未来学院
運営: Study Garden 合同会社
所在地: 都留市つる1-18-20
対象: 5歳から大人まで

都留市の3階建てビルを1棟使った学びの場です。学習指導のほか、日本語や外国語、通信制高校のサポートも行っていて、幅広い年齢を受け入れています。

インターナショナルフリースクール 国際未来学院の公式サイト

大月市

フリースクール・オンリーワン
運営: NPO法人 フリースクール・オンリーワン
所在地: 大月市賑岡町強瀬747番地(大月市教育支援センター2階)
対象: 小学1年生から社会人

旧強瀬小学校の教室を活用した毎日通学型のフリースクールです。1コマ45分で教科の学習を行い、月に1度、出席状況などの書類を在籍校へ提出しています。

フリースクール・オンリーワンの公式サイト

一覧に載っていない市町村について

山梨県には27の市町村がありますが、県の一覧でフリースクールの掲載があるのは上記の10市町村です。それ以外の市町村については、公式サイトで確認できるフリースクールが見つかりませんでした。確認できないものを推測で載せることはしていません。

ただし、教育支援センター(適応指導教室)は県内のほぼ全域にあります。 たとえば次のような教室です。

  1. 甲府市 あすなろ教室(本級・東分級・南分級)
  2. 南アルプス市 あるぷす教室 Wing
  3. 甲斐市 オークルーム(双葉教室・竜王教室)、甲斐ゼミ教室
  4. 中央市・昭和町 にじいろ教室(中央市・昭和町の共同設置)
  5. 韮崎市 かがやき教室
  6. 北杜市 エール
  7. 山梨市 With
  8. 甲州市 陽だまり教室
  9. 笛吹市 ステラ
  10. 市川三郷町・富士川町・早川町・身延町 やまなみ教室

このほか、南部町のチャレンジ教室、富士吉田市の教育支援室きらり、都留市のスマイル教室、忍野村の教育支援室、富士河口湖町の町立教育センター、大月市の教育支援センター、上野原市のステップ教室があります。

近くにフリースクールがない場合は、まず市町村の教育委員会か在籍校に相談してみてください。教育支援センターの利用や、オンラインという選択肢を含めて一緒に考えてもらえます。

なお、新設や移転で情報が変わることがあります。県の一覧ページも定期的に更新されているので、あわせて確認してください。

他の都道府県をお探しの方へ
全国47都道府県のフリースクールと補助金の一覧は、こちらのまとめからご覧いただけます。

>>【全国版】47都道府県のフリースクールと補助金一覧。お住まいの県から探せます【2026年最新】

まとめ。フリースクールは合うかどうかで選んでいい

フリースクールは、施設の優劣で選ぶものではありません。お子さんとの相性で決まります。 自然の中で過ごす場所が合う子もいれば、静かに勉強を進められる場所が合う子もいます。神社の静けさが合う子もいます。山梨県の一覧を見ていると、本当にいろいろな形があることがわかります。

だから、見学して決めていいし、複数を並行して検討していいし、通ってみて合わなければ変えていいんです。公的な教育支援センターとフリースクールを併用することもできます。

僕自身、不登校の当時に通ったフリースクールで、学校の外にも自分の居場所があると知れたことが大きな支えになりました。そこでの学びが出席扱いになったとき、自分がやっていることを認めてもらえたと感じられて、少しずつ自己肯定感が戻っていきました。

「うちの場合はどう進めればいい?」という段階でも大丈夫です。僕の公式LINEでは不登校に関する情報発信や無料相談を行っています。まずは話を聞いてみるだけでも、気持ちが少し軽くなるはずです。

小幡和輝の無料LINE相談はこちら

よくある質問

山梨県にフリースクールはどのくらいありますか?

山梨県が公表している一覧では、フリースクールの掲載がある市町村は10市町村です。甲府市に8か所と最も多く集まっており、そのほかは甲斐市、南アルプス市、昭和町、北杜市、山梨市、甲州市、富士吉田市、都留市、大月市に点在しています。県内のほぼ全域には公的な教育支援センター(適応指導教室)も設置されています。

山梨県でフリースクールの利用料の助成はありますか?

山梨県には令和7年度に創設されたフリースクール利用料の助成があり、1人あたり月額15,000円が上限です。就学援助制度対象世帯の小中学生が対象で、在籍学校が指導要録上の出席扱いを認めているフリースクールであることが要件です。さらに甲府市と南アルプス市には月額上限30,000円の市独自の補助金があり、北杜市にも補助制度があります。詳細は各市町村の教育委員会でご確認ください。

フリースクールに通うと学校の出席扱いになりますか?

一定の要件を満たせば、フリースクールでの学びを在籍校の出席として認めてもらえます。文部科学省が要件を示しており、保護者と学校の連携、計画的な学習プログラム、学習状況の把握が主な条件です。最終的な判断は在籍校の校長先生が行います。山梨県の助成も出席扱いが要件になっているため、見学時に出席扱いの実績を確認しておくとよいでしょう。

X

\ X更新中! /

note

\ 明光みらい公式note /

Instagram

\ Instagram /

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

1994 年、和歌山県生まれ。10年の不登校を経験。不登校当時はフリースクールで学び、定時制高校を経て、その後、国立大学へ進学。不登校の専門家として、不登校への偏見を払拭し、不登校になっても取り残されない社会を目指し活動。オンラインフリースクール『クラスジャパン小中学園』の代表として、これまでに2000人以上の不登校生徒をサポート。著書に『学校は行かなくてもいい/英治出版』『学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方/小学館』など計6冊。講演、メディア出演も多数。

目次