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定時制高校とは?学費・スケジュール・通信制との違いをわかりやすく解説

定時制高校と聞くと、「働きながら夜に通う学校」というイメージを持つ方が多いと思います。実際にはいま、昼間に通える定時制高校が増えていて、不登校を経験した子や自分のペースで学び直したい子の進学先としても選ばれています。一方で「卒業に4年かかるのでは」「通信制とどう違うの」という疑問もよく聞きます。

先に要点をお伝えします。定時制高校は「毎日通学するけれど、通う時間帯を選べる高校」です。

夜間だけでなく午前・午後の部を持つ学校があり、仕組みを使えば3年での卒業もできます。対して通信制高校は「通学の日数そのものを減らせる高校」。

毎日通うリズムを作りたいのか、通う頻度を自分で決めたいのかが、2つを分ける一番の軸になります。

自己紹介が遅れました。小幡和輝です。学校に行かなかった期間が、僕にはおよそ10年あります。その間はフリースクールで学び、高校は定時制高校に進学しました。

いまは不登校の専門家として本を書いたり、対面やオンラインのフリースクールや通信制高校の連携施設を運営しながら、2000人以上の子どもたちに関わっています。

この記事では、定時制高校の仕組み・学費・スケジュールを公式情報をもとに整理し、通信制高校との違いまでお伝えします。

目次

定時制高校とは。夜間だけでなく昼間に通える学校もある

定時制高校は、全日制と同じ「毎日通う高校」ですが、授業の時間帯が区切られているのが特徴です。1日の授業はおおむね4コマ程度で、全日制より1日の負担が軽く設定されています。

時間帯は学校によって異なり、大きく3つのタイプがあります。

  1. 夜間部 夕方から夜にかけて授業を行う、昔ながらの定時制
  2. 昼間部 午前または午後に授業を行うタイプ
  3. 昼夜間の三部制 午前・午後・夜間の3つの部を持ち、入学時に自分の生活に合う部を選べるタイプ

定時制はもともと、働きながら学ぶ若者のための制度として始まりました。文部科学省の資料でも、現在は不登校経験のある生徒や学び直しを求める生徒の受け皿として役割が変化してきたことが示されています。

「夜に働く人の学校」というイメージのままだと、選択肢を1つ見落とすことになります。

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kaikaku/seido/1321632.htm

卒業までの年数。4年が基本だが3年で卒業する方法もある

定時制の修業年限は3年以上です。1日4コマ程度の授業だけで単位を積むと卒業まで4年かかりますが、いまは3年で卒業するための仕組みが広く使われています。

  1. 三修制 自分の部に加えて他の部の授業も受けて、1日の履修量を増やす方法。三部制の学校で使えることが多いです
  2. 定通併修 定時制に通いながら、通信制の科目も並行して履修する方法

文部科学省の資料によると、三修制は定時制課程の7割程度で実施されています。「定時制=必ず4年」は過去の話です。ただし三修制を使うと1日の授業時間は全日制に近づくので、無理のないペースで4年かけるのも立派な選択です。進学予定の学校がどの仕組みを持っているかは、学校見学のときに必ず確認してください。

定時制高校の学費。公立は授業料の支援があり負担は軽い

公立の定時制高校は、授業料が全日制より低めに設定されています。さらに授業料には国の高等学校等就学支援金が使えて、2026年度からは所得制限なく支給されるようになりました。

授業料以外にも教科書代や給食費(夜間部では夜食を提供する学校があります)、教材費などがかかりますが、高校のなかでは費用負担が軽い部類です。

具体的な金額は都道府県によって異なるので、お住まいの都道府県教育委員会の公式サイトで確認してください。

就学支援金の仕組みと2026年度の変更点は、こちらの記事で詳しく解説しています。

https://freeschool.meikogijuku.jp/media/tsushinsei-gakuhi-shienkin/

通信制高校との違い。「毎日通うか、通う日数を選ぶか」

定時制と通信制は、どちらも「全日制以外で高校卒業資格を取れる学校」ですが、学び方の構造が違います。

  1. 通う頻度 定時制は時間帯こそ選べますが毎日通学が基本。通信制はレポート提出とスクーリング(面接指導)が軸で、通学日数を大きく減らせます
  2. 学びのペース 定時制は時間割に沿って進む学校が中心。通信制は自分のペースで進める部分が大きい代わりに、自己管理が求められます
  3. 生活リズム 定時制は毎日決まった時間に出かけることでリズムが作られます。通信制は朝が苦手でも学びを続けられます

