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通信制高校の「通学型」とは?オンラインだけじゃない学び方と、全国の教室で学べる選択肢【2026年最新】

「通信制高校=家で一人で勉強する」というイメージを持っている方は多いと思います。でも実際には、週に何日か学校や教室に通いながら卒業を目指す「通学型」を選ぶ生徒がたくさんいます。文部科学省の最新調査では、通信制高校の生徒のうち約11万人が週1〜5日の通学コースで学んでいました。

この記事では、通学型とは何か、どれくらいの生徒が選んでいるのか、向いている人と選び方、そして「近くに通える場所がない」場合の選択肢まで、一次情報をもとに整理します。

自己紹介が遅れました。小幡和輝と申します。僕は約10年間の不登校を経験しました。当時はフリースクールで学び、現在は不登校の専門家として本を書いたり、2000人以上の子どもたちとご家庭をサポートしてきました。いまは通信制高校の連携施設を運営する立場でもあります。

目次

通信制高校の「通学型」とは何か

通信制高校は、レポート(添削指導)・スクーリング(面接指導)・テストで単位を取る仕組みです。スクーリングは卒業に必要な最低限の登校で、どの通信制高校でも全員が受けます。

「通学型」はそれとは別の話です。卒業要件とは別に、週1〜5日など決まった頻度で学校やキャンパスに通い、授業や学習サポートを受けるコースのことを指します。学校によって「通学コース」「登校コース」「週5日コース」など呼び方は違いますが、中身は「通信制の仕組みで卒業を目指しながら、通う日を持つ」という点で共通しています。

つまり通学型は、全日制と通信制の中間ではなく、通信制のまま「通う」という要素を足した形です。だから通学日に体調が悪くて休んでも、レポートとスクーリングをこなせば卒業には影響しない、という設計になっている学校が多いです。

数字で見る。通学型を選ぶ生徒はどれくらいいるか

文部科学省が令和7年度に通信制課程を置く全323校を対象に行った実態調査に、通学頻度別コースの生徒数が出ています。[1]

  • 週5日通学コース:37,505人
  • 週4日通学コース:5,712人
  • 週3日通学コース:20,013人
  • 週2日通学コース:13,564人
  • 週1日通学コース:36,929人
  • 集中スクーリングを前提としたコース:86,961人
  • その他(月1〜2回、都合のよい日に通うなど):99,722人

週1〜5日の定期的な通学コースを合計すると約11万4千人で、通信制高校の生徒全体(約30万人)のおよそ38%にあたります。週5日だけでも約3万7千人です。

学校側の体制も整ってきています。週5日通学コースを開設している通信制高校は全体の27.9%、私立に限ると36.1%です。週1日コースは全体の39.6%の学校にあります。

もうひとつ、この調査で見ておきたい数字があります。令和7年度に通信制高校へ入学した77,998人のうち、中学3年生のときに不登校だった生徒は44,461人(57.0%)でした。つまり通信制高校に入る生徒の半数以上が、中学で学校に行けない時期を経験しています。「通学型」を選ぶ生徒の多くも、この層です。

通学型を選ぶ理由。「家で一人」がつらい子は多い

僕が相談を受けていて感じるのは、「学校には行けなかったけれど、家で一人で勉強し続けるのも無理」という子が多いということです。理由は本人によって違いますが、よく聞くのは次の4つです。

生活リズムが作れる。 通う日が決まっていると、起きる時間と出かける準備が自然に生まれます。家だけで完結すると昼夜逆転しやすく、レポートも溜まりがちです。

その場で質問できる。 分からないところを分からないまま放置しないで済みます。通信制のレポートは「一人で解けること」が前提なので、中学範囲でつまずいている子ほど、隣に人がいる環境のほうが進みます。

人と話す機会がある。 友達を作ることが目的でなくても、同じ場所で同じ時間を過ごす人がいるだけで、孤立感はかなり違います。通信制高校での人間関係については、こちらの記事で詳しく書いています。

>>通信制高校で友達はできる?人間関係の実際と通学頻度の選び方

「行けた」という積み重ねができる。 中学で不登校を経験した子にとって、週1日でも自分で決めた日に通えたという事実は、自信の回復に直結します。これは学習の進み以上に大きい効果だと僕は思っています。

一方で、通学型が合わない子もいます。移動そのものが負担になる、集団の場にいると消耗する、という場合は、まず在宅中心のコースから始めて、慣れてから通学日を増やすほうがうまくいきます。

全国の明光義塾と連携する「明光義塾高等学院」という選択肢

明光義塾高等学院

通学型の話をすると、必ず出てくるのが「近くに通えるキャンパスがない」という問題です。通学コースを開設している通信制高校は都市部に集中していて、地方では選択肢が限られます。

ここで、僕が運営に関わっている高校卒業資格が取れる明光義塾高等学院も紹介させてください。全国の明光義塾教室との連携で、中学範囲の戻り学習から大学受験対策まで一続きで見られるのが特徴です。「まず中2の数学からやり直したい」という相談も当たり前のこととしてサポートしています。

明光義塾は全国47都道府県に1,600教室以上を展開しています。[2] 日々の学習サポートを地元の明光義塾教室で受けられるため、通学型の通信制高校がない地域でも「通いながら卒業を目指す」形をつくれます。個別指導なので、通う頻度も、どの教科から立て直すかも、一人ひとりに合わせて決められます。

