「鹿児島県で通信制高校を探したいけれど、どこから調べればいいかわからない」。そんな方に向けて、鹿児島県の通信制高校を公式の一次情報だけで整理しました。結論からお伝えすると、鹿児島県の公立通信制は鹿児島市の開陽高等学校の1校。これに加えて、いちき串木野市や屋久島町に本校を置く私立、鹿児島市中心部にキャンパスを構える広域通信制など、性格の異なる選択肢が複数あります。選び方の軸は「通いやすさ」「学費」「サポート体制」の3つ。種子島・屋久島・奄美群島など離島にお住まいの場合の学び方まで含めて、この記事で全体像をつかめるようにまとめます。
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自己紹介が遅れました。小幡和輝と申します。僕は約10年間の不登校を経験しました。当時はフリースクールで学び、18歳で起業しています。今は対面やオンラインのフリースクールに加えて、通信制高校の連携施設(明光義塾高等学院)を運営する立場で、進路の相談を日々サポートしています。この記事も、鹿児島県と各校の公式サイトで確認できた情報だけを集めて書きました。
先に知っておきたい通信制高校の基礎知識
学校の一覧に入る前に、前提を3つだけ押さえてください。
1つ目は、公立と私立の違いです。 公立は学費が圧倒的に安い一方、レポートの計画管理は自分で進める場面が多くなります。私立は学費がかかるぶん、担任制や個別サポート、週1〜5日の通学コースなど手厚い仕組みを持つ学校が多いです。
2つ目は、卒業の仕組みです。 通信制高校の卒業要件は、レポート(添削指導)・スクーリング(面接指導)・単位認定試験の3つ。これに特別活動への参加が加わります。スクーリングと単位認定試験は対面での実施が法律で定められているため、「一度も登校せずに卒業」はどの学校でもできません。違いがあるのは登校の頻度と場所です。
3つ目は、お金の区別です。 国の就学支援金の対象になるのは「学校である通信制高校の授業料」だけで、サポート校(学習等支援施設)の費用は対象外です。学校とサポート校の両方に在籍する場合、費用は二重にかかります。ここを知らずに入学して「思ったより高かった」と後悔するケースが本当に多いので、必ず覚えておいてください。
制度の詳細は文部科学省の通信制高校ポータルにまとまっています。
先に知っておきたい通信制高校の基礎知識の公式サイト
通信制高校とサポート校の違いは、こちらの記事で詳しく解説しています。
>>通信制高校とサポート校の違い。学費は二重にかかる?後悔しないための選び方
全国の明光義塾と連携する「明光義塾高等学院」という選択肢
一覧の前に、僕が運営に関わっている高校卒業資格が取れる明光義塾高等学院も紹介させてください。全国の明光義塾教室との連携で、中学範囲の戻り学習から大学受験対策まで一続きで見られるのが特徴です。「まず中2の数学からやり直したい」という相談も当たり前のこととしてサポートしています。
鹿児島県内には鹿児島市や霧島市、薩摩川内市をはじめ各地に明光義塾の教室があり、日々の学習サポートを県内の教室で受けられるため、県内のどこにお住まいでも検討できます。高校卒業資格を目指しながら個別指導で学びたい方は、資料請求から始めてみてください。
鹿児島県の通信制高校一覧
ここからは、公式サイトで実在と所在地まで確認できた学校を紹介します。順位づけではなく、公立を先頭に、私立は五十音順で並べています。学費は年度や履修単位数で変わるため、必ず各校の公式サイトと最新の募集要項でご確認ください。
なお、鹿児島実業高等学校の通信制課程は2024年3月(令和6年3月)で閉課程となったため、この一覧には入れていません。
鹿児島県立開陽高等学校(通信制課程)
- 運営: 公立(鹿児島県)
- 所在地: 鹿児島市西谷山1丁目2-1
- 通学: 自宅でのレポート学習+スクーリング登校。前期・後期の入学受け入れあり
鹿児島県内で唯一の公立通信制です。単位制で、自分のペースで単位を積み上げられます。特筆すべきは離島への対応で、種子島・屋久島・大島(奄美)・喜界・徳之島・沖永良部・与論の島しょ地区にも試験の会場が設けられており、鹿児島市の本校まで毎回渡る必要がない仕組みになっています。学費を抑えて高卒資格を目指すなら、まず確認したい学校です。
鹿児島県立開陽高等学校(通信制課程)の公式サイト
N高等学校・S高等学校 鹿児島キャンパス
- 運営: 私立(広域通信制)
- 所在地: 鹿児島市中町7-1 コアナ天文館4階(市電いづろ通駅から徒歩3分)
- 通学: 週5・週3コース/週1コース/ネットコース(通学なし)から選択
「ネットの高校」として知られる広域通信制の鹿児島拠点で、天文館のまちなかにあります。ネットコースなら県内どこに住んでいても自宅中心で学べて、通学したくなったら週1から週5まで段階を選べます。オンライン学習の仕組みが整っているのが強みです。学費は公式サイトでご確認ください。
