沖縄県のフリースクールと補助金一覧。市区町村別に紹介します【2026年最新】

沖縄県でフリースクールを探している方へ。「那覇や沖縄市には施設がありそうだけど、うちの子が通える場所はあるのだろうか」「利用料の補助はないのだろうか」と、情報が集まらずに困っていないでしょうか。この記事では、沖縄県のフリースクールを市町村ごとに1か所ずつ、公式サイトで実在と所在地を確認できたものだけを、順位づけをせずにフラットに紹介します。あわせて、沖縄県が実施しているフリースクール通学費の支援制度と、利用料補助の現状についても公式に確認できた範囲で正直にまとめました。

自己紹介が遅れました。小幡和輝と申します。僕は不登校の元当事者です。約10年間学校に行かず、フリースクールで学びました。現在は不登校の専門家として、本の執筆や講演をしながら、2000人以上の子どもたちとご家庭をサポートしています。その経験からフリースクールの現状についてお伝えします。

目次

沖縄県のフリースクールの状況

文部科学省の令和6年度調査では、全国の小中学校の不登校児童生徒数は353,970人と過去最多を更新しました。沖縄県は1,000人あたり49.5人で、全国平均の38.6人を大きく上回り、都道府県別で全国最多です(出典: 文部科学省「令和6年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」 https://www.mext.go.jp/content/20260305-mxt_jidou02-100002753_3.pdf )。クラスに2人前後はいる計算で、決して特別なことではありません。

一方で、沖縄県には保護者向けのフリースクール利用料の助成制度は、2026年8月時点で県にも市町村にも公式には確認できませんでした。那覇市も「フリースクール利用料の補助は実施していない。全国的な実施状況を考慮し、今後も調査研究する」と公式に回答しています(2024年3月・那覇市電子相談システム https://www.info.city.naha.okinawa.jp/kyoiku/011220.html )。

ただし、県独自の支援がひとつあります。フリースクールへのバス・モノレール通学費の全額支援です。

  1. 対象 在籍校が指導要録上の出席扱いと認めているフリースクール(通所区域の定めがない施設)に通う中学生・高校生
  2. 世帯要件 住民税所得割の非課税世帯、児童扶養手当または母子及び父子家庭等医療費助成の受給世帯、家計急変で同程度の収入と見込まれる世帯のいずれか
  3. 支援内容 自宅からフリースクールまでのバス・モノレール通学費を全額支援(交通系ICカードのオキカ等を交付)
  4. 申請 毎月5日までの申請で翌月1日から利用可能。在籍校が国公立なら県教育庁教育支援課、私立なら総務私学課が窓口

詳細は県の案内ページで確認できます( https://www.pref.okinawa.lg.jp/kyoiku/edu/1008819/1008843/1025153/1017916.html )。利用料そのものの補助ではなく交通費の支援であること、小学生は対象に入っていないことには注意してください。

もうひとつ、知っておいてほしい動きがあります。沖縄県は令和8年度(2026年度)に「フリースクール等に通う児童・生徒等の実態把握調査」を実施しています。フリースクールに通う子どもと保護者、運営者の実態を調べ、県として「フリースクール等」の定義を独自に定めるための調査です(沖縄県こども若年政策課 https://www.pref.okinawa.lg.jp/shigoto/nyusatsukeiyaku/1015342/1025068/1037585/1038695.html )。利用料助成のある都道府県が少しずつ増えるなか、沖縄県も支援を検討する入り口に立った段階と言えます。制度は年度替わりで変わることがあるので、最新情報は必ず公式ページでご確認ください。

フリースクールの費用の全国的な相場や補助金の考え方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/freeschool-cost/

フリースクールでも出席扱いになります

フリースクールでの学びは、在籍校の校長が認めれば指導要録上の「出席扱い」になります。文部科学省が「不登校児童生徒への支援の在り方について」という通知で、学校外の施設で相談・指導を受ける場合の出席扱いの要件を示しているためです(出典: 文部科学省 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422155.htm )。

沖縄県の通学費支援も「在籍校が出席扱いと認めていること」が条件になっているように、出席扱いは支援制度の入り口にもなります。具体的な要件や在籍校への相談のしかたは、こちらの記事で詳しく解説しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/shusseki-atukai/

