絵が好きな子の高校選び。通信制高校で美術を本気で学び、美大進学も目指せる選択肢

「絵を描いているときだけは元気」「美術の時間以外は学校がしんどい」。そんなお子さんの高校選びで、通信制高校の美術コースを調べている保護者の方、あるいは自分で探している中高生の方に向けて書きます。

先に結論です。通信制高校で美術を学ぶ選択肢は、いま現実的な進路になっています。全日制の美術科や美術系高校は数が限られ、入試のハードルも高い。一方で通信制高校は時間割を自分で組めるので、制作にまとまった時間を使いながら卒業資格を取れます。ただし「美術コースがある」だけで選ぶと後悔しやすい。誰に教わるのか、卒業と進学の両方をどう支えてくれるのか。この2つを見てください。

僕は約10年間の不登校を経験しました。当時はフリースクールで学び、現在は不登校の専門家として本を書いたり、2000人以上の子どもたちとご家庭をサポートしてきました。いまは通信制高校の連携施設である明光義塾高等学院の学院長も務めています。「好きなことがある子」の高校選びを、運営する側から書きます。

目次

通信制高校で美術を学ぶ、という選択肢が増えている

美術系の高校というと、公立の美術科や私立の美術系高校を思い浮かべる方が多いと思います。ただ、数は少なく、地域によっては通える範囲にありません。実技試験もあります。

そこで選択肢になるのが通信制高校です。通信制高校の卒業要件はレポート・スクーリング・単位認定試験で、毎日決まった時間割に縛られません。だから、日中にデッサンや制作の時間をたっぷり取りながら、卒業に必要な学習を自分のペースで進められます。美術やデザインのコースを持つ通信制高校やサポート校も増えていて、デッサンの基礎から作品制作、美大受験の準備まで組み込んでいるところもあります(通信制高校の仕組みは文部科学省の解説をご覧ください: https://www.mext.go.jp/tsushinseikoukou/about/)。

美大や芸大への進学も、通信制高校からで問題ありません。大学が見るのは高校の種類ではなく、実技と学科の力です。むしろ「制作の時間を確保できる」という点では、通信制のほうが有利に働く場面すらあります。

「絵が好き」を、進路の軸にしていい

保護者の方から「絵は好きだけど、それで食べていけるのか」という不安をよく聞きます。もっともな心配です。ただ、僕は「好きなことがある」こと自体が、高校選びでいちばん大事な条件だと思っています。

理由は2つあります。ひとつは、続くから。学校がしんどい子にとって、通い続ける理由になるのは「授業」ではなく「そこに行けば好きなことができる」という手応えです。もうひとつは、伸びるから。好きなことは、誰に言われなくても時間を使う。時間を使ったぶんだけ、力になる。

そして美術は、「自分を知り、自分を表現するための学び」でもあります。描くことを通して、自分が何を見て、何を感じているかに気づく。学校で自信を失っていた子が、作品を認められることをきっかけに、ほかのことにも前を向けるようになる。そういう順番があっていいのです。将来プロになるかどうかは、後から決めればいい。まずは、好きなことに本気で時間を使える環境を用意することです。

美術コースを選ぶときに見るべき3つのポイント

「美術コースあり」と書かれた学校はたくさんあります。見学や説明会では、次の3点を確認してください。

  1. 教える人は誰か 美術は、教える人で伸び方が変わります。現役で制作しているアーティストなのか、指導歴の長い先生なのか、あるいは美術が得意な一般の先生なのか。講師の経歴と、どんな指導方針かを聞いてください
  2. 初心者からでも入れるか、進学まで見てくれるか 「経験者向け」なのか「初心者歓迎」なのか。そして美大・芸大を目指したくなったとき、受験対策まで対応できるのか。入り口と出口の両方を確認してください
  3. 卒業のための学習をどう支えるか 制作に夢中になるほど、レポートが後回しになりがちです。学習の伴走が別に用意されているか、通学頻度は無理なく組めるかを聞いてください。通信制高校の通学頻度についてはこちらの記事で解説しています。https://freeschool.meikogijuku.jp/media/tsushinsei-shu-nannichi/

保護者の方に付け加えると、お子さんが説明会に行きたがらなくても、まず保護者だけで見に行って大丈夫です。その進め方はこちらにまとめています。https://freeschool.meikogijuku.jp/media/tsushinsei-setsumeikai-oyadake/

