京都府のフリースクールと補助金一覧。市区町村別に紹介します【2026年最新】

京都府でフリースクールを探していると、「京都市内は多そうだけど、うちの区や市にもあるのか」「府や市から利用料の補助は出るのか」「どこを見れば公式の一覧があるのか」で手が止まりませんか。京都府は施設が京都市の中心部に集まっていて、南部の市でも数か所、北部の福知山・舞鶴・丹後になると1か所あるかどうか、という地域差があります。

この記事では、京都府のフリースクールを市区町村別に1か所ずつ紹介します。 順位をつけたり、おすすめを選んだりするものではありません。あわせて、府と市町村の利用料補助を公式ページの記載どおりにまとめました。結論を先に書くと、2026年8月時点で京都府(府)と京都市には保護者に直接支給する利用料の助成はなく、市町村では亀岡市の月額1万円が公式に確認できた唯一の制度です。

学校に行かなかった期間が、僕にはおよそ10年あります。その間はフリースクールで学びました。いまは不登校の専門家として本を書いたり、対面やオンラインのフリースクールを運営しながら、2000人以上の子どもたちに関わっています。小幡和輝と申します。フリースクールは合うか合わないかで決まるもので、優劣ではありません。だからこの記事も、比較して順位をつける形にはしていません。

掲載している施設は、京都市教育委員会が公開している「不登校児童生徒の支援に係るフリースクール等民間団体の情報提供」の情報提供シート、京都府教育委員会の「京都府認定フリースクール」の資料、そして各施設の公式サイトで確認できたものだけです。

目次

京都府のフリースクールと不登校の状況

文部科学省の「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」の結果概要によると、2024年度(令和6年度)の小・中学校の1,000人当たりの不登校児童生徒数は、全国平均38.6人に対して京都府は35.8人で、全国平均をやや下回っています。ただし全国では小・中学校の不登校児童生徒数が353,970人と過去最多で、12年連続で増えていて、京都府も例外ではありません。

令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果|文部科学省
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302902.htm

京都府で施設を探すときに、まず押さえてほしい一次情報が2つあります。

1つ目は京都市教育委員会の「不登校児童生徒の支援に係るフリースクール等民間団体の情報提供」です。京都市立学校で出席扱いとなった実績があること、不登校の子どもへの相談・支援を主な目的としていること、費用や活動内容を公開していることなど7つの要件を満たした団体を、団体ごとの「情報提供シート」(PDF)付きで載せています。2026年8月時点で37団体(京都市内23、京都府内の市外5、滋賀県2、大阪府1、オンライン6)が掲載されていて、所在地・対象学年・費用・活動日・学校との連携方法まで書かれているので、京都市内で探す方はここから見るのが早いです。市は「掲載団体を認定・斡旋するものではない」「すべてを網羅したものではない」と注記しています。

不登校児童生徒の支援に係るフリースクール等民間団体の情報提供|京都市教育委員会
https://www.city.kyoto.lg.jp/kyoiku/page/0000332077.html

2つ目は京都府教育委員会の「京都府認定フリースクール」です。府は不登校の子どもの社会的自立に向けてフリースクールとの連携を進めていて、府内6施設を府認定フリースクールとし、在籍校の出席扱いができることとしています(府教委「京都府版 社会的自立に向けた不登校児童生徒支援について」に6施設の紹介があります)。6施設は、わく星学校(京都市左京区)、フリースクールほっとハウス(京都市南区)、安養寺フリースクール(京都市上京区)、聖母の小さな学校(舞鶴市)、夢街道国際交流子ども館(木津川市)、学びの森(亀岡市)で、安養寺フリースクール以外はこの記事でもそれぞれの市区で紹介しています。

京都府版 社会的自立に向けた不登校児童生徒支援について(PDF)|京都府教育委員会
http://www.kyoto-be.ne.jp/gakkyou/hutoukouhandbook.pdf

2つを見比べると、施設は京都市の中京区・南区・右京区に集中していて、宇治市・城陽市・長岡京市・亀岡市・木津川市には1〜数か所、福知山市・舞鶴市・南丹市にはそれぞれ1か所ほど、宮津市や京丹後市、八幡市、精華町などには公式サイトで確認できる施設が見つかりませんでした。一方で、教育支援センター(宇治市「Ujiふれあい教室」、舞鶴市「明日葉」、京田辺市「アイリス」、福知山市「けやき広場」など)は多くの市町に置かれていて、フリースクールが近くになくても公的な選択肢はあります。

