子どもが学校に行けなくなったとき、多くの保護者の方が気になるのが「このまま欠席が積み重なって、進路に影響しないだろうか」という不安ではないでしょうか。
結論から言えば、学校に登校しなくても、フリースクールや自宅での学習を在籍校の「出席」として認めてもらえる制度があります。 そして熊本市には、すでにその承認事例があります。
熊本市は、出席扱いの判断の目安と手続きの流れを、市として1本のガイドラインにまとめて公開している街です。
令和6年10月に改訂されたこのガイドラインには、保護者が何を出せばいいのか、学校が何を確認するのか、校長先生がいつ判断するのかが、5つのステップで書かれています。
この記事では、そのガイドラインの中身、熊本市で出席扱いを進める手順、教育支援センター「フレンドリー」6教室の場所と通い方、そして補助金の状況までまとめてお伝えします。
自己紹介が遅れました。小幡和輝です。約10年間の不登校を経験し、当時の僕を支えてくれた場所がフリースクールでした。
いまはそれを運営する側として、本を書いたり、2000人以上の子どもたちとご家庭に関わっています。
不登校の専門家として言えるのは、出席扱いの制度と地域の支援を知っているかどうかで、不登校になった後の選択肢は大きく変わるということです。
熊本市で実際に出席扱いが認められた事例
まず知っていただきたい事実からお伝えします。
熊本市内の学校で、フリースクールに入会したあとすぐに活動レポートを学校へ提出することで、出席扱いが認められた事例があります。
「うちの子の学校でも認めてもらえるのだろうか」と不安な方は多いと思います。ただ、熊本市にはすでに前例があります。前例があるということは、学校側にとっても判断しやすいということです。
熊本市は不登校支援のページの冒頭で、支援は「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく「社会的に自立する」ことを目指して行う、と書いています。
続けて「不登校は誰にでも起こり得ることです」「不登校は問題行動ではありません」「不登校という休養が必要な場合もあります」の3つを掲げ、同じページで市内と近郊のフリースクール等を20か所あまり、一覧にして紹介しています。
学校の外で学ぶ子の存在は、熊本市の学校にとって知らない世界の話ではありません。[1]
そもそも「出席扱い」とは
出席扱いとは、学校に登校していなくても、自宅やフリースクールでの学習を在籍校の出席として認めてもらえる制度です。文部科学省が要件を示しており、最終的には在籍校の校長先生が判断します。[2]
ポイントは大きく4つあります。
- 保護者と学校の連携 担任の先生と定期的にやりとりできている状態が前提になります。
- 計画的な学習プログラム ICT教材やフリースクールでの活動がこれにあたります。
- 訪問等による対面指導 自宅で学ぶ場合は、先生の家庭訪問や面談など、対面のやりとりが定期的にあることが求められます。
- 学習状況の把握 活動レポートや学習記録を提出し、学校が状況をつかめるようにします。
つまり「なんとなく家で勉強している」ではなく、記録を残して学校と共有し、先生とも顔を合わせる仕組みさえあれば、出席扱いは十分に目指せます。
熊本市は出席扱いのガイドラインを公開している。判断までの流れは5ステップ
ここが熊本市の特徴です。熊本市は「不登校児童生徒の指導要録上の出席扱いについてのガイドライン」を市のホームページで公開しています。現在の版は令和6年10月改訂版で、全5ページ。校長先生が出席扱いを総合的に判断するための目安を示したものです。[3]
対象は3つの場面です。教育支援センター「フレンドリー」などの公的機関に通う場合、フリースクール等の民間施設に通う場合、そして自宅でICT等を活用して学習する場合。ガイドラインは冒頭で、学習への意欲やその成果を認めて適切に評価することが、子どもの自己肯定感を高めることにつながる、と書いています。
フリースクール等の民間施設に通う場合、判断までの流れは次の5ステップです。
- 周知 学校が、該当する子の保護者に出席扱いの制度を知らせます
- 保護者の申請 フリースクールとの契約書の写しなど、通っていることが確認できるものを学校に提出します。手元になければ、市の様式でも申請できます
- 説明・確認 校長先生が施設との連携や状況を実際に確認したうえで判断することを、学校が保護者に説明します。このとき確認されるのは、保護者が学校と連携・協力できるか、施設が学校と連携・協力できるか、保護者か施設が毎月の状況を学校へ提出できるか、学校が本人との面談を希望したときに対応できるか、の4点です
- 民間施設との連携 学校が可能な限り施設を視察し、毎月の通所状況の報告を施設に依頼します
- 判断・報告 校長先生が出席扱いの適否を判断し、保護者に報告します