高校卒業資格を目指しながら個別指導で学びたい方は、資料請求から始めてみてください。対象地域など詳しい内容もこのページで確認できます。

>>明光義塾高等学院の資料請求はこちら

通学型の選び方。週何日・どこで・いくらか

通学型を検討するときに決めることは3つです。

週何日通うか。 最初から週5日を目指す必要はありません。週1〜2日から始めて増やせる学校が多いので、「増やせるか」「減らせるか」を入学前に確認してください。頻度の決め方はこちらの記事で詳しく解説しています。

>>通信制高校の通学コースは週何日を選べばいい?無理なく続く頻度の決め方

どこに通うか。 本校か、キャンパスか、連携する施設か。通う場所によって、先生の顔ぶれも雰囲気も変わります。見学のときは「通学日に、誰が、何をしてくれるのか」を具体的に聞いてください。「自習室が開いているだけ」の通学型も実際にあります。

費用がいくら増えるか。 通学コースは在宅のみのコースより学費が上がるのが一般的です。就学支援金の対象になるのは通信制高校の授業料部分で、通学コースの追加費用やサポート校の費用は対象外のことが多いので、内訳を分けて確認してください。学費の全体像はこちらにまとめています。

>>通信制高校の学費は実際いくら?2026年度の所得制限撤廃でどこまで下がるのか

なお「通学型」と「サポート校」は似ていますが別のものです。サポート校は通信制高校とは別の民間施設で、そこに通っても高校の単位は取れません。違いはこちらで整理しています。

>>通信制高校とサポート校の違い。何が同じで何が違うのか

お住まいの県にどんな通信制高校があるかは、県別の一覧記事から探せます。

>>【全国版】47都道府県の通信制高校一覧。お住まいの県から探せます

通学型を検討するときに気をつけたいこと

通学型でも、通信制であることは変わりません。 卒業に必要なのはレポート・スクーリング・テストです。通学日にたくさん通っても、レポートが出ていなければ単位にはなりません。逆に言えば、通学日を休んでもレポートとスクーリングをこなせば卒業はできます。この構造を本人が理解しておくと、「休んだから終わり」という思い込みを防げます。

頻度は途中で変えられるかを必ず確認してください。 入学時に週5日を選んで続かなくなったとき、週2日に変更できる学校と、コース変更=転籍扱いになる学校があります。ここは学校ごとに違います。

本人が見学に行ける状態かどうかも、判断材料です。 見学に行くこと自体が大きな負担なら、いまは在宅中心のほうが合っている可能性があります。無理に通学型に寄せる必要はありません。

今日できる一歩

お子さんに「週に1日だけ、決まった場所に行くとしたら、どんな場所なら行けそう?」と聞いてみてください。

「人が少ないところ」「知っている先生がいるところ」「家から近いところ」など、返ってきた答えが、そのまま通学型を選ぶときの条件になります。学校のパンフレットを見る前に、本人の側の条件を先に言葉にしておくと、見学で確認すべきことがはっきりします。

まとめ。通信制は「家で一人」だけではない

通信制高校の生徒のうち、週1〜5日の通学コースで学ぶ生徒は約11万人、全体の4割近くです。「通信制=在宅」というイメージは、すでに実態と合っていません。

通学型は、通信制の仕組みで卒業を目指しながら「通う日」を持つ形です。生活リズム・質問できる環境・人との接点・「行けた」という積み重ねが、この形の価値です。ただし通学型が合わない子もいて、頻度や場所は本人の状態に合わせて選ぶものです。

そして、近くに通学型の通信制高校がなくても、全国の教室と連携して「通いながら卒業を目指す」形はつくれます。

完璧な正解を最初から選ぶ必要はありません。迷っている段階の相談こそ歓迎です。ひとりで抱え込む前に、話してみてください。

>>不登校の専門家 小幡和輝の無料LINE相談

よくある質問

通信制高校の通学型とは、全日制と同じように毎日通うということですか?

違います。通学型は、通信制高校の仕組み(レポート・スクーリング・テスト)で卒業を目指しながら、週1〜5日など決まった頻度で通う日を持つコースです。卒業要件は通信制のままなので、通学日を休んでもレポートとスクーリングをこなせば単位は取れます。週5日コースもありますが、全日制の出席日数の考え方とは別のものです。

通学型を選ぶ生徒はどれくらいいますか?

文部科学省の令和7年度通信制高等学校実態調査では、週1〜5日の通学コースで学ぶ生徒が合計約11万4千人で、通信制高校の生徒全体のおよそ38%にあたります。週5日コースだけでも約3万7千人です。週5日コースを開設している学校は全体の27.9%、私立では36.1%です。

近くに通学型の通信制高校がない場合はどうすればいいですか?

通学コースを持つ通信制高校は都市部に集中しているため、地方では選択肢が限られます。その場合、全国の明光義塾教室と連携している明光義塾高等学院のように、地元の教室で日々の学習サポートを受けながら高校卒業資格を目指す形があります。対象地域や内容は資料請求で確認してください。


出典

  1. 文部科学省「令和7年度通信制高等学校実態調査に関する調査結果について」(通信制課程を置く高等学校323校・令和7年5月1日現在) ページ PDF(詳細版)  本文へ戻る
  2. 明光義塾「数字で見る明光」(全国47都道府県・1,700教室以上、2024年1月時点) ページ  本文へ戻る
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この記事を書いた人

1994 年、和歌山県生まれ。10年の不登校を経験。不登校当時はフリースクールで学び、定時制高校を経て、その後、国立大学へ進学。不登校の専門家として、不登校への偏見を払拭し、不登校になっても取り残されない社会を目指し活動。オンラインフリースクール『クラスジャパン小中学園』の代表として、これまでに2000人以上の不登校生徒をサポート。著書に『学校は行かなくてもいい/英治出版』『学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方/小学館』など計6冊。講演、メディア出演も多数。

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