京都府と市町村のフリースクール利用料の補助

京都府(府)には、2026年8月時点で保護者に直接支給する利用料の助成制度はありません。 府の令和8年度当初予算には「フリースクール連携推進事業」(3,000千円)がありますが、これは府認定フリースクールが実施する、学校と連携した教育活動への助成で、運営者向けです。保護者が利用料の補助を受け取る制度ではないので混同しないでください。

令和8年度当初予算案主要事項 いじめ防止・不登校支援等総合推進事業費(PDF)|京都府教育委員会
https://www.kyoto-be.ne.jp/soumu/cms/wp-content/uploads/2026/01/06_%E3%80%90%E8%B3%87%E6%96%99%E3%83%BC19%E3%80%91%E3%81%84%E3%81%98%E3%82%81%E9%98%B2%E6%AD%A2%E3%83%BB%E4%B8%8D%E7%99%BB%E6%A0%A1%E6%94%AF%E6%8F%B4%E7%AD%89%E7%B7%8F%E5%90%88%E6%8E%A8%E9%80%B2%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E8%B2%BB.pdf

京都市にも、保護者向けの利用料助成は2026年8月時点でありません。 京都市教育委員会のフリースクール関連ページ(情報提供と連携事業)を確認しましたが、補助金・助成金の記載はなく、市が行っているのは情報提供と、わく星学校や安養寺フリースクールなどとの連携プログラム(自然体験や保護者学習会、家庭訪問事業)です。

市町村ごとに、公式サイトで確認できた保護者向けの制度は次のとおりです。

  1. 亀岡市 亀岡市まなびの機会サポート事業補助金。学校長が教育委員会と連携のうえ「指導要録上、出席扱いとすることを決めたフリースクール」を利用する児童生徒の保護者が対象です。教育委員会と学校長への情報共有に承諾していること、他の補助金等を受けていないこと、市税を滞納していないことが要件で、月額10,000円を補助(実際の負担額が1万円より低い場合はその額)。初回申請は利用開始月の末日まで、交付請求は4〜9月分が10月20日まで、10〜3月分が4月10日までです。問い合わせは亀岡市教育委員会学校教育課学事係(0771-25-5053)

亀岡市まなびの機会サポート事業補助金について|亀岡市
https://www.city.kameoka.kyoto.jp/soshiki/44/48524.html

宇治市・城陽市・長岡京市・向日市・八幡市・京田辺市・木津川市・福知山市・舞鶴市・南丹市・京丹後市については、市の公式サイトと検索で確認しましたが、小・中学生の保護者向けの利用料補助は執筆時点で見つかりませんでした。 長岡京市は市内の1施設を教育委員会が訪問して出席扱いに適すると判断した、と会議録に書いていますが、利用料の補助ではありません。隣の滋賀県では大津市・草津市・湖南市・東近江市など多くの市に補助があるので、府県境で制度が大きく違う地域です。亀岡市のように年度の途中で新設されることもあるので、最新情報は必ずお住まいの市町村の公式ページでご確認ください。

滋賀県の一覧と補助制度はこちらの記事にまとめています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/freeschool-shiga/

補助金と就学援助、医療費控除の違いはこちらの記事で整理しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/freeschool-hiyou-kojo/

フリースクールでの学びは出席扱いになりうる

フリースクールや自宅での学習は、一定の要件を満たせば在籍校の出席として認めてもらえます。文部科学省が要件を示しており、最終的には在籍校の校長先生が判断します。

不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)|文部科学省
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422155.htm

京都府では府認定フリースクールでの活動を出席扱いできることとしていて、京都市の情報提供の要件も「京都市立学校で出席扱いとなった実績があること」です。情報提供シートには「在籍児童・生徒全員出席認定」「小中学生のほぼすべてのケースで在籍校の出席日数として取り扱い」と書いている施設もあります。見学のときに、在籍校への通所報告をしてもらえるか、出席扱いの実績があるかを必ず聞いてみてください。 出席扱いの3つの要件はこちらの記事で解説しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/shusseki-atukai/

