兵庫県でフリースクールを探していると、「神戸や阪神間には多いけれど、播磨や但馬・丹波にはあるのか」「うちの市に利用料の補助はあるのか」が分かりにくいと感じませんか。兵庫県は市町ごとの補助制度が全国でもかなり多い県で、2026年度には神戸市も助成を始めましたが、市によって上限額も要件も違います。
この記事では、兵庫県のフリースクールを市区町村別に1か所ずつ紹介します。 順位をつけたり、おすすめを選んだりするものではありません。あわせて、県と市町の利用料補助を公式ページの記載どおりにまとめました。結論を先に書くと、2026年8月時点で兵庫県が保護者に直接支給する助成はありませんが、県が2025年度に市町の補助事業を支援する仕組みをつくったことで、神戸市(通所型は月額上限2万円)、姫路市・尼崎市・明石市・加古川市・三田市・三木市・川西市・小野市・加東市・豊岡市・丹波篠山市・赤穂市・神河町(利用料の2分の1・月額上限1万円)、稲美町(同・月額上限1万5千円)に保護者向けの制度があります。
学校に行かなかった期間が、僕にはおよそ10年あります。その間はフリースクールで学びました。いまは不登校の専門家として本を書いたり、対面やオンラインのフリースクールを運営しながら、2000人以上の子どもたちに関わっています。小幡和輝と申します。フリースクールは合うか合わないかで決まるもので、優劣ではありません。だからこの記事も、比較して順位をつける形にはしていません。
掲載している施設は、兵庫県教育委員会の「施設マップ」に載っているフリースクール等民間施設、神戸市や丹波篠山市の補助制度の認定施設一覧、そして各施設の公式サイトで確認できたものだけです。
兵庫県のフリースクールと不登校の状況
文部科学省の「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」の結果概要によると、2024年度(令和6年度)の小・中学校の1,000人当たりの不登校児童生徒数は、全国平均38.6人に対して兵庫県は38.8人で、ほぼ全国平均と同じ水準です。人数にすると約1万5,900人(小学校5,874人・中学校9,994人)で、全国と同じく増加が続いています。
令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果|文部科学省
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302902.htm
施設を探すときにまず見てほしいのが、兵庫県教育委員会義務教育課の「施設マップ」です。県立施設(神出学園・清水が丘学園・山の学校・但馬やまびこの郷)、市町の教育支援センター、フリースクール等民間施設(77件)、親の会が、市町ごとに名称・住所・URL付きで載っています。「県内にある全ての施設を紹介したものではありません」と注記があり、放課後等デイサービスや通信制高校の中等部、学習塾も混ざっているので、平日の日中に通えるフリースクールかどうかは各施設のサイトで確認が必要です。
施設マップ|兵庫県教育委員会 義務教育課
https://www2.hyogo-c.ed.jp/weblog2/gimu-bo/
神戸市は2026年度に始めた利用料助成の「認定施設の一覧」(2026年8月17日時点)を公開していて、市内21か所・市外8か所・県外2か所・オンライン型9か所が載っています。行政の確認を通った施設の一覧なので、神戸市周辺の方はこちらも見てください。
フリースクール等利用料助成制度(認定施設の一覧PDFあり)|神戸市
https://www.city.kobe.lg.jp/a33992/fsriyouryoujosei.html
マップを見ると、施設は神戸市(東灘区・灘区・中央区)、明石市、姫路市、加古川市に集まっていて、阪神間は市ごとに1〜6か所、北播磨・丹波・但馬は市町に1〜2か所、淡路島と西播磨の一部はゼロの市町があります。 一方で教育支援センターは県内ほぼすべての市町に置かれているので、フリースクールが近くになくても公的な選択肢はあります。
兵庫県と市町のフリースクール利用料の補助
兵庫県には、2026年8月時点で県が保護者に直接支給する利用料の助成制度はありません。 ただし県は令和7年度(2025年度)の教育委員会予算で「フリースクール等児童生徒支援事業費」(新規・2,370万円)を計上し、市町が保護者向けに行う補助事業を支援する形をとっています。加東市の委員会資料には、令和7年2月に県から「フリースクール等に通う家庭へ助成する制度の要項案」が示され、県の制度を活用して授業料等の2分の1(月額上限1万円)を補助する制度を創設した、財源内訳は県補助金2分の1、と書かれています。兵庫県内の多くの市町で「2分の1・月額上限1万円」という同じ形の制度が並んでいるのはこのためです。
令和7年度 教育委員会 予算要求状況(PDF)|兵庫県
