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高卒認定試験とは?受験資格・難易度・合格後の進路までわかりやすく解説

「高校を中退した」「高校に行っていない」という状態から大学や専門学校を目指そうとしたとき、必ず名前が出てくるのが高卒認定試験(高認)です。名前は聞くけれど、何歳から受けられるのか、どれくらい難しいのか、合格したら学歴はどうなるのか。このあたりが曖昧なまま不安になっている方が多いと思います。

結論からお伝えします。高卒認定試験は、受験する年度の終わりまでに満16歳以上になる人なら誰でも受けられる国の試験で、合格すると大学・短大・専門学校の受験資格が得られます。ただし18歳未満で合格した場合、大学などの入学資格が生じるのは18歳に達した日の翌日からです。また、合格しても最終学歴が「高卒」になるわけではありません。この一点を理解したうえで、自分の目的に合わせて使うことが何より大切です。

自己紹介が遅れました。小幡和輝と申します。僕は約10年間の不登校を経験しました。当時はフリースクールで学び、18歳で起業しています。今は対面やオンラインのフリースクール、通信制高校の連携施設を運営する立場です。この記事では、高卒認定試験の仕組みを文部科学省の公式情報をもとに整理し、通信制高校との使い分けまでお伝えします。

目次

高卒認定試験とはどんな制度?

高卒認定試験の正式名称は「高等学校卒業程度認定試験」。文部科学省が実施する国の試験です。合格すると「高等学校を卒業した人と同等以上の学力がある」と認定され、大学・短大・専門学校の受験資格が得られます。一部の国家資格や採用試験でも、高卒者と同じ扱いで受験できるものがあります。

試験は年2回、8月と11月に全国の都道府県で行われます。出題はマークシート形式です。かつては「大検(大学入学資格検定)」と呼ばれていた制度なので、保護者世代にはそちらの名前のほうが馴染みがあるかもしれません。

制度の詳細は文部科学省の公式ページで確認できます。
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/index.htm

受験資格は16歳から。高校に在学したままでも受けられる

受験できるのは、受験する年度の終わりまでに満16歳以上になる人です。中学卒業後すぐの年齢から挑戦できます。

見落とされがちですが、高校に在籍したままでも受験できます。休学中の人、通っていないけれど籍だけ残っている人も対象です。「中退してからでないと受けられない」わけではないので、進路を迷っている段階で力試しに受けるという使い方もできます。一方、すでに高校を卒業した人など、大学入学資格を持っている人は受験できません。

試験科目と難易度。2026年度から「情報」が加わり9〜10科目に

ここは2026年度に大きな変更があった部分です。令和8年度(2026年度)第1回試験から、試験科目に「情報」が加わりました。合格に必要な科目は次のとおりで、理科の選び方によって合計9〜10科目になります。

  1. 必修7科目 国語・地理・歴史・公共・数学・英語・情報
  2. 理科は選択制 「科学と人間生活」+基礎系科目(物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎)から1科目の合計2科目か、基礎系科目から3科目のどちらか

出題範囲は高等学校の学習指導要領に基づいていて、たとえば「情報」は高校の「情報Ⅰ」の教科書に対応しています。1科目ずつの難易度は高校の基礎レベルですが、科目数が多いので範囲は広いです。

ただし、一度にすべて合格する必要はありません。高卒認定試験は科目合格制で、合格した科目は次回以降は受けなくてよい仕組みです。さらに、高校で単位を修得した科目は試験が免除されます。免除に使える科目は高校への入学年度によって変わるので、高校に在籍した経験がある人は、まず在籍していた学校から単位修得証明書を取り寄せて確認してみてください。中退のタイミングによっては、受験科目が数科目まで減ることもあります。

難易度についてもう1つ、当事者としてお伝えしたいことがあります。僕は学校には行っていませんでしたが、学ぶこと自体は好きでした。「信長の野望」という歴史ゲームがきっかけで日本史にハマり、教科書の範囲をはるかに超えた大学生用の分厚い本を読んで探求していたくらいです。それでも思うのは、好きなことを学ぶのと、試験のための勉強を一人で計画的に続けるのは別物だということ。高認の勉強で一番難しいのは問題のレベルではなく、伴走者のいない環境で9科目分のペースを守り続けることです。独学が苦しくなったら、場所や人の力を借りることを考えてください。

