栃木県のフリースクールと補助金一覧。市区町村別に紹介します【2026年最新】

栃木県でフリースクールを探していると、「宇都宮にはいくつかありそうだけど、県北や県南、芳賀のほうにもあるのか」「栃木県には県教育委員会のフリースクール一覧がないのか」「さくら市以外に補助金を出している市はないのか」というところで手が止まりませんか。栃木県は、県教委が民間施設の一覧をまだ公表していない県です。その代わり、NPOや民間の施設が宇都宮市から那須塩原市まで点在していて、2026年度からは大田原市が保護者向けの補助金(月額上限1万円)を新設し、以前からあるさくら市(月額上限1万円)と合わせて2市に広がりました。

この記事では、栃木県のフリースクールを市町別に1か所ずつ紹介します。 順位をつけたり、おすすめを選んだりするものではありません。あわせて、県と市町の利用料補助を公式ページの記載どおりにまとめました。結論を先に書くと、2026年8月時点で保護者が直接使える利用料の補助は、さくら市のフリースクール等利用料助成金(月額上限1万円)と、大田原市のフリースクール利用児童生徒支援補助金(月額上限1万円、令和8年4月1日施行)の2つです。県には利用料を補助する制度はなく、就学援助世帯が教育支援センター等に通うときの交通費・実費を支援する事業があるだけです。宇都宮市・小山市・栃木市・足利市・佐野市・鹿沼市・日光市・那須塩原市などでは、保護者向けの利用料補助を公式に確認できませんでした。

約10年間の不登校を経験した小幡和輝です。当時の僕を支えてくれた場所がフリースクールでした。いまはそれを運営する側として、本を書いたり、2000人以上の子どもたちとご家庭に関わっています。フリースクールは合うか合わないかで決まるもので、優劣ではありません。だからこの記事も、比較して順位をつける形にはしていません。

掲載している施設は、県や市町の公表資料、NPOが作ったマップなどで当たりを付け、各施設の公式サイトで運営・所在地・対象・料金が確認できたものだけにしています。公式サイトで確認できなかった項目は「要お問い合わせ」と書いています。

目次

栃木県のフリースクールと不登校の状況

栃木県教育委員会(学校安全課)が2025年10月に公表した「令和6年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果概要(本県公立学校)」によると、2024年度(令和6年度)の県内公立小中学校の不登校児童生徒数は小学校2,187人(前年度1,945人)、中学校3,796人(前年度3,860人)、計5,983人(前年度5,805人)でした。小学校は1年で242人増え、中学校はわずかに減っています。不登校の割合は小学校2.44%、中学校8.02%、小中合計4.37%で、文部科学省が公表した全国の割合(小学校2.30%、中学校6.79%、小中合計3.86%)をどちらも上回ります。中学校では12〜13人に1人が不登校という計算です。

令和6年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果(本県公立学校)について|栃木県
https://www.pref.tochigi.lg.jp/m09/monndai2025.html

栃木県教育委員会は、2026年8月時点でフリースクールなど民間施設の一覧を公表していません。県は2025年11月〜12月に「不登校に関する民間支援団体等の活動内容に関するアンケート調査」(フリースクール・親の会・居場所などが対象)を実施し、2024年には保護者・児童生徒・教員への大規模な不登校調査も行っていますが、施設名の入った一覧はまだ出ていません。県の「不登校に関する調査」のページで経過を追えます。

不登校に関する調査|栃木県
https://www.pref.tochigi.lg.jp/m01/seisaku/r6_futoukouchousa.html

県内では、宇都宮市のNPO法人キーデザインが「栃木県フリースクールマップ」を作って市町の教育委員会や公共施設に置いているほか、小山市こども政策課は2025年度の会議資料で「市内で確認できるフリースクールは5か所(うち3か所は令和7年度に新規開始)」と報告し、利用料補助金や民間フリースクールの誘致を検討事項に挙げています。公的な学びの場としては、各市町の教育支援センター(宇都宮市の「まちかどの学校」、小山市の「アルカディア」、那須塩原市の「ふれあい」など)があり、利用料は無料です。那須塩原市は2026年4月に学びの多様化学校として市立三島中学校分教室「プリズム」を開設しました。

栃木県と市町のフリースクール利用料の補助

栃木県の制度(利用料の補助ではなく、通学費・実費の支援)