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk20/documents/kyoui_youkyuu.pdf
フリースクール等民間施設へ通う児童生徒への支援事業について(総務文教常任委員会資料PDF)|加東市
https://www.city.kato.lg.jp/material/files/group/77/siryo05134.pdf
市町ごとに、公式サイトで確認できた保護者向けの制度を並べます。どの制度も、在籍校の校長先生が指導要録上の出席扱いと認めていること(または市の認定施設を使っていること)が要件に入っているものが多く、申請は利用期間ごとに年2〜4回に分かれています。
- 神戸市 フリースクール等利用料助成制度。2026年度(令和8年度)に新設。神戸市立の小・中・義務教育学校・特別支援学校に在籍し、フリースクール等での活動が出席認定されていて、市の認定施設を利用している不登校児童生徒の保護者が対象です。通所型は利用料の2分の1・月額上限2万円、オンライン型は2分の1・月額上限1万5千円。入会金・体験費用・教材費・交通費・食事代は対象外で、申請はe-KOBEで年3回(2026年4〜7月分は7月15日〜8月末)
- 姫路市 姫路市フリースクール等利用支援補助金。市立学校に在籍し、校長がフリースクール利用(または自宅でのICT学習)を出席扱いと認めている児童生徒の保護者が対象。利用料の2分の1・月額上限1万円。第1期は令和8年4月1日〜8月31日、第2期は10月1日〜令和9年2月28日に申請
- 尼崎市 令和8年度フリースクール等利用支援補助金。市内在住で、市教育委員会が認定したフリースクール等を利用する不登校児童生徒の保護者が対象。2分の1・月額上限1万円。年4期に分けて申請
- 明石市 明石市フリースクール等利用助成金。市内在住または明石市立小中養護学校に学籍があり、過去1年間におおむね30日以上欠席した児童生徒の保護者が、市が認定した施設に支払った利用料の2分の1・月額上限1万円
- 加古川市 令和8年度フリースクール等利用支援補助制度。市内在住・県内の市町組合立小中学校等に在籍・出席扱い認定を受けている児童生徒の保護者が対象。2分の1・月額上限1万円(百円未満切捨て)
- 三田市 フリースクール等の利用支援制度。市内の公立小中学校に在籍し、前1年以内におおむね30日以上欠席、通所先で出席扱い認定を受けていることが要件。2分の1・月額上限1万円。前期(4〜9月分)は令和8年10月16日、後期(10〜3月分)は令和9年3月31日が締め切り
- 川西市 川西市フリースクール等利用支援補助制度。令和8年度(2026年度)開始。市内在住・川西市立小中学校に在籍・過去1年間に約30日以上欠席・出席扱い認定が要件で、就学援助の受給者は対象外。2分の1・月額上限1万円
- 三木市 三木市フリースクール等利用支援補助金(令和8年度)。市立学校に在籍する不登校児童生徒の保護者が対象で、交付申請書には「か月×1万円」で計算する欄があります。前期(4〜9月)・後期(10〜3月)の2回申請
- 小野市 小野市フリースクール等利用者支援補助金。市立小中学校在籍・市内在住・申請日前1年間に30日以上欠席・出席扱い認定が要件。2分の1・月額上限1万円。年3回申請
- 加東市 加東市民間不登校児童生徒支援施設利用補助金。申請日前1年間におおむね30日以上登校していない児童生徒で、出席扱い認定施設に月4回以上通所していることが要件。対象経費は月額2万円まで、その2分の1で月額上限1万円
- 豊岡市 フリースクール等利用者支援補助金。2025年度開始。市立小・中・義務教育学校に在籍し、申請前1年間でおおむね30日以上欠席、課業時間内に原則月1回以上通所していることが要件。2分の1・月額上限1万円
- 丹波篠山市 丹波篠山市フリースクール等利用支援補助金。令和8年度開始。市内在住・市立小中学校在籍・前1年以内に概ね30日以上欠席・認定民間施設で出席扱いを受けていることが要件。2分の1・月額上限1万円。対象施設として、まめの木、PINEAPPLE SCHOOL(以上丹波篠山市)、ふえっこ楽校(丹波市)、学び舎Cozy(三田市)、オルタナティブスクールSPROUT(加東市)が公表されています
- 赤穂市 赤穂市フリースクール等利用児童生徒支援補助金。令和8年7月29日に交付要綱が定められ、令和8年4月1日から適用。市内在住・赤穂市立小中学校在籍・申請日前1年間におおむね30日以上欠席・出席扱いを受けていることが要件。2分の1・月額上限1万円
- 稲美町 稲美町民間不登校児童生徒支援施設利用補助金。申請日前1年間におおむね30日以上登校していない児童生徒で、授業時間内に原則週1回以上通所していることが要件。施設利用料の2分の1・月額上限1万5千円
- 神河町 神河町フリースクール等へ通う児童生徒への支援補助金。町立小中学校在籍・町内在住で、出席扱いを受けて週1回以上通所していることが要件。2分の1・月額上限1万円
