茨城県のフリースクールと補助金一覧。市区町村別に紹介します【2026年最新】

茨城県でフリースクールを探していると、「水戸やつくばにはありそうだけど、日立や鹿行、県西にもあるのか」「県の補助金はうちも使えるのか」「教育委員会の一覧はどこにあるのか」で手が止まりませんか。茨城県は県教育委員会が民間施設(フリースクール)の紹介資料を毎年出していて、さらに全国でも数少ない、保護者に直接支給する県の授業料等補助(2分の1以内・月上限15,000円)がある県です。ただし所得要件があり、使える人は限られます。

この記事では、茨城県のフリースクールを市区町村別に1か所ずつ紹介します。 順位をつけたり、おすすめを選んだりするものではありません。あわせて、県と市町村の利用料補助を公式ページの記載どおりにまとめました。結論を先に書くと、2026年8月時点で使えるのは、茨城県の授業料等補助(住民税非課税・要保護・準要保護世帯、2分の1以内・月上限15,000円)と、つくば市の利用者支援交付金(所得要件なし、月上限20,000円、オンライン・訪問型も対象)の2つです。水戸市・日立市・土浦市・古河市・取手市・牛久市・龍ケ崎市など、そのほかの市町村では保護者向けの利用料補助を公式に確認できませんでした。

僕は不登校の元当事者です。約10年間学校に行かず、フリースクールで学びました。現在は不登校の専門家として、本の執筆や講演をしながら、2000人以上の子どもたちとご家庭をサポートしています。フリースクールは合うか合わないかで決まるもので、優劣ではありません。だからこの記事も、比較して順位をつける形にはしていません。

掲載している施設は、県教育委員会の「茨城県内の民間施設(フリースクール)について」(令和7年7月版)と市の不登校支援ガイドで当たりを付け、各施設の公式サイトで所在地・対象・料金が確認できたものを中心にしています。公式サイトで確認できなかった項目は「要お問い合わせ」と書いています。

目次

茨城県のフリースクールと不登校の状況

茨城県教育委員会が公表している令和6年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」の茨城県分によると、2024年度(令和6年度)の県内の不登校児童生徒数は小学校2,904人(前年度2,978人)、中学校5,031人(前年度5,009人)、計7,935人でした。小学校は2年連続で減少、中学校は増加しています。1,000人当たりでは小学校21.5人(全国23.0人)、中学校68.2人(全国67.9人)で、中学校はわずかに全国を上回ります。不登校の子どものうち90日以上欠席している子は4,422人(55.7%)、出席日数が0日の子は185人でした。

児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査|茨城県教育委員会
https://kyoiku.pref.ibaraki.jp/gakko/ijime/student-research/

茨城県で施設を探すときにまず開いてほしいのが、県教育委員会の「不登校児童生徒への支援について」のページにある「茨城県内の民間施設(フリースクール)について」(令和7年7月版・PDF)です。県が様式を定めて各フリースクールに書いてもらった紹介シートで、水戸市・ひたちなか市・那珂市・城里町・笠間市・常陸太田市・鹿嶋市・牛久市・土浦市・石岡市・つくば市・取手市・筑西市の13市町・33施設について、住所・対象・開設日時・費用・活動内容・通所者数が載っています。任意提出なので県内のすべての施設が載っているわけではなく、学習塾やオンラインのみの団体、通信制高校のサポート校も混ざっています。同じページには、出席扱いの判断の目安を示した県の「不登校児童生徒を支援する民間施設に関するガイドライン」(令和5年3月策定)もあります。

不登校児童生徒への支援について(民間施設に関するガイドラインなど)|茨城県教育委員会
https://kyoiku.pref.ibaraki.jp/gakko/compulsory-education/student-guidance/puberty/

市町村では、つくば市が「つくば市が把握する民間事業者が運営する不登校児童生徒支援施設一覧」(PDF)を、古河市が「保護者向け不登校支援ガイドブック」(市内と近隣のフリースクールを掲載)を、那珂市が「こどもみらいリンクマップ」をそれぞれ公開しています。公的な学びの場としては、各市町村の教育支援センター(適応指導教室)があり、水戸市・つくば市・笠間市・守谷市などは市立の小中学校の中に「校内フリースクール」を設けています。利用料はいずれも無料です。