まだ外に出るのが難しい、近くに通える場所がないという方へ

オンラインフリースクール クラスジャパン小中学園

沖縄県は、フリースクールが本島中南部に集中していて、北部や離島からは通える範囲に施設がない地域が実際にあります。それはご家庭の努力不足ではありません。また、施設までの距離の問題だけでなく、「今は家から出るエネルギーがない」という時期のお子さんもいます。

そういう場合の選択肢として、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」があります。ネットの先生(担任)が一人ひとりに伴走し、自宅から自分のペースで学べるのが特徴です。2018年の開校からこれまでに2000人以上の不登校の子どもたちを支えてきて、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになる仕組みも整っています。学習AIがヒントを出しながら一緒に考えてくれて、学習以外に使えないフィルタリング設定があるので、ゲームや動画が気になるご家庭でも安心です。

詳細はこちら: https://www.cjgakuen.com/

沖縄県のフリースクール(市町村別)

市町村ごとに1か所ずつ紹介します。順位をつけたものではありません。

那覇市

中高生の居場所kukulu(くくる)
運営: NPO法人沖縄青少年自立援助センターちゅらゆい
所在地: 那覇市松川2-1-1 Dクレスト1階
対象年齢: 中学生〜高校生世代
料金: 要お問い合わせ

不登校やひきこもりの中高生のための居場所です。食事づくりなどの活動と個別の学習支援、進路相談に加えて、外に出づらい子への訪問支援(アウトリーチ)にも取り組んでいます。

公式サイト: https://www.churayui.org/activity/kukulu.html

沖縄市

志塾フリースクールLINO
運営: 一般社団法人沖縄・子ども育成協会
所在地: 沖縄市知花1-26-19 2階
対象年齢: 要お問い合わせ(小学生から高校生までが在籍)
料金: 要お問い合わせ

1997年に大阪で始まった志塾フリースクールの沖縄拠点として2020年に開設されました。子どもの自主性・主体性を育むことを大切にし、一人ひとりのペースに合わせて過ごせる教室です。

公式サイト: https://free-school-lino.com/

うるま市

志塾フリースクールうるま教室
運営: NPO法人志塾フリースクール
所在地: うるま市字宇堅28
対象年齢: 要お問い合わせ
料金: 要お問い合わせ

学校や日常生活に不安を抱える子どもたちを受け入れ、それぞれのペースに合わせた学習支援と、運動やゲームなどの体験活動を組み合わせて過ごせる教室です。

公式サイト: https://shijuku-fs.or.jp/

浦添市

沖縄オルタナティブスクールらしく
運営: 要お問い合わせ
所在地: 浦添市宮城6-12-6-301
対象年齢: 小学生・中学生
料金: 月額16,000円(週1日)〜45,000円(週5日)、入学金40,000円

平日9時〜16時に開校し、公立学校との並行通学もできるスクールです。子どもが自分のやりたいことを考えて実践する日々に加えて、週1〜2日は学習に特化した「らしくアカデミア」の日を設けています。

公式サイト: https://rashiku-okinawa.com/

糸満市

子ども第三の居場所HOPE
運営: 一般社団法人FUTURE Sports&Culture Academy
所在地: 糸満市(詳細は要お問い合わせ)
対象年齢: 小学生〜中学生
料金: 月額7,700円(経済的に困難なご家庭への補助制度あり)

日本財団「子ども第三の居場所」の糸満市第1号拠点として2023年10月に開所しました。壁一面のボルダリングなど体を動かせる環境で、ごはん・学び・遊び・対話を通して子どもの「やってみたい」を育てる場所です。

公式サイト: https://congrant.com/project/hope/17445

南城市

珊瑚舎スコーレ
運営: NPO法人珊瑚舎スコーレ
所在地: 南城市佐敷字津波古509-4
対象年齢: 4歳〜中学3年生(キッズ・初等部・中等部。中卒以上の高等部もあり)
料金: 要お問い合わせ

幼児から中学生までを年代別に受け入れるスコーレ(学びの場)で、高等部や年齢不問の夜間中学校の運営でも知られています。授業と自主活動を通して、生きることと学ぶことを重ねていく場です。

公式サイト: https://sangosya.com/

読谷村

よみたん自然学校 小学部
運営: 認定NPO法人よみたん自然学校
所在地: 中頭郡読谷村字高志保1020 体験王国むら咲むら内
対象年齢: 小学生
料金: 要お問い合わせ