判断の目安も具体的です。学校と施設の連携については「定期的(月に1回程度)にフリースクール等の民間施設から学校へ児童生徒の学習状況を報告してもらう」と書かれています。
状況報告の様式は任意です。施設については、法人か個人かは問わないこと、入会金や授業料が明確に示されて保護者に情報提供されていることなどが挙げられています。
大事なのは、ガイドライン自身が「個々の民間施設についてその適否を評価するという趣旨のものではありません」と断っていることです。
市の一覧に載っている施設だから自動的に出席になるわけではなく、載っていない施設やオンラインのフリースクールだから認められないということでもありません。どの場合も、校長先生が一人ひとりの状況を見て判断します。
自宅でのICT学習は「月1回以上の対面指導」が目安
自宅でICT等を活用して学ぶ場合の目安も、同じガイドラインに書かれています。
まず、学校の訪問等による対面指導が定期的に、おおむね月に1回以上行われていること。
対面指導を行う人としては、在籍校の先生のほかに、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、そして「ユア・フレンド」が挙げられています。
ユア・フレンドは、熊本大学の学生が週に1回、1から2時間ほど、学校の別室や家庭を訪ねて一緒に過ごす熊本市の事業です。担任の先生と顔を合わせるのがまだむずかしい時期の子にとって、対面の相手に幅があるのは助かるところです。
次に、学習が子どもの理解の程度を踏まえた計画的なプログラムであること。例として、民間業者が提供するICT教材、パソコン等で個別学習できるシステム、学校のプリントや通信教育、在籍校の授業の配信が挙げられています。
民間の教材を使う場合、学校はどんな学習活動が提供されているのかを問い合わせるなどして情報を集める、とも書かれています。
流れは、周知、保護者の申し出、説明・確認、判断・報告の4ステップです。確認されるのは、保護者が学校と連携・協力できるか、定期的な対面指導を実施できるか、保護者かオンライン学習を提供する民間施設が毎月の学習状況を学校へ提出できるか、の3点です。
成績への反映まで書かれている
このガイドラインは出席だけでなく、成績評価にも1ページを割いています。学校は評価材料をでき得る限り集めて評価を行うよう努める、という書き方です。
取組例として、フリースクールに定期的な報告書の提出を依頼し、学校とフリースクールが直接連絡を取れる体制を整えたうえで、フリースクールで学校の課題や定期テストに取り組んだ成果を成績に反映する、という形が挙げられています。
評価材料の例は4つです。学習で使ったワークシートやノート、ペーパーテストや実技テストの動画、作成した成果物、学習アプリ等で学習した内容がわかるもの。お子さんが取り組んだものは、捨てずに残しておいてください。
担任の先生には「市の出席扱いのガイドラインを読みました。フリースクールでの様子を毎月お伝えするので、出席扱いにできないか相談したいです」と切り出すことができます。市が公開している文書なので、先生にとっても確認しやすい材料です。
なぜ出席扱いが重要なのか
第一に挙げられるのは、進学や受験への影響です。欠席日数が内申に響くのではないかという不安は、多くの保護者の方が抱えるものだと思います。
ただ、この影響は昔に比べると小さくなってきています。受験の合否判定で出席日数を考慮しない自治体が増えてきているためです。
だからこそ僕は、もうひとつの視点をお伝えしたいです。
僕自身、不登校の当時はフリースクールに通っていた当事者です。当時は、学校に行っていない自分への否定的な気持ちや「このままでいいのかな」という不安がずっと心のどこかにありました。
でも、フリースクールでの学びが出席扱いになったことで、自分がやっていることを学校が認めてくれた。 「これでいいんだ」と思えるようになったんです。その結果、少しずつ自己肯定感が高まっていきました。
出席扱いは、単に欠席日数を減らすための制度ではありません。学校の外での学びも認められているという安心感を子どもに届けられる制度です。だからこそ僕は、出席扱いを大事にしてほしいと思っています。
出席扱いの仕組みを持つオンラインフリースクールについては、こちらで学び方を紹介しています。
熊本市での進め方。実例ベースの4ステップ
実際に承認された事例をもとに、保護者の側から見た流れを整理します。
- フリースクールや教材を決める 出席扱いの実績があるところを選ぶと話が早く進みます。学校への説明資料や連携の型をすでに持っているためです。熊本市のガイドラインは月1回程度の報告を目安にしているので、見学のときに「在籍校への報告は毎月してもらえますか」「先生が見学に来ることはできますか」と聞いておくと、その後の相談が進めやすくなります。