茨城県と市町村のフリースクール利用料の補助

茨城県「民間フリースクール連携推進事業」の授業料等補助

茨城県教育委員会は2021年度(令和3年度)から「民間フリースクール連携推進事業」を行っていて、その中に保護者向けの授業料等補助があります。令和8年度の募集要項では次のとおりです。

  1. 補助額 民間フリースクールへの通所に係る授業料等について、保護者が支払う金額の2分の1以内(1か月あたり100円未満切り捨て)。不登校児童生徒1人につき1か月あたり15,000円(年間180,000円)が上限
  2. 対象 茨城県内に居住し、小学校・中学校・義務教育学校・中等教育学校前期課程・特別支援学校小学部もしくは中学部に在籍する不登校児童生徒で、住民税非課税世帯、要保護世帯または準要保護世帯であること。申立書(様式3号)の要件を満たす県内外のフリースクールに通所していること
  3. 申請時期 年3回。第Ⅰ期(4月1日〜7月31日分)は8月31日必着、第Ⅱ期(〜11月30日分)は12月26日必着、第Ⅲ期(〜3月31日分)は翌年3月31日必着
  4. 必要書類 交付申請書兼実績報告書、通所証明書、申立書、利用確認書、非課税などの証明書、授業料等を納入した証明書の写し
  5. 問い合わせ 茨城県教育庁学校教育部 生徒支援・いじめ対策推進室 生徒支援担当(029-301-5229)

民間フリースクール通所に係る授業等の補助(所得要件等あり)|茨城県教育委員会
https://kyoiku.pref.ibaraki.jp/gakko/compulsory-education/student-guidance/free-school/page-40040/

同じ事業の中に「運営費補助」(運営費の2分の1・年間上限1,000,000円)もありますが、こちらはフリースクールの運営者向けで、保護者が受け取るものではありません。ネット上で「茨城県は月1.5万円の補助がある」とだけ書かれている場合、所得要件(非課税・要保護・準要保護)が抜けていることが多いので注意してください。

つくば市「民間不登校児童生徒支援事業利用者支援交付金」

つくば市は県とは別に、所得要件のない利用者補助を設けています。

  1. 補助額 民間不登校児童生徒支援事業の月額利用料(年会費・テキスト代・体験活動費・交通費は含まない)と20,000円を比べて少ないほうの額(1か月あたり)
  2. 対象 不登校児童生徒の保護者で、つくば市の住民基本台帳に記録され市内に居住していること、市税の滞納がないこと
  3. 対象事業 民間事業者が運営する通所事業、オンライン支援事業、訪問支援事業
  4. 申請時期 4〜7月分は8月1日〜31日、8〜11月分は12月1日〜28日、12〜3月分は3月1日〜31日。いばらき電子申請・届出サービスか郵送・持参
  5. 問い合わせ つくば市教育局学び推進課(029-883-1111代表)

不登校に関する児童生徒支援(民間の不登校児童生徒支援事業の利用者への補助事業)|つくば市
https://www.city.tsukuba.lg.jp/soshikikarasagasu/kyoikukyokumanabisuishinka/gyomuannai/2/1/1017965.html

つくば市には「民間不登校児童生徒支援施設事業費補助金」(運営者向け)もありますが、保護者が使うのは上の交付金です。県の補助とつくば市の交付金は、県の補助を受けた分を差し引いて申請する形になるので、両方の対象になる方は学び推進課に確認してください。

そのほかの市町村

水戸市、日立市、ひたちなか市、土浦市、古河市、取手市、守谷市、牛久市、龍ケ崎市、那珂市、笠間市、石岡市、常総市、鹿嶋市、神栖市、結城市、坂東市などの公式サイトを確認しましたが、小・中学生の保護者向けにフリースクールの利用料を補助する制度は見つかりませんでした(2026年8月時点)。筑西市については、検索結果に市教育委員会の「学校給食費等助成金交付申請書(フリースクール利用者)」という記入例の文書名だけが見つかりましたが、制度を説明する市の公式ページは確認できませんでした。筑西市在住の方は市教委(学校教育課)に直接確認してみてください。年度替わりで新設されることがあるので、最新情報は必ずお住まいの市町村の公式ページか教育委員会でご確認ください。全国の補助制度の傾向はこちらの記事にまとめています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/freeschool-hojokin-zenkoku/