栃木県教育委員会の「不登校児童生徒に対する経済的支援推進事業」は、フリースクールの利用料を補助するものではありません。公式ページによると、対象は県内に居住し、年度内に不登校で教育支援センター等に通っていて、学校との連携により出席扱いになっている小中学生の保護者で、かつ市町の就学援助を受けている世帯です。支援されるのは「教育支援センター等に通うための交通費及び体験活動や実習等に要する実費」で、金額は就学援助の基準を踏まえて県教委が定め、保護者に直接支払われます。申請窓口は在籍校を通じて義務教育課(028-623-3392)です。フリースクールの月謝が対象になると誤解しやすいので注意してください。

いじめ対策・不登校支援等推進事業|栃木県
https://www.pref.tochigi.lg.jp/m03/keizaishien.html

さくら市「フリースクール等利用料助成金」

県内で先行して保護者向けの助成を始めたのがさくら市です。令和8年度の公式ページでは次のとおりです。

  1. 助成額 月額1万円(上限)。利用料の月額が1万円未満の場合はその実費額
  2. 対象 市内在住の不登校の小・中学生の保護者で、助成対象経費について国・県・市町村その他の団体から助成金等の交付を受けていない人
  3. 対象施設 学校長およびさくら市教育委員会が認めたフリースクール等の施設
  4. 対象期間・申請期間 令和8年4月1日〜令和9年3月31日の利用分を、令和8年4月1日〜令和9年4月15日に申請。申請書兼請求書にフリースクール等で利用の証明をもらい、経費を支払ったことを証明する書類を添えて学校教育課へ
  5. 問い合わせ さくら市教育委員会学校教育課(028-686-6620)

フリースクール等利用料助成金(令和8年度)|さくら市
https://www.city.tochigi-sakura.lg.jp/education/000037/000225/p004563.html

大田原市「フリースクール利用児童生徒支援補助金」(2026年度新設)

大田原市は2026年5月20日に、フリースクールに通う市内の児童生徒の授業料を補助すると公表しました。交付要綱は令和8年4月1日施行です。

  1. 補助額 補助対象経費の合計額で、1月当たり1万円を上限(予算の範囲内)
  2. 対象 大田原市立の小学校または中学校に在籍し、フリースクールを利用する不登校児童生徒の保護者で、市内に住所がある人
  3. 対象経費 授業料に相当する費用、教材費の購入に要する費用など。月額で算定し、1か月まったく利用しなかった月は交付されない。生活保護や就学援助で支給を受けている費用の相当分は除く
  4. 対象となるフリースクール 民間団体が運営し、学習活動・教育相談・体験活動等を行っている、在籍校の授業時間内に受け入れができる、保護者・市・在籍校と情報共有できる、1年以上の運営実績がある、などの要件をすべて満たす施設
  5. 交付の条件 フリースクールを利用した日が在籍校の校長により指導要録上の出席扱いとされること
  6. 手続き 申請書(様式第1号)にフリースクールの概要と利用料金が分かる書類を添えて提出。実績報告は4〜9月分が10月15日、10〜3月分が3月31日まで。問い合わせは学校教育課(0287-23-3125)

フリースクールに通う市内児童生徒の授業料を補助します|大田原市
https://www.city.ohtawara.tochigi.jp/docs/2026051400048

そのほかの市町

宇都宮市、小山市、栃木市、足利市、佐野市、鹿沼市、日光市、真岡市、矢板市、那須塩原市、那須烏山市、下野市、壬生町、高根沢町、那須町などの公式サイトを確認しましたが、小・中学生の保護者向けにフリースクールの利用料を補助する制度は見つかりませんでした(2026年8月時点)。ネット上の補助金まとめで「栃木県内の多くの市町に月額1万円の助成がある」と書かれていることがありますが、公式に確認できたのはさくら市と大田原市だけで、ほかはさくら市の制度が混同されているものと考えられます。

ただし動きはあります。宇都宮市議会の委員会は2026年7月に、草津市(滋賀県)のフリースクール利用者支援補助金と大府市(愛知県)の授業料半額補助(月額上限2万円)を視察し、「本市にとって非常に参考となるものであった」と報告しています。小山市こども政策課は2025年度の資料で「利用料補助金(他市事例5,000円〜40,000円)」「民間フリースクールへの開設・運営補助金」を検討事項に挙げ、こどもプランの実施計画では令和10年度にフリースクール開設を見込んでいます。年度替わりで新設されることがあるので、最新情報は必ずお住まいの市町の公式ページか教育委員会でご確認ください。