- 担任の先生に相談する 「出席扱いにしてほしい」といきなり交渉するのではなく、「市のガイドラインに沿って、フリースクールでの活動を出席扱いにできないか相談したい」と伝えるのがスムーズです。判断するのは校長先生なので、担任の先生経由で話を上げてもらいます。契約書の写しなど、通っていることがわかるものを一緒に渡せるようにしておきます。
- 活動レポートを提出する 熊本市の事例では、入会後すぐにレポートの提出を始めたことが承認の決め手になりました。学習内容や時間、お子さんの様子が伝わることで、先生も安心して判断できます。様式は任意なので、日付、取り組んだ内容、時間、本人の様子の4点がそろっていれば十分です。
- 出席扱いが承認される その後も毎月レポートを共有し、学校との連携を続けていきます。年度が替わって担任の先生や校長先生が替わることもあるので、これまでのレポートは手元にも残しておいてください。
学校に渡す記録の書き方と、もし学校の反応が鈍かったときの動かし方は、こちらの記事にまとめています。
>>出席扱いに必要な学習記録はどう書く?学校に渡す内容と、親が書かなくて済む仕組み
>>出席扱いを学校に断られたときはどうする?校長判断を動かす3つの材料
熊本市の補助金。県の支援事業は熊本市が対象外
お金の面も正直にお伝えします。2026年9月時点で、熊本市にも熊本県にも、フリースクールの利用料そのものを保護者に補助する制度は公式には確認できません。
熊本県には「不登校児童生徒に対する経済的支援推進事業」があります。教育支援センターやフリースクール等に通うための交通費と、体験活動や実習にかかった実費の一部を、前期(6月から9月分)と後期(10月から1月分)でそれぞれ支援金として最大で2万円まで支給する制度です。
要件は、公立の小・中学校か義務教育学校に在籍していること、在籍校で出席扱いになっていること、就学援助の認定を受けていることなど。ただし住所の要件が「熊本県内に住所を有すること(熊本市を除く)」となっていて、熊本市に住んでいる方は申請できません。[4]
この県の事業は、出席扱いになっていることが支給の要件に入っています。熊本市の外でも、出席扱いの手続きがお金の支援の入口になっているということです。
名古屋市や神戸市のように2026年度から利用料の助成を新しく始めた政令市もあり、制度は年度の途中でも新しくできることがあります。
最新の状況は、熊本市教育委員会の教育相談室(096-362-7070)か、在籍校に確認してください。
熊本市が用意している支援は、お金の補助ではなく、無料で通える教育支援センター「フレンドリー」と、自宅から参加できる「フレンドリーオンライン」です。公的な場所と、民間のフリースクールやオンラインフリースクールを組み合わせて、通う日数と費用のバランスを取っているご家庭は少なくありません。
熊本市内のフリースクールは、こちらの記事で区ごとに紹介しています。
>>熊本市のフリースクールと補助金一覧。通える場所を地域で探せます【2026年最新】
熊本市で利用できる2つの選択肢
選択肢1:自宅で学べる「オンラインフリースクール」
「まだ外に出るエネルギーがない」というお子さんには、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」という選択肢があります。
自宅にいながら、ネットの先生(担任)が伴走し、学習や生活リズムをサポートします。
2018年の開校からこれまでに2000人以上の不登校の子どもたちを支えてきた実績があり、一定の要件を満たし校長先生が認めれば在籍校の出席扱いとなる仕組みも整っています。
出席扱い制度はクラスジャパンが先駆けとなって学校や自治体と一緒につくってきた取り組みなので、学校との連携もスムーズです。
熊本市のガイドラインは、自宅でのICT学習について「保護者またはオンライン学習を提供する民間施設が、毎月の学習状況を学校へ提出できるか」を確認項目にしています。
毎月の報告を保護者がひとりで書き続けるのは負担が大きいものです。学校への報告の型を持っているオンラインフリースクールを選ぶと、この部分を任せられます。
熊本市は広い街です。市の一覧に載っているフリースクールは中央区と東区に多く、フレンドリーも植木教室は火曜日と木曜日の午前、森都心教室は火曜日と木曜日の13時までと、教室によって開いている日が限られます。
河内町や富合町、城南町、植木町のように中心部まで距離がある地域では、自宅から始められるオンラインフリースクールが現実的な選択肢になります。
学習面では最先端のAIサポートを取り入れているのも特徴です。生徒一人ひとりにカスタマイズされた学習AIが、わからない場面で答えをすぐに教えるのではなく、ヒントを出しながら一緒に考えてくれます。学習以外の用途には使えないフィルタリング設定があるので、安心して使えます。
