「中学生で起業したい」その気持ち、本気で応援します
「中学生だけど起業したい」「自分でお金を稼いでみたい」。そう思って検索してくれたんだと思います。周りの大人に話しても「まずは勉強しなさい」と流されてしまって、本気で相談できる相手がいない。そんな人も多いんじゃないでしょうか。あるいは、小学生のお子さんから「起業したい」「お店をやってみたい」と言われて検索している保護者の方かもしれません。この記事は、中学生本人と、小学生・中学生の保護者の両方に向けて書きます。
先に結論を言うと、起業すること自体に年齢制限はありません。中学生の今からでも、起業に向けてできることはたくさんあります。ただし、いきなり会社を作ることよりも大事なのは、小さくても自分の力でお金を稼ぐ経験を積むことと、起業を本気で学べる環境を選ぶことです。
申し遅れました。小幡和輝と申します。僕は約10年間の不登校を経験しました。当時はフリースクールで学び、18歳、高校3年生のときに起業しています。そこからイベント事業やSNSマーケティングなど幅広く事業を立ち上げてきた連続起業家で、今は対面やオンラインのフリースクール、通信制高校の連携施設を運営する立場です。この記事では、起業した当事者として「中学生の今できること」と「進路の選び方」をお伝えします。
小中学生でも起業はできる?年齢のルールを整理する
できます。起業に「何歳から」という決まりはありません。実際に10代で事業を始めている人はいます。
ただし現実的な注意点として、未成年者が契約をするときは原則として保護者の同意が必要です。銀行口座の開設や会社設立の手続きなども、保護者の協力が前提になります。つまり中学生の起業は、保護者を味方につけることがほぼ必須条件です。「反対されるから隠れてやる」ではなく、「本気だと伝えて協力してもらう」ことが最初のハードルであり、最初のプレゼンだと思ってください。
もうひとつ大事なのは、起業=会社を作ることだけではない、ということです。会社という箱を作るのは手続きにすぎません。本質は、誰かの困りごとを解決して、その対価としてお金をいただくこと。これは会社がなくても今日から練習できます。
年齢のルールをもう少し具体的に整理しておきます。個人事業として商売をする場合、税務署に出す開業届に年齢制限はありません。小学生でも中学生でも出せます(国税庁の案内: https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/annai/04.htm)。一方、株式会社などをつくって代表になるには設立手続きで印鑑証明書が必要で、印鑑登録は多くの自治体で15歳以上と定められています。つまり会社の代表になれるのは実質15歳から、個人事業なら年齢の壁はない、と覚えてください。
だから小学生でも、保護者の同意と協力(民法第5条で未成年者の契約には法定代理人の同意が必要とされています)があれば、フリマアプリでのハンドメイド販売のような「親子での小さな商売」は始められます。登記は後からいくらでもできます。年齢を理由に待つ必要はありません。
小学生の起業は「親子プロジェクト」で始める
小学生の場合、契約もお金の管理もすべて保護者名義になります。だから「子どもが一人で起業する」のではなく、最初から親子プロジェクトとして設計するのが正解です。子どもが商品と工夫を担当して、親が窓口と管理を担当する。役割分担がはっきりしているぶん、実は中学生より始めやすい面もあります。
小学生に合う形を4つ挙げます。
- フリマアプリで売ってみる ハンドメイド作品、描いたイラスト、読み終えた本。出品と発送は保護者が行い、商品づくり・値付け・商品説明の文章を子どもが考えます。数百円でも「自分の工夫でお金が動いた」体験になります
- 地域のバザーやフリーマーケットに出店する 対面で「いらっしゃいませ」から会計までやってみると、お客さんの反応が直接見えます。売れ残りも含めて全部が教材です
- 家庭の中に「仕事」を作る 肩たたき券の進化版です。夕飯の1品担当、洗車、写真の整理などを「サービス」として値段をつけて家族に売ってみる。外部との契約が発生しないので、いちばん安全な練習場です