合格後の進路。高認は「学歴」にはならない

合格すると、大学・短大・専門学校を受験できます。大学に進学して卒業すれば、最終学歴は「大学卒」です。高認からの大学進学は、まったく珍しいルートではありません。

一方で注意したいのが、高認に合格しただけでは最終学歴は変わらないという点です。高認は「高卒と同等以上の学力」の証明であって、高校卒業の資格ではありません。進学せずに就職する場合、履歴書の学歴欄が高卒になるわけではなく、高卒要件の求人でどう扱うかは企業によって異なります。

だからこそ、進路の目的をはっきりさせることが大切です。「最短で大学の受験資格が欲しい」なら高認、「高校卒業の資格そのものが欲しい」「同世代とのつながりや伴走してくれる人も欲しい」なら通信制高校が向いています。この2つの比較はこちらの記事で詳しく解説しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/kosotsu-nintei-tsushinsei/

高校を中退したあとの進路の全体像は、こちらの記事も参考になります。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/koko-chutai-shinro/

明光義塾高等学院という選択肢

明光義塾高等学院

「高認の独学を続けられる自信がない」「どうせ学び直すなら高卒資格まで取りたい」という方に、僕が学院長を務める明光義塾高等学院を運営者として紹介させてください。通信制高校の連携施設として、高校卒業資格の取得を個別指導でサポートしています。

全国の明光義塾教室との連携で、中学範囲の戻り学習から大学受験対策まで一続きで見られるのが特徴です。「まず中2の数学からやり直したい」という相談も当たり前のこととしてサポートしています。高認の勉強でつまずきやすいのは、実は高校範囲ではなく中学範囲の抜けです。個別指導なら、その抜けている単元を特定して、そこから積み直せます。

高認と違って卒業すれば最終学歴の心配はありませんし、一人で計画を守り続ける必要もありません。毎週決まった時間に先生と顔を合わせること自体が、勉強を続ける仕組みになります。卒業後の大学受験については、こちらの記事で詳しく解説しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/tsushinsei_juken/

【明光義塾高等学院】資料請求はこちら
https://gakuin.meikogijuku.jp/renkei

まとめ。まず「免除できる科目」を確認するところから

高卒認定試験は、16歳から受けられて、合格すれば大学・短大・専門学校への道が開ける制度です(大学などの入学資格は18歳から)。2026年度からは「情報」が加わり9〜10科目になりましたが、科目合格制と単位修得による免除があるので、全科目を一度に突破する必要はありません。ただし高卒の学歴にはならないので、高卒資格が必要なら通信制高校とどちらが合うかを先に考えましょう。

今日できる一歩を1つ提案します。高校に在籍したことがある方は、在籍していた高校に電話して「単位修得証明書がほしい」とだけ伝えてみてください。免除できる科目が何科目あるかで、高認に必要な勉強量はまったく変わります。まだ高校に在籍していない方は、文部科学省の公式ページで最新の受験案内を眺めてみるだけでも、やることの輪郭が見えてきます。

完璧な正解を最初から選ぶ必要はありません。迷っている段階の相談こそ歓迎です。ひとりで抱え込む前に、話してみてください。

無料のLINE相談はこちら
https://www.obatakazuki.com/lp

よくある質問

高卒認定試験は何歳から受けられますか?

受験する年度の終わりまでに満16歳以上になる人が受験できます。中学を卒業したばかりの年齢から挑戦でき、上限はありません。ただし、合格しても大学などの入学資格が生じるのは18歳に達した日の翌日からです。ただし、すでに高校を卒業しているなど大学入学資格を持っている人は受験できません。

高卒認定試験に合格したら最終学歴は高卒になりますか?

なりません。高卒認定試験は「高校卒業者と同等以上の学力」を認定する制度で、高校卒業の資格ではないため、合格しただけでは最終学歴は変わりません。合格後に大学や専門学校へ進学して卒業すれば、最終学歴はその学校の卒業になります。高卒資格そのものが必要な場合は、通信制高校などで卒業を目指す方法があります。

高校に在学したままでも高卒認定試験を受けられますか?

受けられます。高校に在籍している人や休学中の人も受験可能です。また、高校で修得した単位によって試験科目の一部が免除される場合があります。免除の対象は入学年度によって異なるので、在籍していた高校から単位修得証明書を取り寄せて確認してください。

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この記事を書いた人

1994 年、和歌山県生まれ。10年の不登校を経験。不登校当時はフリースクールで学び、定時制高校を経て、その後、国立大学へ進学。不登校の専門家として、不登校への偏見を払拭し、不登校になっても取り残されない社会を目指し活動。オンラインフリースクール『クラスジャパン小中学園』の代表として、これまでに2000人以上の不登校生徒をサポート。著書に『学校は行かなくてもいい/英治出版』『学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方/小学館』など計6冊。講演、メディア出演も多数。

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