群馬県でフリースクールを探していると、「前橋や高崎にはありそうだけど、東毛や北毛、西毛のほうにもあるのか」「群馬県に補助金はあるのか」「県が出している一覧はどれを見ればいいのか」というところで手が止まりませんか。群馬県は、県総合教育センターが県内のフリースクール等の一覧(2026年5月11日現在で26施設)を公表していて、県教育委員会が運営団体向けの補助金(フリースクール等支援事業補助金)を出している県です。一方で、保護者が直接使える利用料の補助は、県にも市町村にも2026年8月時点で確認できませんでした。 唯一、前橋市が要保護・準要保護世帯を対象に通所交通費(月額上限1万円)を補助しています。
この記事では、群馬県のフリースクールを市町村別に1か所ずつ紹介します。 順位をつけたり、おすすめを選んだりするものではありません。あわせて、県と市町村の補助制度を公式ページの記載どおりにまとめました。結論を先に書くと、利用料そのものを補助する保護者向けの制度は県内にはなく(2026年8月時点)、前橋市の交通費補助が唯一の保護者向け制度です。高崎市は「今後検討」、邑楽町は「現時点では慎重に対応」と公式に回答しています。前橋市・高崎市・伊勢崎市・太田市・桐生市・渋川市・館林市・富岡市・沼田市・大泉町の10市町で公式サイトから運営・所在地・対象・料金が確認できた施設を載せています。
学校に行かなかった期間が、僕にはおよそ10年あります。その間はフリースクールで学びました。いまは不登校の専門家として本を書いたり、対面やオンラインのフリースクールを運営しながら、2000人以上の子どもたちに関わっています。小幡和輝と申します。フリースクールは合うか合わないかで決まるもので、優劣ではありません。だからこの記事も、比較して順位をつける形にはしていません。
掲載している施設は、県総合教育センターの一覧や県教育委員会の「フリースクールの紹介」冊子、前橋市・太田市の公表資料で当たりを付け、各施設の公式サイトで運営・所在地・対象・料金が確認できたものだけにしています。公式サイトで確認できなかった項目は「要お問い合わせ」と書いています。
群馬県のフリースクールと不登校の状況
群馬県教育委員会が2025年10月29日に公表した「令和6年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果(県独自集計)」によると、2024年度(令和6年度)の県内公立小中学校の不登校児童生徒数は小学校1,783人(前年度1,713人)、中学校2,948人(前年度2,987人)、計4,731人(前年度4,700人)でした。小学校は12年連続の増加、中学校は人数こそ11年ぶりに減りましたが割合は上がっています。不登校の割合は小学校2.06%、中学校6.28%、小中合計3.54%です。同じ調査では、学校外の民間団体・民間施設で相談や指導を受けた不登校の子が181人いて、そのうち120人(66%)が指導要録上の出席扱いになっています。県内の教育支援センターは41か所(前年度39か所)に増えました。
令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について|群馬県
https://www.pref.gunma.jp/site/houdou/727362.html
群馬県には、フリースクールを探すときに使える公的な一覧が2つあります。1つは群馬県総合教育センターの「県内のフリースクール等」で、2026年5月11日現在で10市26施設の名称・所在地・ホームページ・PR文が載っています(掲載を希望した施設だけなので、載っていない施設もあります)。もう1つは県教育委員会生涯学習課の「フリースクールの紹介」で、県のフリースクール等支援事業補助金の対象になった施設を、運営法人・住所・開所日・料金・学校との連携まで1施設1ページで紹介しています。後者は施設が自分で書いた紹介シートなので、通う前の比較にとても使いやすい資料です。
県内のフリースクール等|群馬県総合教育センター
https://center.gsn.ed.jp/sodan/kyoikusien/page_20251113002203
フリースクールの紹介|群馬県(生涯学習課)
