子どもが学校に行けなくなったとき、多くの保護者の方が気になるのが「このまま欠席が積み重なって、進路に影響しないだろうか」という不安ではないでしょうか。
結論から言えば、学校に登校しなくても、フリースクールや自宅での学習を在籍校の「出席」として認めてもらえる制度があります。 そして福岡市には、地下鉄薬院大通駅から徒歩2分の場所に実際に通える明光フリースクールの校舎があります。
僕自身、約10年間の不登校を経験した当事者です。今は、対面やオンラインのフリースクールを運営する立場として、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちとそのご家庭に関わってきました。不登校の専門家として言えるのは、出席扱いの制度と、実際に通える場所があるかどうかを知っているだけで、不登校になった後の選択肢は大きく変わるということです。
この記事では、福岡市で出席扱いを目指すための進め方と、通える距離にあるフリースクールをあわせてお伝えします。
僕にも忘れられない朝があります。ランドセルを背負って玄関までは行けたのに、そこから足が動かなくなりました。学校に行ったふりをして、近所の公園でブランコに乗りながら時間が過ぎるのを待っていた。「行けない」に理由の説明はいらないということを、まず前提にしてもらえたらと思います。
そもそも「出席扱い」とは
出席扱いとは、学校に登校していなくても、自宅やフリースクールでの学習を在籍校の出席として認めてもらえる制度です。文部科学省が要件を示しており、最終的には在籍校の校長先生が判断します。
ポイントは大きく3つあります。
- 保護者と学校の間に連携・協力関係があること 担任の先生と定期的にやりとりできている状態が前提になります
- 計画的な学習プログラムであること ICT教材やフリースクールでの活動がこれにあたります
- 学習の状況を学校が把握できること 活動レポートや学習記録の提出が必要です
つまり「なんとなく家で勉強している」ではなく、記録を残して学校と共有する仕組みさえあれば、出席扱いは十分に目指せます。
出席扱いの根拠となる文部科学省の通知はこちらです。
不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)|文部科学省
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422155.htm
なぜ出席扱いが重要なのか
第一に挙げられるのは、進学や受験への影響です。欠席日数が内申に響くのではないかという不安は、多くの保護者の方が抱えるものだと思います。
ただ、この影響は昔に比べると小さくなってきています。受験の合否判定で出席日数を考慮しない自治体が増えてきているためです。
だからこそ僕は、もうひとつの視点をお伝えしたいです。
僕自身、不登校の当時はフリースクールに通っていた当事者です。当時は、学校に行っていない自分への否定的な気持ちや「このままでいいのかな」という不安がずっと心のどこかにありました。
でも、フリースクールでの学びが出席扱いになったことで、自分がやっていることを学校が認めてくれた。 「これでいいんだ」と思えるようになったんです。その結果、少しずつ自己肯定感が高まっていきました。
出席扱いは、単に欠席日数を減らすための制度ではありません。「学校の外での学びも、ちゃんと認められている」という安心感を子どもに届けられる制度です。だからこそ僕は、出席扱いを大事にしてほしいと思っています。
福岡市での進め方。4ステップ
福岡市で出席扱いを目指す場合の流れを整理します。
- フリースクールや教材を決める 出席扱いの実績があるところを選ぶと話が早く進みます。学校への説明資料や連携の型をすでに持っているためです
- 担任の先生に相談する 「出席扱いにしてほしい」といきなり交渉するのではなく、「文科省の通知に沿って、フリースクールでの活動を出席扱いにできないか相談したい」と伝えるのがスムーズです。判断するのは校長先生なので、担任の先生経由で話を上げてもらいます
- 活動レポートを提出する 学習内容や時間、お子さんの様子が伝わることで、先生も安心して判断できます
- 出席扱いが承認される その後も定期的にレポートを共有し、学校との連携を続けていきます
なお、福岡市独自のフリースクール利用料の助成制度については、公式サイト上での確認ができていません。自治体によって助成制度が設けられている場合がありますので、詳細はお住まいの福岡市教育委員会にご確認ください。
福岡市で使えるフリースクールという選択肢
福岡市には、明光フリースクールの校舎が実際にあります。近い距離で通えるかどうかは、フリースクール選びの大きな決め手になります。
選択肢1:通える距離の「明光フリースクール福岡校」