2000人以上の子どもたちに関わってきて感じるのは、この違いが「どちらが楽か」ではなく「どちらならその子の今の状態で続くか」の問題だということです。

生活リズムが崩れている時期に毎日夕方から通うのは、想像以上にハードルが高い。逆に、毎日行く場所があるからこそ生活が整っていく子もいます。今のお子さんがどちらのタイプかで答えは変わります。

生活スタイル別の向き不向きは、こちらの記事で詳しく解説しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/teijisei-tsushinsei-docchi/

中3で全日制とも迷っている場合は、こちらの記事も参考になります。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/zennichisei-tsushinsei-mayou/

明光義塾高等学院という選択肢

明光義塾高等学院

「毎日通うのはまだ難しい。でも一人で進める通信制も不安」。定時制と通信制を比べていくと、多くのご家庭がこの間で迷います。

その場合に、僕が学院長を務める明光義塾高等学院を運営者として紹介させてください。

通信制高校の連携施設として、通う日数を抑えながら、一人にしない個別のサポートで高校卒業資格を目指せます。

全国の明光義塾教室との連携で、中学範囲の戻り学習から大学受験対策まで一続きで見られるのが特徴です。

「まず中2の数学からやり直したい」という相談も当たり前のこととしてサポートしています。

不登校の期間があって授業に空白がある子にとって、決まった時間割で進む定時制より、抜けている単元まで戻ってから進める個別指導のほうが合うケースは少なくありません。

通学の頻度も、その子の状態に合わせて相談しながら決められます。「定時制の毎日通学は重い、でも週に何日かは人と会って学びたい」という子にちょうどいい設計です。気になったら、まずは資料請求から始めてみてください。

【明光義塾高等学院】資料請求はこちら
https://gakuin.meikogijuku.jp/renkei

まとめ。時間帯で選ぶ定時制、日数で選ぶ通信制

定時制高校は、毎日通いながら時間帯を選べる高校です。昼間に通える学校や三部制の学校が増え、三修制や定通併修を使えば3年での卒業もできます。

公立なら費用負担も軽く、就学支援金は2026年度から所得制限なく使えます。毎日通うリズムが作れそうなら定時制、通う日数から調整したいなら通信制。比べる軸をこの1本に絞ると、学校選びは一気に進めやすくなります。

今日できる一歩を1つ提案します。お住まいの都道府県教育委員会のサイトで「定時制」と検索して、通える範囲にある学校の時間帯(午前・午後・夜間のどの部があるか)と、3年卒業の仕組みの有無だけメモしてみてください。候補が具体的な学校名になると、お子さんとの話し合いも進めやすくなります。

お子さんを責める必要も、ご自身を責める必要もありません。今日からできる小さな一歩を、一緒に探しましょう。

無料のLINE相談はこちら
https://www.obatakazuki.com/lp

よくある質問

定時制高校は何年で卒業できますか?

修業年限は3年以上です。1日4コマ程度の授業だけで進むと4年かかりますが、他の部の授業も受ける三修制や、通信制の科目を並行して履修する定通併修を使えば3年で卒業できます。三修制は定時制課程の7割程度で実施されているので、進学候補の学校に仕組みがあるか確認してください。

昼間に通える定時制高校はありますか?

あります。定時制は夜間部だけでなく、午前や午後に授業を行う昼間部を持つ学校や、午前・午後・夜間の三部制の学校が増えています。どの時間帯の部があるかは学校によって違うので、都道府県教育委員会のサイトや学校の公式サイトで確認してください。

定時制高校の学費はどれくらいかかりますか?

公立の定時制は授業料が全日制より低めに設定されていて、授業料には国の高等学校等就学支援金が使えます。2026年度からは所得制限なく支給されるようになりました。

授業料以外に教科書代・教材費・給食費などが別途かかります。具体的な金額は都道府県によって異なるため、お住まいの都道府県教育委員会の公式サイトで確認してください。

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この記事を書いた人

小幡 和輝のアバター 小幡 和輝 株式会社明光みらい 代表取締役社長 / クラスジャパン小中学園 校長

1994年、和歌山県生まれ。10年の不登校を経験。不登校当時はフリースクールで学び、定時制高校を経て、その後、国立大学へ進学。不登校の専門家として、不登校への偏見を払拭し、不登校になっても取り残されない社会を目指し活動。オンラインフリースクール『クラスジャパン小中学園』の校長として、これまでに2000人以上の不登校生徒をサポート。著書に『学校は行かなくてもいい 親子で読みたい「正しい不登校のやり方」』(エッセンシャル出版社)、『学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方』(小学館)など。

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