選択肢2:仲間と過ごせる「明光フリースクール」
外に出て仲間と過ごしたいお子さんには、明光義塾がつくる明光フリースクールがあります。2026年9月時点で熊本県内に校舎はまだありません。
不登校の小中学生を対象にした対面型のフリースクールとして、東京・岡山・山梨などで校舎を運営していて、九州では福岡市で開校を準備しているところです。
熊本市から毎日通う距離ではないので、熊本市のお子さんにはまずオンラインのクラスジャパン小中学園をおすすめしています。
明光フリースクールでは、学び直しのサポートに加えて、プログラミングやeスポーツなど、子どもが「楽しい」と思えるコンテンツを用意しています。学校ではないけれど、仲間と過ごしながら通う場所として機能します。学校の出席扱いの対象になった実績も他の地域で多数あります。
新規の校舎もどんどん展開していますので、お近くの教室についてはまずはお問い合わせください。
熊本市の公的な相談窓口も知っておこう
フリースクールとあわせて、熊本市の公的な支援も知っておくと安心です。
熊本市の適応指導教室(教育支援センター)にあたる施設は、教育支援センター「フレンドリー」という名前です。
不登校の状態にある子どもの社会的な自立を支援することを目的とした活動の場で、市内に6教室あります。費用は原則無料で、活動によって若干の実費がかかることがあります。
市の出席扱いのガイドラインは、フレンドリーなど公的機関での活動も、校長先生が出席扱いを判断する対象に挙げています。[5]
- あいぱる大江教室 中央区大江5丁目1-50 熊本市こどもセンター「あいぱるくまもと」2階。月・火・木・金曜日は9時30分から15時、水曜日は9時30分から12時
- 火の君教室 南区城南町宮地1050 城南福祉センター2階。月・火・木・金曜日は9時30分から15時、水曜日は9時30分から12時
- 植木教室 北区植木町岩野285-35 植木中央公園運動施設(北区役所で活動することもあります)。火・木曜日の9時から12時
- 新町教室 中央区新町1丁目3-11 子ども文化会館。月曜日は9時30分から15時、水・金曜日は9時30分から12時
- 託麻教室 東区長嶺東7丁目11-15 託麻公民館。火・木・金曜日は9時30分から15時、水曜日は9時30分から12時
- 森都心教室 西区春日1丁目14-1 くまもと森都心プラザ。火・木曜日の9時30分から13時
活動は、レクリエーションやスポーツ、コミュニケーション、クラフト、学習タイム、読書などです。「わくわく体験」として大学での体験活動や所外活動、出前講座があり、火の君教室では陶芸・押し花・箏・調理、託麻教室では切り絵や水彩色鉛筆といった、教室ごとの体験も紹介されています。
利用したいときは、まず教育相談室(096-362-7070)に電話で相談の予約をします。教育相談室は、あいぱる大江教室と同じ「あいぱるくまもと」の2階にあり、来所相談は月曜日から金曜日の9時30分から15時45分です。市電・バスの「交通局前」で降りてすぐの場所です。
家から出るのがむずかしい時期の子には「フレンドリーオンライン」があります。対象は、熊本市に住んでいて、別室など学校での支援以外を希望する、登校がむずかしい子どもです。
配信拠点校は本荘小学校と芳野中学校で、内容によって3つのスタジオから配信されるプログラムを選んで参加でき、セルフタイムでは学習アプリを使って自分のペースで学べます。活動時間は9時30分から15時で、水曜日は午前のみ。
学校から配られる案内リーフレットのQRコードで教育委員会に直接申し込み、毎月20日までの申し込みで翌月から1か月間の体験が始まります。体験のあとも続けたいときは、体験終了後10日以内に参加願を学校に提出します。
市のガイドラインには、フレンドリーオンラインによる学習支援を受けた子も出席扱いの取り扱いに含まれる、と書かれています。[6]
相談の窓口は次のとおりです。
- 熊本市教育相談室 096-362-7070(来所相談は平日9時30分から15時45分、予約制)。フレンドリー、フレンドリーオンライン、ユア・フレンドの問い合わせ先です
- 熊本市教育委員会 総合支援課 学校サポート班 スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーへの相談を希望するときの窓口です。在籍校を通して申し込むこともできます
- 24時間子供SOSダイヤル 0120-0-78310(24時間・年中無休)
教育支援センターの通い方や費用の考え方はこちらの記事で、熊本県内の相談窓口はこちらの記事で詳しく紹介しています。
>>教育支援センター(適応指導教室)とは?通い方・費用・出席扱いをわかりやすく解説