フリースクールでの学びは出席扱いになりうる

フリースクールや自宅での学習は、一定の要件を満たせば在籍校の出席として認めてもらえます。文部科学省が要件を示しており、最終的には在籍校の校長先生が判断します。

不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)|文部科学省
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422155.htm

栃木県では、さくら市の助成が「学校長および市教委が認めたフリースクール等」を対象にし、大田原市の補助が「校長が指導要録上出席扱いとすること」を交付の条件にしているように、補助金と出席扱いがセットで設計されています。この記事で紹介する施設にも、公式サイトで「これまで10以上の小中学校から出席認定をいただいています」と書いている施設や、「活動した日は小中学校の出席日数にカウント」と案内している施設があります。見学のときに、在籍校への報告をしてもらえるか、出席扱いの実績があるかを必ず聞いてみてください。 出席扱いの3つの要件はこちらの記事で解説しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/shusseki-atukai/

まだ外に出るのが難しい、近くに通える場所がないという方へ

オンラインフリースクール クラスジャパン小中学園

一覧に入る前に、先にお伝えしたいことがあります。

栃木県は施設が宇都宮市とその周辺に集まっていて、那須烏山市・真岡市周辺の芳賀地区・塩谷地区の町、那須町・那珂川町など、公式サイトで運営・所在地・料金まで確認できる通所型の施設が見つからなかった市町がたくさんあります。県北や県東からだと、通える施設まで車で片道1時間近くかかることもありますし、週1日だけ開いている施設も少なくありません。それはご家庭の努力が足りないという話ではまったくありません。 そして、まだ家から出るエネルギーがない時期のお子さんも少なくありません。「通う場所を探す」より前の段階があっていいんです。

そういう場合の選択肢として、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」があります。自宅にいながら、ネットの先生(担任)が伴走し、学習や生活リズムをサポートします。2018年の開校からこれまでに2000人以上の不登校の子どもたちを支えてきた実績があり、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いとなる仕組みも整っています。

学習面ではAIサポートを取り入れているのも特徴です。生徒一人ひとりにカスタマイズされた学習AIが、わからない場面で答えをすぐに教えるのではなく、ヒントを出しながら一緒に考えてくれます。学習以外の用途には使えないフィルタリング設定があるので、安心して使えます。

クラスジャパン小中学園の詳細はこちら
https://www.cjgakuen.com/

近くに通える場所がない地域での考え方は、こちらの記事にもまとめています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/freeschool-chikakuninai/

栃木県のフリースクール(市区町村別)

市区町村ごとに1か所ずつ紹介します。順位をつけたものではありません。運営・所在地・対象年齢・料金は各施設の公式サイトで執筆時点に確認できたもので、確認できなかった項目は「要お問い合わせ」としています。料金は税込・税別の表記がそろっていないものもあるので、通う前には必ず各施設に直接ご確認ください。県央から県南、県東、県北の順に並べています。

宇都宮市

フリースクール ミズタマリ
運営: 特定非営利活動法人キーデザイン
所在地: 宇都宮市弥生2丁目8-8
対象年齢: 小学1年生〜中学3年生
料金: 要お問い合わせ(週1〜週4のコースから選ぶ)

不登校の家族を支えるNPOが2019年6月に開いた、宇都宮市のフリースクールです。開所は毎週月・火・木・金曜の13時〜17時(祝日休み、学校の長期休み中は開所)。公式サイトには、決まったカリキュラムや授業はなく、スタッフが子どもの話を聞くこと、仲間との関わりや創作活動、1対1の時間を大切にすること、小学生と中学生がほぼ同じ割合で通っていることが書かれています。出席扱いについては「これまで10以上の小中学校から出席認定をいただいています。基本的には学校毎の判断となります」とあります。同じ法人が県内のフリースクールマップも作っていて、県全体の施設を探す入口にもなります。

