「北海道で通信制高校を探したいけれど、広い道内のどこに学校があって、うちから通えるのか分からない」。そんな方に向けて、北海道の通信制高校をまとめました。結論からお伝えすると、北海道には公立の通信制が1校(北海道有朋高等学校)あり、札幌の本校のほか道内32の協力校でスクーリングを受けられる仕組みがあります。私立は道内に本校を置く学校だけで7校。広い北海道だからこそ、選び方の軸は「自宅から通えるか」を含めた通いやすさ・学費・サポート体制の3つです。この記事では、各校の公式情報をもとに一覧で紹介し、2026年度から大きく変わった就学支援金と北海道の支援制度まで解説します。
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自己紹介が遅れました。小幡和輝と申します。僕は約10年間の不登校を経験しました。当時はフリースクールで学び、18歳で起業しています。今は対面やオンラインのフリースクール、通信制高校の連携施設(明光義塾高等学院)を運営する立場です。学校選びの相談を日々受けている運営者として、北海道で公式に確認できる情報だけを整理してお届けします。
先に知っておきたい通信制高校の基礎知識
学校の一覧に入る前に、前提を3つだけ押さえてください。
1つ目は、公立と私立の違いです。 公立は学費が圧倒的に安い一方、自学自習が基本で、レポートの計画管理は自分で行う場面が多くなります。私立は学費がかかるぶん、担任制や個別サポート、週1〜5日の通学コースなど手厚い仕組みを持つ学校が多いです。
2つ目は、卒業の仕組みです。 通信制高校の卒業要件は、レポート(添削指導)・スクーリング(面接指導)・単位認定試験の3つ。これに特別活動への参加が加わります。スクーリングと単位認定試験は対面での実施が法律で定められているので、「一度も登校せずに卒業」はどの学校でもできません。だからこそ広い北海道では、スクーリング会場が自宅から行ける場所にあるかが最初の確認ポイントになります。
3つ目は、お金の区別です。 国の就学支援金の対象になるのは「学校である通信制高校の授業料」だけで、サポート校(学習等支援施設)の費用は対象外です。学校とサポート校の両方に在籍する場合、費用は二重にかかります。この区別を知らずに入学して「思ったより高かった」となるケースが本当に多いので、必ず覚えておいてください。
制度の詳細は文部科学省の通信制高校ポータルにまとまっています。
先に知っておきたい通信制高校の基礎知識の公式サイト
通信制高校とサポート校の違いは、こちらの記事で詳しく解説しています。
>>通信制高校とサポート校の違い。学費は二重にかかる?後悔しないための選び方
全国の明光義塾と連携する「明光義塾高等学院」という選択肢
一覧の前に、僕が運営に関わっている高校卒業資格が取れる明光義塾高等学院も紹介させてください。全国の明光義塾教室との連携で、中学範囲の戻り学習から大学受験対策まで一続きで見られるのが特徴です。「まず中2の数学からやり直したい」という相談も当たり前のこととしてサポートしています。
北海道内には札幌市・旭川市・函館市をはじめ各地に明光義塾の教室があり、日々の学習サポートを道内の教室で受けられるため、道内のどこにお住まいでも検討できます。高校卒業資格を目指しながら個別指導で学びたい方は、資料請求から始めてみてください。
北海道の通信制高校一覧
ここからは、公式サイトまたは北海道の公的情報で所在地を確認できた学校を紹介します。順位づけではなく、公立を先頭に、私立は五十音順で並べています。学費は年度や履修単位数で変わるため、必ず各校の公式サイトと最新の募集要項でご確認ください。
北海道有朋高等学校(通信制課程)
- 運営: 公立(北海道)
- 所在地: 札幌市北区屯田9条7丁目(本校)
- 通学: 本校のほか、道内32の協力校でスクーリングを受けられる
道内唯一の公立通信制です。特筆すべきは協力校の仕組みで、札幌の本校に通うのが難しい生徒は、函館・旭川・帯広・釧路など道内各地にある32の協力校(普段は通常の高校として運営されている学校)に通いながら学習を進められます。学費負担を最小限に抑えたい人が、まず確認したい学校です。
北海道有朋高等学校(通信制課程)の公式サイト
飛鳥未来きぼう高等学校 札幌駅前キャンパス
- 運営: 私立(学校法人三幸学園。本校は茨城県水戸市)
- 所在地: 札幌市中央区北5条西5-7 sapporo55 3階(JR札幌駅徒歩4分)
- 通学: 週1〜5日まで通学スタイルを選択可
全国に専門学校などを展開する三幸学園グループの広域通信制で、札幌駅前にキャンパスを置いています。ネット中心のスタイルから週5日登校まで通い方を選べるほか、グループ校と連携した美容師免許取得コースなど専門分野の学びも用意されています。学費は公式サイトでご確認ください。
飛鳥未来きぼう高等学校 札幌駅前キャンパスの公式サイト
池上学院高等学校
- 運営: 私立(学校法人池上学園)
- 所在地: 札幌市豊平区豊平3条5丁目1-38(本校)
- 通学: 毎日通学する総合コースから集中スクーリングコースまで選択可