https://www.pref.gunma.jp/page/677767.html
県は2024年度から、不登校の子と保護者のワンストップ相談窓口「心と学びのサポートセンター つなぐん」を開いていて、県教委の資料では不登校を「UniPath(ユニパス)」と呼び、不登校のイメージを変えようというメッセージを出しています。
群馬県と市町村のフリースクール利用料の補助
群馬県の制度(運営団体向け。保護者向けではない)
群馬県教育委員会の「群馬県フリースクール等支援事業補助金」は、フリースクールを運営する団体に対する補助です。2026年度(令和8年度)は補助率2分の1・上限100万円の基本枠と、上限300万円の上乗せ支援枠があり、県内に所在すること、1年以上の活動実績、出席扱いになっている通所者がいること、原則週3日以上平日日中に開所していること、入会金・授業料が明確であることなどが要件です。財源は企業版ふるさと納税による寄附で、県教委が任用した専門人材が施設を回って経営の助言もしています。保護者が申請して利用料の補助を受ける制度ではないので、「県に補助金がある」と聞いて期待しすぎないでください。ただ、この補助を受けている施設は行政の確認を通っていて、上の「フリースクールの紹介」冊子に載っているので、施設選びの手がかりにはなります。
令和8年度群馬県フリースクール等支援事業補助金|群馬県
https://www.pref.gunma.jp/site/hojokin/204472.html
前橋市「教育支援教室等利用者支援事業補助金」(通所交通費の補助)
県内で唯一、保護者に直接お金が出る制度です。ただし補助されるのは利用料ではなく交通費です。前橋市の公式ページ(2026年8月5日更新)では次のとおりです。
- 対象者 前橋市内に住所がある、または前橋市立小中学校への区域外就学が認められている児童生徒の保護者で、生活保護を受けているか就学援助を受けている人(要保護・準要保護世帯)
- 対象施設 前橋市の教育支援教室(にじの家・かがやき・あすなろ・かけはし)と、令和8年度群馬県フリースクール等支援事業補助金の対象施設(フリースクールこらんだむ前橋校、ぱれっと、みらいば、ぐんま里山学校、Small School MIRAI、心スマイルの家、フリースクールこうぇる、学園てぃーだ、NEXTAGE SCHOOL、フリースクールあんしゃ、こらんだむ太田校、まなビバ!シリウス、ありがと学舎)、そのほか市長が認めた施設
- 補助額 自宅から施設までの直線距離1kmごとに50円(1km未満切り上げ)。日額上限500円、月額上限10,000円。交通手段は問わない
- 対象外 入会金・利用料・教材費は対象にならない
- 申請 市立小中学校に在籍していれば在籍校または教育支援教室へ、市外の学校なら青少年支援センターへ。令和8年度の受付は9月1日〜15日、令和9年1月4日〜15日、3月26日〜31日の3回。施設が作る通所記録を添える
- 問い合わせ 教育委員会事務局教育支援課 青少年支援センター(027-212-4039)
教育支援教室等利用者支援事業補助金について|前橋市
https://www.city.maebashi.gunma.jp/soshiki/kyoiku/kyouikushien/oshirase/41572.html
フリースクールまでの交通費の考え方は、こちらの記事でも整理しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/freeschool-kotsuhi/
太田市の制度(運営者向け)
太田市には「太田市フリースクール等民間施設事業費補助金」がありますが、これは市内でフリースクールを運営する非営利法人向け(活動実績2年以上、学校と連携、利用料が低額で運営が困難などの要件。1団体あたり年間上限190万円)で、保護者が使うものではありません。令和7年度の交付先は一般社団法人太田フリースクールあおばと、NPO法人ターサ・エデュケーションのフリースクールこらんだむ太田校です。この補助が施設の利用料を抑える方向に働いているので、太田市内で探すときはこの2施設を押さえておくとよいです。
フリースクール等民間施設事業費補助金|太田市
https://www.city.ota.gunma.jp/page/4566.html