- 友達を集めてイベントを企画する ゲーム大会でも、カードゲームの交換会でもいい。お金の売上がゼロでも、人を集めて楽しませて回すことは立派な起業の練習です。後で書きますが、僕の起業の原点もここでした
大事なのは金額ではなく、工夫する→お客さんの反応を見る→次はどう変えるか考える、というループを回すことです。「なんで売れなかったんだろう?」を親子で話す時間は、どんな教材より濃い学びになります。値付けを考えるのは算数、商品説明を書くのは国語。遊びながら、学校の勉強ともつながっていきます。
国も「起業家精神を育てる教育」を重視している
「中学生が起業なんて」と思う大人もまだいますが、実は国の方針は逆です。文部科学省は、自ら行動を起こして新たな価値を生み出していく精神をアントレプレナーシップと位置づけ、その教育を全国で推進しています。社会課題を自分ごととして捉え、失敗を恐れずチャレンジできる人材を育てることが、国全体の目標になっているんです。
出典:文部科学省「全国アントレプレナーシップ醸成促進事業について」
https://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/sangaku/1413730_00014.htm
あなたの「起業したい」という気持ちは、時代の流れから見てもまったく変ではありません。むしろこれから最も求められる力です。
中学生の今からできる3つのこと
僕が起業したときも、経験もスキルも何もありませんでした。必要なのはやる気だけです。その上で、中学生の今からできることを3つ紹介します。
- 小さく稼ぐ経験をする フリマアプリで不要品を売って値付けと写真を工夫してみる、自分の得意なこと(イラスト、動画編集、ゲームの攻略など)を形にしてみる。金額は数百円でもかまいません。「自分の工夫でお金が動いた」という体験が、何よりの教材になります。※未成年の利用にはサービスごとにルールがあるので、必ず保護者と一緒に進めてください
- 好きなことを深めて発信する 起業のタネは「好きで詳しいこと」から生まれます。僕の場合はゲームでした。好きなことをとことん深めて、ブログやSNSで発信してみる。発信は無料でできる最強のビジネス練習です
- 起業した人から直接学ぶ 本を読む、講演を聞く、話を聞ける場に行く。起業は情報戦です。実際にやった人の話には、教科書に載っていないリアルがあります
「好きなことから始まる」は、きれいごとではなく僕の実体験です。不登校だった期間、僕のゲーム時間は合計3万時間くらいになりました。そのなかでゲームの大会を自分で企画したことがあります。人を集めて、場を仕切って、みんなが楽しんで帰っていく。これが「人を集めて何かをやる」原体験になって、18歳での起業につながりました。当時は起業の練習だなんて思っていません。ただ好きなことの延長でやってみたかっただけです。でも告知して人を集めることも、当日の段取りを考えることも、全部いま仕事でやっていることと同じでした。
起業を「学べる高校」という進路の選び方
ここからは中学生向けの話です。小学生の保護者の方も、数年後に来る選択肢として知っておくと役立ちます。そして中学生のあなたにとって、実は一番大きな意思決定が目の前にあります。高校選びです。
高校の3年間をどう使うかで、起業への距離は大きく変わります。学校教育の中で、起業家から直接学べる機会はまだまだ少ないのが現状です。だからこそ、時間の使い方に自由がきき、起業を学べる環境がある高校を選ぶという発想を持ってほしいと思います。通信制高校はその代表例で、自分のペースで学習を進めながら、事業やビジネスの実践に時間を使いやすい仕組みになっています。
具体的な進路: 明光義塾高等学院のアントレプレナーコース

手前味噌ですが、僕が学院長を務める明光義塾高等学院では、起業家精神を育成するアントレプレナーコースを開校しました。高校卒業資格を目指しながら、高校在学中に起業した当事者である僕自身が、起業のノウハウや考え方、稼ぐ力を直接教える特別コースです。ときどき来る外部講師ではなく、学院長が起業の当事者だからこそ作れるコースだと自負しています。生徒一人ひとりのやりたい事業に合わせて、外部講師を招くことも予定しています。
