奈良県のフリースクールと補助金一覧。市区町村別に紹介します【2026年最新】

奈良県でフリースクールを探している方へ。お子さんが学校に行きづらくなったとき、「家の近くに通える場所はあるのか」「費用の補助はないのか」と、調べること自体に疲れてしまう方も多いのではないでしょうか。

この記事では、奈良県のフリースクールを市区町村ごとに1か所ずつ、順位づけをせずにフラットに紹介します。あわせて、広陵町のフリースクール利用助成(月額上限2万円)や、奈良市の無料で通える公設フリースクールなど、公式サイトで確認できた支援制度もまとめました。

自己紹介が遅れました。約10年間の不登校を経験した小幡和輝です。当時の僕を支えてくれた場所がフリースクールでした。いまはそれを運営する側として、本を書いたり、2000人以上の子どもたちとご家庭に関わっています。

「学校以外の場所」は、探せば思っているより見つかります。この記事が、お子さんに合う場所を探す最初の一歩になればうれしいです。

目次

奈良県のフリースクールの状況

奈良県の令和6年度の不登校児童生徒数は、小学校1,417人(前年度1,337人)、中学校2,453人(同2,354人)で、あわせて3,870人。記録を確認できる範囲で過去最多です。1,000人あたりでは小学校22.6人、中学校70.4人で、中学校は全国平均(67.9人)を上回っています(出典: 文部科学省「令和6年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422178_00006.htm )。

中学校ならクラスに2人はいる計算です。決して珍しいことではありません。

一方で、奈良県には県として保護者向けのフリースクール利用料助成は、執筆時点で公式に確認できませんでした。県全体のフリースクール一覧も県からは公表されていません。そのぶん、市町村単位の取り組みに特徴があります。

広陵町フリースクール等利用助成事業

  • 対象: 町立小中学校に在籍する不登校児童生徒、または広陵町に住民登録があり町立以外の小中学校に在籍する不登校児童生徒(申請前1年間におおむね30日以上欠席)の保護者
  • 補助額: 月額上限20,000円
  • 対象施設: 町が認定したフリースクール等(執筆時点で5施設。フリースクールそよ風、フリースクールLiber、にじいろきらくる真美、フリースクールきらくる、フリースクールここねす)
  • 問い合わせ: 広陵町学校支援室(0745-43-6180)
  • 詳細: https://www.town.koryo.nara.jp/0000007972.html

また、奈良市には利用料の助成はありませんが、無料で通える公設フリースクール「HOP青山」「HOPあやめ池」があります。奈良市はフリースクールなどの情報をまとめた「多様な学び支援マップ」も公表しているので、奈良市内で探す方はまずここから見るのがおすすめです( https://www.city.nara.lg.jp/site/hop/257158.html )。

いずれの制度も年度によって内容が変わることがあるため、最新情報は必ず公式ページでご確認ください。フリースクールの費用の相場や補助金の考え方は、こちらの記事でも詳しく解説しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/freeschool-cost/

フリースクールでの学びは出席扱いになりうる

フリースクールに通った日数は、一定の要件を満たせば在籍校の指導要録上「出席扱い」になる場合があります。文部科学省が通知で示している全国共通の仕組みです(出典: https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422155.htm )。

在籍校との連携や学習状況の報告など、いくつかの条件を校長先生が確認して判断します。詳しい要件と進め方はこちらの記事で解説しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/shusseki-atukai/

まだ外に出るのが難しい、近くに通える場所がないという方へ

オンラインフリースクール クラスジャパン小中学園

奈良県のフリースクールは奈良市や中和地域(橿原市・香芝市・広陵町のあたり)に集まっていて、県の南部や東部には通える場所がほとんどないのが現実です。それはご家庭の努力不足ではありません。また、場所はあっても、家から出るエネルギーがまだたまっていない時期のお子さんもいます。

そういう場合の選択肢として、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」があります。ネットの先生(担任)が伴走してくれて、自宅から自分のペースで学べます。2018年の開校からこれまでに2000人以上の不登校の子どもたちを支えてきました。一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになる仕組みも整っています。