そのほかの市町村
高崎市、伊勢崎市、桐生市、館林市、渋川市、藤岡市、富岡市、安中市、みどり市、沼田市、玉村町、大泉町、邑楽町、吉岡町などの公式サイトを確認しましたが、小中学生の保護者向けにフリースクールの利用料を補助する制度は見つかりませんでした(2026年8月時点)。ネット上のまとめ記事で「太田市・伊勢崎市に保護者向け補助あり」と書かれていることがありますが、公式サイトでは確認できませんでした(太田市の補助は上記のとおり運営者向けです)。
動きはあります。高崎市は2024年12月の市民の声への回答で「フリースクール等を利用する家庭への補助を実施する自治体があることは把握している。今後、子育て支援策の一つとして検討していく」と公式に答えています。邑楽町では2025年6月の町議会で利用料補助が一般質問に出て、学校教育課長が「公平性や財政面など課題も多く、現時点では慎重に対応すべき」と答弁しました。渋川市議会は国に対して不登校の子の多様な学習機会のための経済的支援制度の確立を求める意見書を出しています。年度替わりで新設されることがあるので、最新情報は必ずお住まいの市町村の公式ページか教育委員会でご確認ください。
フリースクールでの学びは出席扱いになりうる
フリースクールや自宅での学習は、一定の要件を満たせば在籍校の出席として認めてもらえます。文部科学省が要件を示しており、最終的には在籍校の校長先生が判断します。
不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)|文部科学省
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422155.htm
群馬県の調査では、民間施設で相談・指導を受けた不登校の子の66%が出席扱いになっています。県の補助金の要件にも「出席扱いになっている通所者がいること」が入っているので、県の紹介冊子に載っている施設は出席扱いの実績がある施設です。この記事で紹介する施設にも、公式サイトで「学校の出席扱いを希望する方のほとんどは認められています」「多くの学校より出席扱いを頂いております」「館林市では在籍校での出席扱いとなります」と書いている施設があります。見学のときに、在籍校への報告をしてもらえるか、出席扱いの実績があるかを必ず聞いてみてください。 出席扱いの3つの要件はこちらの記事で解説しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/shusseki-atukai/
まだ外に出るのが難しい、近くに通える場所がないという方へ
一覧に入る前に、先にお伝えしたいことがあります。
群馬県は施設が前橋市・高崎市とその周辺に集まっていて、吾妻郡の町村、利根郡の町村、多野郡・甘楽郡、邑楽郡の多くの町など、公式サイトで運営・所在地・料金まで確認できる通所型の施設が見つからなかった市町村がたくさんあります。藤岡市や安中市、みどり市、玉村町のように人口の多い市町でも、公式サイトで確認できる通所型の施設は見つかりませんでした。北毛や吾妻からだと、通える施設まで車で片道1時間近くかかることもあります。それはご家庭の努力が足りないという話ではまったくありません。 そして、まだ家から出るエネルギーがない時期のお子さんも少なくありません。「通う場所を探す」より前の段階があっていいんです。
そういう場合の選択肢として、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」があります。自宅にいながら、ネットの先生(担任)が伴走し、学習や生活リズムをサポートします。2018年の開校からこれまでに2000人以上の不登校の子どもたちを支えてきた実績があり、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いとなる仕組みも整っています。
学習面ではAIサポートを取り入れているのも特徴です。生徒一人ひとりにカスタマイズされた学習AIが、わからない場面で答えをすぐに教えるのではなく、ヒントを出しながら一緒に考えてくれます。学習以外の用途には使えないフィルタリング設定があるので、安心して使えます。
クラスジャパン小中学園の詳細はこちら