フリースクール等利用料助成制度|神戸市
https://www.city.kobe.lg.jp/a33992/fsriyouryoujosei.html
フリースクール等利用支援補助金交付|姫路市
https://www.city.himeji.lg.jp/kurashi/0000030450.html
令和8年度フリースクール等利用支援補助金|尼崎市
https://www.city.amagasaki.hyogo.jp/kosodate-kyoiku/school/consult/1043664.html
明石市フリースクール等利用助成金|明石市
https://www.city.akashi.lg.jp/kyouiku/ed_jidou_ka/kodomo-kyoiku/kyoiku/fsjyosei.html
令和8年度フリースクール等利用支援補助制度|加古川市
https://www.city.kakogawa.lg.jp/soshikikarasagasu/kyouiku/kakuka/kyoikushidobu/kyoikusodansenta/48126.html
フリースクール等の利用支援制度|三田市
https://www.city.sanda.lg.jp/soshiki/145/hojo_josei/32867.html
川西市フリースクール等利用支援補助制度について|川西市
https://www.city.kawanishi.hyogo.jp/kurashi/1017448/1000803/1024550.html
フリースクール等民間施設利用補助について|三木市
https://www.city.miki.lg.jp/soshiki/61/93967.html
小野市フリースクール等利用者支援補助金について|小野市
https://www.city.ono.hyogo.jp/soshikikarasagasu/kyoikuiinkai_kyoikushidobu_gakkokyoikuka/gyomuannai/3/1/futoko_taisaku/14853.html
加東市不登校児童生徒支援施設利用補助金について|加東市
https://www.city.kato.lg.jp/kakukanogoannai/kodomomiraibu/gakkokyoikuka/sidoukakari/seitosidousinrosidou/futoukousienn/16441.html
フリースクール等利用者支援補助金について|豊岡市
https://www.city.toyooka.lg.jp/kurashi/kyoikugakko/1014244/1033376.html
不登校児童生徒を支援するフリースクール等民間施設について|丹波篠山市
https://www.city.tambasasayama.lg.jp/soshikikarasagasu/gakkokyoikuka/16066.html
赤穂市フリースクール等利用児童生徒支援補助金交付要綱(PDF)|赤穂市
https://www.city.ako.lg.jp/soumu/gyousei/documents/kunreikou54free.pdf
稲美町民間不登校児童生徒支援施設利用補助金について|稲美町
https://www.town.hyogo-inami.lg.jp/0000006701.html
フリースクール等へ通う児童生徒への支援補助金について|神河町
https://www.town.kamikawa.hyogo.jp/0000003598.html
西宮市・宝塚市・伊丹市・芦屋市・高砂市については、市の公式サイトを確認しましたが、小・中学生の保護者向けの利用料補助は執筆時点で見つかりませんでした。 西宮市は公立の教育支援センター「あすなろ」を市内7か所に置いています。どの制度も「市立学校に在籍」「市内在住」が要件なので、隣の市の施設に通っていても住んでいる市の制度を使います。年度替わりで新設・変更が続いている分野なので、最新情報は必ずお住まいの市町の公式ページでご確認ください。
補助金と就学援助、医療費控除の違いはこちらの記事で整理しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/freeschool-hiyou-kojo/
フリースクールでの学びは出席扱いになりうる
フリースクールや自宅での学習は、一定の要件を満たせば在籍校の出席として認めてもらえます。文部科学省が要件を示しており、最終的には在籍校の校長先生が判断します。
不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)|文部科学省
