子どもが学校に行けなくなったとき、多くの保護者の方が最初に直面するのが、「日中、子どもをひとりにしていいのだろうか」「仕事を辞めるしかないのだろうか」という悩みではないでしょうか。
結論から言えば、仕事を辞めることだけが選択肢ではありません。 平日の日中に子どもが安心して過ごせる場所や、自宅にいながら学びを続けられる仕組みは、今の時代にはきちんと用意されています。
僕自身、約10年間の不登校を経験した当事者です。そして今は、フリースクールやオンラインフリースクールを運営する立場として、1万人を超える不登校の子どもたちとそのご家庭に関わってきました。不登校の専門家としてはっきり言えるのは、「親が仕事を辞めること」と「子どもが元気になること」は、必ずしもイコールではないということです。
この記事では、不登校が保護者の仕事に与える影響についての調査データを紹介したうえで、「仕事を続けながら子どもを支える」ための具体的な選択肢をお伝えします。
不登校の子どもを持つ親の約4人に1人が離職・休職している
まず知っていただきたいのは、この悩みを抱えているのは決してあなただけではない、ということです。
NPO法人キーデザインが2024年に実施した実態調査(回答376名)によると、子どもの不登校をきっかけに、保護者の約4人に1人が離職や休職を選択しています。さらに「早退・遅刻・欠勤が増えた」「雇用形態を変えた」まで含めると、約8割の家庭で仕事に何らかの影響が出ており、約4割の家庭では収入が減少したと回答しています。
出典:東洋経済education×ICT「『不登校の子の保護者』4人に1人が離職・休職」 https://toyokeizai.net/articles/-/852714
不登校の児童生徒数は全国で約35万人。子どもの約3.8%にあたります。つまり、不登校とそれに伴う保護者の働き方の悩みは、特別な家庭だけの問題ではなく、どの家庭にも起こりうる、社会全体の課題になっています。
なぜ「仕事を辞める」という決断になってしまうのか
保護者の方が離職を考える理由は、大きく3つあります。
1.日中に子どもをひとりで留守番させることへの不安です。特に不登校になった直後は、子どもの心が不安定になりやすい時期でもあります。そばにいてあげたいと思うのは自然なことです。
2.学校や関係機関とのやりとりの負担です。担任の先生との連絡、スクールカウンセラーとの面談、教育支援センターへの相談。これらの多くは平日の日中に行われるため、仕事との両立が難しくなっていきます。
3.「親がそばにいないから不登校になったのでは」という自責の念です。周囲からの何気ない言葉に傷つき、「仕事を辞めて子どもに向き合うべきだ」と自分を追い込んでしまう方も少なくありません。
しかし、はっきりお伝えしたいことがあります。不登校は、保護者の働き方のせいで起こるものではありません。 文部科学省の調査でも、不登校の要因は無気力・不安、生活リズム、友人関係など多岐にわたり、家庭環境だけが原因とされているわけではありません。僕の不登校も、親の働き方とはまったく関係のない理由からでした。ご自身を責める必要はないのです。
出典:文部科学省「令和6年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果及びこれを踏まえた対応の充実について(通知)」
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422178_00006.htm
親が仕事を辞める前に考えたい、2つのリスク
お子さんのために仕事を辞めるという決断は、とても愛情深いものです。ただ、その前に少しだけ立ち止まって考えていただきたいことがあります。
1.経済的な影響が長期化しやすいことです。不登校の期間は数ヶ月で終わることもあれば、数年続くこともあります。先ほどの調査でも、収入が減った家庭のうち月8万円以上減少した家庭が4割弱にのぼっています。フリースクールや教材など、学びの選択肢を増やすためにも、収入の土台はできるだけ守りたいところです。
2.親子の距離が近くなりすぎてしまうことです。保護者がずっと家にいることで、かえって子どもが「自分のせいで親が仕事を辞めた」とプレッシャーを感じてしまうケースがあります。親には親の時間があり、子どもには子どもの居場所がある。その適度な距離感が、子どもが元気を取り戻す近道になることも多いのです。
仕事を続けながら子どもを支える、2つの選択肢
では、仕事を続けながら子どもを支えるには、どうすればいいのでしょうか。大切なのは、平日の日中に、子どもが安心して過ごせて、学びも続けられる環境をつくることです。
選択肢1:平日の日中に通える「フリースクール」