フリースクールでの学びは出席扱いになりうる

フリースクールや自宅での学習は、一定の要件を満たせば在籍校の出席として認めてもらえます。文部科学省が要件を示しており、最終的には在籍校の校長先生が判断します。

不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)|文部科学省
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422155.htm

茨城県では県教委が令和5年3月に「不登校児童生徒を支援する民間施設に関するガイドライン」を出していて、民間施設で相談・指導を受けた日数を出席扱いにするときの目安を示しています。県の授業料等補助も「学校と連携している」施設が前提です。この記事で紹介する施設にも、「市内中学校と連携し出席扱いに対応」と公式サイトに書いている施設や、公式サイトに出席認定率を掲げている施設があります。見学のときに、在籍校への報告をしてもらえるか、出席扱いの実績があるかを必ず聞いてみてください。 出席扱いの3つの要件はこちらの記事で解説しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/shusseki-atukai/

まだ外に出るのが難しい、近くに通える場所がないという方へ

オンラインフリースクール クラスジャパン小中学園

一覧に入る前に、先にお伝えしたいことがあります。

茨城県は施設が水戸・つくば・土浦とその周辺に集まっていて、守谷市・結城市・坂東市・常総市・下妻市・つくばみらい市・かすみがうら市・鉾田市・行方市や県北の町村のように、公式サイトで運営・所在地・料金まで確認できる通所型の施設が見つからなかった市町村がたくさんあります。県西や鹿行からだと、通える施設まで片道1時間以上かかることもあります。それはご家庭の努力が足りないという話ではまったくありません。 そして、まだ家から出るエネルギーがない時期のお子さんも少なくありません。「通う場所を探す」より前の段階があっていいんです。

そういう場合の選択肢として、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」があります。自宅にいながら、ネットの先生(担任)が伴走し、学習や生活リズムをサポートします。2018年の開校からこれまでに2000人以上の不登校の子どもたちを支えてきた実績があり、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いとなる仕組みも整っています。つくば市の利用者支援交付金はオンライン支援事業も対象に含まれています。

学習面ではAIサポートを取り入れているのも特徴です。生徒一人ひとりにカスタマイズされた学習AIが、わからない場面で答えをすぐに教えるのではなく、ヒントを出しながら一緒に考えてくれます。学習以外の用途には使えないフィルタリング設定があるので、安心して使えます。

クラスジャパン小中学園の詳細はこちら
https://www.cjgakuen.com/

近くに通える場所がない地域での考え方は、こちらの記事にもまとめています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/freeschool-chikakuninai/

茨城県のフリースクール(市区町村別)

市区町村ごとに1か所ずつ紹介します。順位をつけたものではありません。運営・所在地・対象年齢・料金は各施設の公式サイト、または県教育委員会の紹介資料(令和7年7月版)で執筆時点に確認できたもので、確認できなかった項目は「要お問い合わせ」としています。料金は税込・税別の表記がそろっていないものもあるので、通う前には必ず各施設に直接ご確認ください。県央・県北から県南、県西、鹿行の順に並べています。

水戸市

フリースクール みとなんでもクラブ(仮)
運営: 特定非営利活動法人セカンドリーグ茨城
所在地: 水戸市泉町2丁目2-36(マチノイズミ)
対象年齢: 小学生、中学生、高校生(県の紹介資料の記載)
料金: 無料(交通費・遠足代などの実費は家庭で負担)

水戸市の中心市街地で、NPOの中間支援組織であるセカンドリーグ茨城が開いているフリースクールです。県教委の紹介資料には、開設は週3日の10時〜15時(長期休暇を除く)、定員10名、「こどもたちの主体性を重視し、大人から提案するのではなく、見守る姿勢を大切にしている」とあります。図書館や芸術館、商業施設など中心市街地の地域資源を使って活動し、その日に何をするかは子どもたちが決めます。2025年5月時点の通所者は小学生5名・中学生4名・高校生2名。利用料が無料なので、水戸市で「まず一歩」を踏み出す場所として使いやすい施設です。開設曜日は資料と法人の案内で食い違いがあるため、申し込み前に法人(029-297-7040)へ確認してください。