まだ外に出るのが難しい、近くに通える場所がないという方へ

オンラインフリースクール クラスジャパン小中学園

一覧に入る前に、先にお伝えしたいことがあります。

京都府は施設が京都市に集まっていて、京都市の情報提供37団体のうち京都市外の府内施設は5つだけです。宮津市や京丹後市、八幡市、精華町のように、公式サイトで確認できる施設が見つからなかった市町もあります。北部の市から京都市内の施設まで通うのは現実的ではありませんし、それはご家庭の努力が足りないという話ではまったくありません。 そして、まだ家から出るエネルギーがない時期のお子さんも少なくありません。「通う場所を探す」より前の段階があっていいんです。

そういう場合の選択肢として、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」があります。自宅にいながら、ネットの先生(担任)が伴走し、学習や生活リズムをサポートします。2018年の開校からこれまでに2000人以上の不登校の子どもたちを支えてきた実績があり、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いとなる仕組みも整っています。京都市の情報提供にもオンラインの団体として掲載されています。

学習面ではAIサポートを取り入れているのも特徴です。生徒一人ひとりにカスタマイズされた学習AIが、わからない場面で答えをすぐに教えるのではなく、ヒントを出しながら一緒に考えてくれます。学習以外の用途には使えないフィルタリング設定があるので、安心して使えます。

クラスジャパン小中学園の詳細はこちら
https://www.cjgakuen.com/

近くに通える場所がない地域での考え方は、こちらの記事にもまとめています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/freeschool-chikakuninai/

京都府のフリースクール(市区町村別)

市区町村ごとに1か所ずつ紹介します。順位をつけたものではありません。京都市は区ごとに分けました。運営・所在地・対象年齢・料金は京都市の情報提供シート、府教委の資料、各施設の公式サイトで執筆時点に確認できたもので、確認できなかった項目は「要お問い合わせ」としています。料金は税込・税別の表記がそろっていないものもあるので、通う前には必ず各施設に直接ご確認ください。

京都市中京区

カンガルーハウス
運営: 特定非営利活動法人みらいのとびら
所在地: 京都市中京区西ノ京小倉町22-8
対象年齢: 小学1年生〜中学3年生
料金: 入会金5,000円。1日(5時間)3,000円、2時間まで1,500円。体験料500円(3回まで)

JR・地下鉄二条駅から徒歩3分の2階建ての京町家で、2024年4月に開所したNPOのフリースクールです。場を共有しながら人と同じことをしなくてもよい「パラレルな場」として運営されていて、手工芸やレゴ、ボードゲーム、料理、園芸などその子が取り組みたい活動を大切にしています。作業療法士や元小学校教諭がスタッフにいて、徒歩1分の公園で身体も動かせます。出席認定を望む場合は在籍校の校長に利用日と様子を書面で報告しています。月・水・木・金の10時〜15時、火曜は10時〜12時。京都市の情報提供に載っています。

公式サイト: https://kangaroo-house.jimdosite.com/

京都市下京区

不登校相談支援センター「なごみの教室」
運営: 学校法人つくば開成学園(京都つくば開成高等学校)
所在地: 京都市下京区西洞院通七条上る福本町406番
対象年齢: 中学2年生・中学3年生
料金: 授業料などの経費なし(年数回の行事で入場料などがかかる場合は参加希望者のみ別途)

京都駅烏丸口から徒歩8分の通信制高校・京都つくば開成高校の教職員とスクールカウンセラー、心理系の大学生・大学院生が運営する、中学生のための居場所です。2016年開設。学習は在籍校の教材や自分で選んだ教材での自学形式で、週1日1時間から週4日4時間まで自分のペースで通う回数を選べます。定員は各中学校から2名。日誌をもとに月ごとの活動をまとめて在籍中学校へ送り、出席認定は中学校長が判断します。開室は月・火・木・金。京都市の情報提供に載っています。

公式サイト: https://kyoto.tsukuba-kaisei.ed.jp/

京都市南区

フリースクール ほっとハウス
運営: 要お問い合わせ
所在地: 京都市南区西九条高畠町21
対象年齢: 小中学生
料金: 入会金35,000円。学費月額15,000円、食費1回300円

