「eスポーツを進路にしたい」と子どもが言い出したら、多くの保護者は戸惑うと思います。ゲームが職業になるのか、部活や学校の選択肢はあるのか、プロになれなかったらどうするのか。結論から言うと、eスポーツを進路につなげる道は高校生にとって現実に広がっています。ただし「プロゲーマーになる」という一本道ではなく、複数の道筋を知った上で選ぶことが大切です。
申し遅れました。不登校の専門家の小幡和輝です。僕は約10年間の不登校を経験しました。当時はフリースクールで学び、18歳で起業しています。今は対面やオンラインのフリースクール、通信制高校の連携施設を運営する立場です。
不登校時代の僕を支えてくれたのはゲームでした。その経験から、ゲームが得意なこと・好きなことは進路を考える上での強みになると本気で思っています。この記事では、eスポーツと進路の現状を、高校・専門学校の状況も含めて整理します。
eスポーツを進路にできる時代になっている
eスポーツは、対戦型ゲームをスポーツ競技として捉えたものです。ここ数年で高校生を取り巻く環境は大きく変わりました。
- eスポーツ部のある高校が増えた 部活動としてeスポーツ部を設置する高校が全国的に増え、高校生向けの大会も複数開催されるようになった
- eスポーツコースを持つ高校や専門学校がある 通信制高校のコースや専門学校の学科として、eスポーツを本格的に学べる場が生まれている
- 職業の裾野が広がった プロ選手だけでなく、大会運営、実況、配信、チームマネジメント、ゲーム開発など、eスポーツに関わる仕事の種類が増えている
ひと昔前の「ゲームは遊び」という常識は、進路の世界ではすでに変わり始めています。好きなことを堂々と進路の選択肢として検討できる時代です。
「プロになれるのは一握り」の先を考える
正直な話もしておきます。プロ選手として生計を立てられるのは、野球やサッカーと同じくごく一握りです。だから僕は、eスポーツを進路に考える子には「選手」と「関わる仕事」の両方を視野に入れることをすすめています。
大会があれば、企画する人、運営する人、配信する人、スポンサーと交渉する人が必要です。チームには、選手を支えるマネージャーやコーチ、データを分析する人がいます。ゲームそのものを作る側に回る道もあります。選手として一流になれなくても、eスポーツが好きで詳しいことは、この業界で働く上で立派な武器になります。
そしてもうひとつ。eスポーツで培われる力は、ゲームの外でも通用します。状況を分析して戦略を立てる力、チームで役割を分担して動く力、負けた原因を振り返って修正する力。僕は18歳で起業しましたが、事業を考えるプロセスはゲームの攻略とよく似ていると感じてきました。仮に将来eスポーツから離れたとしても、熱中して積み上げた経験は無駄になりません。
高校選びでeスポーツを軸にするときの考え方
eスポーツを進路の軸に高校を選ぶ場合、見るべきポイントは3つあります。
- 活動環境 機材や練習環境が整っているか、指導者や一緒に取り組む仲間がいるか
- 学業との両立 eスポーツに時間を使いながら、高校卒業に必要な学習を無理なく進められる仕組みがあるか
- 進路の出口 卒業後にeスポーツ関連へ進む場合も、別の道を選び直す場合も、両方に対応できるか
特に2つ目と3つ目は見落とされがちです。eスポーツ一色の環境を選んで学習が置き去りになると、途中で方向転換したくなったときの選択肢が狭くなります。「eスポーツに打ち込める環境」と「学び直しも受験対策もできる学習面の支え」を両立できるかが、学校選びの分かれ目です。
中学生のうちにできること。まず環境で試してみる
「eスポーツを進路に」と考え始めた中学生に僕がすすめたいのは、いきなり進路を決める前に、eスポーツに取り組める環境に身を置いて試してみることです。
家で一人でプレイするのと、仲間と同じ場所でチームとして取り組むのとでは、見える景色がまったく違います。実際にやってみて「本気で目指したい」と確信できるかもしれないし、「好きだけど職業にしたいわけではない」と気づくかもしれません。どちらの気づきも、進路を考える上で大きな財産です。
不登校のお子さんの場合はなおさらです。eスポーツは「ゲームをしに行く」という自然な動機で外の場所とつながれる入り口になります。文部科学省の通知では、フリースクールなど学校外の施設での学習は、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いにできるとされています(文部科学省: https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422155.htm )。好きなことに取り組みながら、出席や学習の面でも将来につなげていけるのです。
明光フリースクールという選択肢
eスポーツを試せる環境として、僕が運営に関わっている明光フリースクールを紹介させてください。
明光フリースクールは、平日の日中に通えるフリースクールです。eスポーツやプログラミングのコンテンツがあり、同じゲームが好きな仲間と一緒に取り組めます。「進路にできるほど本気で好きなのか」を、安心できる環境で確かめられる場所です。
同時に、明光義塾の個別指導がベースにあるので、一人ひとりのつまずきを見つけて、そこから戻る学び方ができます。eスポーツに打ち込みつつ学習の遅れも取り戻しておけば、高校選びの選択肢は確実に広がります。学校の出席扱いや自治体の補助金対象になる実績も多数あります。
高校段階については、僕が学院長を務める明光義塾高等学院もあります。全国の明光義塾教室との連携で、中学範囲の戻り学習から大学受験対策まで一続きで見られる学び方なので、好きなことに時間を使いながら高校卒業を目指したい子の受け皿になります。また、明光義塾高等学院はキャンパスにゲーミングPCを設置しており、生徒は自由に使うことができます。
明光フリースクールの詳細はこちら
https://freeschool.meikogijuku.jp/
新規の校舎もどんどん展開していますので、お近くの教室についてはまずはお問い合わせください。
まとめ。好きを進路に変える一歩は、環境選びから
eスポーツを進路にする道は、部活、高校や専門学校のコース、そして選手以外の関わる仕事まで含めて現実に広がっています。大事なのは、プロ一本の賭けにするのではなく、学習との両立と複数の出口を確保しながら、まず環境に身を置いて試してみることです。
「うちの子の進路、どう考えればいい?」という個別のご相談は、僕のLINEで無料で受け付けています。10年間の不登校経験と、2000人以上の子どもと家庭に関わってきた経験をもとに、あなたのご家庭に合った選択肢を一緒に考えます。お気軽にご登録ください。
小幡和輝の無料LINE相談はこちら
https://www.obatakazuki.com/lp
よくある質問
高校生がeスポーツを進路にすることはできますか?
eスポーツ部のある高校や、eスポーツを学べる通信制高校のコース・専門学校の学科が増えており、進路として検討できる環境が広がっています。プロ選手だけでなく、大会運営・配信・チームマネジメント・ゲーム開発など関わる仕事の裾野も広がっているため、選手一本ではなく複数の道筋を視野に入れて考えることが大切です。
eスポーツを軸に高校を選ぶとき、何を見ればいいですか?
機材や仲間などの活動環境に加えて、学業と両立できる仕組みがあるか、卒業後にeスポーツ以外の道も選び直せるかの3点を確認することをおすすめします。eスポーツ一色で学習が置き去りになると、方向転換したいときの選択肢が狭くなります。
不登校の中学生でもeスポーツを進路につなげられますか?
つなげられます。eスポーツに取り組めるフリースクールなら「ゲームをしに行く」という自然な動機で通い始められ、文部科学省の通知に基づき一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになる場合もあります。好きなことに取り組みながら学習の遅れを取り戻しておくことで、高校選びの選択肢が広がります。