公式サイト: https://www.npo-keydesign.org/mizutamari-freeschool/

鹿沼市

CCV学園(小中学生フリースクール)
運営: 特定非営利活動法人CCV
所在地: 鹿沼市鳥居跡町1420-11(貝島教室: 鹿沼市貝島町472-2、上殿教室: 鹿沼市上殿町459-1〈水・木・土曜〉)
対象年齢: 小学生・中学生(高校生以上のコースは別)
料金: 要お問い合わせ

鹿沼市のNPOが運営する、小中学生から高校卒業後まで続けて通える学園型のフリースクールです。開所は月〜土曜の9時〜21時、送迎は随時相談、車通学も可。公式サイトの2025年度の活動一覧には、月曜のゲームコミュニケーション、火曜の体育館での運動、水曜のアート・工芸と健康講座、木曜の調理実習(10時〜13時)、金曜のプロカメラマンと歩く写真ワークショップと卓球、月1回土曜の余暇活動(水族館や動物公園など)が並び、学習指導・認知トレーニング・ソーシャルスキルトレーニング・カウンセリングも行うとあります。同じ法人の放課後等デイサービスと連携した支援も特徴です。料金は公式サイトに記載がないため直接お問い合わせください。

公式サイト: https://www.ccv-npo.jp/facility/ccv%E5%AD%A6%E5%9C%92/

日光市

なんとなくのにわ
運営: NPO法人なんとなくのにわ(日光市からの委託事業「日光市子どもの居場所・学びの場」)
所在地: 日光市今市316-4
対象年齢: 不登校の小学生・中学生
料金: 無料(費用負担なし)

2004年6月に不登校の子を持つ親や教員経験者らが始めた居場所で、2013年4月から日光市教育委員会の委託事業になっている、県内では珍しい公設民営型のフリースペースです。開所は毎週月〜金曜の12時30分〜16時30分(祝日休み、学校の夏・冬・春休み中も開所)。公式の案内には、読書や音楽、楽器、ボードゲーム、ペーパークラフト、木工の道具やパソコンがあり自由に過ごせること、不登校を経験した若者が居場所スタッフとして運営に参加していること、見学はいつでも歓迎と書かれています。日光市民活動支援センターの合同庁舎のすぐそば、今市郵便局の向かいです。利用料がかからないので、日光市で「まず行ってみる」最初の場所として使いやすい施設です。

公式サイト: http://nantonakuno.net/

さくら市

フリースクール オハナ
運営: 特定非営利活動法人キーデザイン
所在地: さくら市氏家3260-32(有限会社ケアサポートまもる事務所2階)
対象年齢: 小学生・中学生
料金: 要お問い合わせ(週1回または月2回の単発利用あり)

宇都宮市のミズタマリと同じNPOが、さくら市で開いているフリースクールです。開所は毎週水曜の13時〜17時(祝日休み、長期休み中は祝日以外開所)。公式サイトには「基本的に勉強は教えず」、家族以外の人や同世代との関わりを通じて安心できる居場所をつくること、不登校の経験者や支援経験のあるスタッフが関わることが書かれています。出席扱いについては「出席扱いになったケースもあります(2023年4月時点で県内から約10校認定あり)」とあり、最終判断は在籍校の校長です。さくら市には月額上限1万円の利用料助成金があり、対象は「学校長およびさくら市教育委員会が認めたフリースクール等」なので、利用前に学校教育課(028-686-6620)で対象になるか確認してください。

公式サイト: https://www.npo-keydesign.org/ohana-freeschool-sakuracity/

下野市

NIJINアカデミー栃木下野校
運営: 株式会社NIJIN
所在地: 下野市下古山3342-7 ART PLACE POLU内
対象年齢: 小学生・中学生・高校生
料金: 入会金33,000円、月額41,943円(ハイブリッド通学・週1プラン。メタバース授業料23,760円+リアル校授業料+施設使用料1,683円)、画材費8,000円(初月のみ)

オンライン(メタバース)の学校と週1回のリアル教室を組み合わせるフリースクールで、下野校は2026年6月開校、毎週火曜の9時〜14時、定員4名です。アートスペースの中にあり、臨床美術のプログラムを中心に、平日は自宅からオンラインで全国の仲間と学び、火曜だけ下野に通う形です。公式サイトには全国のNIJINアカデミーとして「97%の出席認定率」を掲げています。毎日通う場所ではないので、「週1日だけ外に出る練習をしたい」「家での学習も続けたい」というお子さんに向いた設計です。料金は年払いにするとメタバース授業料が19,800円に下がります。