外に出て仲間と過ごしたいお子さんには、明光義塾がつくる明光フリースクール福岡校があります。福岡市地下鉄七隈線 薬院大通駅から徒歩2分(1番出口を右、西日本シティ銀行薬院支店の道路向かい)、西鉄天神大牟田線 薬院駅からも徒歩圏内、天神からも近い場所にあります。
明光義塾の個別指導がベースにあるので、一人ひとりのつまずきを見つけて、そこから戻る学び方ができます。学習だけでなくプログラミングやeスポーツなどもあり、「学校ではないけれど通う場所」として機能します。学校の出席扱いや自治体の補助金対象になる実績も多数あります。
新規の校舎もどんどん展開していますので、お近くの教室についてはまずはお問い合わせください。
【福岡市】明光フリースクール 福岡校の詳細はこちら
https://freeschool.meikogijuku.jp/school/fukuoka/fukuoka
選択肢2:自宅で学べる「オンラインフリースクール」
「まだ外に出るエネルギーがない」というお子さんには、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」という選択肢があります。
自宅にいながら、ネットの先生(担任)が伴走し、学習や生活リズムをサポートします。2018年の開校からこれまでに2000人以上の不登校の子どもたちを支えてきた実績があり、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いとなる仕組みも整っています。出席扱い制度はクラスジャパンが先駆けとなって学校や自治体と一緒につくってきた取り組みなので、学校との連携もスムーズです。
クラスジャパン小中学園の詳細はこちら
https://www.cjgakuen.com/
福岡市の公的な相談窓口も知っておこう
フリースクールとあわせて、福岡市の公的な支援も知っておくと安心です。
福岡市では、こども総合相談センター「えがお館」(福岡市中央区地行浜2-1-28)が不登校相談の入口のひとつになっています。電話や面接での相談を重ねながら、教育支援センター(適応指導教室)の利用につなげる流れです。教育支援センターとしては「はまかぜ学級」(中央区地行浜2-1-28)、「まつ風学級」(早良区百道3-10-1)などがあります。また、教育委員会の教育相談課や、電話で相談できる「不登校ほっとライン」も窓口として設けられています。
不登校に関する相談|福岡市教育委員会
https://www.city.fukuoka.lg.jp/kyoiku-iinkai/kyoikusodan/child/soudan04.html
公的な教室とフリースクールは、どちらかを選ばなければいけないものではありません。お子さんの状態や相性に合わせて、複数の選択肢を並行して検討してみてください。
まとめ。福岡市は「通える校舎がある」から動きやすい
出席扱いは校長先生の判断で決まるため、フリースクールでの活動をきちんと記録し、学校と共有することが何より大切です。福岡市には薬院大通駅から徒歩2分の場所に明光フリースクールの校舎があり、自宅で学べるクラスジャパン小中学園という選択肢もあります。
学校に行かない期間があっても、学びと出席の心配を減らす方法はあります。お子さんを責める必要も、ご自身を責める必要もありません。
お子さんを責める必要も、ご自身を責める必要もありません。今日からできる小さな一歩を、一緒に探しましょう。僕の公式LINEでは不登校に関する情報発信や無料相談を行っています。まずは話を聞いてみるだけでも、気持ちが少し軽くなるはずです。
今日できる一歩
連絡帳かメールで、担任の先生に「文部科学省の通知に沿って、フリースクール等での活動を出席扱いにできないか相談したいです」と送ってみてください。あわせて、この記事で紹介した福岡市の相談窓口に、見学や相談ができるかを電話で聞いてみるのもおすすめです。
小幡和輝の無料LINE相談はこちら
https://www.obatakazuki.com/lp
よくある質問
福岡市で不登校の出席扱いは認められますか?
保護者と学校の連携、計画的な学習プログラム、学習状況の把握という文部科学省が示す要件を満たせば、フリースクールでの活動を在籍校の出席として認めてもらえる可能性があります。最終的な判断は在籍校の校長先生が行います。
福岡市に通えるフリースクールはありますか?
福岡市中央区薬院に明光フリースクール福岡校があり、地下鉄七隈線 薬院大通駅から徒歩2分の距離です。外に出るのが難しい場合は、オンラインフリースクールのクラスジャパン小中学園も選択肢になります。
福岡市の不登校相談窓口はどこですか?
こども総合相談センター「えがお館」や教育委員会の教育相談課が相談の入口です。相談を重ねながら、教育支援センター(はまかぜ学級・まつ風学級など)の利用につなげる流れになっています。
