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オンラインフリースクールの一日の流れ。何をして過ごす?朝から夕方までを段階別に具体的に

「オンラインフリースクールって、結局1日なにをしているの?」。資料には『自分のペースで学べます』と書いてあるけれど、朝起きてから夕方までの絵が浮かばない。家で過ごす子が画面の前でただ座っているだけにならないか。そんな疑問で検索された方に向けて、オンラインフリースクールの一日の流れを、時間帯ごとに具体的に書きます。

先に結論です。オンラインフリースクールの一日は「時間割に合わせてログインする型」と「担任と決めた計画で自分のペースで進める型」の2つに分かれ、どちらも朝のあいさつ、教材での学習、先生とのやりとり、仲間との活動、という4つの部品でできています。そして大事なのは、すべての子が初日から朝10時に始められるわけではなく、段階に応じた1日の形があるということです。

約10年間の不登校を経験した小幡和輝です。当時の僕を支えてくれた場所がフリースクールでした。いまはそれを運営する側として、本を書いたり、2000人以上の子どもたちとご家庭に関わっています。この記事では、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」を運営している立場から、一日の流れを3つの段階に分けてお伝えします。なお、スクールごとの費用や出席扱いの比較は別の記事にまとめているので、この記事は「1日の中身」に絞ります。

目次

オンラインフリースクールの一日は2つの型に分かれる

まず全体像です。オンラインフリースクールの一日の流れは、大きく2つの型があります。

  1. 時間割型 朝の決まった時間にログインし、ホームルーム、授業、昼休み、午後の授業、終礼と進む。通学する学校の時間割をそのままオンラインに置き換えた形です
  2. 自分のペース型 担任の先生と「何曜日に何を、1日どのくらい」という計画を立て、その日の体調に合わせて学習を進める。先生は毎日の進み具合を管理画面で見て、チャットで声をかけます

時間割型は生活リズムが先に整う良さがあり、自分のペース型は朝起きられない時期でも始められる良さがあります。どちらが上ということはなく、お子さんの今のエネルギー量で決めるものです。

僕が運営しているクラスジャパン小中学園は、ネットの先生(担任)とチャットで自己紹介や日常の会話から関係をつくり、「何曜日に〇〇をする」「1日〇時間やってみる」という小さな目標を一緒に決めていきます。また、部活や勉強の時間、ホームルームなど決まった時間があらかじめ決まっているものもあります。なので、この2つのちょうど中間と言えます。

一日の流れを時間帯で見る。朝・午前・午後・夕方

自分のペース型を例に、慣れてきた頃の一日を追ってみます。時刻はあくまで一例で、この通りでなくてかまいません。

朝9時から10時ごろ、起きたら担任の先生にチャットで「おはようございます」と一言送ります。ここが一日の始まりの合図で、「今日も誰かとつながった」という感覚をつくる時間です。返事の中で「今日は何からやる?」と軽く確認が入ります。

午前は学習の時間です。映像授業を見て、その単元の小テストを受ける、という流れを30分から1時間ほど。教材は学年に関係なく、理解度に合わせたところから始めます。中2でも小5の算数に戻っていい。わからない問題は、答えをすぐ教えるのではなくヒントを出してくれる学習AIと一緒に考えます。

昼はしっかり休みます。ここで無理にもう一コマ入れる必要はありません。

午後は、日によって中身が変わります。月2回のオンラインホームルーム(Zoomで、カメラやマイクのオン・オフは自由。おしゃべりやお絵描き、お楽しみ会や作品展など)や、イラスト部、プログラミング部、YouTu部、クイズ部、eスポーツ部といったオンライン部活の日はそこに参加します。部活は月2回程度のものが多く、複数に入ってもかまいません。何もない日は午前の続きをやってもいいし、自分の好きなことに使ってもいい。

夕方、先生が管理画面でその日の学習の記録を確認し、必要なら「明日はここをやろうか」と軌道修正します。子どもは「今日やったこと」を一言送って終わり。これで一日が閉じます。

「初日から朝10時」は求めない。段階別の3つの一日

ここが、多くの解説記事に書かれていないところです。一日の流れの表を見ると「うちの子は朝起きられないから無理だ」と思う方がいます。でも実際の現場では、段階に応じて3つの形があります。

  1. 最初の1か月 一日の目標は「先生に一言返す」だけでいい時期。学習は15分でも、昼過ぎに起きてからでも構いません。ここで大事なのは時間割ではなく「今日も見てくれている人がいた」という体験の積み重ねです
  2. 慣れてきた頃 前の章で書いたような一日。午前に学習、午後に部活やホームルーム。曜日の感覚が戻り、「水曜はプログラミング部の日」のような目印ができてきます
  3. 次の場所を考え始める頃 対面のフリースクールに週1回行ってみる、在籍校の別室に顔を出すなど、オンラインの一日の中に「外に出る時間」が混ざってきます。オンラインはその土台として残しておけます

僕自身、不登校だったころ平日の昼間に外を歩くと、近所の人に「学校は?」と聞かれました。夕方のチャイムが鳴ると同級生が帰ってくるので、その時間は外に出られなかった。昼と夕方に「出られない時間」がある一日は、子どもにとって思った以上に窮屈です。オンラインフリースクールの一日の流れは、その窮屈な時間帯に「自分の予定」を入れる仕組みでもあります。昼夜逆転の戻し方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/futoko-chuya-gyakuten/

その一日が、出席扱いの記録になる

もう1つ、見落とされがちなのが「一日の流れ」と「出席扱い」の関係です。文部科学省の通知では、自宅でICTを活用した学習を行い、一定の要件を満たした場合、在籍校の校長判断で出席扱いにできるとされています(文部科学省: https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422155.htm)。