公式サイト: https://2nd-league-i.jp/

日立市

ひたち未来アカデミア
運営: 特定非営利活動法人ひたちNPOセンター・with you
所在地: 日立市川尻町1丁目39-13
対象年齢: 小学生・中学生
料金: 入会金10,000円、月額利用料22,000円(準要保護世帯・生活保護世帯は要相談)

長年、無料学習塾などで日立市の子どもを支えてきたNPOが開いた、日立市内の民間フリースクールです。開校は毎週月・水・金曜の9時〜15時。入学前に臨床心理士によるアセスメントと主任講師との対話を3日かけて行い、本人・保護者・講師で前期分のカリキュラムと時間割を一緒に作るのが特徴です。午前は教科学習、午後は本人の希望で決める総合学習で、常磐大学・茨城キリスト教大学・茨城大学工学部の学生や地域の人と遊び、学ぶ日もあります。公式サイトには「学習を通じた居場所のなかで共に生きることを学ぶ教室」とあります。出席扱いの扱いは要お問い合わせです。

公式サイト: http://npowithyou.com/hitachimirai/home.html

ひたちなか市

フリースクール 環学舎(たまきがくしゃ)
運営: 株式会社淙愛
所在地: ひたちなか市東大島2丁目11-24 アシストひたちなかビル3階
対象年齢: 小学生・中学生
料金: 入会金10,000円、水道光熱費1,100円/月、月謝は週1回7,000〜10,000円・週3回14,000〜20,000円・週5回21,000〜30,000円(全日・半日で異なる)

学習塾を運営する会社が母体のフリースクールで、利用時間は9時〜15時(土日祝・長期休暇は休校)。公式サイトには「小中学校に通うことのできないお子さまにも学校と同等の教育ができる施設」「お子さまが通う小中学校の先生に主導していただき、学校でのカリキュラムに沿って進度が遅れないようフォロー」とあり、学習面をしっかり進めたいご家庭に向いた設計です。週1回から週5回まで通う日数で月謝が変わり、体験コース(3,500〜10,000円)もあります。ひたちなか市はフリースクールの市独自補助はなく、市の公式ページから県の紹介資料へ案内しています。

公式サイト: https://sou-ai.net/tamaki-gakusha/

那珂市

サドベリースクール edit(エディット)
運営: 特定非営利活動法人Make Another Place for Smile(NPO法人MAPS)
所在地: 那珂市菅谷3706-6
対象年齢: 小学1年生〜高校3年生(県の紹介資料の記載)
料金: 入会金10,000円、週3回30,000円・週2回24,000円・週1回14,000円、回数券4,000円(県の紹介資料の記載。最新の料金は要確認)

元高校教員の夫婦が2024年3月に設立したNPOが、2025年4月に開いたサドベリー型のフリースクールです。開設は月・水・金曜の9時〜13時、定員約10名。県教委の紹介資料には「年齢による学年やクラスなどは設けていません。先生も存在しません。子ども達は自分自身で、あるいは仲間達と予定や計画を組み立てながら過ごします」とあり、地域の大人を「まちなかの先輩」として巻き込んで学びを設計します。那珂市内の不登校の親の会「Smile cafe」と連携し、保護者の相談にも応じています。那珂市の「こどもみらいリンクマップ」にも掲載されています。

公式サイト: https://as-maps.com/

常陸太田市

こどもの新しい居場所 えーぽいんと
運営: NPO法人こどもの新しい居場所えーぽいんと
所在地: 常陸太田市春友町592
対象年齢: 小学生・中学生
料金: 入会金なし、利用1回2,500円(2人目半額)。特別な活動時は別途(県の紹介資料の記載)

「子どもの自己肯定感と有用感を育む」「子どもを誰とも比較しない」「親を孤立させない」を掲げる県北のNPOのフリースクールです。開所は月・水・金曜の9時〜16時(祝日休み)。活動は自然体験、外部講師による体験学習、自習サポートの3本柱で、県の紹介資料によると通所者は県内各地から9名。1回2,500円の都度払いで入会金がないので、週1回から試しやすい施設です。公式サイトには、教育委員会や学校との連携により出席扱いとなる場合があること、県の補助制度の対象になりうることが書かれています。

