不登校でも英検や漢検は受けられるのか。学校を通さないと申し込めないのではないか。そんな不安を持つ保護者の方やお子さんに、最初に結論をお伝えします。英検も漢検も、学校に通っているかどうかは受験資格に関係ありません。個人で申し込めて、学校以外の会場でも受けられます。この記事では、学校を通さない申し込み方と会場の選び方、そして合格を受験と自信の両方につなげる使い方を解説します。
自己紹介が遅れました。小幡和輝と申します。僕は不登校の元当事者です。約10年間学校に行かず、フリースクールで学びました。現在は不登校の専門家として、本の執筆や講演をしながら、2000人以上の子どもたちとご家庭をサポートしています。
不登校でも英検・漢検は受けられる?受験資格に出席は関係ない
英検(実用英語技能検定)にも漢検(日本漢字能力検定)にも、年齢や学校在籍などの受験資格の制限はありません。何日欠席していても、学校に在籍していなくても、受けたい級を自由に選んで受験できます。
申し込みも学校を経由する必要はなく、公式サイトから個人で手続きできます。検定料の支払いはクレジットカードやコンビニに対応しています。日程や検定料は変わることがあるので、申し込み前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
英検公式サイト: https://www.eiken.or.jp/
漢検公式サイト: https://www.kanken.or.jp/
学校で一斉に受ける機会を逃していても、何も失っていません。個人申込という正面玄関が、いつでも開いています。
学校を通さない受け方。会場は3つのタイプから選べる
不登校のお子さんにとって、どこで受けるかは級選びと同じくらい大事です。同級生と顔を合わせる場所を避けたい子も多いからです。受け方は大きく3つあります。
- 本会場・公開会場 協会が用意する一般会場で受ける形です。英検は年3回、漢検も年3回、全国の主要都市で実施されています。受験者は年齢も立場もバラバラなので、同級生と会う可能性はほとんどありません
- コンピュータで受ける形 英検には毎週土日に実施され1日で4技能を測れる「英検S-CBT」が、漢検にもパソコンで受ける「漢検CBT」があります。日程の選択肢が多く、体調のいい時期に合わせやすいのが利点です
- 準会場 塾やフリースクールなどの団体が設ける会場です。通っている場所があれば、慣れた空間と知っている大人のそばで受けられます
「学校で受けなければ」という思い込みさえ外せば、場所も日程も本人に合わせて選べます。朝が苦手なら午後の回、対面が不安ならコンピュータ形式と、組み合わせは自由です。
検定が受験で武器になる場面
英検や漢検の合格級は、高校受験の調査書に記載できる客観的な実績です。学校によっては加点や参考資料として扱われることがあり、扱いは学校ごとに異なるので募集要項での確認が必要ですが、出席日数や内申点に不安がある子にとって、数少ない「自分から積み上げられる持ち札」になります。
面接や作文で「学校に行っていない間、何をしていましたか」と聞かれたとき、「英検3級を取りました。いまは準2級の勉強をしています」と答えられるのは強い。休んでいた期間を、学び続けていた期間として語り直せるからです。
内申点に頼らない受験の進め方は、こちらの記事で解説しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/futoko-naishinten-juken/
不登校中の定期テストとの付き合い方は、こちらの記事で解説しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/futoko-teiki-test/
合格よりも「できた」の場数。自信につなげる使い方
僕は検定のいちばんの価値は、受験対策よりも自己肯定感の側にあると考えています。学校に行っていない期間は、頑張りが形に残る機会がどうしても減ります。そのなかで、申し込んで、勉強して、会場に行って、合格証が届く。この一連の流れは「自分で決めてやり遂げた」という実感を、目に見える形で残してくれます。
僕自身、学校には行っていませんでしたが、クイズ番組や教育テレビで勉強したり、本を読んだりすること自体は好きでした。「信長の野望」という歴史のゲームがきっかけで日本史にハマり、教科書の範囲をはるかに超えた大学生用の分厚い本を読み込んでいた時期もあります。学校の勉強と学びは別物で、興味から入った学びは勝手に進む。検定はその進んだ分に、級という目印を付けてくれる道具です。
だから級選びは背伸びをしないでください。確実に届く級から始めて「できた」の場数を増やすほうが、飛び級で1回失敗するより先につながります。どこから勉強を戻すか迷ったら、学年ではなく単元で戻るのが正解です。詳しくはこちらの記事で解説しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/futoko-manabinaoshi-chugaku/
クラスジャパン小中学園という選択肢
検定に挑戦するとき、家庭だけで難しいのが日々の勉強の伴走です。僕たちが運営するオンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」は、ネットの先生(担任)が一人ひとりに付いて、自宅から自分のペースで学べる場所です。2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちをサポートしてきました。検定のような目標があると、担任との週の計画づくりにも張りが出ます。
学習面では、生徒一人ひとりにカスタマイズされた最先端のAIサポートがあります。答えをすぐ教えるのではなく、ヒントを出しながら一緒に考えるAIなので、英検の長文や漢字の意味調べでつまずいても、そこで止まらずに自力で答えまで辿り着けます。学習以外の用途には使えないフィルタリング設定付きで安心です。一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになる仕組みもあり、検定の実績と出席扱いを両輪にして、受験への不安を減らしていけます。
クラスジャパン小中学園の詳細はこちら
https://www.cjgakuen.com/
まとめ。次回の申込期間を見てみることから
英検も漢検も、不登校かどうかに関係なく、個人で申し込んで学校以外の会場で受けられます。調査書に書ける実績になり、それ以上に「自分で決めてやり遂げた」という実感を残してくれます。
今日できる一歩として、英検か漢検の公式サイトを開いて、次回の申込期間と会場だけ確認してみてください。そして「こういうのがあるんだって。受けるなら何級からがいいかな」と、お子さんに軽く聞いてみる。受ける・受けないを決めるのは、そのあとで十分です。
お子さんを責める必要も、ご自身を責める必要もありません。今日からできる小さな一歩を、一緒に探しましょう。LINEで無料相談を受け付けています。
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よくある質問
不登校でも英検や漢検を受けられますか?
受けられます。英検にも漢検にも年齢や学校在籍といった受験資格の制限はなく、学校の出席状況も関係ありません。公式サイトから個人で申し込めて、学校を経由する必要もありません。
学校以外の場所で受けることはできますか?
できます。協会が用意する本会場・公開会場のほか、英検は毎週土日に実施される英検S-CBT、漢検はパソコンで受ける漢検CBTがあり、日程や形式を本人に合わせて選べます。塾などの準会場で受けられる場合もあります。
英検や漢検は高校受験で有利になりますか?
調査書に記載できる客観的な実績になり、学校によっては加点や参考資料として扱われることがあります。扱いは学校ごとに異なるため、志望校の募集要項で確認してください。実績としてだけでなく、面接で不登校期間の学びを語る材料にもなります。