公式サイト: https://academy.nijin.co.jp/classroom/nijinnacademy-tochigishimotuke/

小山市

Vi Pass フリースクール(選択型フリースクール)
運営: 株式会社ViPass
所在地: 小山市神鳥谷1116-7
対象年齢: 小学生・中学生
料金: 入塾金無料。授業費は「学び通塾型」「居場所通塾型」と通う日数で月額6,600円(居場所・小学部 週1日)〜71,000円(学び・中学部 週5日)、ほかにシステム維持管理費 月3,000円

小山市の学習塾・学童が2025年10月に開校したフリースクールです。運営時間は月〜金曜の12時30分〜16時20分(1日4時限)で、週1日から利用できます。公式の料金表では、1日2時限の授業を受ける「学び通塾型」(小学部 週1日13,000円〜、中学部 週1日15,000円〜)と、2時限以上の通塾を目標に1日を相談して組む「居場所通塾型」(小学部 週1日6,600円〜、中学部 週1日8,000円〜)を選べます。公式サイトには「学校の出席認定について、学校との連携を図ります」「登校義務なし」「教育コミュニケーションのコーチング資格を取得したスタッフが対応」とあります。小山市こども政策課の資料では、市内で確認できるフリースクール5か所のうちの1つとして挙げられています。

公式サイト: https://vipass.jp/%E9%81%B8%E6%8A%9E%E5%9E%8B%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E9%96%8B%E6%A0%A1%EF%BC%81/

栃木市

フリースクール こころテラスfree
運営: 合同会社こころテラス
所在地: 栃木市鍋山町(詳細は要お問い合わせ)
対象年齢: 要お問い合わせ
料金: 要お問い合わせ

栃木市で、3人の子どもを育てながらカウンセラー活動をしてきた代表が2024年から運営している、自分のペースを大切にする居場所型のフリースクールです。公式サイトの企業概要には、事業所は栃木市尻内町、フリースクールの拠点は栃木市鍋山町とあり、「誰も孤立させない社会で誰もが個立できる社会のためのつながりのカタチ(拠点)を栃木市で創る」を経営方針に掲げています。アフタースクール・プレーパーク・まちづくり事業は準備中で、2026年1月時点で運営しているのはフリースクールだけです。開所日や料金、対象学年は公式サイトに記載がなく、月ごとの予定と問い合わせフォームが案内されているので、見学を申し込んで確認してください。

公式サイト: https://kokoroterrace.jimdofree.com/

佐野市

フリースクール ここあっと
運営: NPO法人ちもり
所在地: 佐野市植下町1164
対象年齢: 小学1年生〜中学3年生
料金: 入会金なし。週1コース(月4回)15,000円、週2コース(月8回)30,000円、週3〜4コース(月12回以上)45,000円、1日利用4,000円

「子どもと家族のサードプレイス」をコンセプトに、佐野市のNPOが運営するフリースクールです。開所は火〜金曜の11時〜15時(祝日・長期休み中は休み)。公式サイトには、不登校や学校が合わないという子と親の居場所として運営していること、ここあっとで活動した日は小中学校の出席日数にカウントされること(在籍校との連携による)が書かれています。入会金がなく1日4,000円の単発利用もできるので、まず1日だけ試す使い方ができます。県内の親の会との交流イベントも開いていて、大田原市のフリースクールが参加した回の報告もあります。

公式サイト: https://freeschool-cocoat.org/

足利市

あしかがにしがっこう
運営: 要お問い合わせ(代表 三富栄)
所在地: 足利市鹿島町478-2
対象年齢: 小学1年生〜中学3年生(発達障害のあるお子さんは要相談)
料金: 入会金11,000円、コースA(月謝制)29,700円、コースB(1回料金)4,000円/回。月末にAとBを比べて安いほうで請求。時間外預かりは1時間1,100円