札幌に本校を置く道内密着の通信制で、札幌以外の道内主要エリアにも7つのキャンパスを設置しています。毎日通う総合コース、自分のペースの一般コース、登校を年数回に抑える集中スクーリングコースなど、通い方の幅が広いのが特徴です。学費は公式サイトでご確認ください。
池上学院高等学校の公式サイト
クラーク記念国際高等学校
- 運営: 私立(学校法人創志学園)
- 所在地: 深川市納内町(本校)。旭川・札幌白石・苫小牧・釧路などにキャンパス
- 通学: 週5日通学から通信型まで選択可
深川市に本校を置く、全国展開の広域通信制です。道内には深川・旭川・札幌大通(連携校)・札幌白石・苫小牧・釧路のキャンパスがあり、2026年4月には帯広キャンパスも開校。制服を着て週5日通学するスタイルなど、「毎日通う通信制」の色が濃い学校です。学費は公式サイトでご確認ください。
クラーク記念国際高等学校の公式サイト
札幌静修高等学校(通信制課程)
- 運営: 私立(学校法人札幌静修学園)
- 所在地: 札幌市中央区南16条西6丁目2-1
- 通学: 在宅学習が基本。週1〜5日のオプションコースを追加可
創立100年を超える札幌の伝統校が設置した通信制課程です。在宅で学びを進める基本スタイルをベースに、週1日から週5日まで登校日数を選べるオプションコースを組み合わせられます。全日制を併設する学校ならではの環境で学べるのも特徴です。学費は公式サイトでご確認ください。
札幌静修高等学校(通信制課程)の公式サイト
星槎国際高等学校
- 運営: 私立(学校法人国際学園)
- 所在地: 札幌市厚別区もみじ台北5丁目12-1(本部校)
- 通学: 登校日数を選べるコース制
全国に学習センターを展開する広域通信制で、2019年に本部校を芦別市から札幌市へ移し、旧本校は芦別学習センターとして続いています。一人ひとりの特性に合わせた学びを掲げ、発達特性のある生徒の受け入れ実績が豊富なことで知られる学校です。学費は公式サイトでご確認ください。
星槎国際高等学校の公式サイト
とわの森三愛高等学校(通信制課程)
- 運営: 私立(学校法人酪農学園)
- 所在地: 江別市文京台緑町569
- 通学: 通学コース(週3〜4日)と通信コース(年2週間の集中スクーリング)
酪農学園大学の附属校で、通信制課程の高校として初めて農業の専門学科(農食環境科学科)を設置した学校です。普通科は週3日、農食環境科学科は週4日の通学コースのほか、年2週間の集中スクーリングで卒業を目指す通信コースもあります。農業や食に興味がある人には個性の際立つ選択肢です。学費は公式サイトでご確認ください。
とわの森三愛高等学校(通信制課程)の公式サイト
北海道教育学園三和高等学校
- 運営: 私立(学校法人北海道教育学園)
- 所在地: 上川郡和寒町字三和412(本校)。札幌市東区に札幌学習センター
- 通学: 少人数制。在宅学習コースあり
和寒町に本校を置く通信制で、札幌駅から徒歩圏の札幌学習センターでも学べます。フリースクールを長く運営してきた札幌自由が丘学園の系列で、少人数の落ち着いた環境が特徴です。集団が苦手な子や、自分のペースを大切にしたい子に合う学校です。学費は公式サイトでご確認ください。
北海道教育学園三和高等学校の公式サイト
北海道芸術高等学校
- 運営: 私立(学校法人恭敬学園)
- 所在地: 余市郡仁木町東町5丁目4-1(本校)。札幌にサテライトキャンパス
- 通学: キャンパス通学型と通信型
仁木町に本校を置く広域通信制で、マンガ・イラスト、声優、ファッション・ビューティーなど芸術分野のコースを高校の学びと一緒に受けられるのが最大の特徴です。札幌サテライトキャンパスには実習用の設備がそろっています。「好き」を軸に高校生活を立て直したい人に向いた学校です。学費は公式サイトでご確認ください。
北海道芸術高等学校の公式サイト
学校選びの3つの軸
9校を前にして「どう絞ればいいのか」と迷ったら、次の3つの軸で考えてみてください。
軸1: 通いやすさ。 広い北海道では、これが最重要です。毎日通いたいのか、週1〜2日がいいのか、年数日の集中スクーリングだけにしたいのか。あわせて「その会場が自宅から行ける場所にあるか」を必ず確認してください。有朋高校の協力校、池上学院やクラークの地方キャンパスのように、札幌以外の地域から通える拠点を持つ学校もあります。通学頻度の決め方はこちらの記事で詳しく解説しています。
>>通信制高校の通学コースは週何日を選べばいい?無理なく続く頻度の決め方
軸2: 学費と就学支援金。 公立の有朋高校は学費負担が最も小さく、私立は就学支援金を差し引いた「実質負担額」で比べるのが正解です。このとき、サポート校の費用は就学支援金の対象外である点に注意してください(詳しくは次の章で解説します)。
軸3: サポート体制。 担任制か、個別指導か、進路サポートはどこまでか。もう1つ確認したいのが、スクーリング会場の場所です。サポート校のなかには、面接指導等実施施設(スクーリングや試験を行える施設)を自前で持つところと持たないところがあり、後者の場合は年に数回、遠方の本校まで行く必要が出ることがあります。見学のときに「スクーリングはどこで受けますか」と聞いておくと、入学後のギャップを防げます。
不登校でも北海道の通信制高校に入れる?