1999年4月に開校し、2012年に京都府認定フリースクールになった、不登校の小中学生の居場所です。近鉄十条駅から徒歩10分。毎週火・水・金曜の10時から17時まで開いていて、午前中はみんなで昼ご飯づくりをして一緒に食べることを大事にし、午後は公園に行ったり絵を描いたりゲームをしたりと家にいるような雰囲気で過ごします。17時からは勉強希望者向けの勉強会があります。保護者の希望があれば出席状況を毎月学校に送って連絡を取り合っています。臨床心理士・社会福祉士のスタッフがいます。京都市の情報提供と府認定フリースクールの両方に載っています。

公式サイト: http://hothouse.stars.ne.jp/

京都市左京区

フリースクール わく星学校
運営: 要お問い合わせ
所在地: 京都市左京区岩倉長谷町745
対象年齢: 義務教育年限(小中学生)
料金: 参加費41,000円(京都市の情報提供シートの記載。内訳や支払い単位は要お問い合わせ)

1990年4月に開校し、2011年に京都府認定フリースクールになった、京都で最も長く続いているフリースクールのひとつです。決まったカリキュラムに縛られず、自分たちの「学び」を自分たちで計画して実行することで主体性を身につける場で、岩倉の自然の中でハイキングや田植え、ホタル合宿、運動会、文化祭、雪合宿などの活動があります。月〜金の9時30分〜16時。在籍校や市教委へ出席日数・学習状況・生活状況を報告書として送り、出席扱いとして届けています。月1回の親の会もあります。京都市の情報提供と府認定フリースクールの両方に載っています。

公式サイト: http://www2.gol.com/users/kosa/

京都市右京区

フリースクール マナビノ
運営: 要お問い合わせ
所在地: 京都市右京区京北上弓削町弾正27(旧京都市立京北第三小学校)
対象年齢: 小学生〜高校生
料金: 入学金20,000円。月額は週1回12,000円、週2回22,000円、週3回32,000円

2023年1月に京北の旧小学校の校舎で始まったフリースクールで、「子どもが自分のままで安心して過ごせる場所」を掲げています。農作業や自然の中での体験、料理や工作、季節の行事を大切にし、教科は子どものペースに合わせた個別の学びです。毎週月・水・金の10時〜16時に開き、月・水・金は給食があります(火・木は漫画図書館として開放)。学校復帰を選択肢のひとつとしながら、まず「心の回復」を大切にすると書かれています。京都市の情報提供に載っています。

公式サイト: https://manabinokyoto.com/

京都市伏見区

トライ式中等部 丹波橋キャンパス
運営: 株式会社トライグループ
所在地: 京都市伏見区京町南7丁目25-1 1F
対象年齢: 小学5年生〜中学3年生
料金: 月額44,000円、設備費3,300円/月、行事運営費12,100円/年。3か月以上継続利用の場合は入学金55,000円とシステム費33,000円/年が別途(すべて税込)

京阪丹波橋駅から徒歩2分、近鉄丹波橋駅から徒歩3分のキャンパスで、2012年4月開設です。授業はすべてマンツーマンで、中学校の学習サポートや高校受験対策のほか、参加自由の行事・クラブ活動、カウンセリング、年4回の進路面談があります。登校頻度や時間割は体調や目標に合わせて決められ、対面とオンラインを選べます。在籍校にはキャンパス長が挨拶に行き、出席カウントも学校長との相談のうえで可能と書かれています。京都市内には丸太町・京都駅前にもキャンパスがあります。京都市の情報提供に載っています。

公式サイト: https://www.try-gakuin.com/freeschool/

宇治市

京都文教学園ともいきフリースクール
運営: 学校法人京都文教学園
所在地: 宇治市槇島町千足80(京都文教学園宇治キャンパス内)
対象年齢: 中学1年生〜中学3年生
料金: 要お問い合わせ

京都文教大学と同じキャンパスに2025年6月に開かれた中学生対象のフリースクールで、大学生・大学院生が生徒の目線でサポートし、自由登校制をとっています。2026年4月に開校した京都文教大学附属宇治高等学校(通信制)や京都文教大学への進学の道も用意されています。公式サイトによると2026年7月時点で新規募集は終了しており、受け入れ枠が生じた場合はサイトで案内するとのことなので、まずは最新の募集状況を確認してください。

公式サイト: https://www.kbu.ac.jp/kbfs/

城陽市

志塾フリースクール きょうとオーロラ教室
運営: 特定非営利活動法人志塾フリースクールきょうと
所在地: 城陽市寺田高田40-9
対象年齢: 小学生〜高校生(不登校や発達特性のある子が対象。学年の詳細は要お問い合わせ)
料金: 入会金10,000円(兄弟姉妹在籍時5,000円)。月会費29,000円、保険代650円/年、空調費500円/月(夏期・冬期のみ)