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422155.htm
兵庫県の市町の補助は、ほとんどが「校長先生が出席扱いと認めている」ことを要件にしているので、見学のときに、在籍校への通所報告をしてもらえるか、出席扱いの実績があるかを必ず聞いてみてください。 神戸市の認定施設一覧や丹波篠山市の対象施設一覧に載っている施設は、この点を市が確認しています。出席扱いの3つの要件はこちらの記事で解説しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/shusseki-atukai/
まだ外に出るのが難しい、近くに通える場所がないという方へ
一覧に入る前に、先にお伝えしたいことがあります。
兵庫県は神戸市と阪神間に施設が集まっていて、但馬や西播磨、淡路島からだと片道1時間半から2時間かかることがあります。県の施設マップでも、淡路島3市や宍粟市、養父市、朝来市にはフリースクール等民間施設が載っていません。それはご家庭の努力が足りないという話ではまったくありません。 そして、まだ家から出るエネルギーがない時期のお子さんも少なくありません。「通う場所を探す」より前の段階があっていいんです。
そういう場合の選択肢として、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」があります。自宅にいながら、ネットの先生(担任)が伴走し、学習や生活リズムをサポートします。2018年の開校からこれまでに2000人以上の不登校の子どもたちを支えてきた実績があり、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いとなる仕組みも整っています。神戸市の助成制度にはオンライン型の枠(月額上限1万5千円)があるので、神戸市にお住まいの方は認定施設一覧のオンライン型の欄も見てみてください。
学習面ではAIサポートを取り入れているのも特徴です。生徒一人ひとりにカスタマイズされた学習AIが、わからない場面で答えをすぐに教えるのではなく、ヒントを出しながら一緒に考えてくれます。学習以外の用途には使えないフィルタリング設定があるので、安心して使えます。
クラスジャパン小中学園の詳細はこちら
https://www.cjgakuen.com/
近くに通える場所がない地域での考え方は、こちらの記事にもまとめています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/freeschool-chikakuninai/
兵庫県のフリースクール(市区町村別)
市区町村ごとに1か所ずつ紹介します。順位をつけたものではありません。運営・所在地・対象年齢・料金は県の施設マップ、神戸市の認定施設一覧、各施設の公式サイトで執筆時点に確認できたもので、確認できなかった項目は「要お問い合わせ」としています。料金は税込・税別の表記がそろっていないものもあるので、通う前には必ず各施設に直接ご確認ください。
神戸市
フリースクールForLife
運営: 特定非営利活動法人ふぉーらいふ
所在地: 神戸市垂水区瑞穂通7-2
対象年齢: 小学校高学年〜中学3年生(小学校低学年〜4年生は「フリースクール小学校低学年部あかでみあ」)
料金: 入学金10,000円。月会費40,000円+施設費10,000円(年額600,000円の12か月分割)
垂水区にあるNPO運営のフリースクールで、月曜は12時から15時、火〜金曜は10時から15時に開いています。子どもの会議「Cafeミーティング」で活動を決め、菜園での農業体験、実験学習、火おこしや野外料理、木工やツリーハウス製作などをしています。神戸市・明石市・尼崎市の利用補助の対象校に認定されていると公式サイトに書かれていて、県の施設マップと神戸市の認定施設一覧の両方に載っています。
公式サイト: http://fsforlife.sakura.ne.jp/
尼崎市
YUMEフリースクール 尼崎校
運営: 一般社団法人YUME
所在地: 尼崎市潮江3丁目9-1 たかにしスタジオ2F
対象年齢: 小学生・中学生・高校生
料金: 週1回コース月額27,000円、週3回コース月額40,000円(別途システム利用料等の場合あり。入会金は要お問い合わせ)
JR尼崎駅の北側にある、全国に校舎を持つ一般社団法人のフリースクールです。学び直しの個別学習や英検対策のほか、サッカーや卓球などのスポーツタイム、アートタイム、SST(ソーシャルスキルトレーニング)、カウンセリング、校外学習、模擬国連、eスポーツ大会への参加など活動の幅が広いのが特徴です。県の施設マップに載っています。
公式サイト: https://school.yume.support/amagasaki/
西宮市
NPO法人あんずぽこ(フリースクールぽこ 夙川教室)
運営: NPO法人あんずぽこ
所在地: 西宮市松園町13-25-102