入れます。通信制高校の入試は書類選考と面接(+作文)が中心で、中学校の欠席日数や内申点が合否に直結しにくい仕組みです。中学の内容に不安があっても、入学後にレポートを進めながら学び直せます。
面接では欠席日数を責められるのではなく、「これからどう学びたいか」を聞かれるのが一般的です。面接と作文で見られているポイントは、こちらの記事にまとめています。
>>通信制高校の入試で落ちることはある?面接と作文で見られていること
学費と就学支援金。北海道の支援制度も
2026年度(令和8年度)は、高校の学費負担が大きく変わった年です。国と北海道が公表している情報をもとに整理します。
国の就学支援金(授業料の支援)
所得制限が撤廃され、世帯年収にかかわらず対象になりました。私立通信制の場合は年額33万7,200円を上限に授業料へ充当されます。公立の通信制は1単位あたり336円が支給される仕組みで、もともと授業料が低いため、授業料負担はごくわずかに抑えられます。繰り返しになりますが、対象は「学校の授業料」であり、サポート校の費用には使えません。
学費と就学支援金。北海道の支援制度もの公式サイト
北海道の支援制度
北海道は国の就学支援金に加えて、道独自の「高等学校等授業料軽減制度」と、授業料以外の教育費(教科書代など)に充てる「奨学のための給付金」を設けています。いずれも返済不要ですが、申請が必要です。私立高校向けの奨学のための給付金は、生活保護受給世帯または住民税所得割の合算が18万2,500円未満の世帯が対象です(令和8年度)。対象範囲や金額は課程や年度によって変わるため、最新情報は北海道の公式ページでご確認ください。
学費と就学支援金。北海道の支援制度もの公式サイト
まとめ。今日できる一歩は「2〜3校の資料請求」
北海道には、協力校の仕組みで道内どこからでも学びやすい公立の有朋高校と、性格の異なる私立8校(道内に本校を置く7校+札幌駅前キャンパス)がそろっています。広い道内でも、地方キャンパスや在宅中心のスタイルを使えば「通える範囲に選択肢がない」という心配はいりません。あとは、通いやすさ・学費・サポート体制の3軸で、お子さんに合う学校を絞っていくだけです。
今日できる一歩として、気になった2〜3校の資料請求をしてみてください。パンフレットを並べて見比べると、Webサイトだけではわからない学校ごとの雰囲気の違いが見えてきます。個別指導で学び直しから受験対策まで進めたい方は、明光義塾高等学院の資料請求もどうぞ。
明光義塾高等学院
「うちの場合はどの学校が合う?」という段階でも大丈夫です。僕の公式LINEでは進路や不登校に関する無料相談を行っています。完璧な正解を最初から選ぶ必要はありません。迷っている段階の相談こそ歓迎です。
他の都道府県をお探しの方へ
全国47都道府県の通信制高校と学費軽減制度の一覧は、こちらのまとめからご覧いただけます。
>>【全国版】47都道府県の通信制高校一覧。お住まいの県から探せます【2026年最新】
よくある質問
Q1. 北海道の通信制高校の学費はいくらですか?
公立の北海道有朋高等学校は授業料が低く、就学支援金(通信制は1単位あたり336円)の対象にもなるため、授業料負担はごくわずかです。私立は学校や履修単位数によって異なりますが、2026年度から就学支援金の所得制限が撤廃され、私立通信制は年額33万7,200円を上限に授業料が支援されます。正確な金額は各校の公式サイトと最新の募集要項でご確認ください。
Q2. 札幌以外に住んでいても北海道の通信制高校に通えますか?
通えます。公立の有朋高等学校は道内32の協力校でスクーリングを受けられ、池上学院高等学校やクラーク記念国際高等学校のように札幌以外の主要都市にキャンパスを持つ学校もあります。在宅学習が中心で登校日数を最小限にできる学校もあるので、お住まいの地域から通える会場があるかを資料請求や見学で確認してみてください。
Q3. 不登校でも北海道の通信制高校に入学できますか?
入学できます。通信制高校の入試は書類選考と面接・作文が中心で、中学校の欠席日数が合否に直結しにくい仕組みです。中学の学習内容に不安があっても、入学後にレポートを進めながら学び直せます。学校見学や説明会で、サポート体制を確認しておくと安心です。