https://www.cjgakuen.com/
近くに通える場所がない地域での考え方は、こちらの記事にもまとめています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/freeschool-chikakuninai/
群馬県のフリースクール(市区町村別)
市区町村ごとに1か所ずつ紹介します。順位をつけたものではありません。運営・所在地・対象年齢・料金は各施設の公式サイトで執筆時点に確認できたもので、確認できなかった項目は「要お問い合わせ」としています。料金は税込・税別の表記がそろっていないものもあるので、通う前には必ず各施設に直接ご確認ください。中毛から北毛、東毛、西毛、利根の順に並べています。
前橋市
フリースクールこらんだむ 前橋校
運営: NPO法人ターサ・エデュケーション
所在地: 前橋市表町2丁目3-6 前橋第一ビル4階
対象年齢: 小学生(6歳)〜高校生(18歳)で、本人が入会を希望していること
料金: 入会金50,000円、会員コース月33,000円、準会員コース月12,000円、各コースとも別途施設整備費月2,000円・冷暖房費月2,000円、体験費3,000円(3回まで)。ひとり親家庭等の減免制度あり
2016年に開校した、公式サイトで「群馬県で初めて開校したフリースクール」とうたう施設で、前橋駅から近い表町のビルにあります。開所は10時〜15時、水曜と土日祝は休み(水曜は個別指導の「こらんだむ学習塾」を開校)。公式サイトには、子どもが安心して自由に過ごせる居場所づくりを最も大切にしていて、話す・学習する・プログラムに参加する・遊ぶ・何もしないも含めて過ごし方を自分で決めること、児童心理や発達の研修を受けたスタッフがいること、地域の企業や団体と連携した就業体験やボランティア活動、全員参加のミーティングがあることが書かれています。出席扱いについては「在籍する小・中学校の校長が認めれば、フリースクールに通うことも出席扱いとしてカウントされます。フリースクールこらんだむに所属しているご家庭で、学校の出席扱いを希望する方のほとんどは、出席扱いとすることを認められています」とあり、在籍校へ毎月活動報告書を提出しています。前橋市の交通費補助の対象施設です。
公式サイト: https://www.korandom.com/
高崎市
ぐんま里山学校
運営: 特定非営利活動法人ぐんま里山学校
所在地: 高崎市上室田町2591
対象年齢: 主に小学生・中学生・高校生
料金: 入会金30,000円。定期会員は週1日15,000円、週2日23,000円、週3日31,000円、週4日37,000円、週5日41,000円(いずれも月額)。日帰り利用は1日6,000円(入会金不要)。初回体験無料
高崎市北西部の里山を舞台にした、月〜金曜(祝日休み)9時30分〜15時30分開所のフリースクールです。公式サイトには、野菜作りや生き物の世話、火起こし、川遊びといった自然体験と、パソコン学習・動画編集・楽器演奏・eスポーツ部・基礎学習を組み合わせること、朝のミーティング→里山ワークタイム→自由な学び・マイプロジェクト→振り返り日記という1日の流れ、通信制高校と連携して高校卒業まで対応することが書かれています。安中榛名駅からの送迎のほか、元総社・新前橋・群馬八幡・安中方面などへの送迎バスも始めていて、高崎市街地や前橋・安中からも通える立地です。出席扱いについては「在籍校と連携が可能であれば出席扱いになることもあります」「基本的に定期利用の子どもは、認めて頂ける学校が多くなってきています」という記載があります。県の補助金対象施設で、前橋市の交通費補助の対象にも入っています。
公式サイト: https://school.satoyama.site/
渋川市
フリースクール まなびえ
運営: NPO法人まなびえ
所在地: 渋川市半田1834-37
対象年齢: 小学生〜高校生
料金: 入会金無料・保険料込み。週1回コース月10,000円、週2回コース月19,000円、週3回コース月28,000円(教材費・特別体験費は別途案内の場合あり)
