宮崎県でフリースクールを探している方へ。「宮崎市には施設がいくつかあるらしいけれど、うちの市にはあるの?」「利用料の補助はないの?」と、情報がまとまらずに困っていませんか。
この記事では、宮崎県のフリースクールを市町村ごとに1か所ずつ、順位をつけずに紹介します。あわせて、県と市町村の補助金・助成制度を公式サイトで確認できた範囲でお伝えします。すべて公式サイトや自治体の公表資料で実在を確認した施設だけを載せています。
自己紹介が遅れました。小幡和輝と申します。僕は約10年間の不登校を経験しました。当時はフリースクールで学び、現在は不登校の専門家として本を書いたり、2000人以上の子どもたちとご家庭をサポートしてきました。
宮崎県のフリースクールの状況
文部科学省の令和6年度調査によると、宮崎県の不登校の小中学生は2,842人(小学校1,054人・中学校1,788人)です。1,000人当たりでは32.6人で、全国平均の38.6人よりは低いものの、クラスに1人はいる計算になります。
出典: 宮崎県のフリースクールの状況の公式ページ
気になる補助金ですが、残念ながら宮崎県には、県レベルでも市町村レベルでも、保護者向けのフリースクール利用料助成は2026年9月時点で確認できませんでした。宮崎市・都城市・延岡市・日向市・日南市・小林市・西都市・えびの市・串間市・三股町・高鍋町・門川町の公式サイトを確認しましたが、いずれも保護者向けの利用料助成は確認できませんでした。都城市では教育委員会の会議で「フリースクール等に通う保護者への経済的支援」が議題に上がった記録がありますが、制度化には至っていません。今後新設される可能性はあるので、お住まいの市町村の最新情報を確認してみてください。
一方で、行政とフリースクールの連携は進み始めています。県は2024年4月に不登校の子どもたちの居場所として県教育支援センター「コネクト」を開所し、市町村の教育支援センターと民間フリースクールが情報交換する「フリースクール等連絡協議会」を定期的に開いています。宮崎市は教育委員会が連携するフリースクール等の一覧(20を超える施設)を公式サイトで公表しており、延岡市も2025年度から連携ガイドラインを作って連携施設を公表しています。
- 宮崎市の連携一覧: 宮崎県のフリースクールの状況の公式ページ
- 延岡市の連携ガイドライン: 宮崎県のフリースクールの状況の公式ページ
フリースクールでも出席扱いになる
フリースクールでの学びは、在籍している学校の校長が認めれば「指導要録上の出席扱い」になります。文部科学省が通知で示している国の仕組みで、宮崎市の連携一覧のページにも出席扱いの要件が明記されています。
文部科学省の通知: 指導要録上の出席扱いの公式ページ
出席扱いの具体的な要件や学校への相談のしかたは、こちらの記事で詳しく解説しています。
>>「不登校でも出席扱いに?」文部科学省の通知で出席扱いになる3つの要件を徹底解説
まだ外に出るのが難しい、近くに通える場所がないという方へ
このあと市町村別の一覧を紹介しますが、先にお伝えしたいことがあります。宮崎県で通えるフリースクールを公式サイトまで確認できたのは7つの市で、西都市やえびの市、町村部では確認できませんでした。近くに通える場所がないのは、ご家庭の努力不足ではありません。
また、施設が近くにあっても、家から出るエネルギーがまだ戻っていない時期もあります。僕自身、外に出られるようになるまでに時間がかかりました。
そういうときの選択肢として、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」があります。ネットの先生(担任)が伴走してくれて、自宅から自分のペースで学べます。学習AIが答えをそのまま教えるのではなくヒントを出しながら一緒に考えてくれて、学習以外に使えないフィルタリング設定もあるので、ゲームばかりにならないか心配な方も安心です。一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになる仕組みが整っていて、2018年の開校からこれまでに2000人以上の不登校の子どもたちを支えてきました。
詳細はこちら: クラスジャパン小中学園
宮崎県のフリースクール(市町村別)
市町村ごとに1か所ずつ紹介します。順位をつけたものではありません。いずれも公式サイトで実在を確認した施設ですが、料金や対象は変わることがあるので、必ず最新情報をご確認ください。
宮崎市
ケアパケ
運営: 一般社団法人宮崎県eスポーツ協会
所在地: 宮崎市本郷1丁目16-3
対象年齢: 小学生・中学生(その他の年齢は相談可)
料金: 夕方コース月額6,000円、終日コース月額15,000円(入会金5,000円)
マインクラフトなどのゲームを入り口に、学習と交流をサポートするフリースクールです。ゲームが好きな子が「行ってみたい」と思える設計で、スポット利用もできます。宮崎市教育委員会の連携一覧にも掲載されています。
都城市
フリースクールはまゆう
運営: 要お問い合わせ
所在地: 都城市栄町19-13-2 都城駅前木野田ビル
対象年齢: 小学1年生〜中学3年生
料金: 月会費 小1〜3年15,000円、小4〜6年20,000円、中学生25,000円(入会金10,000円)
2018年3月に開校した、JR都城駅から徒歩3分のフリースクールです。不登校やいじめ、発達障がいなどの悩みを抱える子の居場所づくりと学習支援を平日週5日行っていて、通うことで出席扱いになることもあると公式サイトに明記されています。
延岡市
学び舎ヒノワ
運営: 特定非営利活動法人陽の環
所在地: 延岡市北浦町古江463-2
対象年齢: 要お問い合わせ
料金: 週1回コース月額22,000円から(入会金22,000円)