N高等学校・S高等学校 鹿児島キャンパスの公式サイト
神村学園高等部(単位制・広域通信制課程)
- 運営: 私立(学校法人神村学園)
- 所在地: いちき串木野市別府4460(本校)
- 通学: 週5日通学/週1〜2日通学/在宅中心など、生活に合わせて選択
いちき串木野市に本校を置く、鹿児島県発の広域通信制です。「毎日通いたい」から「自宅中心がいい」まで、気持ちや体調に合わせて無理のないペースを選べる設計になっています。全日制も持つ総合学園なので、学園としての進路指導の蓄積があるのも特徴です。学費は公式サイトでご確認ください。
神村学園高等部(単位制・広域通信制課程)の公式サイト
クラーク記念国際高等学校 鹿児島キャンパス
- 運営: 私立(広域通信制)
- 所在地: 鹿児島市上荒田町6-18
- 通学: 総合進学コース(週5日)/スマートスタディコース(オンライン+通学)/単位修得コース(月1〜2日)
全国にキャンパスを持つ広域通信制の鹿児島拠点です。週5日の総合進学コースには総合進学・国際・美術デザインの専攻があり、月1〜2日の単位修得コースまで登校頻度の幅が広いのが特徴です。教員が学習心理支援カウンセラーの資格を持ち、個別の学力に応じたWEB教材で基礎から受験対策まで対応しています。学費は公式サイトでご確認ください。
クラーク記念国際高等学校 鹿児島キャンパスの公式サイト
第一学院高等学校 鹿児島キャンパス
- 運営: 私立(広域通信制)
- 所在地: 鹿児島市中央町4-42 山下事務器ビル3F(JR鹿児島中央駅から徒歩3分)
- 通学: 通学スタイルを選べる単位制
鹿児島中央駅から歩いてすぐの立地にある広域通信制のキャンパスです。駅近なので、市電・JR・バスのどの交通手段でも通いやすく、通学の負担を最小限にしたい人に向いています。少人数の落ち着いた環境で、自分のペースを取り戻すところから始められます。学費は公式サイトでご確認ください。
第一学院高等学校 鹿児島キャンパスの公式サイト
ヒューマンキャンパス高等学校 鹿児島学習センター
- 運営: 私立(広域通信制)
- 所在地: 鹿児島市西千石町17-3 太陽生命鹿児島第2ビル5階
- 通学: 通学日数を選べる仕組み+専門分野の学び
「好きなこと」を専門的に学べるコースを持つ広域通信制の学習センターです。声優・タレント、マンガ・イラスト、パソコンIT、英会話、資格取得など専門コースの選択肢が幅広く、高卒資格の学習と並行して好きな分野に打ち込みたい人に向いています。学費は公式サイトでご確認ください。
ヒューマンキャンパス高等学校 鹿児島学習センターの公式サイト
屋久島おおぞら高等学校
- 運営: 私立(学校法人KTC学園・広域通信制)
- 所在地: 熊毛郡屋久島町平内34-2(本校)
- 通学: 自宅学習中心。全国の連携キャンパスと組み合わせる学び方が一般的
世界自然遺産の屋久島に本校を置く広域通信制で、全国から生徒が集まる「鹿児島県が本拠地」の学校です。県内の拠点は屋久島の本校のみのため、通学型で検討する場合は学び方の組み立てを入学相談で確認してください。自然に囲まれた環境での学びを大事にしている学校です。学費は公式サイトでご確認ください。
屋久島おおぞら高等学校の公式サイト
学校選びの3つの軸
候補を前にして「どう絞ればいいのか」と迷ったら、次の3つの軸で考えてみてください。
軸1: 通いやすさ。 毎日通いたいのか、週1〜2日がいいのか、登校を最小限にしたいのか。今の体力に合う頻度から始めて、あとから増やせる学校を選ぶと無理がありません。鹿児島県は南北600kmという日本一縦に長い県なので、「鹿児島市内に通えるのか、島しょ部や大隅半島から学ぶのか」という地理の確認を最初にしておきましょう。通学頻度の決め方はこちらの記事で詳しく解説しています。
>>通信制高校の通学コースは週何日を選べばいい?無理なく続く頻度の決め方
軸2: 学費と就学支援金。 公立の開陽高校は学費負担が最も小さく、私立は就学支援金を差し引いた「実質負担額」で比べるのが正解です。このとき、サポート校の費用は就学支援金の対象外である点に注意してください(詳しくは後の章で解説します)。
軸3: サポート体制。 担任制か、個別指導か、進路サポートはどこまでか。もう1つ確認したいのが、スクーリング会場の場所です。サポート校のなかには、面接指導等実施施設(スクーリングや試験を行える施設)を自前で持つところと持たないところがあり、後者の場合は年に数回、遠方の本校まで行く必要が出ることがあります。鹿児島県は移動距離が大きくなりやすい県だからこそ、見学のときに「スクーリングと試験はどこで受けますか」と必ず聞いておきましょう。
不登校でも鹿児島県の通信制高校に入れる?