学習では、AIがすぐに答えを教えるのではなくヒントを出しながら一緒に考えてくれます。学習以外に使えないフィルタリング設定があるので、「ネットばかりにならないか」が心配な方も安心です。

https://www.cjgakuen.com/

自宅で学びを確保する方法については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/freeschool-chikakuninai/

奈良県のフリースクール(市区町村別)

市区町村ごとに1か所ずつ紹介します。順位をつけたものではありません。情報は執筆時点で各施設の公式サイトや自治体の公表資料で確認したものです。通う前には必ず各施設に直接ご確認ください。

奈良市

公設フリースクールHOP(HOP青山・HOPあやめ池)
運営: 奈良市教育委員会
所在地: 奈良市三条本町13-1(はぐくみセンター内。ほかに市内にHOP青山・HOPあやめ池の拠点あり)
対象年齢: 小学生〜中学生
料金: 無料(材料費・活動費などの実費がかかる場合あり)

奈良市が設置している公設のフリースクール・教育支援センターです。授業料がかからず、市の教育支援課が運営しているので在籍校との連携もスムーズです。小学生向けの「KidsHOP」もあります。

公式サイト: https://www.city.nara.lg.jp/site/hop/

生駒市

フリースクール和草(にこぐさ)
運営: 一般社団法人和草
所在地: 生駒市小平尾町1576
対象年齢: 小学生〜高校生
料金: 入会金33,000円、月4回11,000円・月8回22,000円・フル利用33,000円

古民家を活用した、自然に囲まれた居場所です。月・火・木・金の10時〜14時に開いていて、週1回から毎日まで通う回数を選べます。生駒市の公式サイトでも支援団体として紹介されています。

公式サイト: https://nikogusa510.com/freeschool/

大和高田市

フリースクールここねす
運営: 要お問い合わせ
所在地: 大和高田市林木町1-4
対象年齢: 要お問い合わせ
料金: 要お問い合わせ

広陵町が助成の対象として認定しているフリースクールのひとつで、行政の認定を受けている施設です。詳しい利用条件や料金は直接の問い合わせ(0745-51-0730)で確認してください。

施設情報(広陵町の認定施設一覧): https://www.town.koryo.nara.jp/0000007972.html

橿原市

フリースクール・自立学習塾Liber(リーベル)
運営: 合同会社96企画
所在地: 橿原市中町200-98
対象年齢: 不登校の小学生〜高校生
料金: 要お問い合わせ

「学校に行くのが難しい」小学生から高校生までを受け入れるフリースクールと自立学習塾を兼ねた施設です。広陵町の認定フリースクールにもなっています。天理市や桜井市など近隣からも通えます。

公式サイト: https://www.96kikaku-liber.com/

香芝市

フリースクールそよ風
運営: 特定非営利活動法人T-seed
所在地: 香芝市真美ケ丘1-15-15(T-seedこみゅにてぃ内)
対象年齢: 要お問い合わせ
料金: 年会費3,000円。ひとり利用は月10,000円(プログラム料・昼食代など込み)、親子利用は1回300円

子育て支援に取り組むNPO法人T-seedが運営しています。親も子も孤独にしないことを大切にしていて、親子での利用ができるのが特徴です。火〜金の日中に加えて土日も開いています。

公式サイト: https://npo-t-seed.jimdofree.com/

田原本町

奈良スコーレ
運営: 奈良スコーレ(任意団体)
所在地: 磯城郡田原本町八尾643
対象年齢: 要お問い合わせ
料金: 要お問い合わせ

「地域で学びの選択肢を増やす」を掲げて2018年に発足した学びの場です。フリースクールのほか、家庭で学ぶ子ども向けの「おうちスコーレ」や保護者の相談・親の会も行っています。

公式サイト: https://www.naraschole.com/

広陵町

フリースクールきらくる
運営: 要お問い合わせ
所在地: 北葛城郡広陵町南郷653-4
対象年齢: 要お問い合わせ
料金: 要お問い合わせ

広陵町が認定するフリースクールで、町の利用助成(月額上限2万円)の対象施設です。町内には姉妹施設の「にじいろきらくる真美」もあります。詳細は直接の問い合わせ(0745-55-3142)で確認してください。