「足利に小学生から利用できるフリースクールを作ろう」と、精神科勤務の経験がある作業療法士の代表が開いた居場所です。開室は月〜金曜の9時〜15時(土日祝休み)で、時間内なら行き帰り自由、8時〜9時と15時〜17時の時間外預かりや送迎の相談もできます。公式サイトには、時間割も一斉授業も必ず参加するイベントもないこと、ゲーム機やスマホの持ち込みを認めて「お守り」として場に馴染むところから始めること、2026年4月から木曜は「ノーデジタルデー」として運動と創作・実験の日にすることが書かれています。精神科専門の訪問看護ステーションと連携した訪問看護(小学1年生〜18歳、概ね足利市内)の相談窓口にもなっています。運営法人の正式名称は公式サイトで確認できなかったため、入会時に確認してください。

公式サイト: https://ashikaganishigakkou.studio.site/

真岡市

ドリームスクール(DS)
運営: 医療法人大香会(西真岡こどもクリニック併設)
所在地: 旧東沼小学校(真岡市東沼657)
対象年齢: 要お問い合わせ(クリニックを受診中のお子さんに限る)
料金: 1回500円(現金のみ)

真岡市の小児科クリニックが併設するフリースクールで、2024年度から真岡市と使用貸借契約を結んだ旧東沼小学校の校舎を活動場所にしています。活動時間は月・水・金曜が9時〜11時15分、火・木曜が13時30分〜15時。公式サイトには「『自分のすきなこと・やりたいこと・時間』を『自分で決められる場所』」として、元学校長や教員、保育士、ソーシャルワーク専門職、運動指導者などのスタッフが、子ども自らが活動目標を決めて生活できるよう支援するとあります。利用はクリニックを受診中の子どもに限られ、希望者は主治医に相談する形です。真岡市が公表している旧東沼小学校の利活用情報でも、フリースクール(診察・カフェを含む)としての利用が明記されています。医療とつながった居場所を探している真岡市周辺のご家庭には選択肢になります。

公式サイト: https://nishimoka-cl.com/event.html

ここまでで通える場所が見つからなかった方へ

県央から県南・県東の10市の施設を見てきましたが、「週1日しか開いていない」「通うのに片道1時間かかる」「週に何日も通うのは今は難しい」という方もいると思います。オンラインフリースクールのクラスジャパン小中学園なら、通う頻度は自分で決められて、ネットの先生(担任)と自宅から学習を続けられます。対面の施設と並行して使うこともできます。詳細はこちら: https://www.cjgakuen.com/

茂木町

自由な学び舎 子どものはらっぱ
運営: NPO法人みんなのカタチ
所在地: 芳賀郡茂木町北高岡44(みんなのお家・やっほぅ広場と近所の山や川)
対象年齢: 小学1〜6年生(半年以上在籍した子に限り中学1年生まで)
料金: 参加費2,200円/日、活動維持費3,000円/年、保険加入940円/年。材料費などは実費

茂木町の里山で、毎週火・木曜の9時30分〜14時30分に開く野外中心の学び場です。公式サイトには、朝のミーティングから始まり「遊学」(自然の中で遊び、学ぶ時間)とお昼ご飯をはさんで帰りのミーティングで終わる1日の流れ、持ち物(弁当・水筒・着替え・軍手など)、祝日と学校の長期休みは休みで春休み・夏休みのプログラムがあることが書かれています。「学校だけじゃない、いろんな生き方があっていい」「自分のありのままを認められる場所」を掲げ、対象は小学生が中心です。参加費は1日ごとの都度払いなので、月に数回の利用から始められます。芳賀地区で公式サイトから活動内容と費用を確認できた数少ない施設です。

公式サイト: https://kodomonoharappa.jimdosite.com/

矢板市

NIJINアカデミー栃木矢板校
運営: 株式会社NIJIN
所在地: 矢板市乙畑1323-63
対象年齢: 小学1年生〜中学3年生
料金: 要お問い合わせ

2026年5月に開校した、栃木県で最初のNIJINアカデミーのリアル教室です。公式の開校発表によると、毎週金曜の週1回開室、定員8名(生徒によって変更)、片岡駅から徒歩20分。下野校と同じく平日はメタバースの学校で学び、金曜だけ矢板に通うハイブリッド型で、教室長はピアノ講師・音楽科教員免許・保育士資格を持つ人です。料金は矢板校としての公式ページがまだないため要お問い合わせです(問い合わせ先はnijinacademy.tochigiyaita@gmail.com)。矢板市にはほかに、NPO法人風車が末広町で毎週水曜に開くフリースペース「風の家」もありますが、公式サイトで詳細を確認できなかったため一覧には載せていません。