入れます。通信制高校の入試は書類選考と面接(+作文)が中心で、中学校の欠席日数や内申点が合否に直結しにくい仕組みです。中学の内容に不安があっても、入学後にレポートを進めながら学び直せます。
面接では欠席日数を責められるのではなく、「これからどう学びたいか」を聞かれるのが一般的です。面接と作文で見られているポイントは、こちらの記事にまとめています。
>>通信制高校の入試で落ちることはある?面接と作文で見られていること
学費と就学支援金。鹿児島県の支援制度も
2026年度(令和8年度)の国と鹿児島県の公式情報をもとに整理します。
国の就学支援金(授業料の支援)
所得制限が撤廃され、世帯年収にかかわらず対象になりました。私立通信制の場合は年額33万7,200円を上限に授業料へ充当されます。公立の開陽高校はもともと授業料が低く、就学支援金の対象でもあるため、授業料負担はごくわずかに抑えられます。繰り返しになりますが、対象は「学校の授業料」であり、サポート校の費用には使えません。
学費と就学支援金。鹿児島県の支援制度もの公式サイト
鹿児島県の授業料軽減費補助・入学金軽減費補助
鹿児島県には私立高校向けの県独自の授業料軽減費補助・入学金軽減費補助がありますが、対象は全日制課程の生徒で、通信制課程は対象外とされています。「県の軽減制度もあるはず」と見込んで資金計画を立てると狂ってしまうので、私立通信制を検討する場合は国の就学支援金と次の奨学給付金を軸に考えてください。制度の詳細は県の公式ページでご確認ください。
学費と就学支援金。鹿児島県の支援制度もの公式サイト
鹿児島県私立高等学校等奨学給付金
授業料以外の教育費(教科書代・教材費など)を支援する返還不要の給付金で、こちらは通信制課程も対象です。令和8年度は私立通信制の場合、住民税非課税世帯で年額5万2,100円などの区分が公表されています。世帯要件や申請方法は県の公式ページでご確認ください。
学費と就学支援金。鹿児島県の支援制度もの公式サイト
公立の開陽高校に在学する場合は、国公立向けの奨学のための給付金が別にあります。
学費と就学支援金。鹿児島県の支援制度もの公式サイト
まとめ。今日できる一歩は「2〜3校の資料請求」
鹿児島県には、離島にも試験会場を持つ公立の開陽高校、県内に本校を置く神村学園や屋久島おおぞら、鹿児島市中心部で通学頻度を選べる広域通信制と、性格の異なる選択肢がそろっています。あとは、通いやすさ・学費・サポート体制の3軸で、お子さんに合う学校を絞っていくだけです。
今日できる一歩として、気になった2〜3校の資料請求をしてみてください。パンフレットを並べて見比べると、Webサイトだけではわからない学校ごとの雰囲気の違いが見えてきます。個別指導で学び直しから受験対策まで進めたい方は、明光義塾高等学院の資料請求もどうぞ。
明光義塾高等学院
「うちの場合はどう進めればいい?」という段階でも大丈夫です。僕の公式LINEでは進路や不登校に関する無料相談を行っています。まずは話を聞いてみるだけでも、気持ちが少し軽くなるはずです。
他の都道府県をお探しの方へ
全国47都道府県の通信制高校と学費軽減制度の一覧は、こちらのまとめからご覧いただけます。
>>【全国版】47都道府県の通信制高校一覧。お住まいの県から探せます【2026年最新】
よくある質問
Q1. 鹿児島県の通信制高校の学費はいくらですか?
公立の鹿児島県立開陽高等学校(通信制課程)は授業料が低く、就学支援金の対象にもなるため、授業料負担はごくわずかです。私立は学校や履修単位数によって異なりますが、2026年度から就学支援金の所得制限が撤廃され、私立通信制は年額33万7,200円を上限に授業料が支援されます。なお鹿児島県独自の授業料軽減費補助は全日制のみが対象で通信制は対象外のため、私立通信制は就学支援金適用後の実質負担額を各校の公式サイトと募集要項でご確認ください。
Q2. 不登校でも鹿児島県の通信制高校に入学できますか?
入学できます。通信制高校の入試は書類選考と面接・作文が中心で、中学校の欠席日数が合否に直結しにくい仕組みです。中学の学習内容に不安があっても、入学後にレポートを進めながら学び直せます。学校見学や説明会で、サポート体制を確認しておくと安心です。
Q3. 種子島・屋久島・奄美群島など離島に住んでいても通信制高校を卒業できますか?
できます。公立の開陽高等学校(通信制課程)は、種子島・屋久島・大島・喜界・徳之島・沖永良部・与論の島しょ地区にも試験の会場を設けており、離島から鹿児島市の本校へ毎回渡らなくても学習を進められる仕組みがあります。また、私立の広域通信制にはオンライン学習中心のコースを持つ学校があり、県内のどこに住んでいても選択肢に入れられます。スクーリングをどこで受けるかは学校ごとに異なるため、入学前に必ず確認してください。