渋川市を拠点に、フリースクール・子ども食堂「みんなのえんがわ」・第三の居場所「渋川ロビー事業」の3つを運営するNPOのフリースクールです。公式ページによると開校は月・火・木曜の週3日、9時〜15時、定員20名の少人数制。「そのままを尊重する」「体験から学ぶ」「地域で育てる」の3つを約束に掲げ、パン作り・書道・田んぼや泥遊びの自然体験・古民家での活動など、五感を使う体験を中心にしています。「不登校支援」ではなく「地域の中で育つ、もうひとつの学び場」と位置づけていて、学校に通いながらの利用や渋川市以外からの参加も歓迎と書かれています。代表理事は4人の子の父で、長男の不登校をきっかけに活動を始めた人です。独自ドメインのホームページはなく、法人の公式ページは下のURLです。出席扱いについての記載は公式ページにないので、見学時に確認してください。
公式サイト: https://gamma.app/docs/nnj3tdcgiko5r80
伊勢崎市
学園てぃーだ
運営: 要お問い合わせ(代表 根岸氏。公式サイトに法人名の記載なし)
所在地: 伊勢崎市国定町一丁目144-5
対象年齢: 小学3年生〜高校3年生
料金: 小学生・中学生は入会金50,000円、通常校時月30,000円、放課後タイム月10,000円。高校生は入会金30,000円、通常校時月20,000円。チケット会員は入会金10,000円・通常校時10回分30,000円。教材費・プロジェクト実費は別(会費は2022年度入会生徒分と明記。変更の場合あり)
県内の小中学校で7年間教員をしていた代表が伊勢崎市に立ち上げたフリースクールで、JR国定駅から自転車で10分少々です。公式サイトには、1日の始めと終わりに円になって対話する「サークル対話」、学年にとらわれず自分で決めた部分から自分のペースで進める基礎学力の時間、午後の探究タイム、15時〜17時の放課後タイムという日課が載っています。出席扱いについては「現在通っている学校に在籍しながら、通学は学園てぃーだへ!という形になります。所属校の校長先生が、当学園で行った活動について判断し、学園てぃーだでの学びを学校の出席として認定する形となります」とあります。県の補助金対象施設で、前橋市の交通費補助の対象施設でもあります。開所曜日は公式サイトに明記がないので、問い合わせのときに確認してください。
公式サイト: https://schooltida.info/
太田市
フリースクールこらんだむ 太田校
運営: NPO法人ターサ・エデュケーション
所在地: 太田市高林東町1302 太田市南ふれあいセンター小会議室内
対象年齢: 小学生(6歳)〜高校生(18歳)で、本人が入会を希望していること
料金: 入会金50,000円、会員コース月33,000円、準会員コース月12,000円、体験は3回まで無料。太田市民は割引あり(要問い合わせ)。ひとり親家庭等の減免制度あり
前橋校と同じNPOが、太田市の南ふれあいセンター内で開いているフリースクールです。開所は10時〜15時、木曜と土日祝は休み。運営方針は前橋校と同じで、子どもが過ごし方を自分で決める居場所づくりを最優先に、学習や体験プログラム、全員参加のミーティングを行い、在籍校へ毎月活動報告書を提出しています。太田市の「フリースクール等民間施設事業費補助金」(運営者向け)の令和7年度交付先で、公式サイトには「太田市民の方は割引があります」と明記されているので、太田市内にお住まいなら実際の負担額を問い合わせてみてください。太田市にはもう1か所、同じく市の補助を受けている一般社団法人太田フリースクールあおば(石橋町、平日10時〜15時の自由登校制)もあります。
公式サイト: https://www.korandom.com/
桐生市
フリースクールあんしゃ
運営: 特定非営利活動法人un chat
所在地: 桐生市新里町武井712-1(社会福祉法人広済会敷地内。2025年10月1日に新里町鶴ヶ谷の「赤い電車」の教室から移転)
対象年齢: 小学生〜高校生
料金: 入会金35,000円(年・税込)、週1回13,500円、週2回22,000円、週3〜4回33,000円(いずれも月額・税込)。入会金と月額以外の料金は発生しない(課外学習・修学旅行などは参加の場合実費)。体験は1週間無料