公式サイト: https://apo-iba.jp/

土浦市

オルタナティブスクール カラフル
運営: 社会福祉法人幸樹会
所在地: 土浦市上高津1256-2
対象年齢: 6歳〜18歳(小学1年生〜高校3年生)
料金: 月額プラン36,000円、チケット制は8回24,000円・16回44,800円・32回83,200円(入会金の記載なし)

社会福祉法人が運営する、子どもたちが大人と対等な立場で主体的に運営するフリースクールです。開校は月〜木曜の9時30分〜15時30分(祝日のある週は金曜も開校)。カリキュラムやテスト、成績はなく、全員参加自由のミーティングでルールや活動計画、予算の使い方まで話し合って決めます。創作・表現、対話、自然体験、探究活動が中心です。チケット制があるので、月に数回だけ通う使い方もできます。土浦市には市独自の利用料補助はありませんが、市内には土浦めぐみ教会付属の森の学園(小中、月〜金)もあります。

公式サイト: https://colorful.kouju.ed.jp/

つくば市

むすびつくばライズ学園
運営: 特定非営利活動法人リヴォルヴ学校教育研究所
所在地: つくば市吾妻1丁目10-1 つくばセンタービル1階 co-en オフィスC
対象年齢: 原則としてつくば市内に居住する小学3年生〜中学3年生(県の紹介資料の記載)
料金: 年会費6,000円、親の会費200円/月(県の紹介資料の記載。最新は要確認)

2000年設立のNPOが、つくば駅前のつくばセンタービルで運営する不登校の子どものための学びの場です。つくば市と2020年10月〜2022年3月に協働事業として実施し、2024年4月から新体制・新拠点に移行しました。県の紹介資料によると月・火・木・金曜クラスは10時〜15時、水曜クラスは13時〜17時で、学習支援のほかスポーツ、絵画造形、農作業などの体験的活動を取り入れています。つくば市在住で対象学年の子が中心なので、市外からの利用は直接確認してください。つくば市内にはほかにサドベリースクールつくば空、こどもとつくる学校でんでん、TSUKUBA学びの杜学園など複数の施設があり、市の一覧PDFで探せます。

公式サイト: https://www.musubitsukuba.com/

牛久市

フリースクール こどものSONORA(ソノーラ)
運営: 一般社団法人こどものSONORA
所在地: 牛久市柏田町1030
対象年齢: 主に小学生〜中学生(未就学児や高校生以上も可)
料金: 毎回の利用料は本人・家族が決める(月払いまたは日払い)。登録料や保険料の詳細は要お問い合わせ

牛久市周辺の約10市町村から約30名の小中学生が登録し、1日15名程度が利用している居場所型のフリースクールです。開所は火〜金曜の9時30分〜16時30分で、事前予約は不要、「来たい時に来て、帰りたい時に帰ることができる」スタイル。公式サイトには「子どもが安心してゆっくり過ごせる居場所づくりを目指す」とあり、プレーパークの開園や保護者の茶話会も行っています。塾形式の個別学習(火〜金曜17時以降、概ね1,000円/時)もあります。発達が気になるお子さんも利用していると公式に書かれています。

公式サイト: https://kodomonosonora.amebaownd.com/

取手市

チャレンジスクール志徳館
運営: 要お問い合わせ(志徳館学園)
所在地: 取手市藤代南1丁目5-15 千葉ビル1階
対象年齢: 小学生〜高校生
料金: 入学金10,000円、月額授業料20,000円、設備費5,000円/月、登録更新費10,000円(2年目以降毎年4月)

取手市藤代の学習塾・予備校の志徳館学園が開いているフリースクールで、「いろいろな事情で登校が難しくなった小学生から高校生までの生徒」が対象です。月〜金曜の10時〜15時の間ならいつでも登校でき、教員免許を持つスタッフが学習を見るほか、レクリエーションや体験活動も取り入れています。通信制高校のサポート校も併設していて、中学卒業後の進路まで同じ場所で相談できます。運営法人の正式名称は公式サイトで確認できなかったため、入学時に確認してください。

