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不登校の子の習い事おすすめ5選。外とつながるきっかけになる選び方

不登校の子に、何か習い事をさせてあげたい。家にいる時間が長くなってくると、「外とつながるきっかけがほしい」と考えて、おすすめの習い事を探し始める保護者の方は多いです。

先に答えます。不登校の子の習い事でおすすめなのは、オンラインのeスポーツ、プログラミング、楽器、絵やものづくり、個人で進められる運動の5つです。ただし、ジャンルより大事なのは「いまのお子さんのエネルギーで通える形かどうか」です。

自己紹介が遅れました。小幡和輝と申します。僕は約10年間の不登校を経験しました。当時はフリースクールで学び、現在は不登校の専門家として本を書いたり、2000人以上の子どもたちとご家庭をサポートしてきました。

この記事は「これから習い事を探す」ご家庭に向けて、選び方と教室への伝え方に絞って整理します。

目次

不登校の子に習い事がおすすめできる理由と、向かない時期

習い事がおすすめできる理由は、学校とは条件がまるで違うからです。学校での出来事を知っている人がいない。1回60分前後で終わりが見えている。やることがはっきりしている。そして本人が選べます。

文部科学省の令和6年度の調査では、小中学校の不登校の子どもは353,970人。そのうち54.2%は、年間90日以上欠席しています。[1] 家で過ごす期間が長くなるほど、家族以外の人と話す機会は減っていきます。週1回の習い事は、その接点を細く保つ役割を果たします。

一方で、向かない時期もあります。休み始めた直後で、朝起きるのもつらく、好きだったことにも手が伸びない時期です。この段階で「何か始めよう」と提案すると、本人には「休むことも許されない」と伝わりかねません。

目安は、家の中で好きなことに自分から取り組めているかどうかです。ゲームでも動画でも絵でもかまいません。好きなことに向かうエネルギーが出てきたら、探し始めてよいタイミングです。

まだ外に出るエネルギーがない時期は、習い事より先に、自宅から参加できる居場所を持つという順番もあります。

>>自宅から通えるオンラインの選択肢を見る

エネルギーの段階で選ぶ。不登校の子におすすめの習い事5選

「何を習うか」の前に、「家から出られるか」「人と同じ空間にいられるか」で形を決めます。家から出るのが難しい時期は1と2、短時間なら外出できる時期は3と4、体を動かしたくなってきたら5が候補になります。

  1. オンラインのeスポーツ 自宅から参加でき、すでに好きなゲームが入口になります。上手な人に教わり、プレイを振り返る形なら、ゲームの時間が練習の時間に変わります

  2. プログラミング オンラインでも教室でも学べます。作品という形が残り、自分のペースで進められるので、集団が苦手な子でも取り組みやすい分野です

  3. 楽器 ピアノやギターはマンツーマンのレッスンが基本です。ほかの子と顔を合わせずに済み、練習した分だけ上達が耳でわかります

  4. 絵やものづくり 正解がなく、人と比べられにくい習い事です。黙って手を動かす時間が長いため、会話の負担が少なく済みます

  5. 個人で進められる運動 スイミングやボルダリング、武道のように、チームプレーではなく自分の級や記録が進むものが続きやすいです

1のeスポーツについて補足します。僕はeスポーツスクール「ゲムトレ」の創業者でもあります。ゲムトレはビデオ通話でトレーナーとつながるオンライン形式で、対象は4歳から高校生まで。入会後は最大3人の少人数です。生徒には不登校のお子さんも多くいます。

「ゲームを習い事にしていいのか」と迷う方もいますが、家から出られない時期に、家族以外の大人と週1回話す時間ができる。この意味は小さくありません。eスポーツの習い事の選び方は、別の記事にまとめています。

>>eスポーツは習い事になる?ゲームで学ぶ時代の始め方と選び方

運動不足が気になって5を考えている場合は、習い事の前に家でできることもあります。

>>不登校の子の運動不足が心配。家と居場所でできる体の動かし方

外とつながるきっかけになる教室の選び方

ジャンルが決まったら、教室を比べます。見るポイントは4つです。

  1. 同級生と時間帯が重ならないか 夕方の教室には同じ学校の子がいるかもしれません。平日の昼間や、学区から数駅離れた教室のほうが通いやすい子は少なくありません

  2. 個別か少人数か 最初から10人以上のクラスに入るのは負担が大きいです。マンツーマンか、3〜4人までの形を選びます

  3. 休んだときの扱い 当日キャンセルの振替ができるか、休会制度があるかを確かめます。休んでも責められない仕組みがあると長続きします

  4. 月謝制で始められるか 半年分や1年分の前払いは避けます。合わなかったときに、すぐやめられることが大切です

僕が初めてフリースクールに行った日のことを、いまでも覚えています。前日はドキドキしていました。でも着いてみたら、誰も「なんで学校行ってないの」と聞かなかった。それが衝撃でした。ゲームが好きな子がいて、すぐに仲良くなりました。

習い事の教室も同じです。学校のことを聞かれない場所であること。好きなものが同じ相手がいること。この2つがそろうと、外とつながるきっかけになります。

体験レッスンの前に、教室へ不登校をどう伝えるか

迷うのが、不登校のことを教室に伝えるかどうかです。僕は、申し込みの時点で保護者から短く伝えておくことをおすすめしています。先生が事情を知らないと、初回に「何年生?どこの学校?」と聞いてしまうからです。

伝える内容は3点で足ります。

  1. いまの状況 「いま学校をお休みしています」の一言でかまいません。理由の説明は要りません
  2. お願いしたいこと 「本人には学校の話題を振らないでいただけると助かります」
  3. 休むときの連絡 「当日の朝に行けなくなることがあります。その場合は保護者から連絡します」