対象年齢: 要お問い合わせ
料金: 要お問い合わせ(利用料は運営のための分担金という形)
夙川にあるNPOで、平日の9時半から14時半に「自分のペースで安心して過ごせる場」としてフリースクールを開き、14時から17時半には放課後事業「あんずぽこプラス」で学習支援や英会話・書道のプログラムも行っています。第3日曜には不登校を考える親の会、平日午前には子育てサロンがあり、カウンセリングや教育機関との連携にも取り組んでいます。県の施設マップに載っています。
公式サイト: https://anspoco1122.jimdofree.com/
芦屋市
クラーク国際中等部 芦屋キャンパス
運営: 要お問い合わせ(クラーク記念国際高等学校と教育連携)
所在地: 芦屋市上宮川町4-1
対象年齢: 小学6年生〜中学3年生
料金: 入学金30,000円。月額は全日型コース48,000円、クラークスマートⅡ39,200円、クラークスマートⅠ22,700円
通信制高校のクラーク記念国際高等学校と連携した小中学生向けの施設で、個別授業と集団授業を組み合わせ、学習支援や進学支援を行っています。学校教育法第一条の中学校ではないと公式サイトに明記されています。県の施設マップに載っていて、神戸市の認定施設一覧には市外の施設として掲載されています。
公式サイト: https://clark-jr.jp/campus/ashiya/
伊丹市
フリースクールみらい 伊丹野間校
運営: 合同会社HARUKA
所在地: 伊丹市野間2丁目7-41 ソレイユ1F
対象年齢: 小中学生(高校生は家族と相談のうえ決定)
料金: 月額20,000円(初回月は試行期間として1日1,500円。入会金は要お問い合わせ)
放課後等デイサービスを運営する法人が開いているフリースクールで、月〜金曜の10時から15時に開いています。午前は国語・算数・理科・社会・英語の学習支援、昼食をはさんで午後は計算や英会話、心の学習などの集団学習と、制作・工作・ゲーム・運動といった集団活動をする流れです。県の施設マップに載っています。
公式サイト: https://kabuchans.wixsite.com/mysite/blank-4
宝塚市
楽笑フリースクール 宝塚校
運営: 一般社団法人楽笑
所在地: 宝塚市寿町9-10 2階
対象年齢: 要お問い合わせ
料金: 要お問い合わせ(初めての子は1日の無料体験あり)
学校に行きたくない子向けの「毎日が遠足」という体験学習型のコース(10時〜15時。畑での農作業や里山での田舎暮らし体験)、勉強したい子向けの5教科・プログラミング・動画編集のコース(15時〜18時)、家を出られない子向けのオンラインと家庭訪問のコース、「好き」を探究するコースの4つに分かれています。県の施設マップに載っています。
公式サイト: https://note.com/ishii_katsuma/n/nb98fc668b5a1
川西市
里山スクール(川西市黒川里山センター)
運営: 認定NPO法人コクレオの森(川西市の指定を受けて黒川里山センターを管理・運営)
所在地: 川西市黒川字中尾264 川西市黒川里山センター
対象年齢: 小学1年生〜中学3年生
料金: 単発参加4,000円。週1コースは1学期39,600円、週2コースは1学期74,400円(きょうだい参加は2人目から2,600円)
旧黒川小学校の木造校舎を使った黒川里山センターで、水曜と木曜の10時から16時に開いている小中学生のための居場所です。自然とふれあいながら、自分の「すき」を見つけ、自分らしさを取り戻していくことを大切にしています。県の施設マップに載っています。川西市は2026年度から利用料補助を始めているので、川西市立の小中学校に在籍している方は市の制度も確認してみてください。
公式サイト: https://kurokawa-satoyama.jp/event/kaze-2/
三田市
わたしの居場所「ひとやすみ」(三田)
運営: NPO法人生涯学習サポート兵庫
所在地: 三田市木器字南下山1266-10(神戸三田アウトドアビレッジTEMIL内)
対象年齢: 概ね7〜15歳の学校に行きづらい子ども
料金: 1回2,000円(昼食代・税込。ひとり親家庭・就学援助世帯は1,000円、きょうだいは2人目から1,000円、保護者参加500円)
キャンプ場を運営するNPOが、週1回・月3回(8月を除く)開いている居場所です。よもぎ餅作り、川あそび、ピザ作り、秘密基地作りなど季節に合わせたプログラムで過ごします。毎日通うフリースクールではなく週1回の活動なので、まず外に出るきっかけを探している時期に向いています。県の施設マップに載っています。
公式サイト: https://camp.shosapo.jp/hitoyasumi-sanda
明石市
あかしフリースペース☆トロッコ
運営: 一般社団法人こっち
所在地: 明石市天文町1-4-12