2021年に桐生市新里町で「赤い電車の学校」として始まり、2023年4月に特定非営利活動法人になったフリースクールです。建物の老朽化で2025年10月に同じ新里町の新拠点へ移転したので、県の一覧にある旧住所(鶴ヶ谷)に行かないよう注意してください。開校は令和6年度から月・火・水・木曜の9時〜15時30分。公式サイトには「大人はあれこれと提案せず、その子から自発的に出てくるまで見守っている」という方針、学年や興味に合った学びを一緒に考えること、学校との併用ができること、経済的に困っている世帯は相談できることが書かれています。出席扱いについては「教育委員会や学校のご協力により、多くの学校より出席扱いを頂いております」という記載です。県の補助金対象施設で、前橋市の交通費補助の対象にも入っています。
公式サイト: https://freeschoolunchat.com/
館林市
ありがと学舎
運営: 一般社団法人館林くらしとあそびの研究所
所在地: 館林市堀工町1630-1(ありが堂)
対象年齢: 小学1年生〜中学3年生(未就学児は相談)
料金: 入会金30,000円(税込)、1日利用料2,000円(税込・昼食代込み)。体験は初回無料、2・3回目3,000円
学童クラブも運営する館林市の一般社団法人が、東武伊勢崎線茂林寺駅近くの「ありが堂」で開いているフリースクールです。開所は月・水・金曜の10時〜15時。公式サイトには、畑しごと・調理・裁縫・クラフトなどの体験を通じて「大人ができることは、種をまくことだけ」という考え方で子どもが自分の好きを追究すること、一人ひとりの時間の流れを保障することが書かれています。出席扱いについては「来所時の様子をお子さまの在籍校へ月1回報告しています。館林市では、当フリースクールに通われますと在籍校での出席扱いとなります(自治体により異なる場合がありますので、ご希望の場合はご相談ください)」とあります。1日2,000円の都度払いなので、週1日から始めやすい料金体系です。県の補助金対象施設で、前橋市の交通費補助の対象施設でもあります。
公式サイト: https://tatekura2020.com/arigatogakusya/
大泉町
Liberigo(リベリーゴ)フリースクール
運営: 要お問い合わせ(Human Care Office K&L。公式サイトに法人名の記載なし)
所在地: 邑楽郡大泉町(詳細は要お問い合わせ)
対象年齢: 小学生・中学生(高校生は要相談)
料金: 1日(10時〜14時)4,000円、半日2,000円、入会金なし。利用前に初回相談(60分5,500円)が必要
精神保健福祉士・公認心理師・教諭免許を持つスタッフが、心理カウンセリング「Konsoli」や発達支援と並ぶ事業として大泉町で開いているフリースクールです。開室は火・木曜の10時〜14時。公式サイトには、学力向上が目的ではなく個々のペースに合わせること、1日のスケジュールはあるがすべてに参加する必要はなく、個々で過ごしたい希望があればスタッフと話し合ってその日の過ごし方を決めること、コミュニケーションのためのグループ活動と自由な活動、学習が心配な子にはその子に合った学習方法を一緒に考えることが書かれています。出席扱いについては「学校との連携をご希望であれば、学校と情報の共有なども行います(出席日数のカウントなど)」とあり、主治医がいる場合は医療機関との連携も行うとしています。週2日・午後2時までの開室なので、ほかの施設や在宅学習と組み合わせる使い方が現実的です。所在地は問い合わせ後に案内される形です。
公式サイト: https://www.humancare-konsoliberigo.com/liberigo/
富岡市
おやこフリースクール
運営: 要お問い合わせ(主催: おやこ心理相談室。公式サイトに法人名の記載なし)
所在地: 富岡市星田383
対象年齢: 12歳〜20歳くらい(中学生・高校生・大学生・専門学生)
料金: 月額55,000円(諸経費・税込み。18歳以上は77,000円)。入会金・設備費なし。初回インテイク面接(見学込み)10,000円/60分が別途必要
