不登校の子が行事だけ参加してもいい?修学旅行や運動会は子どもが決めていい

「修学旅行だけは行きたいと言っている」「運動会や卒業式だけ参加させてもいいのだろうか」。不登校のお子さんが行事だけ参加を希望したとき、多くの親御さんが迷います。周りから「ずるい」と言われないか、かえって傷つかないか、心配は尽きませんよね。

結論から伝えます。行事だけの参加はまったく問題ありませんし、参加するかどうかは子ども本人が決めていいことです。行きたい行事があるのは、学校とのつながりがまだ残っている証拠でもあります。

学校に行かなかった期間が、僕にはおよそ10年あります。その間はフリースクールで学び、18歳で起業しました。今は自分が、対面やオンラインのフリースクール、通信制高校の連携施設を運営する側にいます。この記事では、不登校の子が行事だけ参加するときの考え方と、学校への具体的な相談の仕方をまとめます。

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「行事だけ参加はずるい」と言われたら

検索すると「不登校のくせに行事だけ来るのはずるい」という声への不安が多く見つかります。まず知っておいてほしいのは、行事に参加した日は登校した日として出席日数に数えられるという事実です。制度の上で、部分的な参加は正当な登校のかたちです。

「ずるい」という声は、毎日通っている子どもたちの素朴な感情から出ることがあります。ただ、不登校の子は行事の日を楽しみにしながら、同時に「みんなにどう見られるか」という不安と戦っています。遊びに行くのとは全然違う、勇気のいる一歩です。周りの声を理由に、その一歩を止める必要はありません。

心配な場合は、事前に担任の先生へ「クラスでどう受け止められそうか」を相談しておくと、先生がクラスに橋渡しをしてくれることがあります。

参加するかどうかは子どもが決めていい

いちばん大事な原則はこれです。親が「せっかくだから行こう」と背中を押しすぎるのも、「中途半端になるからやめておこう」と止めるのも、決定権が親に移ってしまっています。

前日まで迷っていていいし、当日の朝に「やっぱり行けない」となってもいい。そういう約束で臨むと、子どもは安心して挑戦できます。

僕自身、不登校が始まったころ、朝ランドセルを背負って玄関までは行けたのに、そこから足が動かなくなった経験があります。学校に行ったふりをして、近所の公園でブランコに乗りながら時間が過ぎるのを待っていました。行きたい気持ちと、体が動くかどうかは別なんです。当日行けなくなったとしても、それは「気まぐれ」でも「わがまま」でもありません。

学校への伝え方。部分参加の相談手順

行事の部分参加は、事前に学校と相談しておくとぐっと楽になります。進め方は次の3ステップです。

  1. 日程と参加形態を確認する 連絡帳やメールで「次の行事の日程と、当日だけの部分参加が可能かを教えてください」と聞きます。事前練習や班決めに出られなくても、当日だけの参加を認めてもらえるケースは珍しくありません
  2. 条件を具体的に相談する 「開会式は出ずに自分の競技だけ」「修学旅行は日帰り行程のみ」など、子どもが望む形を具体的に伝えます。修学旅行は費用の支払い期限とキャンセル料の規定も忘れずに確認しておきましょう
  3. 当日キャンセルの扱いを決めておく 「朝の体調次第で欠席する可能性があります」と先に伝えておけば、当日の連絡が気まずくなりません

学校との連絡そのものが負担になっている場合は、連絡の頻度や手段を整えるところから始めるのがおすすめです。負担にならない学校との連絡の作り方はこちらの記事で解説しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/futoko-katei-homon-kotowaru/

行事のあとの反動を見込んでおく

行事に参加できたあと、どっと疲れが出て数日間動けなくなる子は多いです。これは失敗ではなく、大きなエネルギーを使った証拠です。

ここで気をつけたいのが、「行事に行けたなら、次は授業も」と期待をつなげてしまうことです。行事参加はそれ自体がゴールで、登校再開の入り口として扱う必要はありません。期待の圧力を感じると、子どもは次の行事にも行きづらくなります。行けた事実だけを「楽しかったね」で締めて、あとはいつも通りに過ごすのがいちばんです。