公式サイト: https://shitokukan.com/challengeschool_shitokukan/

龍ケ崎市

育伸ゼミナール フリースクール
運営: 有限会社育伸ゼミナール
所在地: 龍ケ崎市佐貫3丁目13-4
対象年齢: 小学生・中学生・高校生
料金: 要お問い合わせ

2001年設立の学習塾が、日中の時間帯に不登校・不登校傾向の子どもを受け入れているフリースクールです。公式サイトには「少人数制ですので周りに気にする事なく自分のペースで通いながら学習をする事ができます」とあり、教科学習が中心です。通信制高校(第一薬科大学付属高校)の龍ケ崎学習センターも兼ねているので、高校生は卒業資格の取得まで見通せます。料金・開所時間・出席扱いの扱いは公式サイトに記載がないため、直接お問い合わせください。龍ケ崎市の公式サイトは県の補助制度を案内しています。

公式サイト: https://ikushin-seminar.com/

ここまでで通える場所が見つからなかった方へ

県央・県南の10市の施設を見てきましたが、「通うのに片道1時間かかる」「週に何日も通うのは今は難しい」という方もいると思います。オンラインフリースクールのクラスジャパン小中学園なら、通う頻度は自分で決められて、ネットの先生(担任)と自宅から学習を続けられます。つくば市の利用者支援交付金のように、オンライン支援事業を補助の対象にしている自治体もあります。詳細はこちら: https://www.cjgakuen.com/

古河市

フリースクール Luce(ルーチェ)
運営: 学習塾Luce(法人格は要お問い合わせ)
所在地: 古河市磯部1615-1
対象年齢: 要お問い合わせ(古河市のガイドブックでは不登校の児童生徒向け施設として掲載)
料金: 入会金16,500円、月額は週2回まで4,400円・週4回まで7,700円、設備費1,100円。学習オプション1教科2,400円ほか

古河市の学習塾が運営するフリースクールで、営業時間は10時〜14時30分(毎週水曜休み)。公式サイトには「塾として運営しているメリットを生かし、学習支援に重点を置いて活動」「学習とリフレッシュタイムで構成」とあり、リフレッシュタイムにはカードゲームやボードゲーム、運動を取り入れています。週2回までなら月額4,400円からと、県内では利用しやすい料金設定です。古河市教育委員会の「保護者向け不登校支援ガイドブック」(令和8年3月6日現在)には、市内の施設としてこのLuceと、稲宮のこどサポ未来学院(合同会社こどもサポートプロジェクト)が載っています。

公式サイト: https://luce-dream.com/service/freeschool/

筑西市

茨城サドベリースクール(子どもの居場所コンテ)
運営: 一般社団法人茨城サドベリースクール
所在地: 筑西市西方1452-1
対象年齢: 小学生・中学生
料金: 入会金30,000円、月謝30,000円(毎日コース)(県の紹介資料の記載)

元教員の代表が立ち上げた一般社団法人が、筑西市西方で開いているサドベリー型のフリースクールです。開設は月〜金曜の9時〜15時。年齢別のクラスやカリキュラムはなく、読書、ゲーム、料理、実験、音楽、自然観察、動画制作、ものづくりなど子どもの関心から活動が生まれ、スクールミーティングで運営を決めます。2024年4月には同じ場所に、昼間は不登校支援(フリースクール)、夕方は放課後の居場所事業を行う「子どもの居場所コンテ」が開所し、教員免許や社会福祉士、保育士、看護師の資格を持つスタッフが保護者の相談にも応じています。筑西市内にはほかに、玉戸のminiPlusフリースクール(一般社団法人アイネット、火・木・土曜)もあります。

公式サイト: https://ibarakisudbury.or.jp/

鹿嶋市

imacoco学園 鹿島キャンパス
運営: 要お問い合わせ
所在地: 鹿嶋市国末1508-5
対象年齢: 小学生、中学生、高校生(県の紹介資料の記載)
料金: 入学金38,500円、授業料38,500円(フリースクール週2日)(県の紹介資料の記載。2026年4月から定員3名の個別指導型コースも新設)

2024年10月に開校した、鹿嶋市内で公式サイトから確認できた通所型の施設です。県の紹介資料には開設は火・水・金曜の9時〜16時とあり、公式サイトでは「剣道家が作った学び舎」として個別学習×運動×実践学習を掲げ、教育・IT・福祉・武道・アウトドアなど多様な経験を持つ先生が関わるとしています。送迎の相談(1回10kmまで1,000円)やオンラインの学習支援(週1回60分から)もあります。運営法人名と最新の料金は公式サイトで確認できなかったため、見学時に確認してください。鹿嶋市には市独自の利用料補助はありません。