施設情報(広陵町の認定施設一覧): https://www.town.koryo.nara.jp/0000007972.html

上牧町

Smile Farm かんまき
運営: NPO法人楽しいまちづくりの会(上牧町との官民連携)
所在地: 北葛城郡上牧町(旧JAならけん上牧出張所を改修。詳細は要お問い合わせ)
対象年齢: 要お問い合わせ
料金: 要お問い合わせ

2022年9月に開校した、町とNPOが連携して運営するフリースクールです。学校と連携していて、ここへの登校は原則出席として扱われます。アイランドキッチンでの料理体験など、暮らしに近い活動が特徴です。

公式サイト: https://www.town.kanmaki.nara.jp/soshiki/kyoiku_somu/gyomu/freeschool/index.html

掲載していない市区町村について

天理市・大和郡山市・桜井市・宇陀市・五條市・御所市など、今回の調査では公式サイトや自治体の公表資料で確認できるフリースクールが見つからなかった市町村があります。施設が存在しないと断定するものではなく、新設や移転で情報が変わることもあるため、お住まいの地域で探す場合は必ず公式サイトと直接の問い合わせで最新情報を確認してください。

また、どの市町村にも公的な選択肢として教育支援センター(適応指導教室)があります。天理市の「ほっとスクール」、大和高田市の「かたらい教室」など、無料で利用できる場合がほとんどです。まずはお住まいの市町村の教育委員会に相談してみてください。

掲載のない地域にお住まいの場合も、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」なら地域を問わず自宅から利用できます。ネットの先生(担任)が伴走し、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになった実績も多数あります。2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちをサポートしてきました。
https://www.cjgakuen.com/

まとめ 合うかどうかで選んでいい

フリースクールに優劣はありません。あるのは「その子に合うか、合わないか」だけです。無料の公設と有料の民間、にぎやかな場所と静かな場所、どちらが良い悪いではなく、お子さんが安心して過ごせるかどうかで選んで大丈夫です。

見学や体験をしてから決めていいですし、複数の場所を並行して検討してもかまいません。今日できる一歩をひとつ挙げるなら、気になった施設に「見学はできますか」とメールか電話で聞いてみることです。広陵町にお住まいなら、学校支援室(0745-43-6180)に「フリースクールの利用助成の対象になるか知りたい」と聞くところから始めるのもいいと思います。

お子さんを責める必要も、ご自身を責める必要もありません。今日からできる小さな一歩を、一緒に探しましょう。

小幡和輝の無料LINE相談はこちら
https://www.obatakazuki.com/lp

よくある質問

奈良県にフリースクールの利用料の助成はありますか?

奈良県として保護者向けの利用料助成は、執筆時点で公式に確認できませんでした。市町村では広陵町に「フリースクール等利用助成事業」があり、町が認定するフリースクール等の利用料を月額上限2万円まで助成しています。制度は年度によって変わることがあるため、最新情報はお住まいの市町村の公式サイトでご確認ください。

奈良市にはどんなフリースクールがありますか?

奈良市には無料で通える公設フリースクール「HOP青山」「HOPあやめ池」があり、教育支援センターHOPや小学生向けのKidsHOPも運営されています。民間の施設も含めた情報は、奈良市が公表している「多様な学び支援マップ」でまとめて確認できます。

フリースクールに通うと学校の出席扱いになりますか?

一定の要件を満たせば、在籍校の指導要録上「出席扱い」になる場合があります。文部科学省の通知で示された全国共通の仕組みで、在籍校との連携や学習状況の報告などを踏まえて校長先生が判断します。通いたい施設と在籍校の両方に、早めに相談しておくのがおすすめです。

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この記事を書いた人

1994 年、和歌山県生まれ。10年の不登校を経験。不登校当時はフリースクールで学び、その後18 歳で起業。SNS を活用したマーケティングを専門とし、東京2020 オリンピック・パラリンピックでは総フォロワー1000万人以上の公式SNSアカウントを運用。不登校への偏見を払拭し、不登校になっても取り残されない社会を目指し不登校の専門家として活動。オンラインフリースクール『クラスジャパン小中学園』の代表として、これまでに2000人以上の不登校生徒をサポート。著書に『学校は行かなくてもいい/英治出版』『学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方/小学館』など計6冊。講演、メディア出演も多数。

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