【岡山市】不登校の出席扱いと利用料補助制度。フリースクールの選び方まで解説

子どもが学校に行けなくなったとき、多くの保護者の方が気になるのが「このまま欠席が積み重なって、進路に影響しないだろうか」という不安ではないでしょうか。

結論から言えば、学校に登校しなくても、フリースクールや自宅での学習を在籍校の「出席」として認めてもらえる制度があります。 そして岡山市には、フリースクールの利用料を補助する市独自の制度もあります。

僕は約10年間の不登校を経験しました。当時はフリースクールで学び、現在は不登校の専門家として本を書いたり、2000人以上の子どもたちとご家庭をサポートしてきました。これまでに2000人以上の不登校の子どもたちとそのご家庭に関わってきました。不登校の専門家として言えるのは、出席扱いの制度と、利用できる支援策を知っているかどうかで、不登校になった後の選択肢は大きく変わるということです。

この記事では、岡山市で出席扱いを目指すための進め方と、利用料の補助制度、通える選択肢をあわせてお伝えします。

目次

そもそも「出席扱い」とは

出席扱いとは、学校に登校していなくても、自宅やフリースクールでの学習を在籍校の出席として認めてもらえる制度です。文部科学省が要件を示しており、最終的には在籍校の校長先生が判断します。

ポイントは大きく3つあります。

  1. 保護者と学校の連携 担任の先生と定期的にやりとりできている状態が前提になります
  2. 計画的な学習プログラム ICT教材やフリースクールでの活動がこれにあたります
  3. 学習状況の把握 活動レポートや学習記録を提出し、学校が状況をつかめるようにします

つまり「なんとなく家で勉強している」ではなく、記録を残して学校と共有する仕組みさえあれば、出席扱いは十分に目指せます。

出席扱いの根拠となる文部科学省の通知はこちらです。

不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)|文部科学省
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422155.htm

なぜ出席扱いが重要なのか

第一に挙げられるのは、進学や受験への影響です。欠席日数が内申に響くのではないかという不安は、多くの保護者の方が抱えるものだと思います。

ただ、この影響は昔に比べると小さくなってきています。受験の合否判定で出席日数を考慮しない自治体が増えてきているためです。

だからこそ僕は、もうひとつの視点をお伝えしたいです。

僕自身、不登校の当時はフリースクールに通っていた当事者です。当時は、学校に行っていない自分への否定的な気持ちや「このままでいいのかな」という不安がずっと心のどこかにありました。

でも、フリースクールでの学びが出席扱いになったことで、自分がやっていることを学校が認めてくれた。 「これでいいんだ」と思えるようになったんです。その結果、少しずつ自己肯定感が高まっていきました。

出席扱いは、単に欠席日数を減らすための制度ではありません。学校の外での学びも認められているという安心感を子どもに届けられる制度です。だからこそ僕は、出席扱いを大事にしてほしいと思っています。

岡山市での進め方。4ステップ

岡山市で出席扱いを目指す場合の流れを整理します。

  1. フリースクールや教材を決める 出席扱いの実績があるところを選ぶと話が早く進みます。学校への説明資料や連携の型をすでに持っているためです
  2. 担任の先生に相談する 「出席扱いにしてほしい」といきなり交渉するのではなく、文部科学省の通知に沿ってフリースクールでの活動を出席扱いにできないか相談したい、と伝えるのがスムーズです。判断するのは校長先生なので、担任の先生経由で話を上げてもらいます
  3. 活動レポートを提出する 学習内容や時間、お子さんの様子が伝わることで、先生も安心して判断できます
  4. 出席扱いが承認される その後も定期的にレポートを共有し、学校との連携を続けていきます

岡山市のフリースクール利用料補助制度

岡山市では「不登校児童生徒を支援する民間施設等利用支援補助金制度」を新設し、2026年7月18日から申請の受け付けを始めています。過去1年間に30日以上学校を欠席している児童生徒の保護者を対象に、岡山市教育委員会に登録された民間施設の利用料の2分の1以内(月額上限1万円)を補助する制度です。

対象となるのは、授業時間内に登録施設へ通所している場合に限られ、入学金や交通費、オンラインでの利用は対象外です。補助の対象になるかどうかは、利用するフリースクールが岡山市の登録施設かどうかによって決まるため、検討の際は施設側に登録状況を確認することをおすすめします。

岡山市不登校児童生徒を支援する民間施設等利用支援補助金制度|岡山市
https://www.city.okayama.jp/shisei/0000082520.html

岡山市で利用できる2つの選択肢

僕自身、不登校のころ平日の昼間に外を歩いて、近所の人に「学校は?」と聞かれたことがあります。夕方のチャイムが鳴ると同級生が帰ってくるので、その時間は外に出られませんでした。「昼間にいていい場所」があること自体に、大きな意味があります。

選択肢1:自宅で学べる「オンラインフリースクール」

オンラインフリースクール クラスジャパン小中学園

「まだ外に出るエネルギーがない」というお子さんには、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」という選択肢があります。

自宅にいながら、ネットの先生(担任)が伴走し、学習や生活リズムをサポートします。2018年の開校からこれまでに2000人以上の不登校の子どもたちを支えてきた実績があり、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いとなる仕組みも整っています。出席扱い制度はクラスジャパンが先駆けとなって学校や自治体と一緒につくってきた取り組みなので、学校との連携もスムーズです。