行事のない日々の時間の組み立て方は、こちらの記事が参考になります。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/futoko-nitchu-sugoshikata/

明光フリースクールという選択肢

明光フリースクール

行事のような「特別な日」には行けるけれど、毎日の教室はハードルが高い。そんな子には、学校とは別に平日の日中に通える場所を持つという方法があります。

明光フリースクールは、平日の日中に通えるフリースクールです。明光義塾の個別指導がベースにあるので、一人ひとりのつまずきを見つけて、そこから戻る学び方ができます。学習だけでなくプログラミングやeスポーツなどの活動もあり、「学校ではないけれど通う場所」として機能します。行事のときだけ学校に顔を出し、普段はフリースクールで生活のリズムと学習を保つ、という組み合わせ方をしている子も実際にいます。

学校の出席扱いや自治体の補助金対象になる実績も多数あります。出席扱いの3つの要件についてはこちらの記事で解説しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/shusseki-atukai/

新規の校舎もどんどん展開していますので、お近くの教室についてはまずはお問い合わせください。

【明光フリースクール】詳細はこちら
https://freeschool.meikogijuku.jp/

まだ外に出るエネルギーがないお子さんには、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」があります。ネットの先生(担任)が伴走し、自宅から自分のペースで学べます。2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちをサポートしてきました。

学習面では、生徒一人ひとりにカスタマイズされた最先端のAIサポートがあります。答えをすぐ教えるのではなく、ヒントを出しながら一緒に考えるAIなので、わからない場面でつまずかずに答えまで辿り着けます。学習以外の用途には使えないフィルタリング設定付きで安心です。

クラスジャパン小中学園の詳細はこちら
https://www.cjgakuen.com/

まとめ。行事だけの参加も立派な一歩

不登校の子の行事だけ参加は、制度的にも問題なく、出席日数にも数えられます。参加するかどうかを決めるのは子ども本人。前日や当日に気持ちが変わってもいい、という約束が子どもの挑戦を支えます。

今日できる一歩として、連絡帳かメールで「次の行事の日程と、部分参加が可能かどうかだけ教えてください」と担任の先生に送ってみてください。日程がわかるだけで、親子で相談する材料ができます。

完璧な正解を最初から選ぶ必要はありません。迷っている段階の相談こそ歓迎です。ひとりで抱え込む前に、話してみてください。

無料のLINE相談はこちら
https://www.obatakazuki.com/lp

よくある質問

不登校でも修学旅行や運動会など行事だけ参加してもいいですか?

問題ありません。行事に参加した日は登校日として出席日数に数えられます。事前練習に出られなくても当日だけの参加を認めてもらえるケースは珍しくないので、事前に担任の先生へ部分参加が可能か相談しておくとスムーズです。

行事だけ参加すると「ずるい」と言われませんか?

そう感じる同級生がいる可能性はありますが、部分参加は制度上も正当な登校のかたちです。不登校の子にとって行事参加は大きな勇気のいる一歩です。心配な場合は事前に担任へ相談しておくと、クラスへの橋渡しをしてもらえることがあります。

行事の当日に子どもが「やっぱり行けない」と言ったらどうすればいいですか?

責めずに受け止めてください。行きたい気持ちと体が動くかどうかは別の問題です。事前に学校へ「当日の体調次第で欠席する可能性があります」と伝えておけば、当日の連絡も気まずくなりません。

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この記事を書いた人

1994 年、和歌山県生まれ。10年の不登校を経験。不登校当時はフリースクールで学び、その後18 歳で起業。SNS を活用したマーケティングを専門とし、東京2020 オリンピック・パラリンピックでは総フォロワー1000万人以上の公式SNSアカウントを運用。不登校への偏見を払拭し、不登校になっても取り残されない社会を目指し不登校の専門家として活動。オンラインフリースクール『クラスジャパン小中学園』の代表として、これまでに2000人以上の不登校生徒をサポート。著書に『学校は行かなくてもいい/英治出版』『学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方/小学館』など計6冊。講演、メディア出演も多数。

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