正直に言うと、手取り足取りのサポートではありません。お遊びでも机上の空論でもなく、実際に手を動かして稼ぐ覚悟がある人を求めています。これまでの経歴やスキルは不問です。僕も起業したとき、何の経験もスキルもありませんでした。
気になった人は、まず資料請求をしてください。その際に「アントレプレナーコースの相談」と書いてもらえれば話が早いです。
【明光義塾高等学院】資料請求はこちら
https://gakuin.meikogijuku.jp/
コースの詳細はこちらの記事でも紹介しています。
https://note.com/meikomirai/n/n85395387b877
保護者の方へ
もしこの記事をお子さんから見せられた保護者の方がいたら、お願いがあります。どうか「まだ早い」と切り捨てずに、一度本気で話を聞いてあげてください。稼ぐ力は、就職する場合でも必ず活きる力です。会社が稼いだお金から給料が払われる以上、稼ぐ力はそのまま社員としての評価にもつながります。起業を学ぶことは、進路を狭めるどころか、どの道に進んでも役立つ土台になります。
契約やお金のやり取りなど、大人の目が必要な場面は必ずあります。禁止するのではなく、危ないところだけ一緒に見てあげる。それが一番のサポートです。
おすすめは、金額の上限だけ親子で先に決めておくことです。数百円・数千円の範囲で試して失敗するのは、教材費より安い勉強です。フリマアプリのアカウントや口座などの名義と窓口は保護者が引き受けて、中身には口を出しすぎない。「口は出さないけど、窓口はやる」という距離感が理想です。お子さんが小学生の場合は、この親子二人三脚の形がそのまま起業ごっこの練習になります。
まとめ
中学生でも、起業に向けて動き出すことはできます。年齢制限はありません。まずは小さく稼ぐ経験を積むこと、好きなことを深めて発信すること、そして起業を学べる環境として高校を選ぶこと。この3つを意識してみてください。小学生なら、フリマアプリやバザー、家庭の中の「仕事」から、親子プロジェクトとして小さく始めてみてください。
今日できる一歩
親子で紙に「好きなこと・得意なこと」を3つ書き出して、「これを誰かに提供するとしたら、どんな形?」と一緒に考えてみてください。まだ売らなくてもかまいません。この問いを考えた時点で、起業の学びは始まっています。すぐ動きたい人は、家の不要品をフリマアプリで1つ売ってみるところからどうぞ(未成年の利用ルールがあるので必ず保護者と一緒に)。
進路のこと、起業のこと、もう少し個別に相談したい方は、僕の無料LINE相談も使ってください。不登校や進路の相談も含めて、一人ひとりの状況に合わせてお答えしています。
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https://www.obatakazuki.com/lp
よくある質問
中学生でも起業はできますか?
起業すること自体に年齢制限はありません。ただし未成年者が契約をするときは原則として保護者の同意が必要で、銀行口座の開設や会社設立の手続きにも保護者の協力が前提になります。保護者を味方につけることが最初のステップです。
中学生が起業に向けて今できることは何ですか?
小さく稼ぐ経験を積むこと、好きなことを深めて発信すること、起業した人から直接学ぶことの3つがおすすめです。金額の大小よりも、自分の工夫でお金が動いたという体験が大きな学びになります。
起業を学べる高校はありますか?
明光義塾高等学院のアントレプレナーコースでは、高校卒業資格を目指しながら、高校在学中に起業した学院長の小幡和輝から起業のノウハウや稼ぐ力を直接学べます。経歴やスキルは不問で、資料請求時にアントレプレナーコースの相談と記載すれば案内を受けられます。
小学生でも起業できますか?
個人事業としての起業なら年齢制限はなく、小学生でも可能です。ただし未成年者の契約には保護者の同意が必要で、フリマアプリのアカウントや口座は保護者名義・保護者管理になるため、実際には親子で取り組む形になります。会社を設立して代表になるのは、印鑑登録が多くの自治体で15歳以上のため実質15歳からです。