公式サイト: https://imacoco-kashima.jimdosite.com/

潮来市

NIJINアカデミー茨城潮来校
運営: 株式会社NIJIN
所在地: 潮来市大塚野2丁目7-8
対象年齢: 小学生・中学生
料金: 入会金33,000円、月額45,943円(ハイブリッド通学・週1プラン。リアル校授業料16,500円+施設使用料4,000円+メタバース授業料25,443円)

メタバース(オンライン)の学校と週1回のリアル教室を組み合わせるフリースクールで、潮来市のリアル教室は毎週木曜の10時〜15時、定員5名です。公式サイトには、潮来市・鹿嶋市・神栖市・香取市から通える拠点として案内され、全国のNIJINアカデミーとして出席認定率97%を掲げています。毎日通う場所ではなく、平日は自宅からオンラインで学び、週1回だけ潮来に通う形なので、鹿行エリアで通える施設が少ない中での選択肢になります。公式サイトには茨城県の授業料等補助(月額上限15,000円)の対象になる旨も書かれています。

公式サイト: https://academy.nijin.co.jp/classroom/nijinacademy-ibarakiitako-2/

神栖市

SEIBISPACE 神栖
運営: 株式会社成美学園
所在地: 神栖市平泉東1丁目64-181 大竹ビル201号室
対象年齢: 主に中学生
料金: 要お問い合わせ

通信制高校のサポート校「成美学園」を運営する株式会社成美学園グループのフリースクールで、府中・神栖・越谷の3校舎とオンライン校があります。通学スタイルはエブリデイコース(月〜金)、3DAYコース(月〜金から選択)、1DAYコース(自分で決めた曜日)の3つで、午前は学習スペースで自分のペースで学び、午後は音楽・受験対策・イラスト・動画編集などの選択授業があります。公式サイトには「市内中学校と連携し、在籍校の出席扱いになる」とあります。料金は公式サイトに記載がないため、校舎(0299-95-8111)に直接お問い合わせください。

公式サイト: https://seibispace.com/

掲載していない市区町村について

守谷市、結城市、坂東市、常総市、下妻市、つくばみらい市、石岡市、笠間市、かすみがうら市、稲敷市、鉾田市、行方市、小美玉市、高萩市、北茨城市、常陸大宮市と、城里町・東海村・阿見町などの町村については、公式サイトで運営・所在地・対象年齢・料金のほとんどを確認できる通所型のフリースクールが見つからなかったため載せていません。確認できないものを推測で載せることはしていません。 下妻市には2026年9月開校予定のNIJINアカデミー茨城下妻校(毎週水曜のリアル教室)がありますが、執筆時点で所在地が公表されていなかったため見送りました。石岡市の施設は県の紹介資料ではオンラインでの個別支援のみ、笠間市は学習塾が夕方に受け入れる形で、日中の通所型とは少し違うため載せていません。城里町の「おばら子どもの居場所」(阿波山、火・水・金曜)は県の紹介資料に載っていますが、公式サイトが確認できませんでした。

県の紹介資料とつくば市・古河市・那珂市の一覧を合わせると、茨城県内には通所型以外も含めて40を超える居場所が載っています。この記事は1市区町村1か所に絞っているだけで、つくば市内や水戸市内には複数の選択肢があります。新設や移転、料金の改定で情報が変わることがあります。通う前には必ず公式サイトと直接のお問い合わせで最新の情報を確認してください。掲載がない地域でも、市町村の教育支援センター(適応指導教室)や校内フリースクールに相談できます。まずは教育委員会か在籍校に聞いてみてください。

掲載のない地域にお住まいの場合も、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」なら地域を問わず自宅から利用できます。ネットの先生(担任)が伴走し、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになった実績も多数あります。2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちをサポートしてきました。
https://www.cjgakuen.com/

まとめ。フリースクールは合うかどうかで選んでいい

フリースクールは、施設の優劣で選ぶものではありません。お子さんとの相性で決まります。 この一覧を見るだけでも、無料で週3日通える中心市街地のクラブ、1回2,500円の都度払い、週2回まで月4,400円の塾型、月36,000円で子どもが運営に参加するオルタナティブスクール、週1回だけ通うメタバース併用型、利用料を家族が決める居場所型と、形は本当にさまざまです。