対象年齢: 明石市在住の6〜18歳
料金: 利用料なし(キャンプや遠足などは実費)
明石市天文町にある、利用料のかからないフリースペースです。明石市在住の6歳から18歳までが対象で、キャンプや遠足などの実費以外の負担はないと公式サイトに書かれています。県の施設マップに載っています。明石市には市の認定施設に対する利用助成金(月額上限1万円)があり、オルタナティブスクールI’mやフリースクールfeelなど他の施設も市内にあります。
公式サイト: https://akashi-torocco.com/
加古川市
ホームスクール こどり~む
運営: 要お問い合わせ
所在地: 加古川市尾上町口里815-16
対象年齢: 小・中学生が中心(年齢の上限はなく、通信制高校生や不登校・ひきこもりの若者も対象)
料金: 要お問い合わせ(利用回数に応じて割引がある回数制。体験利用は2,000円、昼食・保険料込み)
いじめをきっかけに娘さんが学校に行けなくなった経験を持つ代表が開いた居場所で、ボードゲーム、工作・ものづくり、畑での野菜づくり、クッキング、学習サポート、カフェ運営やマルシェ出店、訪問サポート、金融教育まで活動は多彩です。加古川市・播磨町の「フリースクール等利用支援補助金交付」対象施設と公式サイトに書かれていて、県の施設マップに載っています。
公式サイト: https://kodoriimu.com/
ここまでで通える場所が見つからなかった方へ
阪神間や播磨東部は施設があっても、週5日通うと月4万円前後かかる場所も多く、通う頻度と費用のバランスで迷う方が少なくありません。週1回から始めたい、まずは家で担任の先生とつながる形から始めたい、という方は、オンラインフリースクールのクラスジャパン小中学園も選択肢に入れてみてください。出席扱いの要件を満たす仕組みが整っています。詳細はこちら: https://www.cjgakuen.com/
三木市
フリースクール S-BASE
運営: 一般社団法人フリースクールS-BASE
所在地: 三木市平田1-3-3(1号店)、三木市末広2-4-12(2号店)
対象年齢: 小学生・中学生(最大20歳程度まで)
料金: 月額プラン38,500円、体験プラン(5回)11,000円、時間プラン1時間1,500円。初回相談は60分無料
「不登校で見失った親と子の絆や思いをつなぐ」ことを掲げ、料理、音楽、ピザ窯体験、キャンプ、釣り、DIY、書道、卓球など体験活動を中心に過ごすフリースクールです。保護者向けのカウンセリング(60分3,000円)や「おやBASE」(1回500円)もあります。県の施設マップに載っていて、神戸市の認定施設一覧には市外の施設として掲載されています。
公式サイト: https://www.wakuwaku-s-base.com/
小野市
サドベリースクールゆ~ゆう
運営: 一般社団法人ほろいむあ
所在地: 小野市復井町571
対象年齢: 要お問い合わせ
料金: 要お問い合わせ
県の施設マップに載っている小野市復井町のサドベリースクールで、同じ住所で小中学生向けの学習塾「ほろいむあ教室」を運営する一般社団法人が開いています。カリキュラムや時間割のないサドベリー教育の考え方をとっています。公式サイトでは対象年齢や料金まで確認できなかったので、見学の前に直接お問い合わせください。小野市には利用料補助(月額上限1万円)があります。
公式サイト: https://onoyuyusdb.studio.site/
加東市
オルタナティブスクール SPROUT
運営: 要お問い合わせ
所在地: 加東市平木909
対象年齢: 小学校〜中学校年齢の子ども
料金: 入会金20,000円(きょうだいは家族で30,000円)。フルタイムコース月謝27,000円(2人目20,000円)、1日体験5,000円、10回回数券34,000円(ランチ付き)
月〜水曜の9時から15時に開いていて、DIY、畑見学、食の学び、ランチ作り、遠足、キャンプなど、鍬やのこぎり、包丁といった本物の道具を使う活動をしています。神戸電鉄ウッディタウン中央駅とJR相野駅前から送迎(片道100円)があります。県の施設マップに載っていて、神戸市の認定施設一覧(市外)と丹波篠山市の補助対象施設にも掲載されています。
公式サイト: https://sproutfreeschool.amebaownd.com/
姫路市
Second House(セカンドハウス)
運営: 要お問い合わせ
所在地: 姫路市北平野3丁目7-22
対象年齢: 小学生・中学生・高校生(その他は相談可)
料金: 入会金5,000円、年会費2,000円。マンスリープラン月額33,000円、ワンデープラン1日3,300円(昼食500円)
姫路市北平野にあるフリースクール&フリースペースで、平日の10時から15時(最大9時から18時)に開いています。フリースペースとしての利用のほか、ワークショップ、農業体験、お菓子作り、職業体験、親の座談会、ヨガ教室、英会話教室などがあります。県の施設マップに載っています。姫路市は利用料の2分の1・月額上限1万円の補助制度があります。