2017年に城陽市で開校したNPOのフリースクールです。不登校、ひきこもり、発達障がいなど、さまざまな事情で生きづらさを抱えた子どもたちを対象に、学習支援のほか農業体験や職場体験、自然活動を通じて自己肯定感や社会性を育むことを掲げています。同じNPOが訪問カウンセリングや通信教育サポートも行っていて、宇治市からは学習支援事業の委託も受けています。志塾フリースクールは大阪・岡山・島根・鳥取・大分・沖縄などにも教室があるグループです。

公式サイト: https://shijuku-fs.or.jp/

長岡京市

フリースクール十色
運営: NPO法人フリースクール十色
所在地: 長岡京市柴の里1-22 寿々屋ビル1階
対象年齢: 小学4年生〜高校3年生(小学1〜3年生は要相談)
料金: 入会金30,000円。1回3,000円(当月の利用回数分を翌月に請求)

阪急西向日駅から徒歩15分。不登校の子の親であり教員歴19年の元中学校教員が2022年9月に開き、令和8年度からNPO法人として運営しています。小中学生は月・水・金、高校生は火・水の10時〜16時で、木曜は要予約の訪問支援です。学習の遅れを取り戻す個別対応、自然体験や校外学習、ボランティア体験、調理体験があり、月1回スタッフが在籍校を訪問して様子を伝えています。情報提供シートには「在籍児童・生徒全員出席認定いただいております」と書かれています。京都市の情報提供に載っています。

公式サイト: https://www.zassou2022.com/

亀岡市

学びの森
運営: 有限会社グローバル教育研究所
所在地: 亀岡市南つつじヶ丘大葉台2-44-9
対象年齢: 小学3年生〜中学3年生(小学2年生は要相談)
料金: 月額授業料39,600円〜59,400円。別途入学金、運営費(年2回)、教材費(月1回)

JR亀岡駅からバスで15分。2000年に「アウラ学びの森」として始まり、京都府認定フリースクールになった施設です。月〜金の10時〜16時で年間1,000時間の授業時間を確保し、基礎学力のための個別学習や少人数授業、探究学習、外部講師による映像・アート・身体表現・サイエンスの教養講座を組み合わせて自分だけの学びをつくります。各学校とは教育委員会を通じて連携し、毎月の出席報告と学期ごとの学習成果報告をしています。亀岡市には利用料の補助(月額1万円)があるので、亀岡市立の小中学校に在籍している方は市の制度もあわせて確認してください。京都市の情報提供と府認定フリースクールの両方に載っています。

公式サイト: https://manabinomori.co.jp/

ここまでで通える場所が見つからなかった方へ

京都市内や南部の施設でも、週2〜3日通う形で月3万円前後、毎日通うと月4〜5万円台になる施設があり、通う頻度と費用のバランスで迷う方が少なくありません。週1回から始めたい、まずは家で担任の先生とつながる形から始めたい、という方は、オンラインフリースクールのクラスジャパン小中学園も選択肢に入れてみてください。出席扱いの要件を満たす仕組みが整っています。詳細はこちら: https://www.cjgakuen.com/

木津川市

夢海道こどもかん(認定NPO法人夢街道国際交流子ども館)
運営: 認定NPO法人夢街道国際交流子ども館
所在地: 木津川市加茂町里新戸65-1(法人所在地は同町里新戸114)
対象年齢: 小学4年生〜高校生
料金: 入会金50,000円。月額は毎日コース40,000円、月8回コース20,000円、月4回コース10,000円。見学説明会1,000円

2001年4月に開校し、2009年に京都府認定フリースクールになった認定NPO法人のフリースクールです。「信じる、待つ、愛する」を掲げ、時間割はなく子どもが自分のペースで学びます。午前は学習を中心にレポート作成や自分の課題に取り組み、午後はスポーツなど身体を動かす活動が中心で、来館・帰宅時間は自由です。月〜水・金は9時〜16時、木曜は13時30分まで。シャワーやキッチンもある施設です。府認定フリースクールの6施設のひとつで、京都市の情報提供にも載っています。