学習面では最先端のAIサポートを取り入れているのも特徴です。生徒一人ひとりにカスタマイズされた学習AIが、わからない場面で答えをすぐに教えるのではなく、ヒントを出しながら一緒に考えてくれます。学習以外の用途には使えないフィルタリング設定があるので、安心して使えます。

クラスジャパン小中学園の詳細はこちら
https://www.cjgakuen.com/

選択肢2:通える距離の「明光フリースクール」

明光フリースクール

外に出て仲間と過ごしたいお子さんには、明光義塾がつくる明光フリースクールがあります。岡山市に校舎はありませんが、倉敷市昭和2丁目4-15 クラデン1Fに明光フリースクール倉敷校があり、倉敷駅南口から徒歩13分の距離にあります。

明光義塾の個別指導がベースにあるので、一人ひとりのつまずきを見つけて、そこから戻る学び方ができます。学習だけでなくプログラミングやeスポーツなどもあり、学校ではないけれど通う場所として機能します。学校の出席扱いや自治体の補助金の対象になった実績も多数あります。

新規の校舎もどんどん展開していますので、お近くの教室についてはまずはお問い合わせください。

【倉敷市】明光フリースクール 倉敷校の詳細はこちら
https://freeschool.meikogijuku.jp/school/okayama/kurashikishi

岡山市の公的な相談窓口も知っておこう

フリースクールとあわせて、岡山市の公的な支援も知っておくと安心です。

岡山市には、2022年4月に「適応指導教室」から名称が変わった「岡山市児童生徒支援教室」があります。トラングル一宮、ラポート牧山、あおぞら操山、すまいる瀬戸、そよかぜ平福の5施設があり、個別支援・小集団活動・集団活動の3つの通室形態で学習支援や体験活動、社会的自立に向けた支援を行っています。

教育相談の窓口としては、岡山市中区国富三丁目9-12 操山公民館3階にある「岡山市教育相談室」があります。電話相談(月〜金9:00〜18:30、土9:00〜16:00)のほか、来室相談、訪問相談にも対応しています。

岡山市教育相談室|岡山市
https://www.city.okayama.jp/kurashi/0000006589.html

公的な教室とフリースクールは、どちらかを選ばなければいけないものではありません。お子さんの状態や相性に合わせて、複数の選択肢を並行して検討してみてください。

まとめ。岡山市は補助制度と選択肢の両方がある

出席扱いは校長先生の判断で決まるため、フリースクールでの活動をきちんと記録し、学校と共有することが何より大切です。岡山市には利用料を補助する市独自の制度があり、自宅で学べるクラスジャパン小中学園や、倉敷駅から歩ける明光フリースクール倉敷校という選択肢もあります。

学校に行かない期間があっても、学びと出席、そして費用の心配を減らす方法はあります。お子さんを責める必要も、ご自身を責める必要もありません。

完璧な正解を最初から選ぶ必要はありません。迷っている段階の相談こそ歓迎です。ひとりで抱え込む前に、話してみてください。僕の公式LINEでは不登校に関する情報発信や無料相談を行っています。まずは話を聞いてみるだけでも、気持ちが少し軽くなるはずです。

今日できる一歩
連絡帳かメールで、担任の先生に「文部科学省の通知に沿って、フリースクール等での活動を出席扱いにできないか相談したいです」と送ってみてください。あわせて、この記事で紹介した岡山市教育相談室に、見学や相談ができるかを電話で聞いてみるのもおすすめです。

小幡和輝の無料LINE相談はこちら
https://www.obatakazuki.com/lp

よくある質問

岡山市で不登校の出席扱いは認められますか?

保護者と学校の連携、計画的な学習プログラム、学習状況の把握という文部科学省が示す要件を満たせば、フリースクールでの活動を在籍校の出席として認めてもらえる可能性があります。最終的な判断は在籍校の校長先生が行います。

岡山市のフリースクール利用料補助制度はどんな内容ですか?

岡山市教育委員会に登録された民間施設を利用した場合、利用料の2分の1以内(月額上限1万円)が補助されます。2026年7月18日から申請受け付けが始まっています。対象施設かどうかは利用予定のフリースクールに確認が必要です。

岡山市に通えるフリースクールはありますか?

岡山市内に校舎はありませんが、隣接する倉敷市に明光フリースクール倉敷校があり、倉敷駅南口から徒歩13分の距離です。外に出るのが難しい場合は、オンラインフリースクールのクラスジャパン小中学園も選択肢になります。

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この記事を書いた人

1994 年、和歌山県生まれ。10年の不登校を経験。不登校当時はフリースクールで学び、その後18 歳で起業。SNS を活用したマーケティングを専門とし、東京2020 オリンピック・パラリンピックでは総フォロワー1000万人以上の公式SNSアカウントを運用。不登校への偏見を払拭し、不登校になっても取り残されない社会を目指し不登校の専門家として活動。オンラインフリースクール『クラスジャパン小中学園』の代表として、これまでに2000人以上の不登校生徒をサポート。著書に『学校は行かなくてもいい/英治出版』『学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方/小学館』など計6冊。講演、メディア出演も多数。

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