だから、見学して決めていいし、複数を並行して検討していいし、通ってみて合わなければ変えていいんです。公的な教育支援センターとの併用もできます。

今日できる一歩としては、県教委のページから「茨城県内の民間施設(フリースクール)について」のPDFを開いて、お住まいの市町の施設の「開設日及び時間」と「費用」の行だけメモしてみてください。気になる施設が見つかったら、「見学はできますか」「在籍校への報告はしてもらえますか」の2つだけメールで聞いてみてください。住民税非課税・要保護・準要保護の世帯なら、県の授業料等補助の第Ⅰ期(8月31日必着)に間に合うか、通所証明書を施設に書いてもらえるかも一緒に確認を。つくば市在住の方は、所得に関係なく月2万円までの交付金があるので、領収書を捨てずに取っておいてください。候補が1つもなければ、在籍校に「教育支援センターはどこにありますか」とだけ聞くところから始めて大丈夫です。

僕自身、不登校の当時に通ったフリースクールで、学校の外にも自分の居場所があると知れたことが大きな支えになりました。

お子さんを責める必要も、ご自身を責める必要もありません。今日からできる小さな一歩を、一緒に探しましょう。僕の公式LINEでは不登校に関する情報発信や無料相談を行っています。

小幡和輝の無料LINE相談はこちら
https://www.obatakazuki.com/lp

よくある質問

茨城県にフリースクールはいくつありますか?

茨城県教育委員会の「茨城県内の民間施設(フリースクール)について」(令和7年7月版)には、水戸市・ひたちなか市・那珂市・城里町・笠間市・常陸太田市・鹿嶋市・牛久市・土浦市・石岡市・つくば市・取手市・筑西市の13市町・33施設が載っています(任意提出なので全施設ではなく、学習塾やオンラインのみの団体、通信制高校のサポート校も含みます)。つくば市・古河市・那珂市は市独自の一覧やガイドブックも公開しています。この記事では15の市について、公式サイトや県の資料で運営・所在地・対象・料金が確認できた施設を1か所ずつ紹介しています。

茨城県でフリースクールの利用料の補助はありますか?

あります。茨城県の「民間フリースクール連携推進事業」の授業料等補助は、県内在住で小中学校等に在籍する不登校児童生徒のうち、住民税非課税世帯・要保護世帯・準要保護世帯が対象で、保護者が支払う授業料等の2分の1以内、1人あたり月額15,000円(年間180,000円)が上限です。年3回(8月31日・12月26日・3月31日必着)申請します。つくば市には所得要件のない「民間不登校児童生徒支援事業利用者支援交付金」があり、月額利用料か20,000円の少ないほうが補助されます(通所・オンライン・訪問型が対象、市税の滞納がないことが要件)。水戸市・日立市・土浦市・古河市・取手市など、そのほかの市町村では保護者向けの利用料補助を公式に確認できませんでした(2026年8月時点)。

フリースクールに通うと学校の出席扱いになりますか?

一定の要件を満たせば、フリースクールでの学びを在籍校の出席として認めてもらえます。文部科学省が要件を示しており、最終的な判断は在籍校の校長先生が行います。茨城県では県教育委員会が令和5年3月に「不登校児童生徒を支援する民間施設に関するガイドライン」を策定し、民間施設で相談・指導を受けた日数を出席扱いとする際の目安を示しています。この記事で紹介した施設にも「市内中学校と連携し、在籍校の出席扱いになる」と公式に書いている施設があります。見学のときに、在籍校への報告をしてもらえるかを確認してみてください。

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この記事を書いた人

1994 年、和歌山県生まれ。10年の不登校を経験。不登校当時はフリースクールで学び、その後18 歳で起業。SNS を活用したマーケティングを専門とし、東京2020 オリンピック・パラリンピックでは総フォロワー1000万人以上の公式SNSアカウントを運用。不登校への偏見を払拭し、不登校になっても取り残されない社会を目指し不登校の専門家として活動。オンラインフリースクール『クラスジャパン小中学園』の代表として、これまでに2000人以上の不登校生徒をサポート。著書に『学校は行かなくてもいい/英治出版』『学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方/小学館』など計6冊。講演、メディア出演も多数。

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