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祖父母に不登校を理解してもらえない。板挟みになる親の対処法

「甘やかしているだけじゃないのか」「私たちの頃は、休むなんて考えられなかった」。

子どもの不登校を祖父母に理解されないまま、実家や義実家との間で板挟みになっている親御さんは本当に多いです。結論からお伝えします。

祖父母を説得して分からせることを、ゴールにしなくて大丈夫です。守る順番は、まずお子さん、次にあなた自身。祖父母の理解は一番最後で構いません。

僕は不登校の元当事者です。約10年間の不登校を経験し、当時はフリースクールで学びました。現在は不登校の専門家として本を書いたり、2000人以上の子どもたちとご家庭をサポートしてきました。その中で見てきた「祖父母との付き合い方がうまくいった家庭」の共通点をお伝えします。

目次

祖父母に理解されないのは、あなたの説明が足りないからではない

まず前提の共有です。文部科学省の調査では、令和6年度の不登校の小中学生は353,970人。12年連続の増加で、10年前と比べると小学生は約5.3倍になっています(出典: 祖父母に理解されないのは、あなたの説明が足りないからではない)。

祖父母世代が子育てをしていた30〜40年前、不登校はクラスにいないのが当たり前でした。つまり祖父母の経験の中に、この状況を理解するための材料がそもそも無いのです。

何度説明しても伝わらないのは、あなたの説明が下手だからでも、育て方が悪かったからでもありません。不登校の原因についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

>>不登校の9つの原因とは?不登校本の著者が対処法を年代別に解説

説得をやめて、事実を渡して待つ

話し合いが毎回言い合いになるのは、「意見と意見」でぶつかっているからです。意見の代わりに、動かない事実を渡してください。

  1. 国の統計 上に挙げた35万人という数字です。「特別なことが起きているのではなく、社会全体で起きていること」が一枚で伝わります
  2. 国の法律 平成28年に成立した教育機会確保法は、不登校の子どもに休養が必要な場合があることを認めています(出典: 説得をやめて、事実を渡して待つ
  3. 出席扱いという制度 一定の要件を満たせば、自宅やフリースクールでの学習が在籍校の校長判断で出席扱いになる場合があります。制度の中身はこちらの記事にまとめています。
    出席扱いという制度の公式ページ

「学校とつながったまま、国が認めた形で学んでいる」と分かると、祖父母の不安はかなり下がります。渡したら、その場で納得を求めないこと。人は突きつけられた事実より、あとから自分で読んだ事実で考えを変えます。

子どもを祖父母の言葉から守る線引き

僕自身、不登校だった頃、平日の昼間に外を歩いて近所の人に「学校は?」と聞かれたことがあります。夕方のチャイムが鳴ると同級生が帰ってくるので、その時間は外に出られませんでした。大人の何気ない一言は、子どもにはそのくらい重く届きます。祖父母の「学校はどうしたの」も同じです。

だから、線引きは親が決めていいのです。子どもの前では学校の話をしないよう先に頼んでおく、それが難しければ会う回数や場面を一時的に減らす。距離を置くのは冷たさではなく、子どもが安心して休めることを最優先にするという順番の問題です。理解してもらう作業は、お子さんが安定してからで間に合います。

板挟みの親が、一人で背負わないために

祖父母対応がつらいのは、家の中の心配と外からの批判を、あなたが一人で受け止めているからです。ここで効くのが、第三者を間に挟むことです。

学校の先生、スクールカウンセラー、フリースクールのスタッフ。誰でもいいので「いまは専門の人と一緒に進めている」と言える体制を作ってください。

祖父母世代は「先生」への信頼が厚いので、親の判断ではなく専門家と決めた方針だと伝わるだけで、口出しは目に見えて減ります。学習の記録や出席扱いの連絡など、具体的に見せられる材料があればなおさらです。

今日できる一歩として、次に祖父母から電話や連絡が来たら、反論も説得もせず「いまは専門の人と一緒に進めているから大丈夫」とだけ伝えて、話題を変えてみてください。

クラスジャパン小中学園という選択肢

オンラインフリースクール クラスジャパン小中学園

「専門の人と一緒に進めている」と言える体制を作る選択肢のひとつが、僕たちが運営するクラスジャパン小中学園です。

まだ外に出るのが難しいお子さん向けのオンラインフリースクールで、ネットの先生(担任)が伴走し、自宅から自分のペースで学べます。2018年の開校から、これまでに2000人以上をサポートしてきました。

学習教材には最先端のAIサポートが付いています。答えをすぐ教えるのではなく、ヒントを出しながら一緒に考えてくれるAIで、学習以外の用途には使えないフィルタリング設定があるので安心です。

そして一定の要件を満たせば、在籍校の校長判断で出席扱いになります。出席扱い制度は、クラスジャパンが先駆けとなって学校や自治体と一緒につくってきたものです。

「家で遊ばせているだけじゃないのか」という祖父母の心配に、「担任の先生がいて、学校の出席扱いで学んでいる」と具体的に答えられるようになる。これが板挟みのつらさを軽くする、いちばん現実的な道だと思います。

クラスジャパン小中学園の詳細はこちら
クラスジャパン小中学園

まとめ 理解されなくても、進んでいい

祖父母に不登校を理解されないのは、説明不足でも育て方のせいでもありません。説得はやめて、統計・法律・出席扱いという事実を渡して待つ。子どもを言葉から守る線引きは親が決める。そして「専門の人と一緒に進めている」体制を作って、一人で背負わない。この順番で十分です。

お子さんを責める必要も、ご自身を責める必要もありません。今日からできる小さな一歩を、一緒に探しましょう。無料のLINE相談はこちらから。
不登校の専門家 小幡和輝の無料LINE相談

よくある質問

祖父母が不登校を理解してくれません。説得したほうがいいですか?

説得をゴールにしなくて大丈夫です。意見でぶつかるのではなく、文部科学省の統計や教育機会確保法、出席扱い制度といった事実を渡して待つほうが、関係を壊さずに済みます。

祖父母の言葉で子どもが傷つきます。会わせないのはやりすぎですか?

やりすぎではありません。学校の話をしないよう先に頼む、会う回数や場面を一時的に減らすなど、子どもが安心して過ごせることを最優先にした線引きを親が決めて構いません。

「家で遊ばせているだけでは」と言われたらどう答えればいいですか?

ネットの先生(担任)が伴走するオンラインフリースクールなどを利用すれば、一定の要件を満たしたうえで在籍校の校長判断により出席扱いになります。「担任がいて出席扱いで学んでいる」と具体的に伝えられます。

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この記事を書いた人

小幡 和輝のアバター 小幡 和輝 株式会社明光みらい 代表取締役社長 / クラスジャパン小中学園 校長

1994年、和歌山県生まれ。10年の不登校を経験。不登校当時はフリースクールで学び、定時制高校を経て、その後、国立大学へ進学。不登校の専門家として、不登校への偏見を払拭し、不登校になっても取り残されない社会を目指し活動。オンラインフリースクール『クラスジャパン小中学園』の校長として、これまでに2000人以上の不登校生徒をサポート。著書に『学校は行かなくてもいい 親子で読みたい「正しい不登校のやり方」』(エッセンシャル出版社)、『学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方』(小学館)など。

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