体験施設「むら咲むら」の中にある小学部です。沖縄の自然と暮らしを教材に、遊びと体験を軸にして子どもが自分で考えて動く力を育てています。

公式サイト: https://yomitan-ns.org/elementary/

掲載していない市町村について

今回の調査では、宜野湾市・名護市・豊見城市・石垣市・宮古島市などについて、公式サイトで実在と所在地を確認できる民間フリースクールを見つけられませんでした。活動している団体があっても、SNSだけで発信していて公式サイトがない場合は掲載を見送っています。新設や移転で情報が変わることもあるため、通う前には必ず各施設の公式サイトと直接の問い合わせで最新情報を確認してください。

公的な選択肢もあります。多くの市町村が教育支援センター(適応指導教室)を設置していて、たとえば石垣市の「あやぱに学級」、豊見城市の「とよむ教室」などは無料で利用できます。お住まいの市町村の教育委員会に相談すると、地域の受け皿を案内してもらえます。

フリースクールが近くにない地域での学びの選択肢は、こちらの記事でも詳しく解説しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/freeschool-chikakuninai/

掲載のない地域にお住まいの場合も、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」なら地域を問わず自宅から利用できます。ネットの先生(担任)が伴走し、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになった実績も多数あります。2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちをサポートしてきました。
https://www.cjgakuen.com/

他の都道府県をお探しの方へ
全国47都道府県のフリースクールと補助金の一覧は、こちらのまとめからご覧いただけます。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/freeschool-zenkoku/

まとめ

フリースクールは「どこが優れているか」ではなく「うちの子に合うか」で選ぶものです。雰囲気も過ごし方も施設ごとにまったく違うので、気になるところがあれば見学して、合わなければ別の場所を試していい。複数を並行して検討するのも普通のことです。

今日できる一歩をひとつ挙げるなら、気になった施設に「見学はできますか」とメールを1通送ってみてください。沖縄県の通学費支援を使いたい場合は、在籍校に「フリースクールに通った場合、出席扱いにしてもらえますか」と電話で聞いてみるところからで大丈夫です。

「うちの場合はどう進めればいい?」という段階でも大丈夫です。まずは話を聞いてみるだけでも、気持ちが少し軽くなるはずです。

小幡和輝の無料LINE相談はこちら
https://www.obatakazuki.com/lp

よくある質問

沖縄県にフリースクールはいくつありますか?

県の公式な一覧はまだなく、正確な総数は公表されていません。この記事では公式サイトで実在を確認できた7市町村7施設を紹介しています。那覇市・沖縄市・うるま市・浦添市など本島中南部に多く、北部や離島には少ないのが現状です。沖縄県は2026年度に実態把握調査を実施しており、今後情報が整理されていく見込みです。

沖縄県でフリースクールの利用料の助成はありますか?

利用料そのものへの助成は、2026年8月時点で県にも市町村にも公式には確認できませんでした。ただし沖縄県には、在籍校が出席扱いと認めるフリースクールに通う中高生を対象に、バス・モノレール通学費を全額支援する制度があります(住民税所得割非課税世帯など要件あり)。最新情報は県教育庁教育支援課の公式ページでご確認ください。

フリースクールに通うと学校の出席扱いになりますか?

在籍校の校長が認めれば、指導要録上の出席扱いになります。文部科学省の通知で、学校外の施設で相談・指導を受ける場合の要件が示されています。沖縄県の通学費支援も出席扱いが条件になっているので、フリースクールを決めたら早めに在籍校へ相談するのがおすすめです。

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この記事を書いた人

1994 年、和歌山県生まれ。10年の不登校を経験。不登校当時はフリースクールで学び、その後18 歳で起業。SNS を活用したマーケティングを専門とし、東京2020 オリンピック・パラリンピックでは総フォロワー1000万人以上の公式SNSアカウントを運用。不登校への偏見を払拭し、不登校になっても取り残されない社会を目指し不登校の専門家として活動。オンラインフリースクール『クラスジャパン小中学園』の代表として、これまでに2000人以上の不登校生徒をサポート。著書に『学校は行かなくてもいい/英治出版』『学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方/小学館』など計6冊。講演、メディア出演も多数。

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