2013年開設のおやこ心理相談室が2020年に開いた「おやこ心理スクール」の中のフリースクールで、臨床心理士・公認心理師が常駐しています。開校は月・水・金曜の9時〜12時(1か月12回まで)で、午前中だけの短時間設定です。公式サイトには、時間割も校則もなく来る・帰る時間は自由であること、少人数に限定して開いていること、ICTを使った学習のサポート、心理検査や学校との連携にも対応することが書かれています。出席扱いについては「文部科学省の指導にもとづき、所属している学校へ出席扱いの認可を申請します」とあります。対象は12歳からなので小学生は対象外です。富岡市にはほかに小学生向けのオルタナティブスクール「ゆずり葉学舎」(黒川)もありますが、公式サイトで料金と運営法人が確認できなかったため一覧には載せていません。
公式サイト: https://oyako-school.com/
沼田市
フリースクール みんなの居場所 uchiサポ
運営: 社会福祉法人久仁会(医療法人大誠会 内田病院のグループ法人)
所在地: 沼田市久屋原町357-5
対象年齢: 利根沼田地域の学校に行けず困っている小学生・中学生・高校生および準ずる年齢(地域外は要相談)
料金: 通年利用は基本利用料月10,000円+日利用料1,000円×回数(例: 月12回で22,000円)。短期利用は日利用料3,000円×回数(5回まで)。お試し利用1回1,000円(2回まで)。兄妹割引あり
公立小中学校で35年教員をした人が内田病院グループに入り、2023年9月に開設した「利根沼田初の民間が創った第3の居場所」(公式サイトの表現)です。開所は月〜金曜の9時〜16時、1日の定員は3〜5名の少人数制。公式サイトには、1日の流れややるべきことは決めず、勉強・読書・絵・ゲームなど本人の興味を尊重すること、スタッフは元教師・学生・不登校経験者・保護者など多職種で、必要に応じて病院や医療福祉機関・専門家につなぐこと、不登校や発達のことについての無料相談を何回でも受けられることが書かれています。料金は「全国平均の7割程度」に設定したとあります。沼田市・みなかみ町・片品村・川場村・昭和村の利根沼田地域で、公式サイトから内容と料金を確認できた唯一の通所型フリースクールです。出席扱いについての記載は公式サイトにないので、見学時に確認してください。
公式サイト: https://uchisapo.jimdofree.com/
掲載していない市区町村について
藤岡市、安中市、みどり市、玉村町、邑楽町、板倉町、明和町、千代田町、吉岡町、榛東村、甘楽町、下仁田町、中之条町、東吾妻町、みなかみ町、草津町、嬬恋村、長野原町、高山村、昭和村、川場村、片品村、上野村、神流町、南牧村については、公式サイトで運営・所在地・対象年齢・料金のほとんどを確認できる通所型のフリースクールが見つからなかったため載せていません。確認できないものを推測で載せることはしていません。 藤岡市鬼石のNPO法人百の森学園(小学生向けのオルタナティブスクール)や富岡市のゆずり葉学舎のように活動は確認できても公式サイトで料金まで確認できなかった施設、玉村町の居場所「ふらっと♭」のように公式サイトがない施設、吉岡町や藤岡市の週1回・月1回の居場所や学習支援は見送りました。みどり市の「なごみ教室」、安中市の「せせらぎの家」、玉村町の「ふれあい」は市町の教育支援センターで、民間のフリースクールではありません。
この記事は1市区町村1か所に絞っているだけで、前橋市内にはフリースクールみらいば(一般社団法人みらいのいばしょ研究所)やぱれっと前橋校、高崎市内にはスズラン高崎店4階のキッズスペースそれいゆ、フリースクールこうぇる、Small School MIRAIなど、県の一覧や紹介冊子に載っている施設がほかにもあります。渋川市にはぱれっと渋川校(一般社団法人Portal。県の紹介冊子で入会金なし・週1回8,800円〜と確認できます)、館林市にはまなビバ!シリウス、桐生市にはNEXTAGE SCHOOLもあります。新設や移転、料金の改定で情報が変わることがあります。通う前には必ず公式サイトと直接のお問い合わせで最新の情報を確認してください。掲載がない地域でも、市町村の教育支援センター(適応指導教室)に相談できます。県内には41か所あり、まずは教育委員会か在籍校に聞いてみてください。
掲載のない地域にお住まいの場合も、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」なら地域を問わず自宅から利用できます。ネットの先生(担任)が伴走し、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになった実績も多数あります。2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちをサポートしてきました。