美術を本気で学べる場所で高校を卒業するという選択肢

明光義塾高等学院

ここまで書いてきた「誰に教わるか」「初心者から進学まで」「卒業の学習も支える」を、そのまま形にした場所を紹介させてください。

僕(小幡和輝)が学院長を務める明光義塾高等学院に、美術コースがあります。高校卒業資格の取得を目指しながら、本格的な美術表現や作品制作に取り組めるコースです。基礎的なデッサンから作品制作、美術系進学対策まで幅広く対応していて、初心者からスタートできます。

講師は2人です。多摩美術大学大学院の修士課程(油画専攻)を修了した現役アーティストのみどり先生。「美術は、自分を知り、自分を表現するための学び」という考え方で指導しています。そして絵画教室やアトリエを運営してきた指導歴29年のえぐち先生。「想像力」を大切にした作品づくりを見てくれます。現役で描いている人と、長く教えてきた人。この2人が並んでいることが、このコースの強みです。

求めているのは、「絵が好き」という気持ちだけです。経験や技術は問いません。学習面は、明光義塾の個別指導の考え方で、中学範囲の戻り学習から大学受験対策まで一続きで見られるのが特徴です。制作に夢中になる時間と、卒業や進路のための学習を、別々の場所で悩まなくていい。中学からの進学だけでなく、いまの高校からの転入・編入も受け入れています。

まずは資料請求をしてください。備考欄に「美術コース希望」と書いていただければ、コースの詳細をご案内します。

【明光義塾高等学院】資料請求はこちら
https://gakuin.meikogijuku.jp/

美術コースの詳細はこちら
https://note.com/meikomirai/n/n3866cd346b3b

まとめ。好きなことを軸に、高校を選んでいい

通信制高校で美術を学ぶ選択肢は現実的で、美大や芸大への進学もそこから目指せます。「絵が好き」は、高校選びの軸にしていい。見るべきは、教える人、初心者から進学までの幅、卒業のための学習支援の3つです。

今日できる一歩をひとつ挙げるなら、お子さんが最近描いたものを1枚、「これ、どういうところが気に入ってる?」と聞いてみてください。上手い下手の話ではなく、本人が何を見て、何を表現したいのかを知る会話が、進路の話の入り口になります。

完璧な正解を最初から選ぶ必要はありません。迷っている段階の相談こそ歓迎です。ひとりで抱え込む前に、話してみてください。無料のLINE相談はこちらから。

不登校の専門家 小幡和輝の無料LINE相談
https://www.obatakazuki.com/lp

よくある質問

通信制高校から美大や芸大に進学できますか?

できます。大学が見るのは高校の種類ではなく実技と学科の力なので、通信制高校であることは不利になりません。むしろ時間割を自分で組めるぶん、デッサンや制作の時間を確保しやすい利点があります。美術系進学対策まで対応しているコースを選ぶと、受験準備を学校の中で進められます。

絵は好きだけど初心者です。美術コースに入れますか?

コースによります。「経験者向け」のところと「初心者歓迎」のところがあるので、見学や説明会で確認してください。明光義塾高等学院の美術コースは「絵が好き」という気持ちがあれば経験や技術は問わず、基礎的なデッサンから始められます。

制作に集中すると、高校の勉強がおろそかになりませんか?

なりやすいのは事実なので、学習の伴走が別にある学校を選ぶことが大切です。通信制高校の卒業要件はレポート・スクーリング・単位認定試験で、制作に夢中になるほどレポートが後回しになりがちです。レポートが滞ったときのサポート体制と、通学頻度の組み方を必ず確認してください。

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この記事を書いた人

1994 年、和歌山県生まれ。10年の不登校を経験。不登校当時はフリースクールで学び、その後18 歳で起業。SNS を活用したマーケティングを専門とし、東京2020 オリンピック・パラリンピックでは総フォロワー1000万人以上の公式SNSアカウントを運用。不登校への偏見を払拭し、不登校になっても取り残されない社会を目指し不登校の専門家として活動。オンラインフリースクール『クラスジャパン小中学園』の代表として、これまでに2000人以上の不登校生徒をサポート。著書に『学校は行かなくてもいい/英治出版』『学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方/小学館』など計6冊。講演、メディア出演も多数。

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