>>熊本県の不登校相談窓口一覧。無料で頼れる公的・民間の相談先【2026年最新】
公的な教室とフリースクールは、どちらかを選ばなければいけないものではありません。お子さんの状態や相性に合わせて、複数の選択肢を並行して検討してみてください。
まとめ。熊本市は出席扱いの流れが文書になっている街
出席扱いは校長先生の判断で決まるため、前例があるかどうかが大きく影響します。熊本市にはすでに承認事例があります。
市が公開している令和6年10月改訂のガイドラインには、フリースクールに通う場合の5ステップ、自宅でICT学習をする場合の月1回以上の対面指導、毎月の状況報告、そして成績への反映の考え方まで書かれています。
保護者向けの利用料の補助は市にも県にも確認できませんが、無料のフレンドリーが6教室あり、自宅から参加できるフレンドリーオンラインや、大学生が訪ねてくるユア・フレンドもあります。
今日できる一歩として、連絡帳や学校への連絡メールに「学校の外で学べる場所を考えている。通い始めたら活動の様子を毎月お伝えするので、市のガイドラインに沿って出席扱いにできないか一度相談したい」と一文書いてみてください。
こちらから「毎月お伝えします」と先に申し出ることで、学校が確認したい項目に最初から答える形になり、話し合いが進めやすくなります。
学校に行かない期間があっても、学びと出席の心配を減らす方法はあります。僕の公式LINEでは不登校に関する情報発信や無料相談を行っています。お子さんを責める必要も、ご自身を責める必要もありません。今日からできる小さな一歩を、一緒に探しましょう。
よくある質問
熊本市で不登校の出席扱いは認められますか?
熊本市内の学校で、フリースクール入会後すぐに活動レポートを学校へ提出することで出席扱いが認められた事例があります。文部科学省の通知に沿って、最終的な判断は在籍校の校長先生が行います。
熊本市は「不登校児童生徒の指導要録上の出席扱いについてのガイドライン」(令和6年10月改訂版)を公開していて、フリースクール等に通う場合は、周知、保護者の申請、説明・確認、民間施設との連携、判断・報告の5ステップで進みます。
月に1回程度、施設から学校へ学習状況を報告することが目安とされています。まず担任の先生に相談し、校長先生に話を上げてもらう流れが基本です。
熊本市にフリースクールの補助金はありますか?
2026年9月時点で、熊本市にも熊本県にも、フリースクールの利用料そのものを保護者に補助する制度は公式には確認できません。
熊本県の「不登校児童生徒に対する経済的支援推進事業」は、通うための交通費や体験活動の実費の一部を、前期・後期でそれぞれ支援金として最大で2万円まで支給する制度ですが、住所の要件が熊本市を除く県内となっていて、熊本市に住んでいる方は申請できません。
熊本市の支援は、原則無料の教育支援センター「フレンドリー」6教室と、自宅から参加できるフレンドリーオンラインです。最新の状況は熊本市教育相談室(096-362-7070)か在籍校に確認してください。
熊本市の教育支援センター「フレンドリー」(適応指導教室)はどこにありますか?
熊本市の教育支援センター「フレンドリー」は市内に6教室あります。中央区大江のあいぱる大江教室(あいぱるくまもと2階)、南区城南町の火の君教室(城南福祉センター2階)、北区植木町の植木教室(植木中央公園運動施設)、中央区新町の新町教室(子ども文化会館)、東区長嶺東の託麻教室(託麻公民館)、西区春日の森都心教室(くまもと森都心プラザ)です。
活動日と時間は教室ごとに違い、費用は原則無料で、活動によって若干の実費がかかることがあります。利用したいときは、まず熊本市教育相談室(096-362-7070)に電話で相談の予約をします。
市のガイドラインは、フレンドリーなど公的機関での活動も、校長先生が出席扱いを判断する対象に挙げています。
出典
- 熊本市「不登校児童生徒の支援について」(2026年9月1日更新。フリースクール等の一覧、ユア・フレンド、SC・SSWを含む) ページ 本文へ戻る
- 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」(令和元年10月25日) ページ 本文へ戻る
- 熊本市「不登校児童生徒の指導要録上出席扱いについて」(不登校児童生徒の指導要録上の出席扱いについてのガイドライン 令和6年10月改訂版) ページ、ガイドラインのPDF 本文へ戻る
- 熊本県「令和8年度(2026年度)不登校児童生徒に対する経済的支援推進事業」(学校安全・安心推進課、2026年6月1日更新) ページ 本文へ戻る
- 熊本市教育相談室「教育支援センター『フレンドリー』」「来所相談」「問い合わせ・アクセス」 フレンドリーのページ、来所相談のページ 本文へ戻る
- 熊本市「フレンドリーオンラインについて」 ページ 本文へ戻る