つまり、上で書いた一日の流れのうち、映像授業の視聴時間、小テストの結果、先生とのチャットのやりとり、といった記録そのものが、学校に出す根拠になります。クラスジャパン小中学園では、この日別の学習記録と、担任による月間の成長の所感を「学習レポート」にまとめ、月に1度、保護者の方が在籍校に持参して様子を伝えます。学校はその内容をもとに、出席扱いとするかを校長が判断します。

一日を「なんとなく過ごした」のと「記録が残る形で過ごした」のでは、半年後に大きな差になります。出席扱いの3つの要件については、こちらの記事にまとめています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/shusseki-atukai/

保護者はその一日をどう支えるか

「一日中そばについていないといけないのでは」と心配される方もいますが、そうではありません。仕事をしている保護者の方でも回る形にしています。保護者がやることは3つです。

  1. 朝の一言 出勤前に「先生におはようって送った?」と確認するだけ。送るのは子ども本人です
  2. 月1回のレポート提出 在籍校に学習レポートを持っていく、または渡す。このときに学校側と短く近況を共有します
  3. 夕方のひとこと 「どうだった?」と聞くだけで、内容を細かく聞く必要はありません。「今日は何やったの」と聞いて、返ってきた一言を受け止めるだけで十分です

家にいる時間の組み立て方全体については、こちらの記事で扱っています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/futoko-nitchu-sugoshikata/

クラスジャパン小中学園という選択肢

オンラインフリースクール クラスジャパン小中学園

ここまで書いてきた一日の流れは、僕が関わっているオンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」の仕組みがもとになっています。2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちをサポートしてきました。

一日の軸になるのは、ネットの先生(担任)です。チャットでの自己紹介や日常会話から関係をつくり、教科ごとの理解度に合わせて学習のスタート地点を決め、毎日の学習時間と使う教材を一緒に決めます。先生は毎日、学習管理画面でお子さんの進み具合を把握し、ペースが崩れたときは軌道修正します。学習以外の興味のあることや悩みも、気軽に話せる相手です。

学習面では、生徒一人ひとりにカスタマイズされた最先端のAIサポートがあります。答えをすぐ教えるのではなく、ヒントを出しながら一緒に考えるAIなので、わからない場面でつまずかずに答えまで辿り着けます。学習以外の用途には使えないフィルタリング設定付きで安心です。

そして、一日の学習の記録は月1回の学習レポートになり、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになります。出席扱い制度はクラスジャパンが先駆けとなって学校や自治体と一緒につくってきた経緯があり、学校への伝え方のノウハウもあります。「朝起きられないうちから始められて、記録が残る一日」を探している方に向いています。

クラスジャパン小中学園の詳細はこちら
https://www.cjgakuen.com/

今日できる一歩

今日できることを1つだけ挙げるなら、お子さんに「もし家で学校みたいな一日をつくるとしたら、何時に起きて、最初に何をしたい?」と聞いてみてください。答えが「昼」でも「ゲーム」でもかまいません。その答えが、その子の「最初の1か月の一日」の出発点になります。時間割を親が先に決めるのではなく、本人の一言から組み立てるほうが続きます。

まとめ

オンラインフリースクールの一日の流れは、朝のあいさつ、教材での学習、先生とのやりとり、仲間との活動という4つの部品でできていて、時間割型か自分のペース型かでその組み方が変わります。初日から朝10時に始める必要はなく、最初の1か月、慣れてきた頃、次の場所を考え始める頃、と段階に応じた一日があります。そしてその一日の記録が、出席扱いの根拠になります。

「うちの場合はどう進めればいい?」という段階でも大丈夫です。まずは話を聞いてみるだけでも、気持ちが少し軽くなるはずです。僕の公式LINEでは不登校に関する情報発信や無料相談を行っています。

小幡和輝の無料LINE相談はこちら
https://www.obatakazuki.com/lp

よくある質問

オンラインフリースクールは朝何時から始まりますか?

スクールの型によって違います。時間割型は朝9時から10時ごろにログインして授業が始まります。自分のペース型は決まった開始時刻がなく、担任の先生と決めた計画に沿って進めるため、最初は昼過ぎからの学習でも問題ありません。お子さんの今の生活リズムに合う型を選んでください。

一日のうち勉強の時間はどのくらい必要ですか?

決まりはありません。最初の1か月は15分でも十分で、慣れてきた頃で午前中に30分から1時間の映像授業と小テスト、という形が一例です。担任の先生と「1日〇時間」「何曜日に何をする」という小さな目標を決めて、少しずつ増やしていきます。

一日の学習は出席扱いに関係しますか?

関係します。文部科学省の通知では、自宅でICTを活用した学習が一定の要件を満たせば校長判断で出席扱いにできるとされています。クラスジャパン小中学園では、映像授業の視聴時間や小テストの結果、先生とのやりとりなど日別の学習記録を学習レポートにまとめ、月1回、保護者の方が在籍校に提出します。

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この記事を書いた人

1994 年、和歌山県生まれ。10年の不登校を経験。不登校当時はフリースクールで学び、定時制高校を経て、その後、国立大学へ進学。不登校の専門家として、不登校への偏見を払拭し、不登校になっても取り残されない社会を目指し活動。オンラインフリースクール『クラスジャパン小中学園』の代表として、これまでに2000人以上の不登校生徒をサポート。著書に『学校は行かなくてもいい/英治出版』『学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方/小学館』など計6冊。講演、メディア出演も多数。

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