日中の居場所には、預け先という以上の意味があります。僕自身、不登校のころ平日の昼間に外を歩いて、近所の人に「学校は?」と聞かれたことがあります。夕方のチャイムが鳴ると同級生が帰ってくるので、その時間は外に出られませんでした。家の外に「昼間にいていい場所」があること自体が、子どもの罪悪感を軽くします。

明光フリースクールは、明光義塾を運営する明光グループのフリースクールです。平日の日中に通うことができ、一人ひとりに寄り添った学習サポートに加えて、プログラミングやeスポーツなど、子どもが「楽しい」と思えるコンテンツを用意しています。
保護者の方が仕事に行っている時間帯に、子どもは安心できる居場所で、スタッフや友だちと一緒に過ごすことができます。「日中に安心して任せられる場所ができたことで、仕事を続けられた」という保護者の方もいらっしゃいます。
また、フリースクールへの通所は、在籍している学校の校長判断により出席扱いとなる場合があります。「学校を休ませ続けていいのか」という不安に対しても、制度面での安心材料があります。
明光フリースクールの詳細はこちら https://freeschool.meikogijuku.jp/
選択肢2:自宅で学べる「オンラインフリースクール」

「近くに通える教室がない」「まだ外に出るエネルギーがない」というお子さんには、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」という選択肢があります。
自宅にいながら、ネットの先生(担任)が伴走し、学習や生活リズムをサポートします。2018年の開校からこれまでに2000人以上の不登校の子どもたちを支えてきた実績があり、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いとなる仕組みも整っています。AIを活用した学習サポートもあり、つまずいた部分への丁寧なフォローを通じて、自宅でもやる気が続く仕組みを作っています。
オンラインであれば、保護者の方が日中仕事で家を空けていても、子どもは「今日やること」があり、「見てくれている大人」とつながっている状態をつくれます。完全にひとりで留守番させるのとは、安心感がまったく違います。
クラスジャパン小中学園の詳細はこちら https://www.cjgakuen.com/
まずは「辞める」以外の方法を、一緒に探しませんか
子どもが不登校になったとき、保護者の方が仕事を辞めて向き合うことだけが正解ではありません。対面のフリースクール、オンラインの学び場。子どもに合った居場所を見つけることで、「働き続ける」と「子どもを支える」は両立できます。
そして何より、保護者の方自身の生活と心の余裕を守ることが、結果として子どもの安心にもつながります。
明光フリースクールやクラスジャパンでは、無料体験、個別相談を随時受け付けています。「うちの子に合うのかわからない」という段階でも大丈夫です。仕事を辞めるかどうか悩む前に、まずは一度、選択肢を知ることから始めてみてください。
今日できる一歩
退職や休職を決める前に、市区町村の教育支援センターに電話で「日中通える場所はありますか」と聞いてみてください。東京都の方は、都内のフリースクールを市区町村別にまとめたこちらの一覧も使えます。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/freeschool-tokyo/
「いきなり見学はハードルが高い」という方は、僕の公式LINEでも不登校に関する情報発信や無料相談を行っています。まずは話を聞いてみるだけでも、気持ちが少し軽くなるはずです。
明光フリースクール(対面)はこちら https://freeschool.meikogijuku.jp/
クラスジャパン小中学園(オンライン)はこちら https://www.cjgakuen.com/
小幡和輝の無料LINE相談はこちら https://www.obatakazuki.com/lp
よくある質問
子どもが不登校になったら、親は仕事を辞めるべきですか?
仕事を辞めることだけが選択肢ではありません。平日の日中に子どもが安心して過ごせるフリースクールや、自宅で学べるオンラインフリースクールを活用することで、働き続けることと子どもを支えることは両立できます。
子どもの不登校で仕事に影響が出ている家庭はどのくらいありますか?
NPO法人キーデザインの2024年の実態調査によると、子どもの不登校をきっかけに保護者の約4人に1人が離職や休職を選択しています。早退・遅刻・欠勤の増加まで含めると約8割の家庭で仕事に影響が出ています。
仕事を続けながら不登校の子どもを支える方法はありますか?
平日の日中に通える明光フリースクールや、自宅で担任の先生が伴走するオンラインフリースクールのクラスジャパン小中学園という選択肢があります。日中に安心して任せられる居場所ができることで、仕事を続けられたという保護者の方もいます。