公式サイト: https://secondhouse.hp.peraichi.com/
神崎郡市川町
デモクラティックスクールまっくろくろすけ
運営: 一般社団法人デモクラティックスクールまっくろくろすけ
所在地: 神崎郡市川町坂戸592
対象年齢: 4歳〜19歳
料金: 要お問い合わせ
自由と自治の教育を大切にするデモクラティックスクールで、公式サイトでは「日本初のサドベリースクール」と紹介されています。月〜木曜(祝日を含む)の10時から17時55分に開き、遊びも勉強もスポーツも音楽も子どもが自分のペースで追求し、運営のことは話し合いで決めます。入学は見学と数回の体験参加を経てミーティングで話し合う流れです。県の施設マップと神戸市の認定施設一覧(市外)に載っています。
公式サイト: https://makkuro20.jp/
多可郡多可町
森のフリースクール ねっこぼっこ
運営: 一般社団法人こころね
所在地: 多可郡多可町加美区熊野部366(県の施設マップ掲載の所在地。法人所在地は加美区鳥羽226)
対象年齢: 小学生・中学生
料金: 木曜日クラスは登録費3,000円/年+月謝7,200円。体験1回3,000円。土曜日クラス(チャレンジクラブ)は1回5,500円
森のようちえんを運営する一般社団法人が開いている登録制のフリースクールで、毎週木曜の10時から14時に古民家「ここねっこの家」とその周辺の山や川で活動します。子どもたちの「やってみたい」をカタチにしていくことを掲げ、2026年4月から独立して活動していくと公式サイトに書かれています。県の施設マップに載っています。
公式サイト: https://www.kokorone-taka.com/森のフリースクール-ねっこぼっこ/
豊岡市
ミチル国際学院
運営: 要お問い合わせ
所在地: 豊岡市千代田町11-32 西村屋ビル2階
対象年齢: 小中学生(フリースクール・中等部)、高校生(通信制高校サポート・高等部)
料金: 中等部は週3コース月額32,000円、週5コース月額38,500円(体験入学2週間無料。きょうだい割引、生活困窮・ひとり親家庭割引あり)
豊岡駅近くのビルにある、但馬では数少ない小中学生向けのフリースクールです。AIを活用した個別学習「すらら」と、映像制作、ディスカッション、プレゼンテーションなどを組み合わせています。県の施設マップに載っています。豊岡市は2025年度から利用料補助(月額上限1万円)を始めています。
公式サイト: https://mitiru.org/
丹波篠山市
インターナショナル デモクラティックスクール まめの木
運営: 一般社団法人Colorful Beans
所在地: 丹波篠山市垂水421-2
対象年齢: 小学1年生から(未就学児は保護者同伴で相談可)
料金: 月謝20,000円(きょうだい2人目以降15,000円)+年会費10,000円、保険料年2,000円。回数券11日分35,000円、ビジター1日5,000円、初回見学1,000円/日
月〜金曜の9時から16時に開き、活動内容は子どもたち自身が決めるデモクラティックスクールです。海外ボランティアの受け入れによる国際交流や農援プロジェクトがあり、希望に応じて学習サポートもあります。県の施設マップに載っていて、丹波篠山市の補助対象施設として市のページに掲載されています。
公式サイト: https://ciao-sasayamaschool.ssl-lolipop.jp/sasayama-freeschool/
丹波市
ふえっこ楽校
運営: 株式会社竹岡農園
所在地: 丹波市山南町谷川2787-1
対象年齢: 要お問い合わせ
料金: 要お問い合わせ
里山ようちえん「ふえっこ」から積み上げていくオルタナティブスクールで、火〜木曜は里山活動、月曜は読み・書き・そろばんなどの基礎学習の日です。毎日8時半からの農作業、朝の会、全体遊び、自分で決める約3時間の活動、掃除と終わりの会という流れで、地域の人による特別授業や13歳以上の職業体験もあります。県の施設マップに載っていて、丹波篠山市の補助対象施設にも掲載されています。
公式サイト: https://takeokafarm.com/schools/
掲載していない市区町村について
高砂市、播磨町、稲美町、西脇市、加西市、赤穂市、たつの市、相生市、宍粟市、養父市、朝来市、香美町、洲本市・南あわじ市・淡路市、猪名川町などについては、県の施設マップと公式サイトの両方で運営・所在地・対象年齢まで確認できるフリースクールが見つからなかったか、マップに載っている施設が放課後等デイサービスやこども園、夕方以降の学習支援だったため載せていません。確認できないものを推測で載せることはしていません。 稲美町のNPO法人ころあい自然楽校のように、マップに載っていても公式サイトで所在地や料金まで確認できなかった施設も見送りました。