このお願いに快く応じてくれる教室なら、安心して体験に進めます。反応が渋い教室は、入会してからも気をつかう場面が増えます。断る判断材料が早めに手に入ったと考えてください。

なお、朝起きられない、頭痛や腹痛が続くといった体の不調があるときは、習い事探しと並行して小児科など医療機関にも相談してください。体の状態に合わせて曜日や時間帯を決めるほうが、無理がありません。

習い事では埋まらない「平日の日中」をどうするか

習い事には限界もあります。週1回60分の習い事が1つ決まっても、平日の9時から15時はほとんど空いたままです。習い事は外との接点にはなりますが、毎日の行き先にはなりません。

習い事に通えるようになった子が次にぶつかるのが、この平日日中の空白です。すでに習い事に行けているお子さんについては、こちらの記事で考え方を整理しています。

>>不登校でも習い事だけは行ける。責めずに外の場を広げる考え方

習い事で「外に出られた」「家族以外の人と話せた」という経験ができたら、次は日中に通える場所を足していく番です。

明光フリースクールという選択肢

明光フリースクール

平日の日中に通える場所として、僕たちは明光フリースクールを運営しています。明光義塾の個別指導の考え方がベースになっていて、一人ひとりに寄り添った運営をしています。プログラミングやeスポーツの時間もあり、「学校ではないけれど通う場所」として機能しています。

習い事を探しているご家庭にとっての良さは、習い事で人気のプログラミングやeスポーツに、平日の日中に取り組めることです。ゲーミングPCも導入しています。夕方の教室で同級生と顔を合わせる心配がなく、好きなことを入口に通い始められます。

習い事を別々にいくつも契約しなくても、ひとつの場所で「好きなこと」と「人と過ごす時間」の両方が手に入ります。週1回の習い事から、週に数日の行き先へ。外とつながる時間を無理なく増やしていけます。

学校の出席扱いや自治体の補助金の対象になる実績も多数あります。新規の校舎もどんどん展開していますので、お近くの教室についてはまずはお問い合わせください。

>>明光フリースクールの詳細はこちら

まだ外に出るエネルギーがないお子さんには、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」があります。ネットの先生(担任)が伴走し、自宅から自分のペースで学べます。2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちをサポートしてきました。

学習面では、生徒一人ひとりにカスタマイズされた最先端のAIサポートがあります。答えをすぐ教えるのではなく、ヒントを出しながら一緒に考えるAIなので、わからない場面でつまずかずに答えまで辿り着けます。学習以外の用途には使えないフィルタリング設定付きで安心です。

>>クラスジャパン小中学園の詳細はこちら

今日できる一歩

今日できる一歩として、お子さんがこの1週間で自分から時間を使っていたことを、3つ紙に書き出してみてください。ゲームのタイトル、見ていた動画のジャンル、描いていた絵。何でもかまいません。

そのうえで、「これ、教えてくれる人がいたらやってみたい?」と1つだけ聞いてみます。返事が「別に」でも大丈夫です。親が自分の好きなものに関心を持っている。それが伝わるだけで、次に提案するときの反応が変わります。

まとめ

不登校の子の習い事でおすすめなのは、オンラインのeスポーツ、プログラミング、楽器、絵やものづくり、個人で進められる運動の5つです。家から出られるか、人と同じ空間にいられるか。いまのエネルギーの段階に合わせて形を選んでください。

教室を選ぶときは、時間帯、人数、休んだときの扱い、月謝制かどうかを確かめます。体験レッスンの前に、保護者から状況を短く伝えておくと、初回のつまずきを減らせます。

完璧な正解を最初から選ぶ必要はありません。迷っている段階の相談こそ歓迎です。ひとりで抱え込む前に、話してみてください。

>>不登校の専門家 小幡和輝の無料LINE相談

よくある質問

不登校の子におすすめの習い事は何ですか?

オンラインのeスポーツ、プログラミング、楽器、絵やものづくり、個人で進められる運動の5つです。家から出るのが難しい時期はオンラインで受けられるもの、短時間なら外出できる時期はマンツーマンや少人数の教室というように、いまのエネルギーの段階に合わせて選ぶと続きやすくなります。

習い事の教室に、不登校であることは伝えたほうがいいですか?

申し込みの時点で、保護者から短く伝えておくことをおすすめします。いま学校を休んでいること、本人に学校の話題を振らないでほしいこと、当日に休む場合は保護者から連絡することの3点で足ります。理由まで説明する必要はありません。

不登校の子に習い事を始めさせるタイミングはいつがいいですか?

家の中で、好きなことに自分から取り組めるようになってきた頃が目安です。休み始めた直後で、好きだったことにも手が伸びない時期は、提案そのものが負担になることがあります。体の不調が続いているときは、小児科など医療機関にも相談してください。

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出典

  1. 文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」 PDF  本文へ戻る
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この記事を書いた人

小幡 和輝のアバター 小幡 和輝 株式会社明光みらい 代表取締役社長 / クラスジャパン小中学園 校長

1994年、和歌山県生まれ。10年の不登校を経験。不登校当時はフリースクールで学び、定時制高校を経て、その後、国立大学へ進学。不登校の専門家として、不登校への偏見を払拭し、不登校になっても取り残されない社会を目指し活動。オンラインフリースクール『クラスジャパン小中学園』の校長として、これまでに2000人以上の不登校生徒をサポート。著書に『学校は行かなくてもいい 親子で読みたい「正しい不登校のやり方」』(エッセンシャル出版社)、『学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方』(小学館)など。

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