延岡市北浦町の海と山に囲まれた環境で、子どもたち自身が「やりたいこと」を話し合って活動を計画するオルタナティブスクールです。漁業や畜産、農業の生産者と交流する体験学習が特徴で、在籍校との連携も行うと明記されています。延岡駅付近からの送迎もあります。
日向市
プランニングABC フリースクール
運営: 要お問い合わせ
所在地: 日向市財光寺421-5
対象年齢: 要お問い合わせ
料金: フリー教室スタイル月額30,000円(税別)、個別指導スタイルは4時間分12,000円(税別)
1997年から続くパソコン教室が運営するフリースクールです。外出や対人が苦手でも、パソコンや電子機器に興味がある子が自分のペースで学べるよう、機器を軸にした自主学習サポートを平日の午前・午後に行っています。
日南市
フリースクールたけのこ
運営: 株式会社KAGUYA
所在地: 日南市星倉4丁目2-17
対象年齢: 小学生〜高校生世代
料金: 要お問い合わせ(入学金なし。月謝制と回数制あり)
学習塾を運営する会社が日南市で開いているフリースクールです。月曜〜木曜の13時〜17時に開所し、学習サポートや校外学習に加えて、自己肯定感を育てるメンタルコーチングを取り入れているのが特徴です。
小林市
不登校等自立支援事業所HUG愛宕
運営: 一般社団法人HUG
所在地: 小林市真方218
対象年齢: 要お問い合わせ
料金: 要お問い合わせ
放課後児童クラブや無料学習支援など、地域の子ども支援を幅広く手がける一般社団法人HUGの不登校支援事業所です。平日の8時〜18時と開所時間が長く、学習タイムのほか絵画や身体運動、食物の栽培・製作などの活動があります。
串間市
つくし教室
運営: 一般社団法人AS
所在地: 串間市西方2877-1(法人所在地。教室の場所は要お問い合わせ)
対象年齢: 小学生〜高校生
料金: 要お問い合わせ
さまざまな理由で学校に登校できない児童・生徒の社会的自立を支援する教室で、午前中に勉強や相談ができます。運営する一般社団法人ASは、学習塾をベースにした放課後児童クラブや中学生向けの塾も串間市で運営しています。
掲載していない市町村について
西都市・えびの市と町村部(三股町・高鍋町・新富町・門川町・高千穂町など)については、公式サイトで実在を確認できるフリースクールが見つかりませんでした。活動休止中の団体や、SNSだけで発信している小さな居場所もあるため、「載っていない=何もない」ではありません。新設や移転で情報が変わることもあるので、通う前には必ず公式の情報と直接の問い合わせで確認してください。
公的な選択肢としては、ほとんどの市町村に教育支援センター(適応指導教室)があります。西都市の「みつばルーム」、えびの市の「やすらぎ学級」、三股町の「サンライトルーム」などは無料で利用でき、お住まいの市町村の教育委員会に相談すれば案内してもらえます。
掲載のない地域にお住まいの場合も、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」なら地域を問わず自宅から利用できます。ネットの先生(担任)が伴走し、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになった実績も多数あります。2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちをサポートしてきました。
クラスジャパン小中学園
他の都道府県をお探しの方へ
全国47都道府県のフリースクールと補助金の一覧は、こちらのまとめからご覧いただけます。
>>【全国版】47都道府県のフリースクールと補助金一覧。お住まいの県から探せます【2026年最新】
まとめ。フリースクールは「合うかどうか」で選んでいい
宮崎県のフリースクールと補助金の状況を紹介してきました。フリースクールに優劣はありません。ゲームが入り口の場所、自然の中で体験する場所、パソコンで学ぶ場所と、それぞれ個性がまったく違います。大事なのは、お子さんに合うかどうかです。
ほとんどの施設に見学や体験があるので、まず見に行ってから決めて大丈夫ですし、複数を並行して検討しても構いません。費用が気になる方は、相場や選び方をこちらの記事にまとめています。
>>【小中学生向け】フリースクールの費用相場はいくら?補助金や後悔しない選び方まで解説
今日できる一歩として、気になった施設のサイトから見学の問い合わせを1件だけ送ってみてください。「まだ本人が動けそうにない」という段階なら、保護者だけの見学を受け付けている施設も多いので、その旨を添えれば大丈夫です。
それでも「どこから手をつければいいか分からない」という方は、僕のLINEで相談を受け付けています。お子さんを責める必要も、ご自身を責める必要もありません。今日からできる小さな一歩を、一緒に探しましょう。
よくある質問
宮崎県にフリースクールはいくつありますか?
宮崎市教育委員会が公表している連携一覧には、フリースクールや通信制高校の中等部など20を超える施設が載っており、県内の民間支援団体のネットワーク「そらちず」には約30団体が参加しています。ただし施設の多くは宮崎市に集中していて、この記事で公式サイトまで確認できたのは7市の施設です。
宮崎県でフリースクールの利用料の助成はありますか?
2026年9月時点で、宮崎県にも県内の市町村にも、保護者向けのフリースクール利用料助成は確認できませんでした。都城市の教育委員会会議で経済的支援が議題になった記録があり、全国的にも助成を新設する自治体が増えているので、お住まいの市町村の最新情報を確認することをおすすめします。
フリースクールに通うと学校の出席扱いになりますか?
在籍している学校の校長が認めれば、指導要録上の出席扱いになります。文部科学省が通知で示している仕組みで、宮崎市は出席扱いの要件を連携一覧のページで公表しています。在籍校との連携や学習状況の報告などの要件があるので、通い始める前に学校とフリースクールの両方に相談しておくとスムーズです。