公式サイト: https://academy.nijin.co.jp/

大田原市

フリースクール ごちゃごちゃ
運営: 一般社団法人えんがお
所在地: 大田原市山の手1-9-10
対象年齢: 小学生〜高校生
料金: 月額15,000円(単発は土曜のみ1回4,000円)

高齢者の孤立をなくす活動をしてきた大田原市の一般社団法人が、地域サロンの中で開いているフリースクールです。基本の開講日は月・金・土曜で、土曜は10時〜14時にみんなで出かけたり料理をしたりする企画の日、それ以外の曜日は10時〜16時の自由時間(水曜のみ定休、時間内は出入り自由)。公式サイトには「ありのままで過ごせるそんな空間を目指しています」とあり、フリースクールのほかに毎日通える地域サロンへいつでも出入りでき、通っている子はほぼ毎日みんなで過ごしているとあります。スタッフには不登校経験者や作業療法士・言語聴覚士・社会福祉士などの専門職もいて、入会しなくても相談を受け付けています。出席扱いについては「各学校長判断となります」と書かれています。大田原市は2026年度から保護者向けの補助金(月額上限1万円、出席扱いが交付条件、1年以上の運営実績がある施設が対象)を始めたので、市内在住で市立小中学校に在籍しているお子さんは、学校教育課(0287-23-3125)に対象になるか確認してみてください。

公式サイト: https://www.engawa-smile.org/free-school/

那須塩原市

おるとたぶフリースクール
運営: 合同会社フォーアイコンサルタント
所在地: 那須塩原市大原間270
対象年齢: 小学1年生〜中学3年生相当の年齢の子ども
料金: 月額2万円〜3万円(目安。個別に相談)

那須塩原市の不登校の子ども・青少年のための居場所で、開放は月〜金曜の14時〜18時10分。公式サイトには「何時に来ていただいても何時に帰ってもOK」、読書・工作・パソコン・ゲームなどの創作活動や体験を通して興味を見つけ、一人ひとりのペースで成長を支えると書かれています。午後からの開所なので、午前中は家で過ごして午後だけ外に出る、という使い方ができます。出席扱いについては「学校の出席扱いになる場合があります。必ず希望通りになるわけではありませんが、まずはご相談ください」とあります。那須塩原市には市独自の利用料補助はありませんが、市は2026年4月に学びの多様化学校「三島中学校分教室プリズム」を開設しており、公的な選択肢も増えています。

公式サイト: https://4-i.jp/alttab/

掲載していない市区町村について

那須烏山市、上三川町、益子町、市貝町、芳賀町、壬生町、野木町、塩谷町、高根沢町、那須町、那珂川町については、公式サイトで運営・所在地・対象年齢・料金のほとんどを確認できる通所型のフリースクールが見つからなかったため載せていません。確認できないものを推測で載せることはしていません。 那須烏山市は那珂川町と共同で教育支援センター「レインボーハウス」を運営しています。矢板市のフリースペース「風の家」(NPO法人風車)や、真岡市で対面の居場所も開くオンラインの居場所「ハロハロラボ」(NPO法人)のように、活動は確認できても公式サイトで所在地や料金まで確認できなかった施設も見送りました。

この記事は1市区町村1か所に絞っているだけで、宇都宮市内にはスクサポ‼やDream Tree、夢作志学院のフリースタディーコースなど複数の施設があり、小山市には市の資料で5か所が挙げられています。新設や移転、料金の改定で情報が変わることがあります。通う前には必ず公式サイトと直接のお問い合わせで最新の情報を確認してください。掲載がない地域でも、市町の教育支援センター(適応指導教室)に相談できます。まずは教育委員会か在籍校に聞いてみてください。

掲載のない地域にお住まいの場合も、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」なら地域を問わず自宅から利用できます。ネットの先生(担任)が伴走し、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになった実績も多数あります。2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちをサポートしてきました。
https://www.cjgakuen.com/

まとめ。フリースクールは合うかどうかで選んでいい

フリースクールは、施設の優劣で選ぶものではありません。お子さんとの相性で決まります。 この一覧を見るだけでも、市の委託で無料の居場所、1回500円の医療法人併設型、1日2,200円の里山の学び場、週1コース15,000円のNPO、週1日だけ通うメタバース併用型、午後だけ開く居場所、塾が運営する月6,600円からの選択型と、形は本当にさまざまです。