公式サイト: https://yumekaido-kodomokan.org/

南丹市

フリースクールいろは
運営: 要お問い合わせ
所在地: 南丹市美山町島朴ノ木8番地
対象年齢: 小学1年生から
料金: 年会費10,000円、月額40,000円、単発5,000円。初回見学料1,000円

かやぶきの里で知られる美山町にある、「自然と共に自然に育つ」を掲げたフリースクールです。9時登校、好きなことをする「いろはの時間」、ミーティング、昼ご飯、レクリエーション、16時下校という一日の流れで、年間行事には田植え・稲刈り、筍掘り、鮎とり、梅干しづけ、味噌づくり、薪づくり、マウンテンバイク、山登りなどが並びます。入場料や材料費がかかるイベントは都度案内されます。公式サイトは一部が整備中のため、開所日や運営体制は直接お問い合わせください。

公式サイト: http://freeschool-iroha.com/

福知山市

子どもが決める学校 Reducation(レジュケイション)
運営: 任意団体Reducation(公式サイトの記載。法人格なし)
所在地: 福知山市天田夕陽が丘90-7
対象年齢: 6歳〜18歳程度
料金: 定期コース月額30,000円。10回コース31,000円(有効期限3か月または年度末)、単発4,000円。無料体験3回まで。昼食費・保険代(年940円)別途

公立でも私立でもない「第3の学校」として福知山市で開かれているオルタナティブスクールです。決まったカリキュラムや時間割はなく、その日の活動は子どもたちとスタッフが相談して決め、昼食は毎日子どもたちが自分たちで作ります。平日9時〜16時(休日に開校する場合は平日が代休)。不登校の子だけの場所ではなく、多様な学び方を選ぶ子の居場所として運営されていて、福知山市内では数少ない通所型の民間施設です。

公式サイト: https://redufukuchi.com/

舞鶴市

聖母の小さな学校
運営: 要お問い合わせ
所在地: 舞鶴市上安1697-1
対象年齢: 中学生から20歳位まで(相談は年齢を問わず)
料金: 入学金なし。月額は在籍料5,000円+登校日数×1,000円+実費(教材費・交通費等)

1989年に不登校の子どものための民間教育施設として開設され、2007年に京都府の認定フリースクール第1号になりました。平日9時30分〜15時で、午前と午後の学び(各教科のほか中国語・茶道・華道・陶芸)、由良川でのカヌー教室や釣り、学校の畑での野菜づくり、スポーツ、修学旅行、市内の施設でのボランティアなど体験学習が豊富です。公式サイトには「本校への出席が原籍校の出席扱いとなります」「本校での学びが原籍校の学習評価に反映されます」と書かれていて、毎月保護者会を開いています。舞鶴市教育委員会と連携した文部科学省のモデル事業にも参加してきました。府認定フリースクールの6施設のひとつです。

公式サイト: http://seibo1989.net/

掲載していない市区町村について

京都市の北区・上京区・西京区・山科区、向日市、八幡市、京田辺市、精華町、久御山町、大山崎町、宮津市、京丹後市、綾部市、与謝野町などについては、京都市の情報提供に載っていても公式サイトが閉じていたか(上京区の安養寺フリースクールはサイトのサービス終了で確認できませんでした)、相談室や月1回程度の居場所で通所型のフリースクールとは性格が違ったか、公式サイトで運営・所在地・対象年齢・料金のほとんどを確認できなかったため載せていません。確認できないものを推測で載せることはしていません。 向日市の「みらいの学び」、京田辺市のNPO法人凸凹革命の居場所事業、綾部市で月曜に開かれている「未来塾丹波」のように施設名はあっても、公式サイトで料金や対象年齢まで確認できなかった施設も見送りました。

京都市の情報提供には37団体、府認定フリースクールは6施設あり、この記事は1市区町村1か所に絞っているだけです。中京区だけでも8団体、右京区にも4団体が載っていて、ここで紹介した以外の施設があります。新設や移転、料金の改定で情報が変わることがあります。通う前には必ず公式サイトと直接のお問い合わせで最新の情報を確認してください。掲載がない地域でも、市町村の教育支援センター(適応指導教室)に相談できます。まずは教育委員会か在籍校に聞いてみてください。

掲載のない地域にお住まいの場合も、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」なら地域を問わず自宅から利用できます。ネットの先生(担任)が伴走し、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになった実績も多数あります。2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちをサポートしてきました。
https://www.cjgakuen.com/