https://www.cjgakuen.com/
まとめ。フリースクールは合うかどうかで選んでいい
フリースクールは、施設の優劣で選ぶものではありません。お子さんとの相性で決まります。 この一覧を見るだけでも、里山で過ごす学校、駅前のビルの居場所、病院グループが開いた少人数の家、臨床心理士が常駐する午前だけの教室、1日2,000円の都度払いの学び舎、入会金無料で週1回1万円からのNPOと、形は本当にさまざまです。
だから、見学して決めていいし、複数を並行して検討していいし、通ってみて合わなければ変えていいんです。公的な教育支援センターとの併用もできます。
今日できる一歩としては、気になる施設を1つ選んで、「見学はできますか」「在籍校への報告はしてもらえますか」の2つだけメールかLINEで聞いてみてください。前橋市にお住まいで就学援助や生活保護を受けているご家庭なら、通所を始めたら施設に「通所記録を書いてもらえますか」と伝え、9月・1月・3月の受付期間を忘れないようにしてください。それ以外の市町村でも、高崎市のように検討が始まっている自治体があるので、教育委員会に「フリースクールの利用料補助の予定はありますか」と一言聞いておくと、制度ができたときに気づけます。候補が1つもなければ、在籍校に「教育支援センターはどこにありますか」とだけ聞くところから始めて大丈夫です。
僕自身、不登校の当時に通ったフリースクールで、学校の外にも自分の居場所があると知れたことが大きな支えになりました。
「うちの場合はどう進めればいい?」という段階でも大丈夫です。まずは話を聞いてみるだけでも、気持ちが少し軽くなるはずです。僕の公式LINEでは不登校に関する情報発信や無料相談を行っています。
小幡和輝の無料LINE相談はこちら
https://www.obatakazuki.com/lp
よくある質問
群馬県にフリースクールはいくつありますか?
群馬県総合教育センターが公表している「県内のフリースクール等」の一覧には、2026年5月11日現在で10市26施設が載っています(掲載を希望した施設だけなので、載っていない施設もあります)。県教育委員会生涯学習課の「フリースクールの紹介」には、県の補助金の対象になった12施設が運営法人・料金・開所日まで紹介されています。この記事では10市町(前橋市・高崎市・渋川市・伊勢崎市・太田市・桐生市・館林市・大泉町・富岡市・沼田市)について、公式サイトで運営・所在地・対象・料金が確認できた施設を1か所ずつ紹介しています。
群馬県でフリースクールの利用料の補助はありますか?
保護者が直接使える利用料の補助は、県にも市町村にも2026年8月時点で確認できませんでした。県の「群馬県フリースクール等支援事業補助金」(補助率2分の1・上限100万円、上乗せ枠300万円)と太田市の「フリースクール等民間施設事業費補助金」(年間上限190万円)は、どちらも運営団体向けです。保護者向けでは、前橋市の「教育支援教室等利用者支援事業補助金」が、生活保護または就学援助を受けている世帯を対象に、対象施設までの通所交通費を1kmあたり50円・日額上限500円・月額上限1万円で補助しています(利用料・入会金・教材費は対象外)。高崎市は「今後検討」、邑楽町は「現時点では慎重に対応」と公式に回答しています。
フリースクールに通うと学校の出席扱いになりますか?
一定の要件を満たせば、フリースクールでの学びを在籍校の出席として認めてもらえます。文部科学省が要件を示しており、最終的な判断は在籍校の校長先生が行います。群馬県教育委員会の2024年度の調査では、民間団体・民間施設で相談や指導を受けた不登校の子181人のうち120人(66%)が指導要録上の出席扱いになりました。この記事で紹介した施設にも「学校の出席扱いを希望する方のほとんどは認められています」「多くの学校より出席扱いを頂いております」「館林市では在籍校での出席扱いとなります」と公式に書いている施設があります。見学のときに、在籍校への報告をしてもらえるかを確認してみてください。