だから、見学して決めていいし、複数を並行して検討していいし、通ってみて合わなければ変えていいんです。公的な教育支援センターとの併用もできます。

今日できる一歩としては、気になる施設を1つ選んで、「見学はできますか」「在籍校への報告はしてもらえますか」の2つだけメールかLINEで聞いてみてください。さくら市・大田原市にお住まいなら、申請の前に学校教育課へ「この施設は対象になりますか」と電話で確認し、利用料の領収書は捨てずに取っておいてください。それ以外の市町でも、宇都宮市や小山市のように検討が始まっている自治体があるので、教育委員会に「フリースクールの利用料補助の予定はありますか」と一言聞いておくと、制度ができたときに気づけます。候補が1つもなければ、在籍校に「教育支援センターはどこにありますか」とだけ聞くところから始めて大丈夫です。

僕自身、不登校の当時に通ったフリースクールで、学校の外にも自分の居場所があると知れたことが大きな支えになりました。

完璧な正解を最初から選ぶ必要はありません。迷っている段階の相談こそ歓迎です。ひとりで抱え込む前に、話してみてください。僕の公式LINEでは不登校に関する情報発信や無料相談を行っています。

小幡和輝の無料LINE相談はこちら
https://www.obatakazuki.com/lp

よくある質問

栃木県にフリースクールはいくつありますか?

栃木県教育委員会はフリースクールなど民間施設の一覧を公表していないため(2026年8月時点)、県全体の正確な数は分かりません。県は2025年11月〜12月に民間支援団体へのアンケート調査を行っています。宇都宮市のNPO法人キーデザインが作った「栃木県フリースクールマップ」や、小山市こども政策課の資料(市内5か所)などが手がかりになります。この記事では14の市町(宇都宮市・鹿沼市・日光市・さくら市・下野市・小山市・栃木市・佐野市・足利市・真岡市・茂木町・矢板市・大田原市・那須塩原市)について、公式サイトで運営・所在地・対象・料金が確認できた施設を1か所ずつ紹介しています。

栃木県でフリースクールの利用料の補助はありますか?

県には利用料を補助する制度はありません。県の「不登校児童生徒に対する経済的支援推進事業」は、就学援助を受けている世帯の小中学生が教育支援センター等に通うための交通費や体験活動の実費を支援するもので、フリースクールの月謝は対象外です。市町では、さくら市の「フリースクール等利用料助成金」(市内在住の不登校の小中学生の保護者、学校長と市教委が認めた施設、月額上限1万円)と、大田原市の「フリースクール利用児童生徒支援補助金」(令和8年4月1日施行、市立小中学校在籍、授業料・教材費、月額上限1万円、出席扱いが交付条件)の2つが公式に確認できました。宇都宮市・小山市・栃木市・足利市・佐野市・鹿沼市・日光市・那須塩原市などでは保護者向けの利用料補助は確認できませんでした(2026年8月時点)。

フリースクールに通うと学校の出席扱いになりますか?

一定の要件を満たせば、フリースクールでの学びを在籍校の出席として認めてもらえます。文部科学省が要件を示しており、最終的な判断は在籍校の校長先生が行います。栃木県では、さくら市の助成が「学校長および市教委が認めたフリースクール等」を対象にし、大田原市の補助が「校長が指導要録上出席扱いとすること」を交付の条件にしています。この記事で紹介した施設にも「10以上の小中学校から出席認定をいただいています」「活動した日は小中学校の出席日数にカウント」と公式に書いている施設があります。見学のときに、在籍校への報告をしてもらえるかを確認してみてください。

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この記事を書いた人

1994 年、和歌山県生まれ。10年の不登校を経験。不登校当時はフリースクールで学び、その後18 歳で起業。SNS を活用したマーケティングを専門とし、東京2020 オリンピック・パラリンピックでは総フォロワー1000万人以上の公式SNSアカウントを運用。不登校への偏見を払拭し、不登校になっても取り残されない社会を目指し不登校の専門家として活動。オンラインフリースクール『クラスジャパン小中学園』の代表として、これまでに2000人以上の不登校生徒をサポート。著書に『学校は行かなくてもいい/英治出版』『学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方/小学館』など計6冊。講演、メディア出演も多数。

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