まとめ。フリースクールは合うかどうかで選んでいい

フリースクールは、施設の優劣で選ぶものではありません。お子さんとの相性で決まります。 この一覧を見るだけでも、経費のかからない通信制高校内の教室、1日3,000円の京町家の居場所、30年以上続く府認定の施設、旧小学校や美山の自然を使う場所、マンツーマン授業のキャンパスと、形は本当にさまざまです。

だから、見学して決めていいし、複数を並行して検討していいし、通ってみて合わなければ変えていいんです。公的な教育支援センターとの併用もできます。

今日できる一歩としては、京都市内にお住まいなら京都市教育委員会の情報提供ページを開いて、お住まいの区の団体の情報提供シート(PDF)を1枚だけ読んでみてください。費用と活動日、学校との連携方法が1枚にまとまっています。亀岡市にお住まいの方は、補助金のページをブックマークして、在籍校に「出席扱いの相談をしたい」と伝えるところから始めると申請がスムーズです。候補が1つもなければ、在籍校に「教育支援センターはどこにありますか」とだけ聞くところから始めて大丈夫です。

僕自身、不登校の当時に通ったフリースクールで、学校の外にも自分の居場所があると知れたことが大きな支えになりました。

「うちの場合はどう進めればいい?」という段階でも大丈夫です。まずは話を聞いてみるだけでも、気持ちが少し軽くなるはずです。僕の公式LINEでは不登校に関する情報発信や無料相談を行っています。

小幡和輝の無料LINE相談はこちら
https://www.obatakazuki.com/lp

よくある質問

京都府にフリースクールはいくつありますか?

京都市教育委員会の「不登校児童生徒の支援に係るフリースクール等民間団体の情報提供」には、2026年8月時点で37団体(京都市内23、京都府内の市外5、滋賀県2、大阪府1、オンライン6)が載っています。京都市立学校で出席扱いとなった実績があることなど7つの要件を満たした団体で、市は「すべてを網羅したものではない」と注記しています。また京都府教育委員会は府内6施設を「京都府認定フリースクール」としています。通信制高校の中等部や相談室も含まれるので、平日の日中に小中学生が通えるフリースクールの数はこれより少なく、一方で一覧に載っていない施設もあります。この記事では14の市区について1か所ずつ紹介しています。

京都府でフリースクールの利用料の補助はありますか?

2026年8月時点で、京都府(府)と京都市には保護者に直接支給する利用料の助成はありません。府の「フリースクール連携推進事業」は府認定フリースクールが行う学校と連携した教育活動への助成で、運営者向けです。市町村では、亀岡市に「まなびの機会サポート事業補助金」があり、学校長が教育委員会と連携して出席扱いとすることを決めたフリースクールの利用料について月額10,000円を補助します(情報共有への承諾、他の補助を受けていないこと、市税の滞納がないことが要件)。宇治市・城陽市・長岡京市・向日市・八幡市・京田辺市・木津川市・福知山市・舞鶴市・南丹市・京丹後市には公式に確認できる保護者向けの補助はありませんでした。

フリースクールに通うと学校の出席扱いになりますか?

一定の要件を満たせば、フリースクールでの学びを在籍校の出席として認めてもらえます。文部科学省が要件を示しており、最終的な判断は在籍校の校長先生が行います。京都府は府認定フリースクール6施設での活動を出席扱いできることとしていて、京都市の情報提供に載る団体は京都市立学校で出席扱いとなった実績があることが要件です。亀岡市の補助金も校長が出席扱いとすることを決めたフリースクールの利用が前提なので、見学のときに在籍校への通所報告をしてもらえるかを確認するのがおすすめです。

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この記事を書いた人

1994 年、和歌山県生まれ。10年の不登校を経験。不登校当時はフリースクールで学び、その後18 歳で起業。SNS を活用したマーケティングを専門とし、東京2020 オリンピック・パラリンピックでは総フォロワー1000万人以上の公式SNSアカウントを運用。不登校への偏見を払拭し、不登校になっても取り残されない社会を目指し不登校の専門家として活動。オンラインフリースクール『クラスジャパン小中学園』の代表として、これまでに2000人以上の不登校生徒をサポート。著書に『学校は行かなくてもいい/英治出版』『学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方/小学館』など計6冊。講演、メディア出演も多数。

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