県の施設マップには77件、神戸市の認定施設一覧には市内21件が載っていて、この記事は1市区町村1か所に絞っているだけです。神戸市内だけでも東灘区・灘区・中央区・北区・西区に複数の施設があり、明石市や姫路市にも4〜14件あります。新設や移転、料金の改定で情報が変わることがあります。通う前には必ず公式サイトと直接のお問い合わせで最新の情報を確認してください。掲載がない地域でも、各市町には教育支援センター(適応指導教室)があり、県立の神出学園・清水が丘学園・山の学校・但馬やまびこの郷もあります。まずは教育委員会か在籍校に相談してみてください。
掲載のない地域にお住まいの場合も、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」なら地域を問わず自宅から利用できます。ネットの先生(担任)が伴走し、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになった実績も多数あります。2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちをサポートしてきました。
https://www.cjgakuen.com/
まとめ。フリースクールは合うかどうかで選んでいい
フリースクールは、施設の優劣で選ぶものではありません。お子さんとの相性で決まります。 この一覧を見るだけでも、利用料のかからないフリースペース、1回2,000円の週1回の居場所、里山の木造校舎、駅前のビルで学習を軸にする教室、話し合いで運営を決めるデモクラティックスクール、農園の中の学校と、形は本当にさまざまです。
だから、見学して決めていいし、複数を並行して検討していいし、通ってみて合わなければ変えていいんです。公的な教育支援センターとの併用もできます。
今日できる一歩としては、県の「施設マップ」でお住まいの市町のボタンを押して、何が載っているかを眺めてみてください。そのうえで、お住まいの市町に補助制度がある方は、制度のページをブックマークして、領収書と出席扱いの記録を取っておく準備を始めておくと申請期間に慌てません。神戸市は8月末、姫路市は8月31日が第1期の締め切りです。候補が1つもなければ、在籍校に「教育支援センターはどこにありますか」とだけ聞くところから始めて大丈夫です。
僕自身、不登校の当時に通ったフリースクールで、学校の外にも自分の居場所があると知れたことが大きな支えになりました。
「うちの場合はどう進めればいい?」という段階でも大丈夫です。まずは話を聞いてみるだけでも、気持ちが少し軽くなるはずです。僕の公式LINEでは不登校に関する情報発信や無料相談を行っています。
小幡和輝の無料LINE相談はこちら
https://www.obatakazuki.com/lp
よくある質問
兵庫県にフリースクールはいくつありますか?
兵庫県教育委員会義務教育課の「施設マップ」には、フリースクール等民間施設が77件載っています(県内すべての施設ではないと注記があります)。神戸市は2026年度の利用料助成の認定施設一覧を別に公開していて、2026年8月17日時点で市内21か所・市外8か所・県外2か所・オンライン型9か所です。放課後等デイサービスや通信制高校の中等部、学習塾も含まれるので、実際に平日の日中に通えるフリースクールの数はこれより少なく、一方で一覧に載っていない施設もあります。この記事では19の市区町村について1か所ずつ紹介しています。
兵庫県でフリースクールの利用料の補助はありますか?
2026年8月時点で、兵庫県が保護者に直接支給する助成はありませんが、県が2025年度に市町の補助事業を支援する「フリースクール等児童生徒支援事業」を設けたことで、市町の制度が広がっています。神戸市は2026年度から通所型で利用料の2分の1・月額上限2万円(オンライン型は上限1万5千円)、姫路市・尼崎市・明石市・加古川市・三田市・三木市・川西市・小野市・加東市・豊岡市・丹波篠山市・赤穂市・神河町は2分の1・月額上限1万円、稲美町は2分の1・月額上限1万5千円です。いずれも市町立学校に在籍し、校長の出席扱い認定または市の認定施設の利用が要件になっています。西宮市・宝塚市・伊丹市・芦屋市・高砂市には公式に確認できる保護者向けの補助はありません。
フリースクールに通うと学校の出席扱いになりますか?
一定の要件を満たせば、フリースクールでの学びを在籍校の出席として認めてもらえます。文部科学省が要件を示しており、最終的な判断は在籍校の校長先生が行います。兵庫県の市町の補助制度はほとんどが出席扱いの認定を要件にしていて、神戸市の認定施設一覧や丹波篠山市の対象施設一覧に載っている施設は市が確認しています。見学のときに在籍校への通所報告をしてもらえるかを確認するのがおすすめです。
